【逃げよう】やはり努力は夢中に勝てません【自分の土俵の探し方】

悩む人

努力しているものの、やっぱり夢中になっている人は強いな。
ちょっとだけ才能はあっても、やっぱり好きでやっている人には勝てないのかな。
だからといって、夢中になれるものとかって、特にないんだよな。

といった悩みや疑問を持った方へ向けた記事になります。

この記事を読むメリット
  • 「見極めが大切」ということが改めてわかります。
  • 我慢してがんばることに対して、踏ん切りがつけられます。
  • 「夢中になれるものがない」という方も、夢中になれるものの探し方がわかります。

この記事では「努力」自体を否定しているわけではありません。
「『好きでないこと』や『興味ないこと』を惰性で続ける」という行為に対し、物申しています。

目次

努力は、夢中には勝てない

努力は、夢中には勝てない

先日、このようなツイートをしました。

為末大さんの名言
「努力は夢中には勝てない」

残念かもですが、これが現実
何かに夢中な人って、勝ち負けより「勝ちの先にある何か」を見据えてる

仕事のため生活のため…仕方なしの努力より「自分が夢中になれるものを探す」ことに注力するほうが、長い目で見て幸せかもしれないですね

ツイートの通りですが、やりたくもないものを仕方なく努力するよりも、他にあなたが夢中になれる何かを探しましょう。

言い換えるなら、土俵を変える勇気を持ちましょうということです。

夢中になれるものを見つけてその土俵で戦ったほうが、せっかくの人生、長い目で考たときに幸福度高いんじゃないかなと思うわけです。

的はずれなところで頑張ることに価値はない

的はずれなところで頑張ることに価値はない

もちろん「好きでやっている」のであれば、やめろなんてもちろん言うつもりはありません。

しかし、下記のような言葉があります。

的はずれなところで頑張ることに価値なんてない!

インベスターZ①|三田紀房|講談社

僕自身これには衝撃を受けたし、共感なんですよね。

「好きでもないことを、我慢して惰性で続けている」
「一流になる気がない土俵で、結果を求めずに戦っている」

もしこの記事を読んでいるあなたがこのような状況であれば、基本的にすぐにでもやめた方がいいですよ。意味ないからです。

なぜ意味ないかというと、やりたくもないことを我慢して努力するのは精神的にも消耗しますし、あなたの成長にも繋がらないからです。

「生活、収入のため」なのは重々わかります。

しかし、その我慢はいつまで続きますか?我慢して我慢してがんばって、自分に何か残りますか?その我慢を乗り越えた先に、何が待っていますか?

そして何より自分自身、つまらないじゃないですか。やっぱり「なんだかんだやっていて楽しい」そう思えない限り、ゆくゆく厳しい思いをすることになります。

いちばん大事なのは、あなたの心と体です。もっと自分に正直になりましょう。

・・・・・・・・・

ただもし「好きでなくても一流になれるくらいの飛び抜けたセンス」があるなら、続けてみてもいいかもしれません。

しかしそんな人実際、世の中にいません(マンガの世界にならいますけど)。

「好きこそものの上手なれ」です。どんな天才だったとしても、心から興味がないなら一流になるなんてとうていムリです。現実はそこまで甘くありません。

しかし、見切りをつけられるのは1割以下

しかし、見切りをつけられるのは1割以下

「好きでもないこと、やっていて楽しくないことはやめた方いい」という話をしました。

しかし、実際に行動に移せるのは1割以下だと思っています。

なぜかというと、下記の人間心理が働いているからです。

①現状維持バイアス
②サンクコストの誤謬(ごびゅう)

①現状維持バイアス

基本的に人間は、変化を嫌います。これはご年配の方に限った話ではありません。

変化を嫌う理由は、いま置かれた状況を「安定」と認識しているからです。

つまり「ガラリと状況を変える」=その「安定の損失」みたいなもんです。

もちろん損するのはイヤですよね。だから動かない。そうなるわけですね。

しかし、思考停止で現状維持を選んでいるのはちょっと危険です。

  • 今後のことを考えたときに、今は「現状維持」という選択が本当にベストか。
  • その「現状維持」という選択をすることで、どんなメリットがあるのか。

といったところをしっかり考えていきたいものですね。

②サンクコストの誤謬(ごびゅう)

悩む人

これまで○年もがんばって働いてきたからなぁー。
さんざん道具にお金かけちゃったからなぁー。

もったいないなぁー。

みたいに考える人は、サンクコストの誤謬(ごびゅう)にとらわれています。「サンクコスト効果」とも呼ばれます。

サンクコストとは、簡単に言うと「もう戻ってこないもの」のことです。「これまで、あるモノやコトに費やした時間やお金」とかですね。

「サンクコストの誤謬」とは、そのサンクコストにとらわれて、合理的な判断ができなくなる現象のこと。わかりやすくいうなら、「もったいない病」です。

例えるなら、下記みたいな感じです。

(例)
・映画超つまんないけど、もうお金払っちゃってるから、仕方なく最後まで見よう
・食べ放題で同じ金額払ってるんだから、元をとる勢いで食べなきゃ損だ


映画がつまらないならすぐにでも帰ったほうが合理的です。
どうせ払う金額が同じなら、無理しないほうが合理的です。

「もったいない」という思考は捨てて、今後のお金と時間を確保するための選択をしたいものですね。

サンクコストはもう、どうあがいても戻ってこないのですから。

・・・・・・・・・

なお心理作用をまとめた記事も過去に出していますので、ぜひ。上記のサンクコストも入っています。

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「夢中」の見つけ方

「夢中」の見つけ方
悩む人

でも自分は夢中になれるものとか特にないです。

であれば、「やりたくないことを明確化する」のがおすすめですよ。

夢中になれることは誰にでも、何かしらあります。

具体的にいうと、たぶん「夢中になれるものがない」んじゃなくて「自分が夢中になるものでお金なんか生めそうにない」ということです。

夢中になれることがあったとしても、SNS鑑賞とかネットサーフィン…といった感じでしょうか。確かにそれらを眺めているだけでは、どうがんばっても収益化は見込めません。

そういう人におすすめなのが「やりたくないことリスト」を作ってみること。

「やりたくないこと」を明確にしていき、それを避けつつ、自分にできそうなことを見つけていくといった具合です。

やりたくないことを明確化してちゃんと避けていけば、ゆくゆく「やってて苦じゃないこと」に辿り着くはずです。

ぜひそこを目指してください。

以前、これについて記事にしたことがあるのでこちらもどうぞ。

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まとめ

記事の内容をまとめます。

  • 的はずれな場所で頑張ることに価値はない
  • 土俵を変える勇気を持とう
  • どんな形であれ、「楽しい」と思えるかが大事
  • 現状維持するなら、そのメリットを考えよう
  • サンクコストにこだわるより、今後のお金と時間を確保しよう
  • やりたいことより、やってて苦じゃないことを目指そう

以上、「結局、『努力』は『夢中』に勝てない話」でした。

冒頭でも述べましたが、努力すること自体に否定をするつもりはありません。

しかし、あなたがしているのは「努力」でしょうか?「我慢」ではないでしょうか?

または、その努力は「楽しい」と思えるものでしょうか?

的はずれな土俵で的はずれな努力や我慢をしている人は、フットワークを軽くして、次の土俵に挑戦するのも賢明な選択です。

自分の心と体を大事にしつつ、自分が活躍できる土俵を見つけていきましょう。

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