【現実…】上司になりたくないなら、早めにやめましょう

上司という立場になりたくない

これ以上、責任がのしかかるのがイヤだな

上司になるくらいなら、早めにやめてしまいたい

セクハラ・パワハラとか、上司ってだけで悪者扱いされそう

このようなお悩みをもった方へ向けた記事になります。

この記事を読むメリット
  • 望まないまま時間が経って上司になる、を避けられます
  • 「昇進を辞退すること」のデメリットがわかります
  • 重要な決断のためのひとつの考え方として、参考になります
目次

【現実…】上司になりたくないなら、早めにやめましょう

【現実…】上司になりたくないなら、早めにやめましょう

先日、このようなツイートをしました。

「上司になりたくない」
そう思っているなら、やめた方がいいと思う

悩む理由は色々かと思いますが「会社の価値観に共感できない」ことに変わりはないですよね

昇進は、おめでたいことです
我慢して上司になる=本当は結婚したくない人と結婚するようなものです

最終的に決めるのは、あなた自身です

上司になりたくないなら、早めにやめることをオススメします。

本来、昇進は喜ぶべきものです。

昇進を断れず言われるがまま昇進するなんて、言ってしまえば「結婚したくない人と結婚するようなもの」ですよ。

やめた方がいい理由

やめた方がいい理由

やめた方がいい理由は、下記の3つです。

①「価値観に共感できてない」ということだから
②責任だけが増えるから
③悪者扱いされやすいから

①「価値観に共感できてない」ということだから

これがいちばん大きく、重要な理由です。

「上司になりたくない」と思っている=「会社の価値観に共感できてない」

ということです。

「上司になりたくない」気持ちの背景には、人間関係であれ、仕事内容であれ、待遇であれ…

原因は色々あるかと思いますが、とにかく何かしら会社の価値観に不満がある、ということです。

でもその「会社の価値観」ってよくも悪くも、紛れもなく「今いる社員のみんなが試行錯誤を繰り返して築き上げてきたもの」に他ならないんですよね。

その価値観を変えよう!となると、一筋縄ではいかないというか…よほど精神力やカリスマ性がない限りたぶんムリです。ベテラン上司たちにもプライドがありますからね。

会社の価値観に100%共感してなくても、その価値観にある程度の許容がある人なら昇進を喜ぶものです。実際、昇進することで収入が上がったり、世間的なステータスにはなったり…といったメリットはありますからね。

ところが価値観に一切共感できないし許容できない、昇進を全く喜べない。

このレベルとなると、もはや昇進するorしない以前に、その状態でその会社に居続けるということ自体に疑問符がつきます。

なので、どっちにせよやめた方が賢明なのでは?となるわけです。

②責任だけが増えるから

「上司になる」という選択をすることで、責任だけが増える可能性もあります。

責任が増えて何が大変かというと、周りからの風当たりです。

「もう上司なんだからさぁ」
「しっかりやろうよ、リーダーでしょ!」

みたいに、余計な一言を加えられる可能性はグッと高まります。

それに上司になるということは、ある程度仕事も覚え、周りの社員とも打ち解け、信頼もされているという証拠です。

だからこそベテラン上司たちと、部下たちからの板挟み状態になったり、時には無茶を言われる可能性も十分にあります。なので仕事にもよりますが、「昇進したて」の人はやはり苦労します。

「そんな苦労だって、きっとやりがいに変えられる」
「体と精神を壊さない自信なら、自分にはある」

そういったポジティブな人なら、上司になってみるのもいいかもしれません。

③悪者扱いされやすいから

人から嫌われるのがイヤな人、いい意味での図々しさがない人、気遣いな人…。

このような繊細な人が「上司」になると、かなりシンドイです。

上司は基本的に、嫌われるポジションだからです。

下記のように、世間的にもなぜか「上司」というひとくくりで悪者扱いされるイメージもありますよね。

(例)
セクハラ上司
パワハラ上司
上司がウザい
飲み会めんどい上司

またセクハラ・パワハラに関してですが、現代では「言った言わないではなく、受け手がどう捉えるか」という傾向にシフトしています。まぁ当然といえば当然ですよね。

これまで他人事と思っていた人や、守られてる感に安堵していた部下のみなさん。いざ上司の立場になるとこれは他人事ではなくなりますよ。

なにか指示をする際は言い方に細心の注意を払う必要があるし、なにか雑談をする際にも内容やタイミングなど気を遣わなければなりません。

会社にもよりますが、部下が何か不満を口にしたとき、真っ先に矛先が向けられるのは上司だったりします(※会社にもよりますが)。

なので「嫌われる覚悟」と、「細かなことは気にしない図々しさ」に自信のある人は、上司に向いているかもしれません。

辞退もありだけど、デメリットあり

辞退もありだけど、デメリットあり

「それでも会社を辞めたくはない」
「別に辞めなくても、昇進を断ればいいじゃん」

と思う方もいるかと思います。

確かにパッと思いつく限りでは、辞めずに昇進さえ避けられれば一番なのかもしれません。

しかし、昇進を辞退することによるデメリットもあります。下記の2点です。

①「思考停止の現状維持」になる
②今後の昇進も困難になる

①「思考停止の現状維持」になる

「昇進を辞退する」ということは、「退職の決断の先延ばし」ともいえます。

つまり「思考停止の現状意思」という選択をすることと同じです。

今後の未来を考えた上で、現状維持のメリットが最も大きいのが明確なのであれば問題ありません。

しかし、意味のない現状維持は「衰退」への第一歩です。

現状を維持するメリットが明確じゃないなら、

「上司になってこれまで以上に仕事を頑張るか」
「見切りをつけて土俵を変えるか」

諦めとけじめをつけて、上記どちらかをはっきりさせた方がいいでしょう。

それに一度昇進を断ると、「今後もし仮に昇進したくなってもそのチャンスは中々ない」ことを心得ておいた方がいいでしょう(後述します)。

なので昇進を辞退し仕事を続けると、今後もなおさら変わらない状況で歳をとることになります。それが「幸福度の高い選択」とはどうしても思えません。

それで結果的に嫌になりゆくゆくやめるのであれば、早いうちの方がいいですよ、という話です。

そもそも昇進を素直に喜べない会社なのであれば、現状維持のメリットはないと考えて差し支えありません。

②今後の昇進も困難になる

一度昇進を断ってしまうと、仮に今後もし気が変わり「昇進したい」となっても、昇進することは難しくなります。

あなたの他にも昇進を狙う人がいます。

あなたがもし上司になるチャンスを断れば、当然その他の人や若い部下にチャンスが舞い込むことでしょう。

「昇進を断る」ことを安易に考えていませんか?「昇進するかどうか」は大事なけじめのひとつです。

安易に断って、気が変わって「やっぱ上司になりたいです」ではもちろん通用しません。世の中そこまで甘くはありません。

それくらい「上司になることを断る」のは重要なけじめ。

なのでなかなか決断ができない人にとってはエネルギーを使いそうなので、その点デメリットとなるでしょう。

また調べたところ、昇進を辞退する理由によっては解雇になってしまう会社もあるようです。そのあたりは各自、会社の就業規則を確認してみてください。

まとめ

記事の内容をまとめます。

  • 上司になりたくない=価値観に共感できない。なので、辞めたほうがいい。
  • 仕事の責任はもちろん、周りからの風当たりも強くなる。
  • 基本的に上司は嫌われるポジション。気遣いで嫌われたくない人はシンドイ。
  • 思考停止で辞退すると、衰退の可能性があり危険。
  • 一度断ると今後の昇進も厳しい。続けるorやめる、はっきりさせたほう吉。

以上、「上司になりたくないなら、早めにやめましょう」でした。

会社に勤めていて、昇進の話が舞い込んでくるなんて、本来幸せだし、おめでたいことです。祝福に値することです。

役職がつくことで身がしまるような気持ちになるし、より一層がんばろうというモチベーションにも繋がるでしょう。

社会的な信頼にも繋がり、少なからず収入面にも変化があらわれる、そんなメリットもたくさんあります。

けど、それは自分が勤めている会社の価値観にある程度の共感があり、仕事にやりがいを感じている場合に限ったこと。

昇進は、すべての人が心から喜べることではないのが現状です。

もし、「上司になりたくない」という気持ちで働いているのであれば、今後のことも考えて見切りをつけるという決断をすることも大切です。

昇進についてのお話を持ちかけられる日は、もう間もないかもしれません。

自分自身と、そして会社としっかり相談したうえで、最後は自分の直感も信じて、今後のためのよりよい人生のための最良の決断ができることを心から祈っています。以上です。

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