エンジニアって、質問しても教えてくれなくない?
いつも何言っても、冷たく突き放される。
ピリピリしてて怖いし、質問できない。
どうしたらいいの?
このようなお悩みを持った方へ向けた記事になります。
以下、先日のツイートです。
【エンジニア】
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) July 28, 2022
質問答えてもらえないのは、質問者に原因ありかも
質問のコツはまず、結論から簡潔に述べる
具体的には、以下を明確に
①何しようとしてるのか
②何が知りたいのか
③どんな環境なのか
④どんなことを試したか
⑤どんな結果になったのか#駆け出しエンジニアと繋がりたい
【エンジニア】
質問答えてもらえないのは、質問者に原因ありかも質問のコツはまず、結論から簡潔に述べる
具体的には、以下を明確に①何しようとしてるのか
②何が知りたいのか
③どんな環境なのか
④どんなことを試したか
⑤どんな結果になったのか
- エンジニアが、質問に答えてくれるようになります。
- エンジニアのみならず、ビジネスパーソンとしての質問力が身に付きます。
【周りが冷たい…】新人エンジニアが質問できない原因と対策
わからなかったら、質問してね。
というわりに、質問したらめちゃくちゃ冷たい。
こういったケースは、新人エンジニアにはとくに多いと思います。
周りが冷たい原因は、たしかに周りにもあります。
しかし、あなた自身がその原因を作っている可能性もあります。
本記事では、新人エンジニアが質問できない原因と対策をまとめました。
質問しても冷たくされて気が滅入っている方、ぜひ参考にしてください。
質問しても冷たくされる原因
質問しても冷たくされる原因として、大きく以下の5つが挙げられます。
その①:質問が下手だから
その②:試行錯誤が甘いから
その③:エンジニアは専門職だから
その④:単に忙しく、機嫌が悪いから
その⑤:ナメられているから
それぞれ解説します。
その①:質問が下手だから
冷たくされる原因1つ目は、質問が下手だからです。
上手な質問ができないと、相手の時間と労力をムダに奪うこととなります。
エンジニアに限りませんが、回りくどい質問ではイライラされます。
その結果「時間のムダ」と判断され、冷たくあしらわれます。
では、どう質問したらいいのか?
次章、「冷たくされない!エンジニアへの上手な質問のコツ」をご覧ください。
その②:試行錯誤が甘いから
冷たくされる原因2つ目は、試行錯誤が甘いからです。
周りが冷たくて悩み、この記事に辿り着いた方。
おそらく自分で解決しようと、何かしら試行錯誤はしていると思います。
しかし玄人にとっては、その試行錯誤はまだまだ「甘い」です。
新人エンジニアによくある試行錯誤として、
- ネットで調べたものの理解できず、試すことはしていない
- 出てきた情報を、しっかり「読む」ことをしていない
などが挙げられます。
もしくは、調べ方を間違っているケースもあります。
いくら懸命に探っても、原因が見当違いならエラーは解決しません。
その③:エンジニアは専門職だから
冷たくされる原因3つ目は、エンジニアは専門職だからです。
専門職のため、「できて当たり前」と考える人も少なくありません。
たとえばプロの大工さんなのに、
金づちだけは…どうしても怖くて使えないんスよ。
などと言われると、「えぇ?」となるのは明白です。
エンジニアもこれと似たような感じです。
その道のプロである以上、時として「わからない」は通用しません。
その④:単に忙しく、機嫌が悪いから
冷たくされる原因4つ目は、忙しくて機嫌が悪いからです。
やはり、エンジニアはヒマではありません。
集中してる時に手を止められるのは、気分がいいとはいえません。
でも仕事なんだし…教えてくれなきゃ進まないよ。
という新人エンジニアの気持ちもわかります。
でもいくら仕事とはいえ、現場はプログラミングスクールではありません。
質問によって、その人にお金が発生するわけでもありません。
そのため状況によっては、冷たく突き放されておわりです。
その⑤:ナメられているから
冷たくされる原因5つ目は、ナメられているからです。
たしかに前述のとおり、「忙しければ冷たく突き放されておわり」です。
しかし、同じ質問でも、突き放されない人もいます。
それは、「ナメられてない人」です。
基本的に人は、相手を選んで態度を変える生き物です。
コイツなら突き放しても大丈夫だ。
こう思われることで、冷たくされます。
同じ新人エンジニアでも、ナメられる人とそうでない人はいます。
あなたは「新人だから、未熟だから」と、ヘコヘコしすぎてませんか?
その結果ナメられては、確実に損をします。
冷たくされない!エンジニアへの上手な質問のコツ
エンジニアに上手に質問できれば、冷たくされるのを回避できます。
この章では上手な質問のコツとして、以下5つご紹介します。
その①:まず結論から簡潔に述べる
その②:答えより、やり方を教えてもらう
その③:15分ルールを設け、あらかじめ共有する
その④:不明点はすぐメモして言語化する
その⑤:相手に気を遣いすぎない
その①:まず結論から簡潔に述べる
質問のコツ1つ目は、結論から簡潔に述べることです。
質問の際は、極力相手の時間を奪わないことがコツだからです。
理想形は、以下です。
今〇〇機能を実装しようとしています。
しかし「〇〇~」というエラーが発生します。
原因はどこにあると思いますか?
試した環境は〇〇です。
解決のために〇〇を試しました。
その結果、エラー内容はこちらです。
~~。
まず先に「やろうとしていること」を述べています。
同時に「で、何が知りたいのか」も述べています。
要約すると、以下のようになります。
- 何をしようとして(作ろうとして、動かそうとして)
- どんな環境で
- どんな結果を期待して
- どういう事を試して
- どんな結果を得られて(得られなくて)
- どういう風に困っていて
- 今どうしたいのか
- 参考にして試した参考書やウェブサイト
質問の際は、これらを順に伝えるようにしましょう。
その②:答えより、やり方を教えてもらう
質問のコツ2つ目は、「答えよりやり方を教えてもらう」ニュアンスです。
答えよりやり方を聞く方が、相手に当事者意識が強い印象を与えるからです。
具体的には、以下のような感じです。
NG例:「〇〇がわからないので、教えてください。」
OK例:「〇〇がわからないのですが、〇〇さんならどう調べますか?」
NG例は他人任せなニュアンスを感じます。
一方OK例は、NGと比較し、当事者意識を感じられます。
有名な格言に、以下のような言葉があります。
その人に魚を与えれば、一日で食べてしまう。
でも釣り方を教えれば、その人は一生食べていける。
したがって今後は、ただ答えを聞くだけではいけません。
「やり方」を聞きましょう。
その③:15分ルールを設け、あらかじめ共有する
質問のコツ3つ目は、15分ルールを設けることです。
15分悩んでも分からなかったら、質問するルールのこと。
かのGoogleの人工知能チームも導入していることで有名。
なにか仕事を与えられた際、
もし15分悩んでわからなかったら、質問させてください。
と、あらかじめ共有しておくのがいいでしょう。
時間を設けることで、質問される側も心の準備ができます。
その結果、忙しくてイライラされる可能性を軽減できます。
その④:不明点はすぐメモして言語化する
質問のコツ4つ目は、不明点はすぐメモして言語化することです。
不明点をググっていると、新たな不明点が見つかるケースがよくあるためです。
その新たな不明点を調べていると、また芋づる式で不明点が出てきます。
そうこうしているうち、最初の目的がわからなくなることも少なくありません。
そのため、なにかに詰まったらまずメモに言語化することです。
メモに言語化することで、目的を見失うこともありません。
また「自分は何に詰まってるか」の整理や理解にもつながります。
また、上司や先輩から急に
なんか困ってることとかない?
などと、声をかけられることもあります。
その際もメモしていれば、詰まっていることを即座に報告できます。
その⑤:相手に気を遣いすぎない
質問のコツ5つ目は、相手に気を遣いすぎないことです。
現場に入って間もないエンジニアは、以下のような心理になりがちです。
おれ新人だし、未熟だし。
聞かなきゃ何もわからない。
それでみんなに迷惑かけてる。
申し訳ない…。
自分を過小評価して自信をなくした結果、
- 質問の際も、いつも相手の顔色や様子を伺う
- タイミングが合わないと、いつまでも質問しない
このように、ムダに相手に気遣うようになります。
質問できない一番の原因は、気の遣いすぎであるケースが大半です。
以前の記事、わからないことを聞くのが苦手な原因は、結局「気の遣いすぎ」でも紹介しています。
たとえ嫌われても、やな顔されても、仕方ありません。
こちらも遊びではなく、仕事をやっているのです。
割り切って、思いっきり嫌われつつ質問しましょう。
それに気遣いしすぎてヘコヘコしてると、周りにナメられます。
ナメられると、質問への回答率も下がる傾向にあります。
質問もせず、ただ時間が過ぎるのが最大の損失
質問しないと、解決しないまま、ただ時間が過ぎます。
会社としては、これがいちばんの損失です。
早く仕事を終えても、時間がかかっても、同じく給料は発生します。
なら効率よく働いてもらうのが、会社としては理想です。
それに質問しないまま時間が過ぎた場合、あなたは「質問しない人」認定されます。
認定されると、そのイメージを払拭するのはなかなか大変です。
「時間」はどんな会社にとっても、貴重で重要なリソースです。
それをムダにしないためにも、ためらわず質問はしましょう。
解決したら、質問した人に報告すること
質問したことが解決できたら、質問した人に報告しましょう。
理由は以下です。
- ヒントを与えてくれたお礼として、報告するのが筋だから
- 解決方法を共有すれば、お互いにとって勉強になるから
質問をした=相手の時間をいただいた、ということです。
質問された側は少なくとも、解決できたかどうか気にかけてるはずです。
そこはきちんと報告するのが、礼儀というものです。
また解決方法を共有すると、質問者と回答者、両者にとって勉強になります。
「こういうことでエラーが解決することもある」という知見が得られるからです。
誰かに助けてもらったら、きちんと結果を報告しましょう。
改善しなければ、転職も視野に入れよう
質問の仕方を工夫しても、一向に改善しないケースもあります。
そうなると会社の雰囲気そのものが原因の可能性が高いです。
エンジニアはだいたい、そんなもんだよね。
と、考えてしまうのは危険です。
「エンジニアは質問に答えない」のは、決して普通ではありません。
エンジニアは「誰も教えてくれない」のが普通?←「普通」ではないでも言及しています。
そのような場合、転職を検討するのがおすすめです。
その現場で仕事を続けても、成長しないからです。
不明点に対し、みんなで積極的に立ち向かう会社もあります。
また、定期的に勉強会などを開くような会社もあります。
いまの会社で仕事を続けても、現状がよくなることはそうありません。
よりよい企業で成長するためには、勇気を出して動くことです。
僕自身が実際に利用し、いいと思った転職エージェントを載せておきます。
お金もかからないので、登録して損はないはずです。
まとめ
以上、エンジニアが質問できない原因と対策をご紹介しました。
エンジニアは専門職なので、質問しても冷たく突き放されるケースもあります。
とはいえ上手な聞き方を意識すれば、教えてもらえる可能性も高まります。
「新人だから、未熟だから」とヘコヘコする必要は一切ありません。
嫌な顔されても、堂々と上手に質問できるようになりましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。