【周りが冷たい…】新人エンジニアが質問できない原因と対策

悩む人

エンジニアって、質問しても教えてくれなくない?
いつも何言っても、冷たく突き放される。
ピリピリしてて怖いし、質問できない。
どうしたらいいの?

このようなお悩みを持った方へ向けた記事になります。

以下、先日のツイートです。

【エンジニア】
質問答えてもらえないのは、質問者に原因ありかも

質問のコツはまず、結論から簡潔に述べる
具体的には、以下を明確に

①何しようとしてるのか
②何が知りたいのか
③どんな環境なのか
④どんなことを試したか
⑤どんな結果になったのか

この記事を読むメリット
  • エンジニアが、質問に答えてくれるようになります。
  • エンジニアのみならず、ビジネスパーソンとしての質問力が身に付きます。
目次

【周りが冷たい…】新人エンジニアが質問できない原因と対策

【周りが冷たい…】新人エンジニアが質問できない原因と対策
エンジニア上司

わからなかったら、質問してね。

というわりに、質問したらめちゃくちゃ冷たい。

こういったケースは、新人エンジニアにはとくに多いと思います。

周りが冷たい原因は、たしかに周りにもあります。
しかし、あなた自身がその原因を作っている可能性もあります

本記事では、新人エンジニアが質問できない原因と対策をまとめました。

質問しても冷たくされて気が滅入っている方、ぜひ参考にしてください。

質問しても冷たくされる原因

質問しても冷たくされる原因

質問しても冷たくされる原因として、大きく以下の5つが挙げられます。

その①:質問が下手だから
その②:試行錯誤が甘いから
その③:エンジニアは専門職だから
その④:単に忙しく、機嫌が悪いから
その⑤:ナメられているから

それぞれ解説します。

その①:質問が下手だから

その①:質問が下手だから

冷たくされる原因1つ目は、質問が下手だからです。

上手な質問ができないと、相手の時間と労力をムダに奪うこととなります。

エンジニアに限りませんが、回りくどい質問ではイライラされます。

その結果「時間のムダ」と判断され、冷たくあしらわれます。

では、どう質問したらいいのか?
次章、「冷たくされない!エンジニアへの上手な質問のコツ」をご覧ください。

その②:試行錯誤が甘いから

その②:試行錯誤が甘いから

冷たくされる原因2つ目は、試行錯誤が甘いからです。

周りが冷たくて悩み、この記事に辿り着いた方。
おそらく自分で解決しようと、何かしら試行錯誤はしていると思います。

しかし玄人にとっては、その試行錯誤はまだまだ「甘い」です。

新人エンジニアによくある試行錯誤として、

  • ネットで調べたものの理解できず、試すことはしていない
  • 出てきた情報を、しっかり「読む」ことをしていない

などが挙げられます。

もしくは、調べ方を間違っているケースもあります。
いくら懸命に探っても、原因が見当違いならエラーは解決しません。

その③:エンジニアは専門職だから

その③:エンジニアは専門職だから

冷たくされる原因3つ目は、エンジニアは専門職だからです。

専門職のため、「できて当たり前」と考える人も少なくありません。

たとえばプロの大工さんなのに、

プロの大工さん

金づちだけは…どうしても怖くて使えないんスよ。

などと言われると、「えぇ?」となるのは明白です。

エンジニアもこれと似たような感じです。

その道のプロである以上、時として「わからない」は通用しません。

その④:単に忙しく、機嫌が悪いから

その④:単に忙しく、機嫌が悪いから

冷たくされる原因4つ目は、忙しくて機嫌が悪いからです。

やはり、エンジニアはヒマではありません。
集中してる時に手を止められるのは、気分がいいとはいえません。

悩む人

でも仕事なんだし…教えてくれなきゃ進まないよ。

という新人エンジニアの気持ちもわかります。

でもいくら仕事とはいえ、現場はプログラミングスクールではありません。
質問によって、その人にお金が発生するわけでもありません。

そのため状況によっては、冷たく突き放されておわりです。

その⑤:ナメられているから

その⑤:ナメられているから

冷たくされる原因5つ目は、ナメられているからです。

たしかに前述のとおり、「忙しければ冷たく突き放されておわり」です。

しかし、同じ質問でも、突き放されない人もいます。
それは、「ナメられてない人」です。

基本的に人は、相手を選んで態度を変える生き物です。

エンジニア上司

コイツなら突き放しても大丈夫だ。

こう思われることで、冷たくされます。

同じ新人エンジニアでも、ナメられる人とそうでない人はいます。

あなたは「新人だから、未熟だから」と、ヘコヘコしすぎてませんか?

その結果ナメられては、確実に損をします。

冷たくされない!エンジニアへの上手な質問のコツ

冷たくされない!エンジニアへの上手な質問のコツ

エンジニアに上手に質問できれば、冷たくされるのを回避できます。

この章では上手な質問のコツとして、以下5つご紹介します。

その①:まず結論から簡潔に述べる
その②:答えより、やり方を教えてもらう
その③:15分ルールを設け、あらかじめ共有する
その④:不明点はすぐメモして言語化する
その⑤:相手に気を遣いすぎない

その①:まず結論から簡潔に述べる

その①:まず結論から簡潔に述べる

質問のコツ1つ目は、結論から簡潔に述べることです。

質問の際は、極力相手の時間を奪わないことがコツだからです。

理想形は、以下です。

聞くのが上手な人

今〇〇機能を実装しようとしています。
しかし「〇〇~」というエラーが発生します。
原因はどこにあると思いますか?

試した環境は〇〇です。
解決のために〇〇を試しました。
その結果、エラー内容はこちらです。
~~。

まず先に「やろうとしていること」を述べています。
同時に「で、何が知りたいのか」も述べています。

要約すると、以下のようになります。

質問のコツ
  • 何をしようとして(作ろうとして、動かそうとして)
  • どんな環境で
  • どんな結果を期待して
  • どういう事を試して
  • どんな結果を得られて(得られなくて)
  • どういう風に困っていて
  • 今どうしたいのか
  • 参考にして試した参考書やウェブサイト

質問の際は、これらを順に伝えるようにしましょう。

その②:答えより、やり方を教えてもらう

その②:答えより、やり方を教えてもらう

質問のコツ2つ目は、「答えよりやり方を教えてもらう」ニュアンスです。

答えよりやり方を聞く方が、相手に当事者意識が強い印象を与えるからです。

具体的には、以下のような感じです。

「やり方」を聞く具体的な方法

NG例:「〇〇がわからないので、教えてください。」
OK例:「〇〇がわからないのですが、〇〇さんならどう調べますか?」

NG例は他人任せなニュアンスを感じます。
一方OK例は、NGと比較し、当事者意識を感じられます。

有名な格言に、以下のような言葉があります。

その人に魚を与えれば、一日で食べてしまう。
でも釣り方を教えれば、その人は一生食べていける。

したがって今後は、ただ答えを聞くだけではいけません。
「やり方」を聞きましょう

その③:15分ルールを設け、あらかじめ共有する

その③:15分ルールを設け、あらかじめ共有する

質問のコツ3つ目は、15分ルールを設けることです。

15分ルールとは?

15分悩んでも分からなかったら、質問するルールのこと。
かのGoogleの人工知能チームも導入していることで有名。

なにか仕事を与えられた際、

悩む人

もし15分悩んでわからなかったら、質問させてください。

と、あらかじめ共有しておくのがいいでしょう。

時間を設けることで、質問される側も心の準備ができます。

その結果、忙しくてイライラされる可能性を軽減できます。

その④:不明点はすぐメモして言語化する

その④:不明点はすぐメモして言語化する

質問のコツ4つ目は、不明点はすぐメモして言語化することです。

不明点をググっていると、新たな不明点が見つかるケースがよくあるためです。
その新たな不明点を調べていると、また芋づる式で不明点が出てきます

そうこうしているうち、最初の目的がわからなくなることも少なくありません。

そのため、なにかに詰まったらまずメモに言語化することです。

メモに言語化することで、目的を見失うこともありません。
また「自分は何に詰まってるか」の整理や理解にもつながります。

また、上司や先輩から急に

エンジニア上司

なんか困ってることとかない?

などと、声をかけられることもあります。
その際もメモしていれば、詰まっていることを即座に報告できます。

その⑤:相手に気を遣いすぎない

その⑤:相手に気を遣いすぎない

質問のコツ5つ目は、相手に気を遣いすぎないことです。

現場に入って間もないエンジニアは、以下のような心理になりがちです。

悩む人

おれ新人だし、未熟だし。
聞かなきゃ何もわからない。
それでみんなに迷惑かけてる。
申し訳ない…。

自分を過小評価して自信をなくした結果、

  • 質問の際も、いつも相手の顔色や様子を伺う
  • タイミングが合わないと、いつまでも質問しない

このように、ムダに相手に気遣うようになります。

質問できない一番の原因は、気の遣いすぎであるケースが大半です。

以前の記事、わからないことを聞くのが苦手な原因は、結局「気の遣いすぎ」でも紹介しています。

たとえ嫌われても、やな顔されても、仕方ありません。
こちらも遊びではなく、仕事をやっているのです。

割り切って、思いっきり嫌われつつ質問しましょう

それに気遣いしすぎてヘコヘコしてると、周りにナメられます。
ナメられると、質問への回答率も下がる傾向にあります。

質問もせず、ただ時間が過ぎるのが最大の損失

質問もせず、ただ時間が過ぎるのが最大の損失

質問しないと、解決しないまま、ただ時間が過ぎます。

会社としては、これがいちばんの損失です。

早く仕事を終えても、時間がかかっても、同じく給料は発生します。
なら効率よく働いてもらうのが、会社としては理想です。

それに質問しないまま時間が過ぎた場合、あなたは「質問しない人」認定されます。
認定されると、そのイメージを払拭するのはなかなか大変です。

「時間」はどんな会社にとっても、貴重で重要なリソースです。
それをムダにしないためにも、ためらわず質問はしましょう。

解決したら、質問した人に報告すること

解決したら、質問した人に報告すること

質問したことが解決できたら、質問した人に報告しましょう。

理由は以下です。

  • ヒントを与えてくれたお礼として、報告するのが筋だから
  • 解決方法を共有すれば、お互いにとって勉強になるから

質問をした=相手の時間をいただいた、ということです。
質問された側は少なくとも、解決できたかどうか気にかけてるはずです。

そこはきちんと報告するのが、礼儀というものです。

また解決方法を共有すると、質問者と回答者、両者にとって勉強になります。
「こういうことでエラーが解決することもある」という知見が得られるからです。

誰かに助けてもらったら、きちんと結果を報告しましょう。

改善しなければ、転職も視野に入れよう

改善しなければ、転職も視野に入れよう

質問の仕方を工夫しても、一向に改善しないケースもあります。
そうなると会社の雰囲気そのものが原因の可能性が高いです。

悩む人

エンジニアはだいたい、そんなもんだよね。

と、考えてしまうのは危険です。
「エンジニアは質問に答えない」のは、決して普通ではありません。

エンジニアは「誰も教えてくれない」のが普通?←「普通」ではないでも言及しています。

そのような場合、転職を検討するのがおすすめです。
その現場で仕事を続けても、成長しないからです。

不明点に対し、みんなで積極的に立ち向かう会社もあります。
また、定期的に勉強会などを開くような会社もあります。

いまの会社で仕事を続けても、現状がよくなることはそうありません。

よりよい企業で成長するためには、勇気を出して動くことです。

僕自身が実際に利用し、いいと思った転職エージェントを載せておきます。
お金もかからないので、登録して損はないはずです。

まとめ

以上、エンジニアが質問できない原因と対策をご紹介しました。

エンジニアは専門職なので、質問しても冷たく突き放されるケースもあります。
とはいえ上手な聞き方を意識すれば、教えてもらえる可能性も高まります。

「新人だから、未熟だから」とヘコヘコする必要は一切ありません。

嫌な顔されても、堂々と上手に質問できるようになりましょう。

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