エンジニアは「誰も教えてくれない」のが普通?←「普通」ではない

悩む人

エンジニアとしてIT業界に飛び込めたけど、マジで誰も教えてくれない。
IT業界って、こんなに放置されるのが普通なの?
エンジニアになれたのに、悩みは尽きないなぁ。
僕がこの業界で続けていくのはやっぱ厳しいのかな。

とお悩みの方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

「エンジニアは普通、仕事教えないよ」と聞いたんだけど、「普通」ではない気がする

新人をある程度教育し育てるのも仕事
教えないのが普通とかいう人は「ハズレ」じゃないかな

でも質問側も受け身じゃNGで、自分がやった事を説明するのは必須

お互い思いやり、円滑に成長できる環境であってほしい

この記事を読むメリット
  • 周りのエンジニアから、教えてもらえるようになります。
  • エンジニアへの上手な質問のしかたがわかります。
目次

エンジニアは「誰も教えてくれない」のが普通?←「普通」ではない

エンジニアは「誰も教えてくれない」のが普通?←「普通」ではない

タイトルにあるとおり、「誰も教えてくれない」ことが「普通」と思ってはいけません。

いくら忙しいとはいえ、仕事です。

すぐにでなくとも、嫌味を言い放ちながらでも、仕事である以上は教えるのが普通です。

「嫌味しか言わず全く教えてくれない」のは、言い方はよくないですが「ハズレ」です。

しかし、実際そのような上司や先輩、会社の風潮があるのも事実です。

そのような場合は、どのような対処法があるのか?
本記事で解説していきます。

周りのエンジニアが教えてくれない理由

周りのエンジニアが教えてくれない理由

周りのエンジニアが教えてくれない理由として、以下の5つが挙げられます。

その①:忙しいから
その②:「自分でやらせないと分からない」と思ってるから
その③:受け身の姿勢が気に食わないから
その④:初心をすっかり忘れているから
その⑤:機嫌が悪いから

それぞれ解説します。

その①:忙しいから

その①:忙しいから

理由1つ目が「忙しいから」です。

集中している時に、手を止められるのは決して「気分がいいもの」とはいえません。

例えるなら「めちゃくちゃ忙しいときの電話」のようなもの
少なからず「あーもう!」ってなると思います。

仕事とはいえ、相手も神様ではありません。
忙しいときは「自分で考えて」と冷たく突き放されてしまいます。

その②:「自分でやらせないと分からない」と思ってるから

その②:「自分でやらせないと分からない」と思ってるから

理由2つ目が、「自分でやらせないと分からないと思ってるから」です。

この手の人はおそらく、自分がそのように教育されてきたのだと思います。

教えてくれない人

俺はスクールなんかに頼らず独学で始めた。
現場でも大して教えてもらわなかった。
いろんな問題を、自力で苦労して解決してきた。
だから、今の自分があるんだ。

と信じてやまないタイプです。

たしかに自力でやることは大切です。
でも正直「昭和チックな考え方」であることも否めません。

その③:受け身の姿勢が気に食わないから

その③:受け身の姿勢が気に食わないから

3つ目が「受け身の姿勢が気に食わないから」です。

これは「質問者」に問題ありなケース。
受け身の姿勢とはいわゆる「教えてくん」のことです。

教えてくんとは?

何かわからない時、まず真っ先に「人に聞く」しかできない人のこと。
また、自分で調べようとしない人のこと。

回答者側の気持ちになって考えてみるとわかります。
最初から他力本願な人に、「教えてあげよう」という気持ちにはなりづらいと思います。

その④:初心をすっかり忘れているから

その④:初心をすっかり忘れているから

4つ目が「初心をすっかり忘れているから」。

全く教えてくれない人も、最初はペーペーだったはず。
周りのサポートや協力があって上り詰めたはずです。

…にもかかわらず、その頃の苦悩を綺麗に忘れてしまいます。

その結果、自分の仕事しか見えなくなります。
さらに上から目線になり、人に教えなくなります。

立場が変わると、性格も変わってしまうのが人間。

仕事に慣れて一人前になると、どうしても「目線を下げて教える」のは難しくなるのかもしれません。

その⑤:機嫌が悪いから

その⑤:機嫌が悪いから

5つ目が「機嫌が悪いから」です。

人間である以上、どんな人にでも感情があります。

プライベートで何かあると、その時の感情を会社に持ちこむ人もいます。

機嫌が悪いと、どうしても言葉や行動にまでトゲが出ます。

とはいえ暴言を吐くと明らかな悪者になります。
それでは都合が悪いため、「喋らない」という対策をとります。

したがって質問しても、ツンと冷たくあしらわれて終わります。

関連記事:【未経験エンジニア特化】おすすめ転職サイト・転職エージェント7選

教えてもらえない時の対処法

教えてもらえない時の対処法

対処法として、以下の3つがあります。

その①:自分でできる限りのことは調べる
その②:迷惑とか、しつこいと思われても聞く
その③:教えてくれる別の人に聞く

それぞれ解説します。

その①:自分でできる限りのことは調べる

その①:自分でできる限りのことは調べる

対処法1つ目は、「自分でできる限りのことは調べる」です。

これがいちばん重要です。
基本的に受け身の姿勢では、教えてもらえなくなります。

まずは自分で徹底的に調べ、試しましょう。
そうすることで、質問をより具体的にすることにも繋がります。

周りに質問する際には、以下を明確に説明できればベストです。

質問の際に、明確にすることリスト
  • 何をしようとして(作ろうとして、動かそうとして)
  • どんな環境で
  • どんな結果を期待して
  • どういう事を試して
  • どんな結果を得られて(得られなくて)
  • どういう風に困っていて
  • 今どうしたいのか
  • 参考にして試した参考書やウェブサイト

まずは自分で全力で調べ、試してみることです。

その②:迷惑とか、しつこいと思われても聞く

その②:迷惑とか、しつこいと思われても聞く

2つ目は、「迷惑とか、しつこいと思われても聞く」です。
つまり「ウザがられる勇気を持ちましょう」ということです。

質問のタイミングばかり図っていても、そのタイミングは訪れません。

それに、あなたは決して周りをただ邪魔しているわけではありません。
「仕事を片付ける必要があるから、質問している」のです。

「質問に対してどう思うか」は相手の問題。
自分でどうにかできるものでもありません。
それを気にしてたら、ほんとに何もできません。

「これも仕事」と割り切って、図太くいきましょう。

これについてはわからないことを聞くのが苦手な原因は、結局「気の遣いすぎ」も参考になります。

その③:教えてくれる別の人に聞く

その③:教えてくれる別の人に聞く

3つ目は、「教えてくれる別の人に聞く」です。

聞いても全く教えてくれない人は、いわば「ハズレ」です。

粘っても教えてくれない場合、あなたに意地悪している可能性もあリます。
構うだけ時間のムダなので教えてくれる他の人を当たりましょう。

「100人中で100人教えてくれない」ということはないはずです。
教えてくれない人もいれば、そうでない人もいるはずです。

もし何か言われても以下のように答えましょう。

悩む人

自力で考えても解決できませんでした。
仕事が進まず、時間が過ぎると迷惑がかかります。
なので、他の人に聞きました。

言い分としては十分正当です。

自分の無力さを攻める必要は、一切ない

自分の無力さを攻める必要は、一切ない

周りがなかなか教えてくれず、仕事が滞る日が続くと、

悩む人

やっぱりオレ、ダメだ。
全然ついていけてない。
周りに迷惑しかかけてない。
なんでこんなに無力なんだろ。

と自己肯定感が下がってしまいます。

しかし、最初はわからなくて当然。
自分の無力さを攻める必要なんて全くありません。

エンジニアは、新人のうちが一番大変です。
むしろ「わからなくて当然」です。

エンジニアの仕事は決して、入社してすぐできるような簡単なものではありません。
むしろ「新人でも入社してすぐにできるようなレベルの仕事」しかしてないエンジニアは、レベル的にまずいです。

技術や知識は少しづつ身につくもの。
会社の雰囲気に慣れることにも時間がかかるのは当然です。
新人だからです。

なので決して、自分を攻めてはいけません。
「今が山場」だと思って、根気強くがんばりましょう。

関連記事:人間関係が辛くて転職するのは「逃げ」なのか【結論:いいえ】

どうしても辛ければ、転職するが吉

どうしても辛ければ、転職するが吉

最初のうちは、周りとの実力差や自己肯定感の低下など、たくさんの苦悩があります。

どうしても辛ければ、我慢せず転職を決意するのも賢明です。

「せっかくエンジニアになれたのに…」という気持ちもわかります。
しかし、いちばん大切なのはあなたの心と体です。

今の職場だけが全てではありません。
今や転職サービスも充実しています。
行動すれば「もっとまともに教えてくれる転職先」は必ず見つかります。

自分の中でストレスを消化できなくなったら、なるべく早く転職しましょう。

おすすめ転職エージェント

リクルートエージェント:知名度や規模、求人数ともに国内トップクラス。

まとめ

まとめ

以上、「エンジニアは『誰も教えてくれない』のが普通?←『普通』ではない」でした。

いくら忙しくても、教育することもエンジニアの大切な任務です。

とはいえ教えてもらう側も受け身はNG。
質問の際は、自力での努力を説明するのが必須です。

「お互いを思いやり、円滑に自己成長できる」。
そんな環境であってほしいものです。

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