IT企業ではパワハラは普通?【←NO】いじめを避ける対処法

悩む人

IT業界にうつったけど、毎日パワハラを受けていてつらい。
IT業界って、どこもこんな感じなの?

とお悩みの方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

IT業界でパワハラが横行しやすい理由

理屈や細かさを気にする仕事
職人肌の人が多い
常に納期など、時間に追われている

さらにIT経験が浅かったり、駆け出しの人ほど、パワハラ対象になりやすい

仕事に慣れるまでは距離を保って接するとか、最初の距離感がだいじ

この記事を読むメリット
  • IT業界でパワハラに悩まなくなります。
  • もしパワハラに遭ったときの対処法や、具体的な選択肢がわかります。
目次

IT企業ではパワハラは普通?【←NO】いじめを避ける対処法

IT企業ではパワハラは普通?【←No】いじめを避ける対処法

IT業界に入社して間もなく、なおかつパワハラを受けている方は、「IT業界ってどこもこんな感じなのかな?」と悩んでしまうものです。

しかし、決して「IT業界はパワハラが普通」ではありません。

他の業界とおなじで、パワハラが多い企業もあれば、その逆もあるものです。

本記事を書いている筆者は、以前勤めていたIT企業で連日パワハラを受け、逃げるように即日退社したことがあります。

そんな僕の観点で理由や対策を紹介していますので、参考にしてください。

IT業界でパワハラが横行してしまう理由

IT業界でパワハラが横行してしまう理由

IT業界でパワハラが横行してしまう理由は、主に以下のとおりです。

その①:理屈や細かさで勝負する職業柄だから
その②:専門職のため職人肌の人が多いから
その③:納期や時間に追われる仕事だから
その④:実力がものをいう競争社会だから
その⑤:残業や休出など長時間労働になりがちだから

それぞれ解説します。

その①:理屈や細かさで勝負する職業柄だから

その①:理屈や細かさで勝負する職業柄だから

IT業界、とくにエンジニアとなれば「理屈っぽさ」や「細かさ」が重要になります。

論理的思考に基づき、ロジカルにコードを書き、そして1文字の誤字脱字も気にしなければなりません。

それゆえに、だんだん「いじわる」な性格に向かってしまう方も多いです。

以前の記事、たしかにエンジニアって、性格悪い人多いかも【理由&対策】も参考にどうぞ。

その②:専門職のため職人肌の人が多いから

その②:専門職のため職人肌の人が多いから

IT業界は専門職のため、それなりの業界知識がないと務まりません。

ましてエンジニアとなれば、より職人肌の傾向が強くなるので、「仕事はできて当たり前」のような風潮が濃くなります。

そのため、知識がない方は真っ先にパワハラの餌食にされてしまう可能性も。

その③:納期や時間に追われる仕事だから

その③:納期や時間に追われる仕事だから

IT業界、とくに受託開発企業などの場合、常にシビアな納期や時間に追われています

常に時間に追われている仕事をやっていると、焦りによって心の余裕がなくなりがちです。

その④:実力がものをいう競争社会だから

その④:実力がものをいう競争社会だから

IT業界は次から次へと、新しい技術やトレンドのツールが誕生します。

そのたびに興味をもって、自分の知識をアップデートしなければ、周りとの差は広がっていくものです。

新しいことに興味をもてるかどうかは、稼げるエンジニアになれるか否かの境目でもあります。

競争意識をもって、実力を伸ばしていく努力ができないと、パワハラの原因にもなります。

その⑤:残業や休出など長時間労働になりがちだから

その⑤:残業や休出など長時間労働になりがちだから

残業や休日出勤など、長時間労働になりがちなことも、パワハラにつながる原因です。

IT業界は全体的に、需要や仕事量が増えているものの、人材の確保が追いついていない状況にあります。

労働時間が長いとプライベートでリラックスする時間が減り、ストレスが溜まることでパワハラの要因にもなり得ます。

IT業界で横行しているパワハラの内容

IT業界で横行しているパワハラの内容

IT業界で横行しているパワハラの内容として、大きく以下のようなものがあります。

その①:いやみや人格否定などの発言
その②:仕事を与えないまま放置
その③:過剰な量の仕事を押し付ける
その④:長時間にわたる説教
その⑤:私情による不公平な評価

それぞれ見ていきましょう。

その①:いやみや人格否定などの発言

その①:いやみや人格否定などの発言

怒鳴り散らかすまではいかないものの、いやみったらしかったり、人格否定のような発言を繰り返す上司は本当に多いです。

どんなことを質問しても、必ずいやみな言葉を放つため、是が非でも話しかけたくないタイプです。

以前の記事、エンジニアにはなぜ頭おかしい人が多い?【←プロだから】も参考に。

その②:仕事を与えないまま放置

その②:仕事を与えないまま放置

仕事をまったく与えないまま放置するのも、立派なパワハラのひとつです。

いわゆる「社内ニート」状態で、会社に居づらくなると同時に、自分の無力さもひしひしと感じるので、大きな苦痛やストレスが伴います。

以前の記事、【脱却】なぜ新人は会社で放置される?原因と対処法を紹介!も参考にどうぞ。

その③:過剰な量の仕事を押し付ける

その③:過剰な量の仕事を押し付ける

前述②とは真逆で、過剰な量の仕事を押し付けるパターンです。

とても納期までに終わらないことや、技術的に不可能とわかっていることをわざと押し付ける、などが挙げられます。

その人のタスクも考えず、ムリやり押し付けるように依頼することは、パワハラです。

その④:長時間にわたる説教

その④:長時間にわたる説教

やたら説教が長いことも、IT業界ではよくあるパワハラです。

だんだん無駄話に転じたり、やたらと質問攻めだったりと、長い説教はとても耐え難いものがあります。

ちなみに僕自身も以前、じっさいに上司の数時間にわたる説教を毎日受けていました。

以前の記事、上司の長い説教…耐えていても意味ない【最良の対策:距離を置く】も参考にどうぞ。

その⑤:私情による不公平な評価

その⑤:私情による不公平な評価

IT業界は実力主義ではあるものの、もちろん上司からの評価も昇進や給与に直結します

しかしここで、人間関係や個人的な好みによって、不公平な評価をされるケースも少なくありません。

IT業界でパワハラを受けやすい人の特徴

IT業界でパワハラを受けやすい人の特徴

IT業界でパワハラを受けやすい人には、以下のような共通の特徴があります。

その①:IT経験の浅い人
その②:入社して間もない新人
その③:自己主張が苦手でおとなしい人

それぞれご紹介します。

その①:IT経験の浅い人

その①:IT経験の浅い人

IT業界の経験が浅い人は、パワハラを受けやすい傾向にあります。

ベテランに比べれば知識の幅は狭いため、上司からのマウント対象になる、つまり「ナメられやすくなる」からです。

IT業界経験の浅さは、あまり全面にアピールしないほうが無難でしょう。

以前の記事、エンジニアは「誰も教えてくれない」のが普通?←「普通」ではないもご覧ください。

その②:入社して間もない新人

その②:入社して間もない新人

前述①にも通ずるものがありますが、入社して間もない新人も、パワハラ対象になりやすいです。

経験や実力うんぬんではなく、どちらかといいうと「立場的な弱さ」でナメられることが多くなります。

仕事に慣れるまでは、あまり距離を近づけすぎないよう対策が必要です。

その③:自己主張が苦手でおとなしい人

その③:自己主張が苦手でおとなしい人

自己主張が苦手でおとなしめな人も、パワハラを受けやすい傾向にあります。

理由は単純で、ガンガン反論する人よりも言いやすいからです。

「この人なら何を言っても大丈夫」というレッテルを貼られると、パワハラを受けやすくなります。

IT業界でパワハラを受けたときの対処法

IT業界でパワハラを受けたときの対処法

IT業界でパワハラを受けてしまったら、以下の対策が有効です。

その①:周りの従業員に相談する
その②:転職して環境を変える
その③:反撃する

それぞれご紹介します。

その①:周りの従業員に相談する

その①:周りの従業員に相談する

パワハラを受けたら、まずは周りの従業員に相談しましょう。

相談することで、思いがけない形で改善する可能性はゼロではないためです。

ただ会社は噂話などが広がりやすいので、相談するならマネージャーや仲のいい先輩など、信頼に足る人を選んで相談しましょう

言わなければ何も伝わらないので、まずは話してみることが大切です。

その②:転職して環境を変える

その②:転職して環境を変える

相談しても改善しなければ、転職して環境を変えましょう。

パワハラが状態化している会社や人とは、縁を切るのがいちばん手っ取り早く、効果的な対策といえます。

IT業界での就業経験があれば、選択肢は星の数ほどありますし、転職で年収を上げることも可能になります。

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  • ウズカレIT:未経験からITエンジニアを目指す方の特化型就職サポートを提供。
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その③:反撃する

その③:反撃する

一線を越えたパワハラの場合、反撃することもひとつの選択肢です。

反論することで「この人をナメてはいけない」という印象をもたせられるので、パワハラが改善するケースもあります。

たとえばいやみを言われたら「どういう意味ですか?」などと問い詰めたり、ときには訴訟することも反撃の手段です。

ただ、その労力に対するリターンを考えると、職場を離れるほうがてっとり早く、根本的な解決につながるかもしれません。

パワハラに耐えながら続けるのは「最悪」

パワハラに耐えながら続けるのは「最悪」

パワハラを常習的に受けているなら、上記で紹介したような何かしらの対策をとるのが得策です。

最悪なのは、そのパワハラにただ耐えながら仕事を続けることです。

我慢していても何も改善しないし、続けていてもいいことはありません。

加えて、ストレスは身体や健康をむしばんでいきます。

もっとも大切なのは会社でもお金でもなく、自分自身の心身。身体こそがすべての資本です。

我慢して続けるくらいなら、すぐにでも辞めて他の業界にうつるなどしたほうが利口です。

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パワハラの少ないIT企業を選ぶコツ

パワハラの少ないIT企業を選ぶコツ

パワハラの少ないIT業界を選ぶためのコツとして、以下が挙げられます。

その①:Webで評判や風土をくまなく調べる
その②:初心者や未経験歓迎スタンスには警戒する
その③:面接にて企業の文化や取り組みを質問する
その④:自社開発企業を選ぶ

それぞれご紹介します。

その①:Webで評判や風土をくまなく調べる

その①:Webで評判や風土をくまなく調べる

インターネットを駆使し、評判や風土をくまなく調べましょう。

たとえばOpenWorkでは、実際にその企業で働いた方による嘘のない情報が閲覧できます。

会社の情報を調べるなら、いい情報だけでなく、リアルな口コミにも目を通しましょう。

公式サイトのいい情報ばかり鵜呑みにしていると、パワハラに遭いやすくなります。

その②:初心者や未経験歓迎スタンスには警戒する

その②:初心者や未経験歓迎スタンスには警戒する

初心者や未経験者歓迎スタンスの求人には、警戒する必要があります。

戦力にならない初心者や未経験者をわざわざ歓迎するということは、基本的に人が足りていません。

つまり辞める人が多い=パワハラ上司が存在するとも考えることもできます。

すべてがそうとは限りませんが、何かしら裏があると思って、慎重になる必要があります

その③:面接にて企業の文化や取り組みを質問する

その③:面接にて企業の文化や取り組みを質問する

実際に面接に足を運び、企業の文化や取り組みについて、質問してみるのもいいでしょう。

基本的には、公式サイトにある「いい情報」を深掘りするイメージです。

たとえば

  • 従業員の働きやすさ実現の取り組みは、記載のとおり実現できているか
  • 残業や休出の削減、有給精度は希望した日にしっかり取れるのか

などを、実際に聞いてみることが大切です。

その④:自社開発企業を選ぶ

その④:自社開発企業を選ぶ

自社開発企業は受託開発に比べると、比較的パワハラが少ない傾向です。

シビアな納期や期限に追われることが少ないうえ、多重下請け構造によるストレスやブラック労働もないためです。

そのぶん入社するには相応のスキルが必要になりますが、パワハラを避けるならぜひ検討したい選択肢です。

まとめ

まとめ

以上、IT業界でパワハラが横行する理由や対策を紹介しました。

記事の内容をまとめると、以下のとおりです。

本記事のまとめ
  • IT業界にパワハラが多いのは、専門職や職業柄の影響
  • 常に納期や期限に追われ、労働時間も長く、イライラしている人が多い
  • パワハラ対象は主にIT経験の少ない人や、駆け出しエンジニア
  • パワハラを受けたら、周りに相談するか逃げることがおすすめ
  • 転職する際はWebで評判を調べたり、未経験歓迎の求人は疑うようにする

「IT業界だから特別パワハラが多い」というわけではありません。

他の業界とおなじで、多い会社もあれば少ない会社もあります。

ただし全体的な傾向として、パワハラが横行しやすい業界という現実もあります。

しっかりと自分のスキルを上げたうえで、パワハラの少ない会社を見極める力を身につけることが大切です。

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