フリーランスという働き方が気になってる。会社員の状態からフリーランスになるには、何からどう動けばいいの?
ついでにフリーランスになる前にしておいた方がいいこととか、何か困った経験談とかあれば先人から聞いておきたい。
といったお悩みをもった方へ向けた記事になります。
本記事を書いている僕は「経験なし、スキルなし、コネ無し」の状態からフリーランスになって現在2年目を迎えています。
そんな僕がフリーランスになるために苦労したことや、独立前にしておきたかったことをまとめました。
ぜひ一つの参考にしてください。
フリーランスになるのに必須なこと
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) April 10, 2022
・会社をやめる
・国民健康保険に切り替え
・国民年金に切り替え
一方で、やっといた方いいこと
・会計ソフトをDLする
・生活費1年分くらいの貯金しておく
・独立前にクレカを作っておく
貯金以外全部ググれば可能だし、特に資格とかも必要ない。行動あるのみ🔥
フリーランスになるのに必須なこと
・会社をやめる
・国民健康保険に切り替え
・国民年金に切り替え一方で、やっといた方いいこと
・会計ソフトをDLする
・生活費1年分くらいの貯金しておく
・独立前にクレカを作っておく貯金以外全部ググれば可能だし、特に資格とかも必要ない。行動あるのみ🔥
- 現在会社員の方でも、フリーランスになるための一歩目がわかります。
- フリーランスになってから後悔することを未然に防げます。
- フリーランスとして仕事を取る方法がわかります。
フリーランスとは?会社員との違い
フリーランスとは簡単にいうと、「個人で仕事をしている人」のことです。
会社員との違いですが、大きくは以下のとおりです。
- 会社員…会社や企業と「雇用契約」を提携する
- フリーランス…会社や企業と「業務委託契約」を提携する
フリーランスは雇用契約ではなく、「業務委託契約」を提携します。そして業務を問題なくこなした成果として報酬を手にします。
フリーランスとよく混同される言葉に「個人事業主」がありますが、意味は同じです。会社や企業に勤めず個人で活動している人であることに変わりはありません。
そのため個人事業主は、「フリーランスの税法上の正式名称」という認識で問題ありません。
フリーランスに必要な資格【←ありません】
フリーランスになるために、資格は一切必要ありません。
「フリーランス」という言葉には、明確な定義はないからです。
会社や企業との雇用契約さえ結んでいなければ、誰でもフリーランスとして名乗ることができてしまいます。
開業届を出さなくても、フリーランスになれるの?
という質問もありますが、なれます。開業届を出さなくたって、フリーランスとして名乗れます。
開業届を出さなくても、特に罰則はないからです(その代わり、払う税金は増えますが)。
つまり極端な話ですが、フリーランスになるためには、もしくは名乗るためには、会社にさえ勤めていなければOKというわけです。
フリーランスになることのメリット・デメリット
フリーランスのメリットばかりがネットやSNS上に流れがちですが、会社員とフリーランスはそれぞれに良し悪しがあります。
ここでは、フリーランスになることのメリットとデメリットをそれぞれ順を追って解説します。
フリーランスになるメリット
フリーランスになるメリットとして、主に以下のようなものがあります。
- 自分の裁量で仕事ができる
- 努力次第で収入は青天井になる
まずは自分の裁量で仕事ができるのが最大のメリットです。
受注する仕事や量、働く時間、付き合うクライアントなど全て自分次第です。
自分がストレスを感じない働き方に調整できたり、疲れたり眠くなったら誰にも気を遣うことなく休めます。
また収入面。もちろん会社にもよりますが、会社員の場合はどれほど努力しても、ある程度得られる金額は決まっています。
一方でフリーランスの場合、仕事をすればするほど自分の収入になります。
実績を積んだり、勉強などして単価や時給を伸ばすことで、会社員では考えられないような収入を得ることも可能となります。
フリーランスになるデメリット
- 全て自己責任
- 収入が安定しないことがある
- 社会的地位は低くなる
フリーランスのデメリットとして挙げられるのが、全て自己責任であることです。
たくさん仕事をした分の収入は得られるものの、当然サボればその分の収入しか得られません。
また、ケガや病気で働けなくなった際は収入が完全に途絶えてしまいます。
そのため、月々の収入がジェットコースターのように上下することも決して珍しい話ではありません。
このようにフリーランスは、自由と引き換えに誰も守ってくれず、良くも悪くも全て自己責任となります。
他にも、社会的地位が低くなること。日本特有の「会社に勤めていない=かわいそう」という風潮から世間体が気になったり、クレジットカードの審査に通りづらくなるのがデメリットといえます。
以前の記事、未経験からフリーランスになって1年。よかったこと&後悔してることも参考にどうぞ。
フリーランスになる前にやるべきこと
フリーランスになる前にやっておくべきこととして、以下の4つが挙げられます。
その①:1年ほど生活できるくらいの貯金
その②:クレジットカードを作っておく
その③:公開できる実績を作る
その④:会計ソフトをダウンロードする
それぞれ順を追って解説します。
その①:1年ほど生活できるくらいの貯金
フリーランスになる前にやっておくべきこと1つ目は、「貯金」です。
お金は有無は精神の安定に直結するからです。
フリーランスとして独立したての時は、収入が安定しません。なんなら仕事が途切れ、収入が途切れる時もあります。
そんな時に貯金がないとジリジリと底が近づく恐怖により精神も安定しませんし、いいビジネスもできません。
「最初のうちは仕事は途切れるもの」「仕事が安定するまでは時間がかかる」。
これを念頭に置き、独立前に余裕を持った貯金をしておきましょう。
貯金額は人によって異なりますが、個人的には少なくとも「1年ほど生活できるくらいの貯金」はあった方いいのかなと思います。
これについては以前の記事【体験談】貯金なしでフリーランスになるのは危険!必要な資金や対策は?も参考にどうぞ。
その②:クレジットカードを作っておく
フリーランスとして独立する前に、クレジットカードを作っておきましょう。
フリーランスは会社員に比べて、クレジットカードの審査が通りづらいからです。
ましてフリーランスは会社員以上にお金の管理を厳密に行う必要があり、仕事用とプライベート用のクレジットカード、両方を作ることが推奨されています。
できる限り、会社員のうちにフリーランス用のクレジットカードを用意しておくことが好ましいでしょう。
ちなみに個人的にフリーランスにおすすめと思うクレジットカードは、「エポスカード」です。
比較的作りやすいうえ海外旅行保険の充実しており、また負担される治療費も高額。フリーランスにとっていざという時に心強いからです。
その③:公開できる実績を作る
フリーランスになる前にやっておくべきこと3つ目は、「公開できる実績を作る」です。
何かしらの実績の有無で、仕事の受注率が圧倒的に変わってくるからです。
フリーランスが仕事を取るためには、信頼が必要です。しかし初対面の営業の際、当然お互いに信頼はありません。
そこで発注者側がフリーランスの方を信頼して、仕事を任せられるかどうかを判断するための材料は「実績」しかありません。
実績0の状態でフリーランスになっても、仕事の受注前に必ず実績を確認されるため、仕事を取るのに苦労することは間違いありません。
たとえ拙い実績だったとしても、実績が0の方よりかは発注者からの評価は高いです。
フリーランスとして独立する前に、何かしら形に残る実績を作ったほうがいいでしょう。
ちなみに、「プログラミングスクール卒業」も立派な実績です。
- TechAcademy(テックアカデミー):規模や知名度は業界No1。丁寧な転職保証に定評あり。
- テックキャンプ:返金保証に年齢制限なし。挫折率3%、最後までやり遂げられる仕組みが魅力。
- TECH BOOST:挫折させないサポートが特徴。完全未経験向け。
その④:会計ソフトをダウンロードする
フリーランスになる前にやっておくべきこと4つ目は、「会計ソフトをダウンロードする」です。
会計ソフトを利用することで、毎年2月の確定申告が格段にラクになるからです。
僕自身フリーランスとして独立した最初の年は、確定申告を会計ソフトなしで行いました。
その結果、人生初の確定申告だったこともあって白色申告にも関わらず半日かかりました。
しかし会計ソフトを用いて日頃から収入と支出を記録している場合、青色申告でも2~3時間で片付けることが可能となります。
おすすめの会計ソフトは知名度や利用者ともに業界No1の「freee」です。
誰でも使いやすくわかりやすいので、フリーランスならこれ一択です。
フリーランスになるために必要な公的手続き
フリーランスになるために必要な公的手続きは、以下の3つになります。
その①:市役所にて、国民健康保険に切り替える
その②:年金事務所にて、国民年金に切り替える
その③:税務署にて、開業届を提出する
それぞれ解説します。
その①:市役所にて、国民健康保険に切り替える
フリーランスになるために必要な公的手続き1つ目は、「市役所にて、国民健康保険に切り替える」です。
会社員として勤めている方は一般的に「社会保険」に加入しています。
ですがフリーランスとして独立した場合、上記を「国民健康保険」に切り替える必要があります。
その際、退職してから2週間以内に、「社会保険の資格喪失証明書」や「離職票」など退職日が証明できる書類を持ったうえで、市役所や役場に行く必要があります。
保険の切り替えはわりと「退職後すぐにやらなければならないこと」になるので、余裕を持って済ませましょう。
2週間以内に切り替え手続きができなかった場合、後日郵送で案内が届きます。
なおフリーランスになってからでも、会社員時代に加入してた「社会保険」を任意で2年間継続することもできます。
任意継続することで、企業が保険や税金など保障関係の手続き行ってくれたり、労使折半による負担額軽減などのメリットがあります。
しかしデメリットとして、これまで会社が折半してくれていた保険料が、全額自己負担になるため、高い保険料を払う必要があります。
その②:市役所にて、国民年金に切り替える
フリーランスになるために必要な公的手続き2つ目は、「市役所にて、国民年金に切り替える」です。
会社員として勤めている方は一般的に「厚生年金」に加入しています。
フリーランスになったら、これを「国民年金」に切り替える必要があります。
こちらも退職してから2週間以内に、以下の書類を持ってお住まいの市役所や役場に足を運びましょう。
- 年金手帳
- 「社会保険の資格喪失証明書」や「離職票」など、退職日が証明できる書類
2週間以内に切り替え手続きができなかった場合、後日郵送で案内が届きます。
その③:税務署にて、開業届を提出する
フリーランスになるために必要な公的手続き3つ目は、「税務署にて、開業届を提出する」です。
フリーランスとして活動し始めてから1ヶ月以内に、お住まいの税務署に「開業届」なるものを提出しなければなりません。
開業届とは、個人事業を開業したことを正式に申告するためのものです。
これを提出することにより、「確定申告を青色でできる」というメリットがあります。
確定申告には「白色」と「青色」があり、簡単に説明します。
- 白色 … 簡易的な申告だが、節税効果が薄く、払う税金が多くなる。
- 青色 … 面倒くさい申告だが、節税効果が高く、払う税金が大幅に減る。
フリーランスは節税を行い支出を減らしてくことが大切になります。そのため確定申告はぜひ青色でしたいところです。
そのためにも、フリーランスとして活動を始めたら1ヶ月以内にお近くの税務署へ開業届を提出しましょう。
ただ上で紹介した保険や年金の切り替えとは異なり、開業届の提出は必須ではありません。
そのため提出しなくても特に罰則はありません。払う税金が増えるだけです。
フリーランスの仕事の取り方
フリーランスとして独立したら、当然自ら仕事を取る必要があります。
独立したてのフリーランスが仕事を取る方法として、以下の3つが挙げられます。
その①:クラウドソーシングを利用する
その②:フリーランスエージェントを活用する
その③:自ら企業に直接営業する
それぞれ解説します。
その①:クラウドソーシングを利用する
仕事を取る方法1つ目は、「クラウドソーシングを利用する」です。
クラウドソーシングは、独立したてのフリーランスが実績を0→1にするために最適だからです。
プロフィールや営業文をある程度作り込み、価格を下げれば実績がなくても受注することは十分に可能です。
受注して問題なく納品できれば仕事の受注数としてカウントされ、紛れもない「プロとしての実績」ができます。
クラウドソーシングには様々な案件があり、自分のレベルに合った仕事が必ず何かしら見つかります。長い目で見て大きく稼ぐことは難しいですが、フリーランスとしての実績を作るには最適です。
以前の記事、コピペOK!実績ゼロの方向けクラウドワークス営業文3パターンも参考にどうそ。
その②:フリーランスエージェントを活用する
仕事を取る方法2つ目は、「フリーランスエージェントを活用する」です。
フリーランスエージェントを活用することで、自力に比べて圧倒的に営業活動の効率が上がるからです。
多くのフリーランスエージェントでは専任のアドバイザーがつき、希望の条件やレベル感に合った仕事を素早く見つけて提案してくれます。
またフリーランスエージェントと企業のパイプは太く、各エージェントでしか取り扱っていない「独自の案件」、加えて「未経験OK」の案件の取り扱いも豊富です。
登録そのものにはお金がかからないうえ、営業活動時間の短縮と効率化という観点で、フリーランスが仕事を取るための方法として有効です。
関連記事:フリーランスの仕事の取り方とは?仕事が取れない原因・対策も解説。
レバテックフリーランス:登録者数、業界認知度はNo1。満足度90%以上。
ポテパンフリーランス:スキルや経験が少ない人も紹介可能な案件が多い。
MidWorks:会社員なみの福利厚生。サポートも丁寧で手厚い。
その③:自ら企業に直接営業する
仕事を取る方法3つ目は、「自ら企業に直接営業する」です。
営業と言っても、企業に足を運んで顔を売りに行くようなことではありません。
自身のスキルを活かせそうな企業をWebサイトなどで見つけたら、その企業のHPのお問い合わせフォームから営業文を送るという方法になります。
そこで仕事を受注できれば、エージェントやクラウドソーシングを通さないため、手数料なしの報酬を得られることが最大のメリットです。
しかし駆け出しのフリーランス、また営業に慣れていない方にとってハードルが高い方法であることも事実です。クラウドソーシングに比べて受注成功率は低く、かつ企業への直営業なので求められるレベルも高い傾向です。
企業が「フリーランスパートナー募集」を公表している場合は躊躇せずに営業してみましょう。
募集のお知らせがなくても、タイミングによっては「企業が人手不足で、ちょうどフリーランスへの業務委託を検討していた」という場合もあります。ダメ元でもアピールしてみることが大切です。
フリーランスになるにあたってよくある質問
まとめ
以上、フリーランスになるためにしたほうがいいこと、必要な手続き、仕事の取り方など幅広くご紹介してきました。
フリーランスは人間関係の悩みが減ることや、仕事の量や時間を自分で決められる自由さが最大の魅力であり、フリーランスの人口も年々増えています。
フリーランスは座敷が高く見られがちですが、保険と年金の切り替えさえ行えばOK。必要な資格もありません。
気になっている方は勇気を持って会社を辞めて、念願のフリーランスとしてデビューしてみてはいかがでしょうか。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。