エンジニア求人でよく見る「開発経験」ってどの程度?
それがわからないと、対策しようがないよ。
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
IT企業が欲している「開発経験」
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) October 30, 2022
・既存のコード読み解く力
・Gitでのチーム開発スキル
・最低限のDBなどの知識
現場ではコード書くより、読み解く力がだいじ
読み解けないとまともな実装もできない#駆け出しエンジニアとつながりたい#プログラミング初心者
IT企業が欲している「開発経験」
・既存のコード読み解く力
・Gitでのチーム開発スキル
・最低限のDBなどの知識現場ではコード書くより、読み解く力がだいじ
読み解けないとまともな実装もできない
- 必要な経験を把握することで、エンジニア転職成功率が上がります。
【ほぼ共通】エンジニア転職における「開発経験」ってどの程度?
エンジニア転職を目指しているものの、IT企業の募集要項には必ず
条件:何らかの開発経験
のような記載があります。
これを見て、「開発経験ってどの程度なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
本記事では、IT企業がおおよそ共通して求めている開発経験のレベル感をご紹介します。
また、その開発経験を得るための対策もまとめています。
準備万全にしてエンジニア転職を成功させるため、ぜひ参考にしてください。
企業が欲している「開発経験」はこの程度
おおよそ共通でIT企業が欲している「開発経験」とは、以下くらいの程度です。
その①:特定の言語でプログラムの読み書きができる
その②:Gitなど用いてチーム開発ができる
その③:一人で環境構築ができる
その④:特定のフレームワークで開発ができる
その⑤:最低限サーバーやデータベースの知識がある
それぞれ解説していきます。
その①:特定の言語でプログラムの読み書きができる
プログラムの読み書きが満足にできるスキルは、どのIT企業からも求められます。
コードを書けるようになっただけでは、甘いです。
ある意味、「すでにあるコードを読み解く力」の方が大切です。
既存のコードが
- どんな書き方で
- どう実装されているか
把握できないと、現場で戦力にはなりません。
その②:Gitなど用いてチーム開発ができる
Gitなどを用いてチーム開発ができるスキルも、多くの企業で必要になります。
その経験があれば、企業側にとって「教える手間が省ける」メリットがあるからです。
もし「Gitってなに?」というレベルであれば、ちょっと勉強不足かもしれません。
使ったことがなくても最低限、専門用語や流れくらいは話せるようにしましょう。
その③:一人で環境構築ができる
スムーズな環境構築スキルも、多くのIT企業が欲しています。
本番と同じ環境、および似た環境を作れないと、プログラミングすらできないからです。
環境構築は地味な作業ですが、エンジニアとしては必須。
調べながらでも、なんとか一人でできるくらいのスキルは欲しいところです。
その④:特定のフレームワークで開発ができる
特定のフレームワークで開発できるスキルも、多くの企業から求められます。
フレームワークを使えることで、開発効率は大きく向上するからです。
もはやフレームワークなしで開発作業を行う企業などありません。
面接であらかじめ、「フレームワークは何を使っていますか?」と確認しておきましょう。
その⑤:最低限サーバーやデータベースの知識がある
最低限のサーバーやデータベースの知識も、100%求められると考えて差し支えないでしょう。
IT業界で、サーバーやデータベースを使わない企業はないからです。
とはいっても奥が深い分野のため、すべて完璧に頭に入れるのはムリです。
なので最低限、
- PostgreSQL
- MySQL
- AWS
いずれかの基本的な知識や使い方くらいは、面接で話せる程度に把握しておきましょう。
IT企業は結局のところ「教える手間」を省きたい
そもそも、なぜIT企業がこぞって経験者を欲するのか?
それは、教える手間が省けるからです。
結局のところ企業側は、教える手間を1秒でも省きたいわけです。
ITに限らずどんな職種の企業も、求めているのは「即戦力」。
ましてやエンジニアは専門職なので、とくにその傾向が顕著です。
となると未経験者の方は、「じゃあ未経験者はムリなのか…」と思いますよね。
しかし必ずしも、そうとは限りません。
べつに経験がなくても、面接官から
「一般的な仕事の流れとか、ITの常識にくわしそう!」
「手とり足取り教えなくても、自分で知識を吸収して勝手に成長してくれそう!」
と思ってもらえれば、採用確率はグッと上がります。
「開発経験」と記載している企業に転職する方法
募集条件に「開発経験」と記載している企業に転職する方法としては、以下が挙げられます。
その①:副業案件をこなして経験を積む
その②:プログラミングスクールを利用する
その③:経験がなくてもエントリーしてみる
それぞれ見ていきましょう。
その①:副業案件をこなして経験を積む
開発経験を求める企業へ転職するには、副業案件をこなして経験を積むことです。
副業案件を受注して納品すれば、紛れもない「プロとしての実績」になるからです。
また、自分で勉強して仕事をとったことへの自発性も評価されます。
「手とり足取り教えなくても、自分から考えて行動してくれそう!」と思わせることにもつながります。
エンジニア転職において理想的な対策ですが、未経験から副業案件を受注する際、
- 結局、副業案件にも経験が求められる
- レベル的に厳しい場合もある
というデメリットもあります。
その②:プログラミングスクールを利用する
開発経験を求める企業に転職する方法2つ目は、プログラミングスクールです。
前述で、「転職のためにはチーム開発の経験が求められる」と紹介しました。
現代のスクールでは、現場さながらのチーム開発が経験できます。
「チーム開発」は、未経験の状態ではなかなか経験できないことなので、貴重なチャンスとなります。
エンジニア転職はゴールではなく、スタートです。
この先も長く順調にエンジニアのキャリアを歩むためにも、投資する価値はあるでしょう。
- DMM WEBCAMP:現場さながらのチーム開発が経験でき、転職後の即戦力の育成にこだわる。
- TECH CAMP:年齢制限なしの転職保証。成功率も98%と高い。
- TechAcademy:規模・知名度No1。転職保証はJava限定で32歳まで。
その③:経験がなくてもエントリーしてみる
開発経験いっさいなしでエントリーすることも、ひとつの手段です。
こちらは要するに、ポテンシャル採用を狙った作戦となります。
この場合、とにかく以下を面接で強くアピールしましょう。
- コミュニケーション能力
- 自走力、および積極性
- エンジニアになるにあたっての強い姿勢
IT企業はとにかく、教える手間を省きたくて経験者を採用するわけです。
それなりの知識はあります!
あなた達が教えてくれなくても、自ら勝手に成長しますよ!
という姿勢を見せましょう。
以前の記事、ポートフォリオがなくてもエンジニア転職できる?【←可能です】も参考にしてください。
しかし「開発経験」の基準や定義は企業によって異なる
ここまで、企業が欲している開発経験のレベルや対策を紹介しました。
しかしひとえに「開発経験」といっても、こまかな基準や定義は企業によって異なります。
もしかしたら中には、
・会社員として、実務で開発を行った経験がないと足切り
・最低でも3年継続してない限り、経験者として認めない
みたいな、厳しめの企業もあるかもしれません。
エントリーする前に、あらかじめ気になる企業には遠慮なく問い合わせ、確認しておくのが確実でしょう。
- リクルートエージェント:案件数・知名度はNo1。IT求人は「未経験」でも2万件を超える。
- ウズカレIT:未経験からITエンジニアを目指す方の特化型就職サポートを提供。
- doda:使い勝手のよさに定評。案件数豊富で、IT求人に関しても例外ではない。
まとめ
エンジニア転職における「開発経験」のレベルや、対策についてご紹介しました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- プログラムの読み書きや、チーム開発スキル
- 環境構築や最低限のデータベースの知見
- 転職のためには、副業で経験を積むか、スクールを利用する
- 経験がなくても、ポテンシャル採用を狙ってエントリーもあり
必要なスキルを事前に習得、経験し、エンジニア転職を成功させましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。