【理想と違う…】未経験からエンジニアになる前に知るべき現実

悩む人

エンジニアって、現実はやっぱり厳しい?
初心者にはわからないデメリットとかあれば知りたい。

とお悩みの方へ向けた記事になります。

以下の先日のツイートを深掘りする形でご紹介します。

未経験エンジニアが知るべき現実

・エンジニアでも高収入にならない
・転職成功後すぐ辞める人たくさんいる

例えば「YouTuberで年収◯億」
これ多分YouTuberというより、努力

あとレベルの差で、上司から精神ボコボコにされて辞める人は、SNSで報告とかしてない

この記事を読むメリット
  • エンジニアになるにあたっての準備や心構えが万全になります。
  • 現実を知ることで、「エンジニアになってから失敗」を未然に防げます。
目次

【理想と違う…】未経験からエンジニアになる前に知るべき現実

【理想と違う…】未経験者がエンジニアになる前に知るべき現実

エンジニアになって年収◯万円!
食いっぱぐれないスキルが身につく!

など、世の中にはエンジニアのいい点ばかりがはびこっています。

駆け出しエンジニアの方々は、このようなエンジニアドリームに騙されがち。

本記事を書いている僕は以前、完全未経験から独学で、システム開発の会社に転職しました。

そんな僕が実際に思った、「エンジニアの現実」をご紹介します。

エンジニアになる前にぜひ知っておくべき内容となりますので、参考にしてください。

エンジニアのよくない現実

エンジニアのよくない現実

僕がよくないと思ったエンジニアの現実は、以下のとおり。

その①:高収入を稼ぐのは難しい
その②:入社できてもすぐ辞めることもある
その③:勉強を怠ると停滞する
その④:リモートワークができるか否かは微妙
その⑤:頭脳労働なので疲れる

それぞれ解説します。

その①:高収入を稼ぐのは難しい

その①:高収入を稼ぐのは難しい

よくない現実1つめは、「高収入を稼ぐのは難しい」です。

ネット上ではよく

エンジニア

エンジニアになって年収1000万円になりました!

といったことを発信する方がいます。

たしかにエンジニアは、他の職種と比べれば年収は高めです。

とはいえ、そこまで大きくは変わりません。

上記のような「年収◯千万」など狙う場合、以下のような努力が必要になります。

  • 経験・技術・付加価値を身につけ「相談される側」を目指す
  • フリーランスとして独立し、活動を続けて「信頼」を築く
  • GAFAはじめ、IT大手企業に転職し、成果を出す

「エンジニアになっただけ」では、年収は上がりません。

なった後も相応の努力が必要なので、年収アップだけでエンジニアを目指している方は注意です。

その②:入社できてもすぐ辞めることもある

その②:入社できてもすぐ辞めることもある

ネット上ではよく、

エンジニア

未経験から独学3ヶ月で、IT企業に転職しました!

といった成功報告を目にします。

しかし未経験からエンジニアとして入社できても、すぐ辞める人がたくさんいます

「未経験者が勉強する基本レベル」と「実際の現場で使っているレベル」に、大きな差があるからです。

たとえば未経験者レベルでは、現場で使われているコードが読めません。
したがってプログラムを書くこともできません。

そのような技術レベルの違いが原因で、いじわるな上司や先輩から攻撃されます。
その結果、半年ももたないといった感じです。

しかもこういった「すぐ辞めた」系の発信は、あまりネットにありません。
そのため未経験の方には、イメージしにくい現実となっています。

以前の記事、うざいと思われがちなエンジニアの特徴とは?原因と対策も紹介も参考にどうぞ。

その③:勉強を怠ると停滞する

その③:勉強を怠ると停滞する

エンジニアになれば、この先ずっと食いっぱぐれないスキルが身につく!

という意見もありますが、これは知識のアップデートや努力を怠らない人に限った話

エンジニアになっても、勉強を怠れば停滞します

現代は変化の激しい時代であり、技術の入れ替わりやアップデートは頻繁に発生するからです。

エンジニアになったからといって、「この先安泰」と考えてはいけません。

  • アップデートのたびに新技術に触れ、勉強してみる
  • 必要に応じて、さまざまな言語に挑戦してみる

のように、エンジニアは都度、勉強を強いられます。

その④:リモートワークができるか否かは微妙

その④:リモートワークができるか否かは微妙
エンジニア

エンジニアになれば自宅で働ける!

と夢見ている方も多いと思います。

しかしリモートワークができるか否かは、完全に会社によります

以下のような方々なら、リモートワーク可能です。

  • リモートワークを積極的に導入している会社のエンジニア社員
  • フリーランスとして独立しているエンジニア

しかしこれらはIT企業の中でも、ほんの一部。

ろくにリモートワークを導入せず、

レガシーなIT社長

「やはり対面に勝る仕事はない」
「コロナが落ち着いてきたから、リモートワーク廃止」

といった対応をとる、レガシーなIT企業はたくさんあります。

その⑤:頭脳労働なので疲れる

その⑤:頭脳労働なので疲れる
悩む人

エンジニアって、座ってPCカタカタしてるだけで稼げるしラクそう…!

と思う人もいるでしょう。

しかし、ただボーっとカタカタしてるだけではありません。
常に頭をフル回転させつつ、わからないことに悩み、戦っているわけです。

それに座りっぱなしは、思いのほか体への負担が大きいです。
「立ち仕事よりも寿命を縮める」という、医学的なデータもあります。

精神的にかかる披露は、肉体労働なみといっても過言ではありません。

エンジニアのいい現実

エンジニアのいい現実

実際にエンジニアになって、いいと感じた現実は、以下のとおりです。

その①:論理的思考力が身につく
その②:副業や転職がしやすい
その③:フリーランスとして独立しやすい

それぞれ見ていきましょう。

その①:論理的思考力が身につく

その①:論理的思考力が身につく

エンジニアのいい現実1つめは、論理的思考力が身につきます。

プログラミングをすることで

  • ロジックを段階に分けて考える
  • ものごとを筋道立てて考える
  • あらゆることに疑問をもつようになる

といった力が身につくからです。

論理的思考力はあらゆる場面で役に立つ、汎用的なスキル。

ビジネスマンには必須といってもいいでしょう。

その②:副業や転職がしやすい

その②:副業や転職がしやすい

エンジニアは副業や転職がしやすいです。

プログラミングスキルは今いる会社のみならず、さまざまな企業で使えるからです。

「年収が思ったより上がらない…」と悩んでいるなら、

  • 副業をして年収を増やす
  • 転職して年収アップを狙う

など、さまざまな対策を選べるのも、エンジニアの魅力です。

エンジニア副業におすすめのサイト

レバテックフリーランス:フリーランスエージェントでは登録者数・知名度No1。

MidWorks:福利厚生に定評あり。マージン率完全公開でトラブルの少ないエージェント。

ポテパンフリーランス:リモート案件と高単価案件が豊富。担当者の質も高い。

その③:フリーランスとして独立しやすい

その③:フリーランスとして独立しやすい

エンジニアのいい現実3つめは、フリーランスとして独立しやすいことです。

理由は2つあり、以下のとおりです。

  • プログラミングは、フリーランスとして切り売りしやすいスキルだから
  • プログラミングの仕事はたくさんあるから

プログラミングは企業に依存せず、どこでも通用するスキルです。

またIT需要も上昇傾向のため、仕事もたくさんあります。

加えて現代はエンジニア人材が不足しているため、独立すれば会社員以上の高収入も狙えます

エンジニアなってから失敗しないための対策

エンジニアなってから失敗しないための対策

エンジニアになってから失敗しないため、やるべき対策は以下です。

その①:「やっていて苦じゃないか」を意識する
その②:現場で使う技術をあらかじめ学習する
その③:質問力を磨いておく

それぞれ解説します。

その①:「やっていて苦じゃないか」を意識する

その①:「やっていて苦じゃないか」を意識する

「プログラミングをやっていて、苦じゃないか」を意識しましょう。

「楽しい!」と感じられる人は、なかなか少数派。
それより、「苦じゃないか」を意識することです。

もし苦痛を感じるなら、別の職種にシフトするのが賢明です。
いくら高収入で将来性があっても、やはり苦痛では幸福度も低く、長く続きません。

具体的な見極めとしては、「自分で何か成果物を作っているときにどう感じるか」

チュートリアルで苦痛を感じる人は、ほとんどいないからです。

その②:現場で使う技術をあらかじめ学習する

その②:現場で使う技術をあらかじめ学習する

エンジニアになってから失敗しないため、現場で使う技術をあらかじめ学習しましょう。

エンジニア転職の際、面接の段階で、

  • どういう言語や技術を、どのように使っているのか

を、確認しておくと、やる気のアピールにつながります。

ポイントは、あくまで「現場で使う技術」を学習すること。
現場で使わないものを学習しても、役に立ちません。

現場に出ると間違いなく、周りとのレベルの違いに圧倒されます。

かける迷惑を少しでも減らすため、対策しましょう。

その③:質問力を磨いておく

その③:質問力を磨いておく

エンジニアになってから失敗しないためには、質問力を鍛えることも大切です。

上司や先輩に質問する前に、以下のポイントを明確にしてください。

質問の際のポイント
  • 何をしよう(作ろう、動かそう)として
  • どんな環境で
  • どういうことを試して
  • どんな結果を得られて(得られなくて)
  • 今どうしたいのか
  • 参考にして試した参考書やウェブサイト

なるべく相手の時間を奪わない気遣いは、エンジニアに必要不可欠です。

以前の記事、エンジニアは「誰も教えてくれない」のが普通?←「普通」ではないでも紹介しています。

まとめ

まとめ

以上、エンジニアになる前に知るべき、いい現実およびよくない現実、失敗しないための対策を紹介しました。

記事の内容をまとめると、以下のとおりです。

本記事のまとめ
  • 高収入はなかなか稼げない。
  • エンジニア転職後が本当の戦い。ゴールではない。
  • リモートワークも会社による。
  • 副業、転職、独立に向いているのは事実。
  • 適正や質問力は、あらかじめ見極めることが大切。

「エンジニアになればすべてうまくいく」みたいなのは幻想です。

相応の努力を継続しないと、ドリームのまま終わります。

あまり夢見すぎず現実を見て、堅実なエンジニア人生を歩んでいくことをおすすめします。

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