几帳面で神経質なわりに完璧じゃない。
細かいこと気にしない性格の人が羨ましい。
とお悩みの方へ向けた記事です。
先日、以下のツイートをしました。
つくづく思うのですが完璧主義は自分も周りも苦しめますね
理想の姿の自分を求めて、結果自分の理想の通りになれなくて絶望、イライラ
それだけならまだしも、そんな理想の姿を周りにも求めてしまったりする完璧主義はやめた方◎
理想の自分もいいけどある程度「現実的な理想」を目指す方いいかも
これについて深堀りします。
また記事後半では、完璧主義の治し方も紹介していますので、参考にしてください。
- 完璧主義のデメリットを知ることで、完璧主義を治せます
- 性格だから治らないという固定観念から脱却できます
【注意!】できないくせに完璧主義では自分も周りも不幸になる
できないくせに完璧主義な人は、自分も周りも不幸にしています。
理由は下記の2つです。
①完璧でない自分に絶望するから
②完璧を相手に求めてしまうから
それぞれ解説します。
①完璧でない自分に絶望するから
理由1つ目は、完ぺきでない自分に絶望するからです。
完璧主義=理想が高いということ。
つまり理想が高ければ、当然、理想通りにいかないことは増えます。
「理想が高い」の典型例は以下です。
- 仕事はバリバリできて当然
- 失敗は絶対に許されない
- 部屋はホコリ一つ許さない
- 女優orモデルでないと交際しない
上記すべて思い通りにするのは、困難を極めるでしょう。
一方で完璧主義じゃない人は、現実を見て「仕方ない」と妥協できます。
しかし一方で完璧主義な人は、現実を認められず絶望します。
ストレスが少ないのはどちらかは、言うまでもありません。
②完璧を相手に求めてしまうから
理由2つ目は、完璧を相手に求めてしまうからです。
完璧主義な人は自分のみならず、相手にも完璧を求める傾向にあります。
僕がこれくらい完璧にしてるんだから、キミもやってよ。
といった具合です。
これには、確証バイアスという心理作用が働いています。
自分に都合のいい情報しか信じない心理。
簡単にいうと、自分が一番正しいという思い込みです。
自分が一番正しいから、それに反する相手の行動が許せない。
だから相手にも、正しい行動(自分にとって)を求めてしまう。
というロジックです、なんとも迷惑ですよね。
こういう人に限って完璧ではなく、わかりやすく欠点や矛盾があるものです。
以前の記事、【気をつけろ!】うざいフリーランスの特徴&うざいと思われない対策も参考にどうぞ
そもそもどんな人が、なぜ完璧主義になる?
結論、承認欲求が強い人が、完璧主義になりやすいです。
完璧にすることで、誰かから承認されたいからです。
いや、ただの自己満ってこともあるじゃん。
こう思う方もいるでしょう。
しかし突き詰めれば、誰かに認められたくてやってることに他なりません。
たとえば、部屋がきれいでないと気がすまないと言う人。
一見ただの自己満足に見えますが、根底には「部屋をきれいにして認められたい」という欲求があります。
また、仕事のミスは絶対許されないと思い込む人。
こちらもわかりやすく、周りから「デキる人」と認められたいのでしょう。
このように完璧主義な人は、承認欲求が強い人といえます。
しかし皮肉なことに、完璧主義では周りは承認してくれません。
それどころか、逆に人が離れていってしまいます。
次章で後述します。
完璧主義者は「自分のルール=世間のルール」
完璧主義な人は、自分のルールと世間のルールを混同しています。
たとえば、待ち合わせ。
一般的に、約束の時間の1分前に着いても、とくに問題はありません。
約束の時間には間に合っているからです。
しかしここで、「こいつルーズだな」とイラついてしまう人。
これは自分のルールにとらわれ、勝手にイラついているだけです。
自分にとってのルールは、世間のルールじゃありません。
自分にとっての完璧は、世の中的には完璧じゃありません。
こういった自分ルールにとらわれていると、生きづらいしストレスも溜まります。
それに相手を変えようとしたって変わりません。
エネルギーのムダ使いなので、自分が変わりましょう。
その方法を、後述します。
完璧主義を改善する方法
完璧主義を改善するために、意識することは下記の3つです。
①完璧はいいことでもないと心得る
②自分の立ち位置を知る
③べきを禁止する
それぞれ解説します。
①完璧はいいことでもないと心得る
完璧はいいことでもないと心得ましょう。
完璧に囚われていると、ストレスになったり、自己嫌悪になるからです。
完璧を維持できても完璧グセがついてしまい、なかなか抜けなくなります。
しかし妥協ができれば、そんなストレスも抱えなくて済みます。
言ってしまえば、世の中の大半のことは不完全です。
不完全でもまったく問題ないので、もっと気楽にいきましょう。
②自分の立ち位置を知る
自分の立ち位置を知り、把握しましょう。
言い換えるなら、自分の実力を認識しましょう。
かけ離れた理想を求めると、理想になりきれない自分に絶望します。
かけ離れた理想を他人に求め、それが叶わずイライラして他人に当たるという悪循環を招きます。
肩の力を抜いて、自分の実力に沿った理想を設定するのが大切です。
③べきを禁止する
べきを禁止することも重要です。
完璧主義な人たちは、さまざまな「べき」にとらわれてます。
ひとえに「べき論」といっても、百人百様で、絶対的な正解なんてありません。
「べき」を禁止してみると、いかにべきにとらわれていたか実感できます。
なので今日、今この瞬間からべきは捨てましょう。
関連記事>>人間関係が辛くて転職するのは「逃げ」なのか【結論:いいえ】
まとめ
記事の内容をまとめます。
- できないくせに完璧主義だと、損する
- 完璧にできなくて、失望するから
- その完璧を周囲に人にも求めるから
- 「自分のルール」と「世間のルール」を混同させないこと
- 完璧は大していいことでもない。妥協できればストレス減る
- ハードルを下げよう。かけ離れた理想は危険です
- 「べき」は結局「プライド」。捨てよう
いろいろ書きましたが、完璧主義な人は丁寧ですので、真っ向から否定するつもりはありません。
しかしこだわりを捨て、できない部分を許容すると、ストレスも減って周りの反応も変わります。
知らずしらずのうち、完璧主義がストレスの原因をになっていることもあります。
6割できてればオッケーくらいの気楽な気持ちで、気楽に生活しましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。