IT企業で経験を積みたい。
でも求められるのは「実務経験」ばかり。
未経験の人って、どうやって実務経験を積んでるの?
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
効果的な実務経験の積み方
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) December 15, 2022
それは「ポートフォリオをつくること」
未経験駆け出しの人も
すでにIT企業いて雑用ばっかの人も
さらにはスクール利用してる人も
ポートフォリオさえあれば、実務経験を積むハードルは格段に下がる
まず、ポートフォリオをつくろう#駆け出しエンジニアと繋がりたい
効果的な実務経験の積み方
それは「ポートフォリオをつくること」
未経験駆け出しの人も
すでにIT企業いて雑用ばっかの人も
さらにはスクール利用してる人もポートフォリオさえあれば、実務経験を積むハードルは格段に下がる
まず、ポートフォリオをつくろう
- 未経験の駆け出しエンジニアでも、実務経験を積めるようになります。
- 効率よくエンジニアとしての価値を高めることができます。
エンジニアの実務経験の積み方は?4パターンでご紹介!
エンジニアになりたくても「実務経験」の積み方がわからず、悪戦苦闘している方も多いでしょう。
本記事ではそのような方に向け「エンジニアの実務経験の積み方」を、4つのパターンに分けて紹介します。
本記事を書いている僕は、完全未経験独学でIT企業へ転職し、現在フリーランスとして活動しています。
そんな僕の経験をもとに書いていますので、ひとつの参考にしてください。
【現実】エンジニアの実務経験を0から1にするのは大変
まず現実として、エンジニアの実務経験を0から1にするのは、かなり大変です。
未経験の駆け出しエンジニアにとって、いちばん大変なフェーズといってもいいでしょう。
IT業界は実力主義なので、実務経験を積みたくても、実務経験がないと門前払いとなってしまうためです。
この実務経験を0から1にするには、相応の努力と行動は必要になります。
- 「実務経験を積みたいのに、実務経験なくて落とされるなんて不条理。」
- 「じゃあ実務経験がまったくない人は、挑戦する資格すらないの?」
と思う方もいると思いますが、泥臭く努力と行動を繰り返すことで、実務経験を積むことは十分に可能です。
具体的に何がエンジニアの実務経験に該当する?
「企業にアピールできる実務経験」に該当するものは、大きく以下のようになります。
- 何らかのプロジェクトで業務を行っていること
- 特定の言語での開発経験が1~3年あること
- PMやPLなどの経験があること
何らかのプロジェクトに関わってないと、まともな実務経験として認められないことがあります。
転職エージェントやクラウドソーシングのスキルシートでは、実務経験はだいたい「プロジェクト単位」で記入しなければならないからです。
また企業にもよりますが、何らかの言語で開発作業を行った経験は、おおよそ1~3年は欲しいところ。
あとPM(プロジェクトマネージャー)やPL(プロジェクトリーダー)も、知識や経験がないと務まらない役割なので、経験としてアピールできるでしょう。
ただしかし、
- テスター
- 保守
- 営業
- その他雑用
などは、「エンジニアとしての実務経験」には該当しない場合が多いです。
以前の記事「何らかの開発経験」とは?企業が本当に欲しているスキルを紹介!でも詳しく紹介していますので、ぜひどうぞ。
エンジニアの実務経験の積み方4パターン
この章ではエンジニアの実務経験の積み方を、以下のとおり4パターン別にご紹介します。
- 自力でIT企業に転職する場合
- プログラミングスクールを利用する場合
- クラウドソーシング案件で実務経験を積む場合
- IT企業で働いてるけど雑用ばかりな方の場合
自力でIT企業に転職する場合
自力でIT企業に転職する場合は、以下の手順で実務経験を積むことになります。
- プログラミングを学習しスキルをつける
- 見せられる実績やポートフォリオを作る
- 【重要】面接でひたすら数を打つ
まずはプログラミングを学習してスキルをつけます。
その学習やスキルの成果物として、他人や企業にアピールできるだけの実績やポートフォリオを作成しましょう。
そしてもっとも重要なのが、「面接でひたすら数を打つこと」です。
たしかに未経験からIT企業に飛び込むには、技術力や面接での話し方もある程度大切です。
しかしそれ以上に未経験の駆け出しの方は、面接の数が圧倒的に足りてなかったりします。
未経験でIT企業からの内定を勝ち取る人は、圧倒的な量をこなしています。
内容うんぬんよりも、数を打ちましょう。
プログラミングスクールを利用する場合
プログラミングスクールを利用する場合、実務経験を積む流れは以下です。
- ポートフォリオ作成支援つきのスクールを選ぶ
- スクールの提携企業へアピールする
- 自力でも実務経験が積めそうな会社に応募する
ここでのポイントは、「ポートフォリオ作成支援つきのスクールを選ぶ」という点です。
「スクール卒業」の肩書だけでは、面接ではまったく有利になりません。
「スクールで培ったスキルでどんなものが作れるのか」が問われます。
スキルを身につけるだけでなく、何かしらが手元に残るような学習を心がけましょう。
個人的におすすめの「ポートフォリオ作成支援のあるスクール」を、以下に記載しておきます。
クラウドソーシング案件で実務経験を積む場合
クラウドソーシング案件を利用する場合、実務経験を積む手順は以下のとおりです。
- 見せられる実績やポートフォリオを作る
- ひたすら営業して案件を獲得する
- 納品の実績を武器にIT企業へ応募
まずはプログラミングを学習し、他人に見せられるポートフォリオを作成することです。
その後はひたすら泥臭く営業で数を打ち、案件を獲得します。
多くのクラウドソーシングサイトのでは、案件を納品した数が「実績数」としてカウントされます。
これは「実際にプロとして仕事をこなした」という証拠になるので、面接でも有利になります。
おすすめのクラウドソーシングサイトは、クラウドワークスです。
国内随一の発注企業数や案件数がウリで、開発案件も豊富だからです。
IT企業で働いてるけど雑用ばかりな方の場合
- すでにIT企業に就職しているものの、開発案件をなかなかやらせてもらえない
- エクセルとかの一般的な事務作業とか、テスターとか、雑用ばっかり
という方も、一定数いると思います。
そのような方が実務経験を積むための手順は、以下になります。
- 見せられる実績やポートフォリオを作る
- 開発案件にアサインしたい旨を交渉する
まずは実務で通用するだけのプログラミング技術を習得し、見せられるポートフォリオを作成します。
そのポートフォリオを武器に、「開発案件にアサインしたい」と上司に相談・交渉してみることです。
社員のやりたいこと・目標の実現に意欲的な会社なら、前向きに検討してくれるでしょう。
しかしアピールや交渉を繰り返しても、まったく状況が変わらないこともあります。
その場合、なるべく早めに転職することをおすすめします。
そのまま今いる企業にすがり付いても、状況が変わることはありません。
実務経験が積める企業は他にたくさんあるので、動きましょう。
- リクルートエージェント:案件数・知名度はNo1。未経験に絞ってもIT求人は2万件超え。
- ウズカレIT:未経験からITエンジニアを目指す方の特化型就職サポートを提供。
- doda:使い勝手のよさに定評。案件数豊富で、IT求人も盛りだくさん。
【共通】エンジニアの実務経験を積むならポートフォリオは必須
ここまでエンジニアとして実務経験を積む方法を、4パターン別にご紹介しました。
これらの4パターンですが、すべてに共通していることがあります。
それは「実務経験を積むにはポートフォリオが必須」ということです。
完全未経験の駆け出しエンジニアであろうと、
すでにIT企業に勤めていようと、
さらにはスクールを利用していても、です。
しかし逆を言えば、しっかりスキルをアピールできるポートフォリオさえあれば、実務系経験を積むのは一気にイージーモードになります。
IT企業にメリットを与え、即戦力となれるよう、偽りのないポートフォリオの作成をがんばりましょう。
よくある質問
この章では、エンジニアの実務経験の積み方について、よくある質問をご紹介します。
実務経験を積むためには、どんなポートフォリオがいい?
- 実務経験を積むためには、どんなポートフォリオがいい?
-
「問題解決をテーマにしたポートフォリオ」がいいでしょう。
どの企業も「小さくてニッチな問題解決」のために、一生懸命システムを開発しているからです。
たとえば、以下のようなことを面接で話せれば完ぺきです。
- 「現状、〇〇の~~の部分が不便と思っていました。なので、それを解決するアプリを作りました。これによって僕が感じていた不便を解消することができました。」
- 「現状で〇〇みたいなアプリが存在しないので、自分専用に作りました。これによって僕の中の~~といった問題が解決できました。」
電卓や家計簿や簡易的なゲームなどは、物理的にもシステム的にも十分に足りています。
また問題解決からはかけ離れているうえ、オリジナリティにも欠けるのでおすすめできません。自分しかわからないような細かすぎるニッチな問題で構いません。
とにかく何かしらの「問題解決」のために、ポートフォリオを作ることを意識してみてください。
「実務経験が積めそうな会社」ってどんな会社?
- 「実務経験が積めそうな会社」ってどんな会社?
-
一概にはいえませんが、傾向としては以下のような会社がいいでしょう。
実務経験が積めそうな会社の特徴- 大手ではなく、中小規模のスタートアップやベンチャー
- 求人や面接で、具体的な業務内容を提示してくれる企業
大手企業の場合、システム開発業務を他社に依頼しているケースが多いです。
そのためエンジニアとしての技術力を上げたいなら、なるべく避けるのが賢明かもしれません。
逆に、以下のような特徴を持つ企業にはすこし注意が必要です。
すこし注意が必要な会社の特徴- 面接にて、やたらと応募者の夢とか目標に前向きな会社
- 面接で「最初の1年はテスターとか一般事務」などと公言する会社
応募者の夢とか目標の実現にやたら意欲的な会社は、うまいことを言って開発とはまったく関係ない業務をさせるケースが多いので注意です。
また「最初は雑用」と公言する会社も、最初だけじゃない可能性が高いです。
- 開発案件へのアサインの条件
- 自分はどんな業務内容を担当するのか
は、入社の前に綿密に確認しましょう。
以前の記事、【騙された!】「SESならエンジニア経験を積める」は幻想ですも、ぜひ参考にしてください。
まとめ
以上、エンジニアの実務経験の積み方についてご紹介してきました。
記事の内容をまとめると、以下のようになります。
- 実務経験を0から1にするのが、いちばん大変なフェーズ
- 何らかのプロジェクトや特定の言語での開発をしていないと、開発経験に該当しない
- 自力で面接するにも、すでに企業にいる場合も、実務経験を積むならポートフォリオが必須
実務経験を積むのは、決してラクにできることではありません。
それなりの努力と行動力が必須となります。
ただ実務経験を積むには、ポートフォリオがあるか否かで、ハードルが格段に変わります。
自分がもっているスキルや技術をすべてポートフォリオに出し切り、良質な実務経験を積めるようになってほしいと思います。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。