ライターになりたいけど、生活できないとか聞く。
今後ずっと本業ライターで生活していくのって現実的に厳しい?
とお悩みのライター、またライター志望の方経向けた記事になります。
先日のツイートです。
ライターは生活できないと言われる理由
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) August 8, 2022
・すぐに生活費は稼げないから
・職業柄、仕事が途切れやすいから
・クラウドソーシング前提にしてるから
ライターはすぐ稼げると思ってる人多い
小遣い程度ならすぐだけど、生活費となると話は別
実績作るとか、勉強とかは必須#フリーランス#Webライター
ライターは生活できないと言われる理由
・すぐに生活費は稼げないから
・職業柄、仕事が途切れやすいから
・クラウドソーシング前提にしてるからライターはすぐ稼げると思ってる人多い
小遣い程度ならすぐだけど、生活費となると話は別実績作るとか、勉強とかは必須
- ライターが生活できないといわれる原因がわかります。
- 今後も生活していける本業ライターになれます。
本業Webライターは生活できないって本当?【人による】原因と対策
- 本業Webライターは稼げない
- 今後ずっと生活していくのは難しい
このようにいわれて、不安になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事を執筆している僕は、現役のフリーランスWebライターです。
僕自身も上記のような記事を見ると、少し不安になります。
結論、Webライターが生活できるか否かは人によります。
ひとえにライターや生活といっても、ピンキリ
ひとえにライターといっても、単価や内容はピンキリです。
高単価で修正が少ない案件もあれば、その逆もあります。
また生活といってもおなじです。
月々の生活費が3万円で済む人もいれば、10万円を超える人も。
なので改めて、本記事でいいたいことは、以下のとおり。
本業ライターが生活できるか否かは、人による。
しかしこれで記事を終えては寂しいため、本記事では
- 本業ライターが生活できないといわれる原因
- その対策
について深掘りします。
なお、本記事では生活費=平均15~20万円と仮定します。
本業ライターとして生活費を上回る報酬を稼げるように、参考にしてください。
本業ライターが生活できないとよくいわれる原因
本業ライターが生活できないといわれる原因は、大きく以下です。
その①:最初のうちはまったく稼げないから
その②:収入が安定しないから
その③:クラウドソーシングでの受注を前提にしているから
その①:最初のうちはまったく稼げないから
本業ライターとして活動を始めると、最初はまったく稼げません。
実績もないため、文字単価1円以下の仕事を強いられます。
ライターの収入は、実績や勉強を積み重ねることで、徐々に上がるものです。
この初期の段階で粘れず、挫折する人が多いです。
こういった方々は小遣い稼ぎすらままなりません。
なので生活していくなんて、もってのほかです。
その②:収入が安定しないから
本業ライターが生活できないといわれるのは、収入が安定しないからです。
僕自身Webライターを経験して、痛感していることは以下です。
- 高単価の案件を獲得できても、意外と依頼は続かない
- 体調を崩して働けなくなったら、収入は途切れる
たとえば、文字単価2円×10000文字の案件を獲得できました。
しかしその依頼がそもそも少なく、月2件だった場合、報酬はたった4万円です。
しかもその依頼が、今後もずっと続くとは限りません。
もっと安く優秀なライターがいれば、そっちに依頼がいきます。
またライターに限らずですが、体調を崩して働けなくなったら、収入は途切れます。
このように収入を安定させることは難しく、生活できないといわれます。
その③:クラウドソーシングでの受注を前提にしているから
クラウドソーシングを前提にしていることも、生活できないといわれる原因です。
たしかにクラウドソーシングは、ライター案件が豊富です。
初心者が実績を0→1にするには、うってつけのサービスといえます。
しかしクラウドソーシングは、システム手数料がかかります。
そのシステム手数料は2022年8月現在で20%、決して安いとはいえません。
10,000円の案件をこなして、2,000円が引かれるわけです。
さらに消費税の関係で、最終的な手取りは7,800~7,900円になるでしょう。
当然、金額が大きくなればなるほど、引かれる額も増えます。
20,000円の案件なら、4,000円が引かれます。
がんばって働いても、20%分がタダ働き。
そう考えると痛ましく、生活には苦労しそうです。
本業ライターとして生活していくための対策
本業ライターとして生活していくためには、いくつか対策があります。
本記事では、以下の5つをそれぞれご紹介します。
その①:専門分野を勉強し、アピールする
その②:ポートフォリオに実績をまとめる
その③:時給意識をもち、早く書く
その④:マーケティングやSEOを学び結果を出す
その⑤:個人ブログで定期的に発信する
その①:専門分野を勉強し、アピールする
本業ライターとして生活するには、専門分野を勉強し、アピールすることです。
専門分野の執筆は、傾向として文字単価が高いためです。
専門分野の勉強とか、大変そう。
時間もかかりそうだし…。
と思う方も多いかもしれません。
しかしライターに求められる知識は、そこまで深いものでなくて大丈夫です。
具体的にどのくらいの勉強が必要なのか、仮想通貨でたとえます。
「仮想通貨 とは」で検索すると、上位10記事が出てきます。
その10記事の内容を、9割理解できればOKです。
ポイントは、「理解すること」です。
理解できていないと、自身の言葉で言語化することは難しいです。
その10記事のほかに、周辺知識を本などで勉強しても構いません。
しかし目的は、記事を書いてその分の報酬を得ること。
誰も書いてない専門的で込み入った知識は、求められていません。
上位10記事こそがユーザーの求めている情報であり、SEOの正解です。
しっかり読み込んで理解し、自分の言葉で言語化できることが理想です。
その②:ポートフォリオに実績をまとめる
本業ライターとして生活するには、ポートフォリオに実績をまとめることです。
ポートフォリオと実績は別ものです。
ポートフォリオ=入れ物です。
まとめられた実績があるか否かで、仕事の受注率は大きく変わるからです。
仕事が途切れないライターは、これまでの実績をキレイにまとめています。
そしてそれを武器にうまく営業し、仕事を得ています。
ポートフォリオは何でもOKです。
発注者が気にしているのは、中身の実績のほうです。
以下のようなサービスを利用するのがいいでしょう。
また極端ですが、Googleドライブのフォルダに詰め込み、共有する人もいます。
ライターとして生活するには、仕事をとることが必須。
その仕事をとるためにも実績を重ね、キレイにまとめておくと好印象です。
その③:時給意識をもち、早く書く
時給意識をもつことは、ライターとして生活するために有効です。
時給意識とは「これ○時間で終わらせれば、時給いくらかな」という考え方のことです。
たとえば、1万円の案件を受注しました。
この案件を1時間で終わらせれば、時給1万円です。
しかしこれに10時間かかれば、時給1000円です。
この考え方を癖にすると、いかに早く終わらせ、高時給を実現するか工夫するようになります。
その④:SEOやマーケティングを学び結果を出す
ライターとして生活するにはSEOやマーケティングを学び、結果を出すことです。
これらを勉強して結果を出すことで、文字単価の向上につながるためです。
たとえばSEOの場合、以下のような結果をアピールできるようになりましょう。
私の書いた記事が、〇〇というキーワードで、1位を獲得しました。
そのためには、実績にならない仕事は受注しないことです。
また個人ブログなど運営し、成果をアピールするのもいいでしょう。
後述します。
その⑤:個人ブログで定期的に発信する
ライターとして生活するためには、個人ブログの発信も有効です。
理由は以下です。
- 実績が増え、受注率の向上につながるから
- ライティングスキルが向上するから
- ブログからも収益が生まれるから
ブログをやっていて、定期的に発信している。
これだけでも、本格的にライターとして活動していることのアピールになります。
また、ブログを通じてライティングスキルの向上も見込めます。
執筆速度が上がり、よりわかりやすい文章を書けける、などです。
また、アフィリエイトやアドセンスに登録すれば、ブログからも収益が発生します。
僕自身も、受注している案件の8割は、本ブログでのSEO実績があってのものです。
SEO順位で上位になれば、それが実績になります。
しかしこんなライターは生活できません
しかし、本業ライターとして生活できない人も実際にいます。
この章では、ライターとして生活できない人の特徴を紹介します。
当てはまる方は、要注意です。
その①:勉強したくない人
その②:すぐ稼げると思っている人
その③:クラウドソーシングでしか仕事を取らない人
その①:勉強したくない人
勉強したくない人は、ライターとして生活するのは難しいでしょう。
傾向としてですが、ライターは勉強嫌いの人が多いです。
理由は以下です。
- エンジニアなどと比べ、専門知識が必要ないから
- 小遣い程度の金額なら、すぐに稼げるから
しかしライターとして生活するとなると、甘い世界ではありません。
以下のような勉強は必須になってきます。
- 文章力
- 特定の分野の専門知識
- SEO
- マーケティング
そのため、勉強したくない人は、ライターとして食べていくのは難しいです。
その②:すぐ稼げると思っている人
ライターならすぐ稼げる。
そう思っている方は、ライターとして生活するのは難しいです。
ライターでも、まともに生活する分の報酬を稼ぐには、時間がかかるからです。
ライターは、事前の専門知識の勉強などは、それほど必要ありません。
しかしその分、案件の数を打ち、地道に単価を上げる必要があります。
すぐに稼げるなどと考えていると、現実とのギャップに苦しめられます。
その結果、挫折につながるため、生活なんてできません。
その③:クラウドソーシングでしか仕事を取らない人
ライターで生活できない人3つ目は、クラウドソーシングでしか仕事をとらない人です。
クラウドソーシングは、システム手数料で20%分をとられます。
月の生活費が15~20万円だとしましょう。
クラウドソーシングでその分働いても、20%の3~4万円はタダ働きです。
手取りは、約16~17万円です。
手取り15~20万円を得るには、せいぜい18~24万円分の労働が必要です。
生活費を稼ぐためにクラウドソーシングを利用するのは、やめましょう。
クラウドソーシングは、駆け出しライターが実績を0→1にする用途で利用するもの。
つまり、なるべく早く脱却した方が好ましいということです。
ライターで生活するには【直営業かエージェント】
ライターとして生活するなら、直営業かエージェントを利用の利用がおすすめです。
僕の場合、以下のような方法で仕事を取っています。
- Indeedでライター案件を探す
- Twitterで「ライター募集」タグで検索&DM
- フリーランスエージェントを活用する
- 特定のメディアでライター募集してれば、直接応募
IndeedやTwitterでは、わりとライターの案件が転がっています。
文字単価1円を切る、低単価案件も少ないです。
また、フリーランスエージェントでも仕事がとれます。
フリーランスエージェントは傾向として、ライターの仕事は少ないです。
しかしクラウドテックは比較的、ライターの案件数が多いです。
お金もかからないので、登録して案件を眺めてみるといいでしょう。
もちろんクラウドソーシングより単価が高く、案件数も豊富です。
ライターとして生活するなら、このように直営業かエージェントを活用することです。
まとめ
以上、本業Webライターとして生活する方法、生活できないと言われる原因などご紹介しました。
ライターは専門知識も必要なく、比較的早く稼げることが特徴とされています。
しかしライターで生活していくなら、地道な勉強や努力は必要不可欠となります。
ライターとして生活できるよう、地道に努力し実績を重ねましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。