ChatGPTはライターの仕事を奪う?今すべき対策を現役ライターが紹介

悩む人

いまChatGPTすごい話題になってるよね。
あれだけきれいな文章を自動で作れるとなると、もうライターの仕事はなくなるのかな。

とお悩みの方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

ChatGPTは、ライターの仕事を奪うことはない

逆にうまく使えば、生産性UPが狙える
タイトル、構成、要約を自動化できるから

これからのライターは
・マーケティングに基づいた文章表現
・体験談・感想など「感性」の言語化を武器にする
など対策が必要

この記事を読むメリット
  • ChatGPTがライターにどんな変化を与えるかがわかります。
  • ライターとしてChatGPTを味方につけ、生産性を最大限に上げられます。
目次

ChatGPTはライターの仕事を奪う?今すべき対策を現役ライターが紹介

ChatGPTはライターの仕事を奪う?今すべき対策を現役ライターが紹介

ここ最近のニュースでもよく取り上げられ、なにかと話題の「ChatGPT」。

「まるで人間が書いたような文章を生成できる」と、あらゆるシーンでの使い道が期待されています。

一方「ChatGPTに仕事を奪われるのでは?」という警戒するライターが多いことも事実。

そのような方に向け、現役ライター3年目である筆者の観点から、

  • ChatGPTが仕事を奪うかどうか
  • これからライターはどんな対策をすべきか

についてご紹介します。

結論:ライターの仕事がすべてChatGPTに奪われることはない

結論:ライターの仕事がすべてChatGPTに奪われることはない

本記事で言いたい結論は、以下のとおりです。

ライターの仕事が、すべて根こそぎ奪われることはない。

確かにChatGPTはこれから、ライターの大きな脅威になることは間違いないです。

しかしChatGPTはまだ不完全なうえ、人間にしか書けない文章もあります

なのでライターの仕事が丸っきりなくなることは、現時点では考えがたいです。

しかし事実を書くだけのライターは淘汰される

「ライターの仕事がすべて奪われることはない」と前述しました。

しかし「事実を執筆するだけのライター」は、徐々に仕事が減っていく可能性は高いです。

人ならではの意見を混ぜない事実ベースの文章は、まさにChatGPTのようなAIが得意とする分野。

ただの「執筆代行」のような仕事は、これからChatGPTがどんどん奪っていくので、注意しましょう。

ライターの仕事がChatGPTに奪われない理由

ライターの仕事がまだChatGPTに代替されない理由

ライターの仕事がChatGPTに奪われない理由は、以下のとおりです。

その①:現時点ではまだ人による「手直し」が必須だから
その②:情報が誤っていたり非現実的なことがあるから

それぞれご紹介します。

その①:現時点ではまだ人による「手直し」が必須だから

ChatGPTが生成する文章は、現段階ではまだまだ「人間による手直し」が必須です。

たとえば、

  • 日本語の言い回しが不自然
  • 表現方法があまりにも単調

といった場合、人を加えなければなりません。

ChatGPTはたしかに、文章そのものはとてもきれいです。

しかし「手直しが必要ないレベルの文章」の実現までは、もうしばらくかかりそうな印象です。

その②:情報が誤っていたり非現実的なことがあるから

ChatGPTが生成してくれる情報には、たまに誤りがあります。

たとえば以下「東京練馬区の美味しいお店を教えて下さい。」という問いへの回答。

「東京練馬区の美味しいお店を教えて下さい。」という問いへの回答

東京の練馬区にはたくさんの美味しいお店がありますが、いくつかご紹介しますね。

たけやま食堂:おいしいラーメンが食べられるお店です。特に味噌ラーメンがおすすめです。

ダンディズム:手作りのパンが自慢のお店で、朝食にもおすすめです。クロワッサンや食パンが特に人気です。

カフェ・フリール:落ち着いた雰囲気のカフェで、コーヒーや紅茶、スイーツが美味しいです。ランチメニューも充実しています。

レストラン 南蛮亭:練馬区内で唯一の本格的な南蛮料理が味わえるお店です。鶏の唐揚げやから揚げがおすすめです。

かつ平:とんかつが美味しいお店です。ボリューム満点のメニューが豊富で、ランチタイムにはお得なセットメニューもあります。

以上、いくつかのおすすめのお店をご紹介しました。ぜひ、お試しください!

上記、東京のお店ではあるものの、すべて「練馬区」ではありません。

また、おそらくですが、

「ダンディズム」→正しくは「ダンディゾン」
「カフェ・フリール」→正しくは「カフェ・フルリール」

など、誤字も気になります(しかもカフェ・フルリールで正解なら東京ですらない)。

また誤りでなくとも、ChatGPTから「非現実的な提案」をされることもあります。

こういった問題がすべて改善されて信頼を得るまでには、もう少し時間がかかりそうです。

ChatGPTの進化に向けこれからライターがやるべき対策

ChatGPTの進化に向けこれからライターがやるべき対策

ChatGPTは、現段階ではまだまだ課題もあります。

しかし、目まぐるしいスピードで改良・進化していくことは間違いありません

そんな中で、ライターがやるべき対策は以下のとおり。

その①:マーケティングに基づいた表現力を身につける
その②:事実よりも「感性」を意識して執筆する
その③:ChatGPTを味方につけてうまく付き合う

それぞれくわしく見て行きます。

その①:マーケティングに基づいた表現力を身につける

「マーケティング、およびブランディングに基づいた文章表現」を身につけること。

要するにマーケティングを学習しましょう、ということです。

たとえば、何らかの商品を紹介する文章を書くとき。

まずその商品のブランドイメージやコンセプトを理解のうえ、読み手の購買意欲を高めるよう文章を考える必要があります。

しかしChatGPTは、その商品すら知らない可能性があり、まともな商品紹介文など書けるわけがありません。

このように、

  • マーケティング的な視点
  • 購入意欲を高める文章構成

は、今後も重宝される人間ならではのスキルとなるでしょう。

その②:事実よりも「感性」を意識して執筆する

「事実よりも感性を意識した執筆」に、磨きをかけることをおすすめします。

ChatGPTは、たとえば

  • 読んだ本
  • 行った場所
  • 食べた料理

など、「経験」や「感想」などを文章にすることが苦手だからです。

「どう感じたか」という経験談は、人間の感性がないと言語化はできません。

その③:ChatGPTを味方につけてうまく付き合う

ChatGPTを味方につけ、うまく付き合っていくことも、ライターがすべき対策です。

ChatGPTはライターの仕事を奪うツールではなく、使い方次第で生産性を圧倒的に上げてくれるツールです。

  • ChatGPTにどう対抗しようか
  • いかにしてChatGPTに打ち勝つか

など、対抗意識をもったり敵意ばかりもってはいけません。

ChatGPTの進化は今後も止まらないし、止めることもできないので、共存していく姿勢が大切です。

ChatGPTとうまく共存する方法については、次章で紹介します。

ライターがChatGPTとうまく付き合っていく方法

ライターがChatGPTとうまく付き合っていく方法

ライターがChatGPTを上手に活用し、うまく付き合っていく方法は、以下のとおり。

その①:タイトル案を出してもらう
その②:記事構成を作ってもらう
その③:文章を要約・簡略化してもらう

ぜひ参考のうえ、生産性をアップさせることにお役立てください

その①:タイトル案を出してもらう

ChatGPTに、「記事タイトルの案」を出してもらう方法です。

具体的には、ChatGPTに、

検索キーワード「〇〇」の検索ニーズを満たす、30文字程度の記事タイトルをいくつか挙げてください。

という質問をしてみましょう。

「〇〇」の部分にKWを入れることで、それらしいタイトル案を瞬時に作成してくれます。

あとはそれらの案を組み合わせてうまく編集すれば、タイトルのできあがり。

記事タイトルをゼロから考えるのもラクではないので、圧倒的な時間短縮になります。

その②:記事構成を作ってもらう

ChatGPTに、記事構成をまるごと作ってもらいましょう。

具体的には、ChatGPTに

「〇〇」というGoogle検索ニーズを満たせる、記事の構成を作ってください。

という質問を入力するだけ。

「〇〇」の部分に任意のキーワードを入れれば、AIが一瞬でおおまかな記事構成の骨格を作ってくれます。

記事構成の作成はライティング以上にクリエイティブな作業なので、自動化できれば大きな生産性アップです。

さらに、関連キーワードをいくつか含めて質問することで、より構成の精度は上がるでしょう。

その③:文章を要約・簡略化してもらう

文章の要約や簡略化は、ChatGPTに丸投げしたほうがいいでしょう。

たとえば「自分が書いたブログ記事の内容を、Twitterで投稿したいとき」などに役立ちます。

その際は、たとえばですが、

プログラミングが辛くてやめたくなってしまう原因と対策を、Twitter投稿用に140文字以内でまとめてください。

のように質問すると、要望どおりにそれらしく要約してくれます。

またブログの内容をコピペし「これを140文字以内に要約」などの指示を出すのもひとつです。

まとめ

まとめ

以上、ChatGPTがライターに及ぼす影響や、有効活用の方法について紹介しました。

記事の内容をまとめると、以下のとおりです。

本記事のまとめ
  • ライターの仕事が、根こそぎChatGPTに奪われることはない。
  • 事実を書くだけの「執筆代行」は、仕事がなくなっていく可能性が高い。
  • ChatGPTはまだ人の手直しが必須で、誤情報や非現実的な回答もある。
  • マーケティングに基づいた文章表現や、体験談・感想など「感性」を武器にする。
  • タイトルや構成案、要約をChatGPTに任せれば、生産性アップ。

ChatGPTは、ライターの仕事を奪うものではなく、生産性を飛躍的に上げてくれるツール。

恐れることなく身構えることなく、上手に付き合って、時給をアップさせましょう。

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