プログラミングとブログはどっちがおすすめ?
結局、どっちが稼げるの?
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
ブログとプログラミングどっちかで迷ったら
— モリ|フリーランスWebライター (@MockRoll) April 20, 2023
両方を小さくはじめて「続きそうかも」と思う方を選ぼう
どちらがおすすめかと聞かれても、性質がまったく違う
スポーツ選手とアーティストどっちがおすすめか聞かれてるようなもの#駆け出しエンジニアとつながりたい #ブログ仲間と繋がりたい
ブログとプログラミングどっちかで迷ったら
両方を小さくはじめて「続きそうかも」と思う方を選ぼう
どちらがおすすめかと聞かれても、性質がまったく違う
スポーツ選手とアーティストどっちがおすすめか聞かれてるようなもの
- どちらかを始めるにあたっての迷いがなくなります。
- 向き不向きやメリデメがわかり、失敗を最小限に稼げるようになります。
ブログとプログラミングどっちが稼げる?ブロガー兼エンジニアが解説
稼ぐ手段や副業として、プログラミングとブログ、どちらかを始めようと思っている方は多いと思います。
そんな中で、
- どちらを始めようか
- どちらが稼げるのか
を考え、迷っている方もいるでしょう。
本記事を書いている僕は、エンジニアとして働いた後にフリーランスとして独立し、現在はブロガー兼ライターとして活動しています。
そんな僕の観点で、双方の良し悪しなど解説していますので、ぜひひとつの参考にしてください。
【結論】性質がまったく違うので一概に言えない
あいまいでたいへん恐縮なのですが、
どちらがおすすめかは、一概には言えません。
どちらも性質が異なり、人それぞれに「合う・合わない」があるため。
というのが、結論になります。
たとえば「スポーツ選手とアーティスト、どっちが稼げる?」と聞かれても、両方とも性質が違うので、選べないですよね。
それと同じで比較対象としてもまったく性質が異なるので、「成果次第」と言わざるを得ないのが現状です。
どちらも浅く着手し続きそうな方を選ぶのがおすすめ
どちらを始めようかで迷っている方にアドバイスをするなら、
どちらも浅く着手してみること。
で、やっていて苦痛が少ない方を選ぶ。
という手段をとってみることをおすすめします。
どちらにせよ、ひとまず無料で始めることは可能です。
人によって「合う・合わない」が大きく違うので、まずは小さく実践してみましょう。
ここから先は、ブログとプログラミング、それぞれの違いやメリット・デメリットをまとめています。
着手の前に、「どちらが良さそうか」見極めるための参考にしてください。
プログラミングとブログの大きな違い
ブログとプログラミングの大きな違いは、以下のとおりです。
ブログは、自動収入。
プログラミングは、労働収入。
ブログで稼ぐということは、「ブログに貼った広告収入」で稼ぐということです。
つまりブログがたくさんの人に読まれ、広告が多くクリックされるようになれば、24時間365日自動でお金を生み出してくれる「資産」となります。
一方プログラミングで稼ぐということは、基本的に「時間の切り売り」です。
プログラミングで何かを作り、その成果としてお金をもらいますが、取り扱うのは専門スキルなので単価は比較的高い傾向にあります。
なのでひとことで言うならば、
- 堅実に稼ぐならプログラミング
- 思い切って挑戦するならブログ
というニュアンスで考えておくのがいいでしょう。
プログラミングのメリット
プログラミングのメリットは、以下のとおりです。
その①:失敗のリスクが少ない
その②:今後も高単価で安定的に働ける
その③:人生の選択肢が広がる
それぞれ解説します。
その①:失敗のリスクが少ない
プログラミングは挫折しない限り、失敗するリスクが低いのがメリットです。
たとえばIT企業に就職すれば、成果や生産性がそれなりでも、安定的に収入を得られます。
また独立して「時間単価制」の案件を獲得しても、同じように報酬は得られます。
しかしブログの場合、「どんなに時間をかけても報酬ゼロ円」ということはザラです。
労働収入ならではの安定性といったところでしょう。
その②:今後も高単価で安定的に働ける
今後の安定性も、プログラミングのメリットです。
プログラミングおよびエンジニアは、今後も需要が拡大していくとされています。
またプログラミングは、スキルや経験を積むことで、確実に単価を上げることも可能です。
変化の激しい現代、堅実に、安定的に働けるのは大きなメリットです。
その③:人生の選択肢が広がる
プログラミングは、人生の選択肢を大きく広げてくれます。
プログラミングは、パソコンひとつあれば場所を問わず仕事ができるためです。
スキルや経験が積み上がれば、たとえば
- より大手のITに企業に転職
- 起業で働きつつ副業収入を足す
- フリーランスとして独立
- ノマドワーカーとして働きながら旅
- IT系の法人を設立して起業
といった働き方も実現可能です。
プログラミングのデメリット
プログラミングのデメリットを挙げると、以下のとおりです。
その①:習得までに時間がかかる
その②:知識のアップデートが必要不可欠
その③:自動収入は期待できない
それぞれ解説します。
その①:習得までに時間がかかる
プログラミングは、すぐに習得できるものではありません。
「慣れ」が必要なうえ、覚えるべき技術も次から次へと出てくるためです。
小手先の勉強だけでは習得できず、繰り返しじっくり学んでいく必要があるのは、デメリットになります。
その②:知識のアップデートが必要不可欠
プログラミングには、知識のアップデートが必要不可欠です。
たとえばIT業界では、
- ある言語を習得したのに、いまのトレンドは別の言語。
- せっかく実装方法を覚えたのに、アップデートによって学び直しが必要になった。
ということは、頻繁にあるからです。
知識を最新のものにすべく、そのつど勉強が必要になるのは辛いところです。
その③:自動収入は期待できない
プログラミングによる自動収入は、期待できません。
たとえば自分でプログラミングしてオリジナルのWebサービスを開発し、それが多くの人に利用されれば「不労所得」にはなります。
しかし相応のクオリティのものを個人で作るのは、時間や労力の面でとても困難です。
「資産」や「不労所得」に興味がある方は、プログラミングはおすすめできません。
ブログのメリット
一方でブログのメリットは、以下のとおりです。
その①:始めるハードルが低い
その②:実績となりライター案件が取りやすくなる
その③:不労所得・資産になる
それぞれ解説します。
その①:始めるハードルが低い
ブログは、始めるハードルが低いことがメリットです。
プログラミングのように、専門知識の勉強から行う必要がないためです。
自分が書きたいジャンルや得意ジャンルを選んだら、あとはもう書き始めるだけです。
そのお手軽さは、初心者には大きなメリットとなります。
その②:実績となりライター案件が取りやすくなる
ブログで記事を書き続ければ、その記事はあなたの「実績」となります。
実績が積み重なれば、「ある企業からのライティング案件」も取りやすくなります。
このようにブログは自動収入だけでなく、労働収入につなげることも可能です。
その③:不労所得・資産になる
ブログは「不労所得」および「資産」となることは、最大のメリットでしょう。
ブログに貼った広告URLから購入や契約につながれば、あなたの収入になります。
つまり多くの人に見てもらえるようになれば、24時間365日、自動でお金を生み出してくれるようになります。
これはプログラミングにはなかなか実現できない、ブログならではのメリットです。
ブログのデメリット
ブログのデメリットは、以下のとおりです。
その①:成果が出るまで時間がかかる
その②:突然報酬が減ることがある
その③:誹謗中傷・炎上もありえる
それぞれ解説します。
その①:成果が出るまで時間がかかる
ブログは成果が出て、稼げるようになるまで、とにかく時間がかかります。
早い人でも1~3年、長いとそれ以上といったところでしょう。
ブログで稼ぐには、記事を多くの人に読んでもらう必要があります。
記事を多くの人に読んでもらうには、あるキーワードで検索順位トップ10に食い込む必要があります。
しかしトップ10に食い込むには、それなりの記事数や運営期間を重ねたブログでないといけません。
実際に本ブログは、記事数330、運営から3年で、ようやく毎月3万円ほどの収益が得られるようになりました。
といった感じで、地道にコツコツ継続しなければならないことはデメリットです。
その②:突然報酬が減ることがある
突然報酬が減ることもあるのが、ブログのデメリットのひとつです。
主な原因は以下のとおりです。
- Googleが定期的なアップデートを実行するから
- 広告主が広告運営を終了することがあるから
- ブログのプラットフォームがサービス終了する可能性があるから
Googleが定期的に行っているアップデートによって、「検索順位の入れ替え作業」が行われると、キーワードで検索順位トップ10から外れ、読んでもらえる可能性は激減します。
また広告収入の源である広告主が運営を終了すれば、途端にその広告収入は消えます。
さらに「はてなブログ」や「ライブドアブログ」などご利用の場合、そのプラットフォーム自体が終了・倒産してしまえば、収入源とともにこれまでの記事も消えます。
…といった感じで、ブログは報酬が突然消える可能性を秘めているので、
ブログ収入が月50万円になったから、高級マンションに引っ越そう!
みたいな選択は非常に危険です。
その③:誹謗中傷・炎上もありえる
誹謗中傷および炎上のリスクも、ブログのデメリットになります。
ブログ記事がたくさんの人に読まれるようになるほど、クレーマー気質の「当たり屋」に合う可能性はどうしても高くなるからです。
こちらは対策のしようがないため、繊細で傷つきやすいメンタルの方にとっては、デメリットになるでしょう。
これに当てはまるならプログラミングをやろう
以下に当てはまっている方なら、プログラミングをやったほうがいいでしょう。
その①:「手に職」や「専門スキル」がほしい
その②:堅実かつ安定的に稼いでいきたい
その③:「選択肢」や「自由度」を高めたい
それぞれ理由を解説します。
その①:「手に職」や「専門スキル」がほしい
「手に職」や「専門スキル」のようなもの求めるなら、プログラミングをやるべきです。
プログラミングはいわゆる専門職そのものだからです。
特定のスキルや経験を積み上げれば、転職、独立などあらゆる場面で重宝します。
その②:堅実かつ安定的に稼いでいきたい
「不労所得より、しっかり働いて確実に稼ぎたい」というタイプの方も、プログラミングのほうが合っているでしょう。
プログラミングは基本的に、自身のスキルを切り売りする働き方だからです。
がんばってスキルを伸ばすことで確実に単価も上がります。
またこの先のIT需要の拡大もあるため、安定した働き方を実現できるでしょう。
その③:「選択肢」や「自由度」を高めたい
プログラミングを習得し、経験や実績を積むことで、
- より大手のITに企業に転職
- 起業で働きつつ副業収入を足す
- フリーランスとして独立
- ノマドワーカーとして働きながら旅
- IT系の法人を設立して起業
など、選択肢や自由度は劇的に高まります。
流行り廃りの激しいこの時代なので、状況に合わせた選択肢を選べるようになることに損はありません。
これに当てはまるならブログをやろう
以下に当てはまっているなら、ブログをやったほうがいいでしょう。
その①:文章執筆が苦痛にならない
その②:「不労所得」や「資産」がほしい
その③:コツコツ地道な積み上げが苦にならない
理由をそれぞれ解説します。
その①:文章執筆が苦痛にならない
「文章を書くこと」が苦痛にならない人は、ブログ向きといえるでしょう。
逆にそうでないと、ブログを続けていくことは難しいからです。
文章は一見簡単なようで、長文を書くのが苦手だったり、苦痛を感じる方はけっこういます。
その②:「不労所得」や「資産」がほしい
「不労所得」や「資産」狙いの方も、ブログがおすすめといえるでしょう。
「資産になる働き方」ができることが、ブログの最大のメリットでもあるためです。
クライアントワークなどの「労働」そのものから脱却したい方は、ブログをやりましょう。
その③:コツコツ地道な積み上げが苦にならない
コツコツ地道に積み上げることを苦痛に感じない人は、ブログで成功する可能性が高いです。
ブログで成果を出すには、「成功するかどうかわからない地道な努力」を継続する必要があるからです。
プログラミングもある程度コツコツ積み上げる必要がありますが、ブログはそれ以上の長期戦になります。
その覚悟ができていて、耐えれる自信がある方は、ぜひブログに挑戦するべきです。
プログラミングをてっとり早く始めるなら
プログラミングをてっとり早くはじめる代表的な方法は、以下のとおりです。
その①:プロゲートなどの学習サイトを活用する
その②:プログラミングスクールを利用する
その③:書籍などを購入して独学する
それぞれ見ていきましょう。
その①:プロゲートなどの学習サイトを活用する
プログラミングをてっとり早く始めたいなら、以下のような学習サイトから始めてみましょう。
いずれも月額1,000円程度で始められ、つまらなければいつでもすぐにやめられます。
まず「プログラミングとはどんなものか」を把握するには、これらのサービスで十分でしょう。
その②:プログラミングスクールを利用する
プログラミングスクールも、てっとり早く始める方法の代表格です。
スクールにお金さえ払えば、理にかなった手順で学習を進められます。
また不明点は講師に聞いてすぐ理解できます。
そのため学習時間を最小限にでき、転職の成功率も高まるでしょう。
- TECH CAMP:転職保証に年齢制限なし。最短10週間で転職できるスピードがウリ。
- TECH BOOST:「挫折させないサポート体制」が特徴。完全未経験向け。
- DMM WEBCAMP:大手DMMグループ運営・提供。未経験者向けのスクールでNo1。
その③:書籍などを購入して独学する
書籍などを購入し、独学する方法です。
いまやプログラミングは人気の職種となったため、よほどコアな言語でない限り、書籍はたくさんあります。
ただ理解できない点を質問できないことから、挫折につながりやすいことがネックです。
ブログをてっとり早く始めるなら
ブログをてっとり早く始めるための、代表的な方法は以下のとおりです。
その①:既存のブログサービスではじめてみる
その②:Xサーバーで個人ブログを設立する
それぞれご紹介します。
その①:既存のブログサービスではじめてみる
既存のブログサービスに会員登録し、ブログをはじめる方法です。
「既存のブログサービス」とは、以下のようなものです。
会員登録するだけで、すぐにブログを書けるようになります。
手間ひまをかけず、とりあえずブログに着手してみたい方におすすめです。
ただ次章で紹介する完全個人のブログに比べると、収益化は難しい傾向にあります。
その②:Xサーバーで個人ブログを設立する
完全個人のブログサイトを開設し、ブログを書き始める方法です。
なぜXサーバーなのかというと、完全個人のブログサイトをもっとも簡単に、てっとり早く開設できるからです。
ふつう、個人でブログサイトを立ち上げるとなると「サーバー契約→ドメイン取得→WordPress導入→各種設定」という手順が必要です。
中でも、とくにWordPress導入に躓いてしまう方が多いです。
ここで役立つのが、Xサーバー特有の「WordPressクイックスタート」です。
こちらを利用すれば、誰でもかんたんに失敗することなく、かつてっとり早く自分のブログサイトを作れます。
以前の記事【完全初心者向け】WordPressでのブログの始め方でも解説していますので、興味のある方はご覧ください。
ブログ・プログラミング共通の注意点
ブログとプログラミング、両方に共通する注意点は以下のとおりです。
その①:相応の努力をしなければ稼げない
その②:「やっていて苦痛を感じないほう」を選ぶこと
それぞれ見ていきます。
その①:相応の努力をしなければ稼げない
「ブログとプログラミング、どちらがラクに稼げそうか」に着目している方もいるでしょう。
結論、どちらも決してラクではありません。
プログラミングでは、解決できないエラーと黙々と向き合う必要があり、精神的に辛いです。
ブログは成果が出るかどうかわからないのに、継続しなければならないことが辛いです。
相応の努力は必要なので、ラクさで選ぼうとすると挫折してしまいます。
その②:「やっていて苦痛を感じないほう」を選ぶこと
「やっていて楽しいことを仕事にしたい」と思う方は多いです。
しかし「やっていて楽しい仕事」なぞ、そうそう見つからないのが現実です。
そのため、仕事は
- 人に比べてわりと得意なこと
- やっていてそれほど苦痛じゃないこと
を基準に選ぶと、続く可能性は高くなります。
ブログとプログラミングどちらを始めようかで悩んでいる方も、これを基準にしてみましょう。
どちらも思ったより、心から「楽しい!」などと思えるものではないです。
ブログとプログラミングに関するよくある質問
ブログを書いてどうやって稼げるんですか?
ただ日記のようなブログを毎日書いても、まったく稼げません。
「ブログで稼ぐ」イコール、
ブログに貼った「商品紹介URL」をクリックしてもらい、その商品を買ってもらうことで、広告収入を得る
ということです。
そのためブロガーは収益化につながりそうなキーワードを選び、すんなりURLをクリックしてもらえるよう文章を作っています。
アフィリエイトってなんですか?ブログとの違いは?
アフィリエイトとは、「成果報酬型広告」のことです。
前述した「商品紹介URL」のことを指し、こちら経由で商品が購入されると、その成果に応じた報酬が得られます。
ブログとの違いとしては、
- ブログ=プラットフォーム
- アフィリエイト=広告
という認識で差し支えありません。
「ブログで稼ぐ」と「アフィリエイトで稼ぐ」は、結局意味は同じです。
Webライターは今後ChatGPTに仕事を奪われますか?
奪われる可能性は高いでしょう。
人が書いたようなきれいな文章をつくれるものの、現段階ではその内容は不完全です。
ただ近年AIは目まぐるしいスピードで進化を遂げているので、文章の内容も改善されていく可能性が高いです。
事実を書くだけのライターは淘汰されるので、人間ならではの「感性」を重視したライティングが求められるでしょう。
ChatGPTはライターの仕事を奪う?今すべき対策を現役ライターが紹介でもくわしく解説しています。
まとめ
以上、ブログとプログラミングの違いやメリデメについて紹介してきました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- どちらがおすすめかは人による。
- 両方に浅く着手しつつ、続きそうと思うものを選ぶのがポイント。
- 堅実に稼ぐなら、プログラミング。
- 思い切って挑戦し、夢を掴みたいならブログ。
ブログもプログラミングも、それぞれにメリットとデメリットがあります。
稼ぎ方もまったく違ううえ、人によって「合う合わない」も大きく分かれます。
どちらも小さく始めてみて、「こっちのほうが続きそうかも」と思う方をやってみるのがおすすめです。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。