要注意!フリーランスエージェントのマージンは高い?【人による】

悩む人

クラウドソーシングはシステム手数料が高い。
マージンが安いフリーランスエージェントを知りたい!

このようなお悩みをもった方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

【フリーランスエージェントのマージン率の闇】

ユーザーのスキル、担当営業によって変動する
同等の案件、同じ学歴でもエージェントによって違う

対策
自分の単価相場を把握する
複数のエージェントを使ってみる

マージン相場は10~20%
これ以上だったら抜かれすぎ

この記事を読むメリット
  • フリーランスエージェントから取られるマージンを最小限にできます。
  • 未然にフリーランスエージェントの現実を知ることで、損を避けられます。
目次

要注意!フリーランスエージェントのマージンは高い?←人による

要注意!フリーランスエージェントのマージンは高い?←人による

クラウドソーシングは、システム手数料が20%前後と、高い傾向です。
たかが20%といえ、塵も積もれば山となります。

そのため、マージンの安いフリーランスエージェントを検討する方も多いと思います。

しかし、本記事で言いたいことは以下です。

本記事で言いたいこと
  • どのエージェントも大体マージン非公開。実際に登録して比較するしかない。
  • マージン率は、ユーザーのスキルなどによって調整される。
  • 高いマージンを取られないためには、対策がある。

一概にマージンが安いエージェントをピックアップすることはできません

理由は以下です。

  • フリーランスエージェントは基本、マージンを公開してないから
  • ユーザーのスキルや案件によって、マージン率は調整されるから

本記事でくわしく解説します。

フリーランスエージェントを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも、マージンとは?

そもそも、マージンとは?

そもそもマージンとは、案件を発注する企業が、エージェントに支払う手数料です。

わかりやすくいうと、以下のとおりです。

  1. 企業が100万円の案件を発注し、エージェントに依頼
  2. エージェントが10%(10万円)のマージンをもらう
  3. 仕事をしてくれたフリーランスには、差額の90万円が支払われる

上記でいう10%(10万円)が、マージンです。
当然マージンが安いほど、フリーランスがもらえる金額は増えます。

エージェント側としては、この10万の利益を手に入れたい。
そのため、受注してくれるフリーランスを積極的に探します。

どのエージェントでも基本、マージンは非公開

どのエージェントでも基本、マージンは非公開

基本的にどのエージェントも、マージンを非公開にしています。

  • 案件の内容
  • ユーザーのスキル
  • 担当者

これらによってマージン率が変動するためです。

ではその変動しがちなマージンは、どう決めているのか?
後述します。

マージン率はどのように決まる?【大きく3パターン】

マージン率はどのように決まる?【大きく3パターン】

マージン率は、以下の3パターンで決まるケースが多いです。

  1. 契約の回数によって決まる
  2. 案件の金額によって決まる
  3. 完全固定

契約の回数によって決まる

契約回数が増えるほど、マージン率が安くなります。
0~5回の受注で15%、5~10回の受注で10%といった具合です。

エージェントにたくさんマージンを払うほど、安くなるシステムです。

案件の金額によって決まる

案件の金額で決めているケースもあります。
30万円以下なら20%、60万円以下なら15%といった具合です。

たとえ安い案件でも、少しでも多くエージェントにマージンが入る仕組みです。

完全固定

一方でマージン率が変動せず、完全固定のケースもあります。
完全固定にしているエージェントは、基本的にマージン率を公開しています。

マージン率の平均は、10~20%

マージン率の平均は、10~20%

マージン率の平均は、10~20%です。

これを上回る場合、抜かれすぎと思っていいでしょう。

とはいえ、マージン率を下げてもらう交渉も難しいのが現実です。
非公開となれば、具体的な数字を確認しようがないためです。

ただ、高いマージンを取られないための知識や対策はあります。
記事後半で後述します。

【知らないと損します】マージン率は、人によっても異なる

【知らないと損します】マージン率は、人によっても異なる

フリーランスエージェントのマージン率は、人によっても異なります。

案件の内容や金額のみならず、

  • 過去の契約の回数
  • ユーザーのスキル
  • エージェント側の担当者

によっても調整されるからです。

エージェントがユーザーに合わせ、調整する

マージン率は、ユーザーの過去の契約回数によっても変動します。
多いほど経験豊富とされ、マージン率は下がります。

またユーザーのスキルや、担当者によっても前後します。

営業がうまい担当者だと、以下のような流れで会話をします。

エージェント

現在のおおよその単価と、希望の金額を教えて下さい。

フリーランス

現在の収入は、月20万円ほどです。
希望の金額は、月60万円です。

エージェント

経験やスキル的に、60万の案件は少ないのが現状でして…。
ただ、30万~40万円の案件でしたら、すぐ紹介できますよ!

フリーランス

30~40万なら今の収入より高いし、いいかもですね。

エージェント

それなら、まず30~40万円の案件をこなしつつ、スキルアップしながら60万円を目指していくのが理想かなと思います。

もし100万円の案件を30~40万円で受注させれば、エージェントに60~70万円の利益が生まれます。

つまり初心者ほど、カモられやすい

つまり以下のような方こそ、フリーランスエージェントのカモになりやすいです。

  • フリーランスになって間もない、駆け出し
  • フリーランスエージェントの利用経験がない初心者

駆け出しや初心者は、自分のスキル感や相場を知らない場合が多いものです。

そのため「今の収入よりプラスになるならバンザイ」。
このように、安易に考える傾向にあります。

フリーランスエージェントも、立派な商売です。
マージンは抜ける分だけ抜くのが、利益のための鉄則です。

提示された金額は、相場よりずっと低いかもしれません。
もしそうだった場合、その分タダ働きとなるため機会損失です。

フリーランスエージェントから高いマージンを取られないために

フリーランスエージェントから高いマージンを取られないために
悩む人

そうだったのか…。
じゃあなるべくマージンなんて取られたくない!

と思った方も多いでしょう。

エージェントからカモられないため、知っておくべき知識や対策をご紹介します。

その①:自分の単価相場を知る
その②:マージンの適性相場を知る【←1割が適性】
その③:複数のエージェントに登録し、比較検討する

その①:自分の単価相場を知る

その①:自分の単価相場を知る

カモられないためには、自分の適性な単価相場を知ることです。

自分の適性な単価相場も、条件で変動します。
その条件とは、以下のようなものです。

  • 住んでいる場所
  • 年齢
  • 性別
  • 職種
  • スキルセット
  • 経験年数

たとえば「東京 エンジニア 給料 相場」と検索すれば、平均年収など情報が得られます。

おそらく、想像より高い年収相場が出てくると思います。
しかし現実として、それが平均値です。

その相場から大きく下回ることのないよう、案件やエージェントを吟味することです。

その②:マージンの適性相場を知る【←10~20%が適性】

その②:マージンの適性相場を知る【←10~20%が適性】

カモられないためには、エージェントのマージン率の適性相場を知ることです。

前述しているとおり、適性マージン率は10~20%です。

非公開となっていると、もとの金額もわからないため、判断に苦しみます。
その際、自分の単価相場の情報が役に立ちます。

マージン率は、自分単価相場の10~20%程度にとどまっているか。
ある程度逆算し、ざっくり判断するクセをつけてください。

悩む人

今の収入を上回ってるし…まいっか。

と安易に受注すると、それこそエージェントの思うツボです。

その③:複数のエージェントに登録し、比較検討する

その③:複数のエージェントに登録し、比較検討する

フリーランスエージェントは複数登録し、比較検討するのもいいでしょう。

理由は主に以下です。

  • 同等の案件でも、単価やマージン率がまったく違うことがあるから
  • 専属の営業担当の合う合わない問題もあるから

同じスキルセットや学歴でも、案件やエージェントで単価は異なるのが現実です。

また、営業担当のさじ加減もマージンに影響します。
営業との相性によって、マージン率を削れるケースもあります。

手間はかかりますが複数登録し、実際に確かめるのが、もっとも確実です。

マージン率を公開している優良フリーランスエージェント

マージン率を公開している優良フリーランスエージェント

この章では、マージン率を公開している優良なフリーランスエージェントをご紹介します。

その①:PE-BANK(マージン率:8~12%)
その②:Midworks(マージン率:20%)

その①:PE-BANK(マージン率:8~12%)

(引用:PE-BANK公式サイト
PE-BANKの特徴
  • 創業は1989年。老舗企業ゆえの安心感と信頼性が売り。
  • 地方の案件数も豊富で、かつ福利厚生も充実。

PE-BANKは、株式会社PE-BANKが運営するフリーランスエージェントです。

マージン率は以下のとおり、回数によって変動する形式を採用しています。

報酬獲得数が1~12回:12%
報酬獲得数が13~24回:10%
報酬獲得数が25回~:8%

25回の利用で、平均以下の8%のマージン率で利用できます。

マージン率が10%を切るエージェントは少ないため、ぜひ選択肢に入れたいところです。

また、以下のように福利厚生も充実しています。

  • 名刺作成費用を全額負担
  • 資格の受験料支給(合格で全額、不合格で半額)
  • ITセミナー受講料支給
  • アパマンショップ仲介手数料50%OFF
  • 税理士による確定申告サポート
  • ほか

これらはほんの一部なので、くわしく知りたい方は公式サイトをご覧ください。

フリーランスエージェントは傾向として、都市圏に案件が集中します。
しかし、PE-BANKは地方の案件にも強いです。

田舎フリーランスを実現したい人にもおすすめできるエージェントです。

>>公式サイトを見る

運営会社株式会社PE-BANK
設立1989年5月
拠点全国
公開案件数約50,000件以上
おすすめ度

その②:Midworks(マージン率:20%)

エージェント4. ミッドワークス
(引用:ミッドワークス公式サイト)
ミッドワークスの特徴
  • エンジニア・デザイナー向けの案件が豊富。
  • 手厚い福利厚生に定評あり。

ミッドワークスは、株式会社Branding Engineerが運営するフリーランスエージェントです。

マージン率は、完全固定で20%です。
とはいえ福利厚生サービスを含んでいるため、実質10~15%とされています。

その福利厚生サービスとは、具体的に以下です。

  • 税理士による確定申告サポートがつく
  • 会計ソフトfreeeが無料で利用できる
  • ケガで働けなくなった場合の、給与保証がつく

これだけサポートがついてマージン率は20%なので、優良なエージェントといえます。

>>公式サイトを見る

運営会社株式会社Branding Engineer
設立2013年10月
拠点首都圏+近畿
公開案件数約5,300件
おすすめ度

まとめ

まとめ

以上、フリーランスエージェントのマージン率について解説しました。

マージン率はスキルや案件、担当によって変動します。
そのため、公開していないエージェントが一般的です。

高いマージンを取られないよう、あらかじめ相場を知っておくなど、対策を行いましょう。

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