プログラミングスクール卒業後はSESに飛ばされるの?
実際のところ、提携企業はSESばかりなの?
まともなIT企業を紹介してくれるスクールは?
とご心配の方へ向けた記事になります。
以下、先日のツイートです。
これについて深掘りします。
プログラミングスクール転職先は、SESのほう多いのが現実
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) August 29, 2022
卒業後SESは、個人的におすすめしない
未経験でプログラミング業務には携われないから
スクールにはポートフォリオ作成を支援してもらう
↓
良質なポートフォリオ片手に就活は自分でやる
のが賢いと思う#駆け出しエンジニアと繋がりたい
プログラミングスクール転職先は、SESのほう多いのが現実
卒業後SESは、個人的におすすめしない
未経験でプログラミング業務には携われないからスクールにはポートフォリオ作成を支援してもらう
↓
良質なポートフォリオ片手に就活は自分でやるのが賢いと思う
- スクール選びで騙されなくなり、失敗や後悔を防げます。
- 未経験からでも自社開発企業に行けるようになります。
【注意】プログラミングスクール卒業後はSES一直線?←対策あり
「せっかくプログラミングスクールに投資してるんだから、SESじゃない企業に行きたい」
こう願う方も少なくないと思います。
本記事で伝えたいことは以下です。
- 実際のところ、プログラミングスクール提携企業にSESは多い。
- 実務未経験であれば、SESはおすすめしない。
- SESを避けたいなら、ポートフォリオ作成支援のあるスクールを選ぶこと。
本記事を読むことでスクール選びの失敗や後悔を減らし、SES以外の企業に入れるようになります。
ぜひ参考にしてください。
プログラミングスクールの提携企業にはSESが多い
実態として、プログラミングスクールの提携企業にSESは多いです。
大手プログラミングスクールの公式サイトにも、以下のような記載があります。
その理由は、SESは実務未経験でも入社しやすいからです。
理由:実務未経験でも入社しやすいから
エンジニア業務に必要とされるのは、実務経験です。
実務未経験は門前払い、というスタンスの企業は決して珍しくありません。
そんな中SESは、実務未経歓迎のスタンスです。
なぜかというと、理由は主に以下です。
- 企業への人材紹介で、お金をもらう商売だから
- 万が一の欠員に備え、人材を余分に確保しなきゃいけないから
- 退職者も多く、入れ替えが激しいから
このような背景から、SESは傾向として人材集めに貪欲です。
よほど訳ありな人でない限り、実務経験なくても採用します。
つまりプログラミングスクール側からすれば、SESの存在は都合がいいわけです。
未経験からの転職を保証する
という条件を偽りなく満たせるからです。
未経験でもSESがおすすめ!に隠れた罠
未経験からSESへの入社をおすすめする記事は多いです。
しかし僕は未経験からSESに入社し、失敗した経験があるのでおすすめしません。
関連記事:【騙された!】「SESならエンジニア経験を積める」は幻想です
以下のような「罠」もつきものなので、注意が必要です。
罠①:当たり外れがある←当たる可能性はほぼない
罠②:様々な言語や環境でスキルアップ←経験者に限る
罠③:研修も充実、未経験でも仕事できる←主にテスター
罠①:当たり外れがある←当たる可能性はほぼない
SESには当たり外れがある。
よく聞く話ですが、これは主に
- 実務経験ある人が優良ホワイト企業に入れるか否か?
のことを指します。
- 実務経験ゼロの人が、経験を積める企業に入れるか否か?
のことではありません。
経験ゼロの人がSES経由しても、プログラミング業務には関われない。
こう考えるほうが賢明です。
プログラミング業務には、経験ある人が優先して飛ばされるからです。
以前の記事、エンジニア派遣はやめとけ!実際に働いた元派遣エンジニアの体験談でも紹介しています。
罠②:様々な言語や環境でスキルアップ←経験者に限る
SESは様々な言語や環境を経験できるから、スキルアップできる
これもよく聞きますが、あくまでエンジニアとして現場で働いた経験があれば、の話。
経験があればSESでいろんな環境や言語を経験でき、スキルアップできるかもしれません。
これを経験ゼロの人が実現する場合、以下の手順が必要になります。
①:SES経由で、プログラミング経験を積める企業に潜り込む
↓
②:数年実務経験を積んだら、営業担当に現場を変えるよう交渉する
しかし前述したように、①の段階でほぼ実現不可能です。
SES経由でも経験ゼロの人は、プログラミング経験を積める企業にはなかなか行けません。
それならSESに入らず、自力で片っ端からSES以外の企業に応募するほうがいいです。
罠③:研修も充実、未経験でも仕事できる←主にテスターor雑用
研修が充実しており、未経験でも安心して仕事ができる。
これは主に、大手かつ知名度のある企業に限ります。
一般的なSES企業の研修には、悪評が尽きません。
- 研修期間がやたら短い
- 講師の質が低いorそもそもいない
- 参考書を読むだけ
僕が経験したSES企業も参考書を読むだけのパターンでした。
当然それだけで業務レベルにはなれません。
またSES経由で紹介される「未経験でもできる仕事」は、テスターなどの雑用である可能性が高いです。
スクール卒業後なら誰しも、現場でプログラミングしたいですよね。
テスターをやりたい人なんていないと思います。
それならSESに行かず、自ら自社開発に飛び込むために動いたほうがいいです。
プログラミングスクール卒業後、自社開発に行くための対策
プログラミングスクール卒業後、自社開発に行く方法はシンプルです。
ポートフォリオ作成支援のあるスクールを選ぶことです。
ポートフォリオ作成支援のあるスクールを選ぶ
スクールにはポートフォリオ作成を支援してもらい、就活は自分で行うのがおすすめ。
理由は以下のとおりです。
- スクールにしがみついたり、言いなりにならずに済むから
- ポートフォリオを武器に、自ら動いて就活できるから
大前提として、スクールから紹介される企業が微妙なら、自分で動くしかありません。
手元にオリジナルの良質なポートフォリオがあれば、自分から積極的に就活できるようになります。
良質なポートフォリオがあることで、就活の難易度は下がるからです。
一方ポートフォリオが手元にないと、スクールが紹介する企業に頼りがちです。
頼ったほうがてっとり早いし、ラクだからです。
卒業後に自力でポートフォリオを作って就活するのは手間ですからね。
「完全オリジナルのポートフォリオ」かどうか確認する
スクールには、完全オリジナルのポートフォリオが作れるか、事前に確認しましょう。
指定のカリキュラムにちょっと手を加えた程度のものを、ポートフォリオと定義するスクールもあるからです。
それを提出しても他人と似通っているため、スクール教材とバレて印象が悪くなります。
そのため、事前に確認すべくは、
完全オリジナルのポートフォリオの作成を支援してくれるか?
です。
完全オリジナルのポートフォリオ作成を支援してくれるスクールは以下です。
以前の記事、【必須】ポートフォリオ作成支援のあるプログラミングスクールは?でも紹介しています。
まとめ
以上、SESの罠や、未経験からSES以外の企業に行くための対策を紹介しました。
まとめると、以下のとおりです。
- プログラミングスクール提携企業に、SESが多いのは事実。
- 未経験からSESに行っても、ほぼプログラミング業務には関われない。
- スクールにはポートフォリオ作成を支援してもらい、就活は自らで行うこと。
プログラミングスクールの提携企業は、SESのほうが多いのは事実です。
実務経験のある方なら、SESに行ってメリットが得られるかもしれません。
しかし実務経験ゼロでSESに行っても、プログラミング業務はできない可能性が高いです。
支援を受けて作った良質なポートフォリオ片手に、SESじゃない企業に片っ端から応募しましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。