プログラミングはどこまでが「基礎」?早く押さえて次のステップへ!

悩む人

プログラミングの「基礎」ってどこまでやればいい?
どの程度なら、企業に応募できる?
参書とかプロゲートやってるけど、勉強することが次々と出てきて終わりが見えない。

とお悩みの方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

以下ができれば、十分プログラミング基礎はOK
・基礎文法がわかる
・配列やオブジェクトを調べつつ実装できる
・既存のコードを正しく読める
・自力でCRUDを実装できる

基礎をある程度押さえたら、早く次のステップにうつることが大事

この記事を読むメリット
  • 基礎の定義がわかり、いち早くプログラミングの基礎学習から脱却できます。
  • 「どこまで勉強したらどのステップに進むべきか」、ロードマップがわかります。
目次

プログラミングはどこまでが「基礎」?早く押さえて次のステップへ!

プログラミングはどこまでが「基礎」?早く押さえて次のステップへ!

「プログラミングの基礎レベル」がどの程度のレベルかを理解できず、次から次へと勉強を迫られ、嫌気が差している方も多いでしょう。

本記事で言いたいことは、以下のとおりです。

プログラミング学習では「基礎」にあまり時間をかけず、テンポよく次のステップに進むことが重要

本記事を参考に無駄な勉強を避け、少しでも早くエンジニアになりましょう

ここまでできれば「プログラミングの基礎」はOK

ここまでできれば「プログラミングの基礎」はOK

プログラミングの基礎は、以下すべてに該当していれば十分OKです。

その①:基本的な文法を押さえている
その②:応用的な文法を押さえている
その③:既存のコードがひととおり読める
その④:フレームワークの基礎的な使い方を把握している
その⑤:ひとりで簡単な機能を実装できる

それぞれ解説します。

その①:基本的な文法を押さえている

その①:基本的な文法を押さえている

基本的な文法とは、具体的には以下です。

  • 四則演算
  • 変数への代入
  • 条件分岐(if)
  • 繰り返し(for)

すべてのプログラミング言語において上記4つはもはや必須です。

なるべく調べなくても実装できるレベルのが理想といえます。

その②:応用的な文法を押さえている

その②:応用的な文法を押さえている

応用的な文法とは、具体的には以下です

  • 関数
  • 配列
  • オブジェクト指向

関数と配列は、プログラミングにおいて必須の知識です。

またオブジェクト指向の知識も押さえておいたほうがいいでしょう。
オブジェクト指向は、ほとんどの現場で用いられてるためです。

とはいえ、これらは決して丸暗記する必要はありません。
言語によって書き方も異なるので、サッと調べてすぐ実装できるレベルが理想です。

ただ「概念的な部分」や「おおまかな実装の流れ」は、理解しておきましょう。

その③:既存のコードがひととおり読める

その③:既存のコードがひととおり読める

既存のコードを読み解ける力も、プログラミングの基礎のひとつです。

プログラミング初学者は、コードを「新たに書く」学習がメインでしょう。

しかし実際の現場では、「すでにあるコードを編集する作業」も少なくありません。
高速化したり、保守性を上げるためです。

コードをじっくり正しく読み、どんなロジックで動いているか理解する力も、基礎に含まれます。

その④:フレームワークの基礎的な使い方を把握している

その④:フレームワークの基礎的な使い方を把握している

「フレームワークの基礎的な使い方」も、押さえておきたい基礎のひとつです。

具体的には、「フレームワークを用いた開発の一連の流れ」を理解しておく程度でいいでしょう。

フレームワークは機能が星の数ほどあり、すべて覚えるのはムリだからです。

フレームワークによって多少の違いはありますが、一連の開発の流れは基本的に以下です。

  1. プロジェクトを生成
  2. データベースを生成
  3. MVCモデルを設定
  4. 必要な機能を実装
  5. システムの見た目の実装
  6. ビルド(エラーチェック)
  7. デプロイ(リリース)

一度ためしにフレームワークを使った開発を経験し、大まかな流れを掴んでおいてください。

その⑤:ひとりで簡単な機能を実装できる

その⑤:ひとりで簡単な機能を実装できる

ひとりで簡単な機能を実装できれば、もう基礎としては十分といえるでしょう。

簡単な機能とは、主に「CRUD」が実装できるレベルを指します。

CRUDとは?

データ操作においてかならず必要になる4つの機能の頭文字のこと。

  • Create(登録)
  • Read(読み込み)
  • Update(更新)
  • Delete(削除)

ネットの情報などを駆使しつつ、誰にも聞かずに実装できれば完璧です。

プログラミングの基礎が終わったらやるべきこと

プログラミングの基礎が終わったらやるべきこと

前述した「プログラミングの基礎」がひととおり身についたら、次にやるべきことは以下のとおりです。

その①:ポートフォリオをつくる
その②:副業で実績をつくる
その③:未経験OKの求人に片っ端から応募する

その①:ポートフォリオをつくる

その①:ポートフォリオをつくる

基礎がひととおり身についたら、その知識を活かしてポートフォリオを作りましょう。

「学んだ知識の証明」にせよ「やる気のアピール」にせよ、ポートフォリオは必ず必要になるからです。

また実際に何かを作ってみることで、アウトプットができます。
プログラミング学習は「インプット2割、アウトプット8割」で行うことが理想

自分のスキルの棚卸しとしても、理にかなっています。

効果的な実務経験の積み方

それは「ポートフォリオをつくること」

未経験駆け出しの人も
すでにIT企業いて雑用ばっかの人も
さらにはスクール利用してる人も

ポートフォリオさえあれば、実務経験を積むハードルは格段に下がる

まず、ポートフォリオをつくろう

その②:副業で実績をつくる

その②:副業で実績をつくる

基礎が身についたら、何らかの副業で実績を作るのもおすすめです。

副業で得た経験は、間違いなく「プロとして働いた実績」になるからです。

たとえばクラウドワークスは、実務経験がなくてもできる副業案件が豊富。
難易度も低く、それほど時間もかからない単発案件もたくさんあります。

ただ注意点として、「実績として使えない仕事」も少なくありません。
そういう仕事はやらないようにして下さい。

また、実績を0→1にするとなると、どうしても報酬は低くなります。
「実績が得られるならタダでもやる」くらいの気持ちで挑むのがいいでしょう。

その③:未経験OKの求人に片っ端から応募する

その③:未経験OKの求人に片っ端から応募する

基礎が身についたらやることとして、未経験OKの求人に片っ端から応募することです。

IT求人は、実務経験必須となっている企業が9割を占めます。

とはいえ未経験でも、ポテンシャルを見て積極的に採用に踏み切る企業も増えている傾向です。

表記上は「経験必須」でも、それ以外の部分を評価してもらえる可能性も十分にあります。

なんなら「未経験OK」という記述がなくても、気になる企業には挑戦してみるのがおすすめです。

基礎ができればエンジニアとして転職できるのか?

基礎ができればエンジニアとして転職できるのか?
悩む人

基礎が身に付いてるだけで、エンジニア転職なんてできるの?

と疑問に思う方もいると思いますが、結論「それでも難しい」のが現実です。

実務ではプログラミングの実力だけでなく、「スピード感」や「生産性」も求められるからです。

とはいえ、決して「不可能」なわけではありません。
実務未経験から転職する人たちは、ほぼ全員が「基礎レベル」です。

実力が伴っていない分、いかに「やる気」や「コミュニケーション能力」でカバーできるかが成否を分けます。

なお、より確実な転職を実現したいなら「転職保証がついたスクール」に投資するのもひとつでしょう。

転職保証のついたプログラミングスクール
  • TechAcademy:規模や知名度は業界No1。転職保証は32歳まで。
  • TECH CAMP:なんと転職保証に年齢制限なし転職成功率も98%と高い。
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なるべく早くエンジニアへ転職するためのポイント

なるべく早くエンジニアへ転職するためのポイント

少しでも早くエンジニアとして転職するために、知っておきたいポイントは以下です。

その①:6~7割程度の理解で先に進む
その②:転職ではとにかく数を打つ
その③:「未経験OK」の求人はしっかり下調べをする

それぞれご紹介します。

その①:6~7割程度の理解で先に進む

その①:6~7割程度の理解で先に進む

プログラミング学習においては、6~7割の理解でテンポよく先に進みましょう。

プログラミングでできることは星の数ほどあり、すべて丸暗記しようとするとキリがないからです。

しかし初心者の方ほど、プログラミングの丸暗記や反復にとにかく時間をかける傾向にあります。

そのような方におすすめなのが、フェイスブック(現メタ)のCEO、マーク・ザッカーバーグの以下の名言です。

完璧を目指すよりまず終わらせろ

マーク・ザッカーバーグ

これに前なら絵で、大まかな概念や考え方がわかったら、次に進むこと。

わからない部分に出くわし次第、都度学習するスタンスが大切です。

その②:転職ではとにかく数を打つ

その②:転職ではとにかく数を打つ

転職で大切なのは、とにかく数を打つことです。

みんな転職において、数が足りなさ過ぎる傾向にあります。

たとえば3~4つの企業に対し、徹底的な対策を行っても普通に落とされます。
これが原因で諦めてしまうのは、非常にもったいないです。

まして実務経験者ははじかれることの方が多いため、とにかく数を打たなければなりません。

数撃ちゃ当たるのスタンスで気になる企業に積極的に応募し、「受かったら考える」という気持ちが大切です。

おすすめIT転職エージェント
  • ウズカレIT:未経験からITエンジニアを目指す方の特化型就職サポートを提供。
  • doda:使い勝手のよさに定評。案件数豊富で、IT求人も盛りだくさん。

その③:「未経験OK」の求人はしっかり下調べをする

その③:「未経験OK」の求人はしっかり下調べをする

「未経験OK」の求人には、以下のような何かしらの理由があります。

  • SES業界
  • エンジニア業務とは関係ない雑務
  • 残業や休出が多い

そのため、未経験OKの求人に飛びつくように応募してはいけません。

面接に挑む前に、

  • 年間休日日数
  • 月の平均残業時間
  • 実際の業務形態
  • 求人を出しているペース

をしっかり確認することが大切です。

以前の記事、【騙された!】「SESならエンジニア経験を積める」は幻想ですも参考にどうぞ。

まとめ

まとめ

以上、

  • プログラミングの基礎のはどこまでか
  • 基礎が身についたら何をしたらいいか

などご紹介しました。

プログラミングは学習するたび、覚えることが次々と出てきます。

すべてを完璧に覚えることは不可能なので、6~7割のざっくりとした理解で進めていきましょう。

あとは必要に応じて、その都度学んでいけばOKです。

「〇〇まで覚えないと、基礎が身についたとは言わない」のような固定観念は捨て、テンポよくエンジニアを目指してください。

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