プロゲートって意味ないの?
課金してるし、毎日がんばってやってるんだけど…。
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
プロゲートを極めるのは意味ない
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) November 22, 2022
むしろお金と時間がもったいない
プロゲートはあくまで「プログラミング完全初心者の0→1ステップ支援」サービス
いうなれば、チュートリアル
概要だけサクッとつかんだら、さっさと次の学習に進むべし#駆け出しエンジニアと繋がりたい #プログラミング初心者
プロゲートを極めるのは意味ない
むしろお金と時間がもったいない
プロゲートはあくまで「プログラミング完全初心者の0→1ステップ支援」サービス
いうなれば、チュートリアル
概要だけサクッとつかんだら、さっさと次の学習に進むべし
- プロゲートの理想の使い方がわかり、お金と時間のムダを防げます。
Progateは極めても意味がない【お金と時間のムダです】
タイトルのとおり、プロゲートは極めても意味がありません。
極めたところで、お金と時間がムダになってしまいます。
本記事で言いたいことは、以下のとおりです。
・プロゲートを極めても意味がない。
・正しく利用すれば、プロゲートは大きく役立つサービス。
・プロゲートはあくまでチュートリアルなので、かける時間は短いほどいい。
本記事を書いている僕は、現役のフリーランスWebエンジニアです。
しかし当時の僕はプロゲートを何周もしており、お金も時間もムダにしていたなと反省しています。
本記事は、そんな過去の自分に向けて書きました。
Progateを極めても意味がない理由
プロゲートを極めても意味がない理由は、以下のとおりです。
その①:Progateはチュートリアルにすぎないから
その②:アウトプットができないから
その③:「極める=丸暗記」だから
その①:Progateはチュートリアルにすぎないから
プロゲートはRPGでいうところの、チュートリアルにすぎません。
チュートリアルを極めても、実戦でそれほど役立たないのは明白ですよね。
プロゲートも同様で、プログラミングに触れたことがない人に「プログラミングってこういう感じなんだよ」と教えてあげるチュートリアルのようなサービスです。
プロゲートを極めても、決してプログラミングを極めたことにはなりません。
したがって極めても意味はありません。
その②:アウトプットができないから
極めても意味ない理由2つめは、アウトプットができないからです。
一応、プロゲートにも利用者にコードを入力させるプロセスはあります。
しかしプロゲートのアウトプットは、どちらかというと受動的。
言われたとおりのことを、与えられた環境の中でやるだけだからです。
たとえばすこし極端ですが、同じ鳥でも、
- 鳥かごの中で無難に不便なく生かされている鳥
- 外を自由に飛び回って生きている野生の鳥
では、たくましく成長するのは後者かと思います。
プログラミングに限らず、学習は「インプット2割、アウトプット8割」が理想です。
プロゲートでできるアウトプットには、限界があります。
その③:「極める=コードの丸暗記」だから
プロゲートを繰り返しやって極めたところで、プログラミングを理解したとはいえないでしょう。
できているのは「コードの丸暗記」にすぎません。
プロゲートはいつどのタイミングでやっても、解説や問題の内容は同じだからです。
プログラミングにおいて、コードを丸暗記する必要はまずありません。
雰囲気だけ覚えて、必要なときにググればOKです。
そのため、極める=丸暗記です。
すこし厳しいですが、「極めても理解した気になるだけ」です。
したがって、極めることに意味はないといえます。
【要注意】Progateを何周もしてしまう人の心理
プロゲートを何周もしてしまう人は、以下のような心理状態になっています。
その①:「できるようになる」快感がクセになっている
その②:レベル上げしてから実戦にうつればラクと思ってる
その①:「できるようになる」快感がクセになっている
プロゲートを何周もする人は、「できた」ときの快感がクセになっています。
プロゲートから出題された問題をクリアしプログラムがちゃんと動くと、ドーパミンが出ます。
そのときの快感がクセになり、「またこの快感を味わいたい」という心理になります。
そのため
- もっと早く解けるようになろう
- もっと早くコード書けるようになろう
- 基礎は固めるに越したことはない
などと理由をつけて、何度もやりたくなってしまいます。
その②:レベル上げしてから実戦にうつればラクと思ってる
プロゲートを何周もする人は、「レベル上げしてから実戦にうつればラク」と思っています。
RPGでたとえるなら、確実に余裕で勝てるレベルに達してから、ようやく次のステージに進むタイプです。
しかし前述したように、あくまでプロゲートはチュートリアル。
実際のところ、プロゲートでレベル上げはできません。
プログラミングのレベル上げを図るなら、とにかく早い段階でアウトプットすること。
つまりなるべく早くプロゲートを卒業し、たくさんの「わからない」に直面し、そのたび解決に向けて努力することが大切です。
Progateの理想的な使い方【時間をかけない】
この章ではプロゲートの理想的な使い方を紹介します。
共通しているのは、「プロゲートにかける時間は短いほどいい」ということです。
その①:10分悩んだら答えを見る
その②:多くても2周したら実戦にうつる
その③:ケチらず有料版を使う
その①:10分悩んだら答えを見る
プロゲートの問題で10分悩んだら、答えを見て次に進みましょう。
プロゲートの問題を解くとき、「何が何でも答えは見ない」みたいなプライドをもつ方がいます。
これでは貴重な時間がもったいないです。
プロゲートはあくまで、チュートリアルです。
1つの部分に何分もかけるより、まず全体像をつかむことが大切です。
「こういうときは、こう解くんだな」とざっくり理解したら、テンポよく次に進みましょう。
その②:多くても2周したら実戦にうつる
プロゲートは多くても2周したら、実戦にうつったほうがいいでしょう。
プロゲートを2周以上しても、実戦で役立つスキルは得られないからです。
2周以上やって得られるのは、「コードの丸暗記」です。
それで理解した気になり、満足しているのは危険です。
何度も言うようで恐縮ですが、プロゲートはチュートリアルです。
チュートリアルの目的は、あくまで雰囲気をつかむことです。
プロゲートはせいぜい2周で、次のステップに移行しましょう。
その③:ケチらず有料版を使う
言うまでもないかもしれませんが、プロゲートには課金すべきです。
プロゲートの無料版は、チュートリアルにすらなりません。
たとえるならメッセージのやりとりができないマッチングアプリのようなものです。
月々1,000円くらいは、必要経費と思って投資することをおすすめします。
プログラミング雰囲気をざっくり掴んですぐに解約すれば、せいぜい1,000~2,000円くらいの出費で済むでしょう。
飲み代に比べれば、安いものではないでしょうか。
Progateを2周したら次にやるべきこと
プロゲートを1~2周したら、次にやるべきこととしては以下です。
手順①:プログラミングのゴールを決める
手順②:スクールか独学で深掘り
手順③:オリジナルのポートフォリオ作成
手順④:ポートフォリオを武器に就活・営業
手順①:プログラミングのゴールを決める
まずは「プログラミングで何を実現したいか」、ゴールを明確にしましょう。
プロゲートを始める段階ですでに決まっている方はいいでしょう。
しかし、おそらく大半の人は
- 流行ってるし興味あるし、やってようかな
- なんかプログラミングって将来性あるんでしょ
みたいな理由で始める傾向です。
(僕も単なる「憧れ」から始めています。)
しかしプログラミングは、何かを達成するための「手段」です。
プログラミングで何をしたいかはっきりしないと、この先の学習の方向性は定まりません。
プロゲートでざっくり概要をつかんだら、たとえば
- エンジニアとして転職し、年収を上げる
- フリーランスとして独立し、PC1台で自由に暮らす
- プログラミング副業で月10万円稼ぐ
- 何かしらのWebサービスで起業する
など、まずゴールを決めましょう。
手順②:スクールか独学で深掘り
ゴールを設定したら、それに必要なことをより深く勉強する必要があります。
プロゲートを終えたら、大きく分けると、独学がスクールの2択になります。
- 就職や独立がしたいなら、スクールの転職保証でまず実務経験を目指す
- 副業が目的なら、営業で有利なポートフォリオの作成に注力する
- Webサービスで起業したいなら、フレームワークやDBについて学ぶ
など目的に応じて、必要な知識だけを深掘りしましょう。
ただプログラミングの副業案件にも、実務経験が求められます。
そのためプログラマとしてキャリアを歩むなら、転職保証のついたスクールを利用し、ひとまず現場に飛び込むのが得策といえます。
手順③:オリジナルのポートフォリオ作成
転職する際も、副業案件をとる際も、一般的にはポートフォリオが求められます。
スクールや独学で培ったスキルを存分に発揮し、オリジナルのポートフォリオを作りきることです。
現代ではスクールでも、オリジナルのポートフォリオ作成支援があります。
以下の記事をぜひ参考にしてください。
手順④:ポートフォリオを武器に就活・営業
オリジナルのポートフォリオが完成したら、それを武器に行動しましょう。
企業への面接や、プログラミング案件への営業などです。
コツはとにかく、数を打つことです。
ポートフォリオがあるからって、必ずしもすぐ思い通りにはなりません。
落ちること、断られることを前提に、ひたすら泥臭く数を打つことが大切です。
プロゲートは正しく利用すれば大きく役に立つ
ここまで「プロゲートを極めても意味がない」と書いてきました。
しかし、あくまで「極めても」という話です。
僕は決して、プロゲート否定派ではありません。
プロゲートの最大のメリットは、「プログラミング完全初心者の0→1ステップの座敷を下げてくれる」ところにあると思っています。
僕自身プロゲートがなければ、最初何からやったらいいか迷っていたし、プログラミングを楽しいと感じることもなかったと思います。
プロゲートは、最初の一歩を支援してくれるチュートリアル的なサービスです。
何周もやって極めるのではなく、最初のとっかかりとしてサクッと利用し、早い段階で解約することに意味があると思います。
まとめ
以上、プロゲートを極めても意味がない理由や、理想的な使い方についてご紹介しました。
内容をまとめると、以下のとおりです。
- プロゲートは、あくまでチュートリアル。
- 何周もする人は、できた快感やレベル上げが目的になっている。
- 10分悩んだら答えを見て、多くても2周で次に進む。
- プロゲート終了後はゴールに沿って深掘りし、ポートフォリオ作成や営業をすること。
プロゲートは、プログラミング完全初心者の0→1ステップを支援するサービスです。
概要をサクッと掴めたら、テンポよく次のステップに進みましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。