自分の強みがわからない。
自分には、スキルも何もない。
「まずなんか売れ」なんて言われてもな…。
そんなお悩みを持った方に向けた記事となります。
自分の強みを見つけるのって難しいですよね。
常に意識して自分を客観視とかしてないと、中々気づくことはできないものです。
なので、自分の強みを見つけるために「自分にとってのゴミ」に着目してみましょう。
先日、下記のようなツイートをしました。
「自分にとってのゴミの価値」に気付くことって、大事ですよね。 例えば、自分が持っている「常識」は、他人にとって「非常識」だったりします。 「何を自分の売りにするか」で迷走してるなら「自分にとってのゴミ」を見つけてみては。 何ごとも、それに気付いてうまく価値に転換できると伸びます。
ツイートではちょっと言葉足らずで、伝わりづらかったかなと思ったので、この記事で深堀りします。
- 新たな視点をもつことで、「自分の強み」が見つけすくなります。
- 日頃、自分がゴミ同然の扱いをしていることやものの「価値」に気付けます。
「自分にとってのゴミ」って何か
ここで言う「ゴミ」とは、ゴミ箱まっしぐらの「本当のゴミ」ではありません。
「自分の『好き』から生まれた、惜しみなく手放せるもの」を指します。
これだけでは意味不明だと思うので、具体例を3パターン使って説明します。
パターン①
「編み物が趣味」という女性がいたとします。
その女性は自分が編んだ作品自体に興味はなく、「編むこと自体」が楽しいので、次々と夢中で作品を生み出すことができます。
なのでこの場合「どんどん生まれる編み物作品」がその女性にとって「ゴミ」です。
パターン②
絵を描くことが趣味な男性がいます。
その男性は自分が描いた作品自体に興味はなく、「描くこと自体」が好きなので、次々と夢中で絵を書き、生産できます。
この場合「どんどん生まれる絵」がその男性にとって「ゴミ」です。
パターン③
もしくは、ラーメンが好きな大学生がいます。
何一つ特別なスキルはないのですが、最近ハマっている有名ラーメン店のあるメニューにハマっています。
この場合「『有名ラーメン店の、その大学生がハマっているメニュー』という情報」がその大学生にとってのゴミです。
「自分にとってのゴミ」を価値に転換しよう
上記の具体例で書いたような「ゴミ」は、積極的に活用するべきです。
もしその作品を「ほしい!」といってくれる人が現れた場合、「是非もらってください!」と心から喜んで、惜しみなく渡すことができるからです。
大学生のラーメン店の例ならブログやSNSを通じて「自分が知っている情報」として、何一つ惜しみなく発信することができますよね。
この「惜しみなく提供できる」のがポイントです。
言ってしまえば、自分にとっては「いらないもの」ですからね。
すると、ゴミとはいえ人にあげることで、自発的に仕上がりを意識するようになるので、質も上がります。
また、おしゃれなラッピングをする、より効果的なハッシュタグを考えるみたいなひと工夫をすれば、さらに「もっとほしい!」「もっと見たい!」と求めてくれる人が増えます。
そうなると作る側は、楽しくどんどんそれを作り続けることができるし、ほしいと思ってくれる人も現れるので「あぁ、自分のゴミには価値あるんだな。」と気づくわけです。
これこそが、自分の強みになります。
要するに、「自分が『無価値』と思うものを、いかに『価値に転換』するかが大切」というわけです。
じゃあその「ゴミ」を見つけるには?
「自分が惜しみなく手放せるゴミには価値があり、自分の強みがある」
という話をしました。
じゃあ、その「自分にとってのゴミ」を見つけるにはどうすればいいの?
下記の通りです。
①自分が満たされるものをとことん楽しむ
②それを共有する
①自分が満たされるものをとことん楽しむ
まずは自分が「満たされるもの」をとことん楽しむことです。
日常生活の中で、「気持ちが満たされる時間」はどんなときですか?
編み物や絵画、プログラミングなど、何かを生み出すものであればもちろんOK。
別に上記のような特別なスキルでなくても、人それぞれの「心を満たすための癒やしのひととき」があるはずです。
それを存分に心から味わえば、自然と「人に惜しみなく提供できるゴミ」がどんどん出てくるはずです。
例としては、下記のようなものです。
- 行ったことない土地に行ったら、実際に行って感じた率直な感想。
- お気に入りのラーメン屋で、最近好きなメニューを共有。
- 最近見つけたカフェの〇〇が美味しかったのでシェア。
- 自分が最近好きなスイーツは〇〇。その理由。
- 僕が好きなYouTuber。面白いと思うところと理由。
- 最近話題の映画の率直な感想と、自分の解釈。
②それを共有する
自分が「満たされるもの」をとことん楽しんだら、それを共有し、分かち合いましょう。
「好き」によって生み出したゴミがあるなら、メルカリやココナラといった出品サイトで共有してみるのオススメ。
そのようなスキルがなくても、いまやSNSはもちろん無料ブログなど、アカウント一つでどんなことでも自由に共有する手段が整っていますので、これらを使うのがいちばん手っ取り早いです。
自分では「別にみんな知ってることでしょ」「もはや常識でしょ」と思うことでも、気ままに共有してみましょう。
そんな情報に誰かが「共感」してくれたり「有益だ」と思ってくれたり、「この人の文章の書き方が好き」みたいな意外な反応もあるかもしれません。
このような反応や感想を見ることで、自分の価値や強みがはっきりとわかります。
ちなみに、誰かが先に発信していたとしても、気にしなくて大丈夫です。もはや今の時代「誰も書いたことのない情報」を探す方が難しいからです。
もちろん丸パクリはNGですが、多種多様な捉え方、視点、意見があるからおもしろいものです。
なので臆せずに「まずは共有してみる、分かち合ってみる」意識が大切です。
動き出してみないと、「分析すること」すらもできませんからね。
逆に宝物は「自分の強み」としては微妙
じゃあ自分にとっての宝物は、自分の強みにならないの?
↑ならないこともないけど、長い目で見ると「強み」として使うには微妙かもです。
「自分にとっての宝物」とは読んで字の如し、一言でいうと「手放すのが惜しいもの」だからです。
誰にとっても宝物を売るのは惜しい気持ちになるし、たやすく手放すことはできません。
そんな宝物を手放そうとすると、「こんだけ頑張って作ったんだから儲けないと割に合わないよ」みたいに、どうしても「リターン優先」になってしまいます。
リターン優先になると、「いかにラクに作るか」「いかにバレないように質を落とすか」みたいな方向に向かってしまいます。
これでは自分も楽しくないので作る意欲も減るし、何より人を喜ばせることなんでできません。
したがって、「自分にとっての宝物」は自分の強みとして使うのは微妙です。
まとめ
記事の内容をまとめます。
- 自分が惜しみなく提供できる「ゴミ」を売りにしよう。
- 自分が好きなことを心から楽しみ、どんどんゴミを出すこと。
- そのゴミをどんどん世の中に出し、共有してみること。
- それに対する反応を見れば、自分の強みがわかる。
- 自分が手放すのが惜しい宝物は「強み」としては微妙。
自分の常識は、他人にとって常識ではないケースはよくあるし、「これはゴミでしょ」とか「これくらい常識でしょ」と思うものが、思いがけない形で誰かの価値になったりします。
このズレこそが成功のカギになります。
実際、「自分が本当に価値を感じるもの」と「世の中に提供すべきもの」は全くの別ものであることが多いです。
それを見つけるためにも、日頃から自分の「好き」をどんどんアウトプットして「自分のゴミの価値」に気付き、知っておくことが大切です。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。