今まで遭遇したモンスタークライアント5パターン&とった対処法

悩む人

案件の相手がモンスタークライアントだった…。
どう対処したらいい?
みんなどうやって対処してきたんだろう?

と、お悩みの方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

受注前でも受注後でも、モンスタークライアントに萎縮する必要はない

受注者だから、クライアントの要望に全て答えなければならないなんて決まりもない

理想は、両者が思いやり対等な立場で仕事すること

おかしいと思ったらハッキリ言う
泣き寝入りするくらいなら「法テラス」に相談するなど対策を

この記事を読むメリット
  • モンスタークライアントに出会った時、うまく対処できます。
  • モンスタークライアントの見極め方がわかり、事前に避けることができます。
目次

今まで遭遇したモンスタークライアント5パターン&とった対処法

今まで遭遇したモンスタークライアント5パターン&とった対処法

筆者の僕は2020年10月からフリーランスとして、Web制作兼ライターとして活動しています。

しかし常に順調満帆でやっているわけではありません。

いわゆるモンスタークライアントに出会い、苦しめられた経験はあります

この記事では、

  • これまでの中でも印象的だったモンスタークライアントのパターン5つ
  • 実際にとった対処法

をまとめました。

また、モンスタークライアントの見分け方も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

パターン①:「検討します」から連絡一切なし

パターン①:検討しますから連絡一切なし

パターン1つ目は、「検討します」から連絡一切なしです。

まずこちらから提案し、「検討します」の返事をもらってから1ヶ月後、ようやく受注の連絡がきます。

メールも、1つの質問や確認ごとに返信に1日かかります。
制作が終わって修正箇所の確認を依頼しても、数日間音沙汰なしです。

それだけならまだマシで、こちらに依頼する仕事には、しっかり期日と時間を設けてきます

急かす割には、自分の作業はまったく急がないという、会社でもこういう人いると思います。

パターン①対処法

出会ってしまったら仕方ありません。
逐一、催促の連絡を行いましょう。

また、相手の返信の時間にもやんわりと期限を設けてあげましょう。

(例)
〇〇の件ですが、修正の進捗はいかがでしょうか?

納期が迫っているため、お手数ですが本日◯時までお返事をいただけると助かります。

パターン②:多岐にわたるコーディングテスト後に面接で落とす

パターン②:多岐にわたるコーディングテスト後、面接で落とす

パターン2つ目は、多岐にわたるコーディングテスト後、面接で落とす

僕が以前気になった案件ですが、受注に以下の条件がありました。

4回のコーディングテスト → Web面接 → 内定

僕は、最後のWeb面接で落とされました。

もちろん、コーディングテストや面接に金額は一切発生しません。

いわゆる、

  • 受注者をとにかく信用してない
  • 受注者を疑ってやまない
  • 受注者が優秀じゃないと採用しない

といったタイプのクライアントです。

この頃は僕も未熟だったため「自分の実力がなかったってことか…」くらいに思っていました。

しかし、上記のような発注は違法です。

テストでも報酬は支払う必要があるため、100%ブラックと断言できます

テストに報酬が発生しないとわかったら、関わらないのが賢明です。

パターン②対処法

テストの話を持ちかけられた際、「テストに報酬は発生するか?」確認しましょう。

もし1円も発生しないなら恐らくブラックなので、関わらないようにしましょう。

パターン③:契約範囲外の依頼

パターン③:契約範囲外の依頼

パターン3つ目は、契約範囲外の依頼です。

  • WordPressサイト制作案件なのに、WordPress有料テーマのテーマカスタマイザーの改造を依頼される
  • WordPressサイト制作案件なのに、JAVAの業務システムの不具合修正について質問される
  • コーディング案件なのに、DBとPHPでのスクレイピングサイトの制作を依頼される

フリーランスは、Webに関することならなんでもやってくれる」
という認識をもつクライアントはけっこう多いです。

断っても

モンスタークライアント

以前、他の受注者の方はやってくれたのですが…。

みたいなことを言われるケースもあるようです。

パターン③対処法

契約内容はあらかじめ確認し、共有しましょう。

もしできないのであれば、やんわり断りましょう。

しかしやってみたければ、受けてもいいでしょう。
その際は金額を上乗せするのでなく、完全に「別の案件」という形で正式に受注してください。

(例)
ご依頼いただいた件については契約範囲外ですので、対応いたしかねます。

ご期待に添えず申し訳ございません。

パターン④:とりあえず話したがる

パターン④:とりあえず話したがる

パターン4つ目は、とりあえず話したがる、です。

モンスタークライアント

「とりあえず、お電話ができればと思っています」
「まず内容はZoomにて、お話できればと思っています」

といった感じで、まず話すことを提案してきます。
いわゆる文章が超苦手なタイプのクライアントです。

しかし電話やZoomだとコミュニケーションコストかかります。

伝わる情報量は圧倒的に多いものの、神経もエネルギーも使うので、なるべくやりたくないフリーランスの方も多いでしょう。

パターン④対処法

電話やZoomが苦痛なら、なるべくメールのやり取りを提案してみましょう。

どうしてもダメなら、諦めて電話に応じること

画面越しでも、顔を見て声を聞くことで、信頼が生まれるのも事実だからです。

ビジネス=信頼です。

(例)
以前のお仕事で「言った言わない問題」でトラブルになったことがあります。

そのため、なるべく文章でのやり取りでお願いできればと思っています。
いかがでしょうか。

パターン⑤:デザインはお任せ

パターン⑤:デザインはお任せ

パターン5つ目は、デザインはお任せ。

モンスタークライアント

デザインについては当方できませんので、お任せします!
いい感じのデザインでお願いします!

と言うものの、いざ蓋を開けてみればデザインについての修正がやたら多いパターンです。

また、その修正も「もう少し、勢いのある感じになりませんか?」といった、かなり抽象的なものでした。

デザイン案の制作段階ではあったものの、完成イメージが全く見えず、不安になりました。

パターン⑤対処法

「ある程度クライアントから指示がないと動けない」ことを伝えましょう。

ましてやデザインは人の感性に左右され、正解がないからです。

(例)
具体的なイメージや参考URLなど共有いただければと思います。

そのようなものがないと、作業を進めるのが困難なのが現状です。
〇〇様が思う『いい感じ』になるべく近づけたく思っています。
そのため、ご協力をお願いいたします。

知っておきたいモンスタークライアントの傾向3つ

知っておきたいモンスタークライアントの傾向3つ

モンスタークライアントの傾向として、以下の3つがあります。

傾向①:連絡が遅い
傾向②:「とりあえず」や「いったん」というワードを使う
傾向③:妙に馴れ馴れしい

それぞれ解説します。

傾向①:連絡が遅い

傾向①:連絡が遅い

傾向1つ目は、連絡が遅い。

連絡が遅いクライアントには、こちらから催促の連絡をする必要があります。
そのため、コミュニケーションコストがかかります

受注前の段階ですでに「久々に連絡が来る」感じであれば、関わらなくていいでしょう。

誠実さに欠けているからです。

傾向②:「とりあえず」や「いったん」というワードを使う

傾向②:「とりあえず」というワードを使う

傾向2つ目は、「とりあえず」や「いったん」というワードを使う人です。

  • いったん着手していただいて
  • いったん作っていただいて
  • とりあえずZoom面談をさせていただきたく
  • とりあえず会ってから決めたいと思って

後になって大きな出戻りが発生する可能性が高いです。

最悪の場合、後になって案件そのものをキャンセルされる可能性も

「とりあえず」や「いったん」というワードには、敏感になった方いいでしょう。

傾向③:妙に馴れ馴れしい

傾向③:妙に馴れ馴れしい

傾向3つ目は、妙に馴れ馴れしいタイプ

これはメールでも、Zoom面談でも言えることです。

  • マナー、礼儀が欠落している
  • 個人的なLineやスカイプのIDを一方的に送ってくる
  • ヘンに「まず仲良くなりましょうよ」みたいなスタンスで接してくる

このような人には、まず警戒するようにしてください

後で無茶な要望をされる可能性もあります。

モンスタークライアントに萎縮する必要はない

モンスタークライアントに萎縮する必要はない

受注前、または受注後でも、モンスタークライアントに萎縮する必要はありません。

クライアントと受注者は、対等な立場で仕事することが理想だからです。

「受注者だからクライアントの要望には全て答えなければならない」なんてこともありません。

対応できないものはできないと、ある程度言い方に気をつけて断れば、それでOKです。

もし何かおかしいと思ったら、ハッキリ言うことです。
受注側だからと我慢したり、忖度する必要はありません

泣き寝入りするくらいなら、法テラスというフリーランス相談窓口があります。
そこに相談してみるのもいいでしょう。

関連記事:フリーランスの仕事の取り方とは?仕事が取れない原因・対策も解説。

まとめ

まとめ

以上、「今まで遭遇したモンスタークライアント5パターン&とった対処法」でした。

モンスタークライアントはなるべく出会いたくないし、一緒に仕事はしたくないものです。

「いくら気をつけていても蓋を開けたらモンスター」というケースもあります。
その時は、冷静に然るべき対処法をとりましょう。

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