実務経験を積みたいのに、実務経験がなくて落とされる。
なんとも不条理。
未経験のまま歳ばっかりとるし、諦めるしかないのかな。
と、お悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
未経験エンジニアが、求人にある「~年の経験」に悲観する必要ない
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) February 5, 2022
求められてるのは経験より、実力
それにマジで経験者しばりなら、エンジニア人口増えることは一切なくなる
・オリジナルのポートフォリオ作る
・コミュ力、人柄を磨く
・高望みしない
これらを守れば、実務未経験は十分脱却できる
未経験エンジニアが、求人にある「~年の経験」に悲観する必要ない
求められてるのは経験より、実力
それにマジで経験者しばりなら、エンジニア人口増えることは一切なくなる・オリジナルのポートフォリオ作る
・コミュ力、人柄を磨く
・高望みしないこれらを守れば、実務未経験は十分脱却できる
- 求人にある「◯年以上の実務経験」というワードに動じなくなります。
- 未経験でも積極的な姿勢が維持でき、エンジニアへの転職成功率が上がります。
【エンジニア】「未経験の人は実務経験を積めない」は思い込みです
タイトルのとおり、「未経験の人は実務経験を積めない」は思い込みです。
実務未経験者でも、エンジニアとして経験は積めます。
本記事では、
- 未経験であってもエンジニアとして実務経験を積める理由
- いち早く実務経験を積むために必要なポートフォリオ
を紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
「実務経験を積めないのは思い込み」その理由は?
「実務経験を積めないのは思いこみ」である理由は以下です。
理由①:求められてるのは経験より「実力」だから
理由②:経験者縛りでは、エンジニア人口が増えないから
それぞれ解説します。
理由①:求められてるのは経験より「実力」だから
具体的に企業が本当に欲しがっているのは、経験ではなく「実力」です。
その実力が伴ってて飲み込みも早いのは、やはり経験のある人、ということです。
なら経験がない限り門前払いかというと、そうでもありません。
実際、未経験の方でも、以下の2点をアピールできれば、エンジニアとして実務経験は積めます。
- 一定の実力
- 良質な人柄
実力は結局、ポートフォリオなどでアピールするしかありません。
企業がどんなポートフォリオを求めているかは、後述します。
また良質な人柄。
コミュニケーション能力が高く、「この人と仕事をしたら面白そう」と思わせること。
以上で、採用の可能性は上がります。
理由②:経験者縛りではエンジニア人口が増えないから
理由2つ目は、経験者縛りではエンジニア人口が増えないからです。
もしすべての企業が経験者しか雇わないなら、エンジニア人口が増えることはありません。
現役の経験者がますます技術をつけていくだけ、の構図ができます。
しかし現実として、エンジニア人口は増えています。
以下は2019年3月、経済産業省が発表した、IT人材の推移グラフです。
上記は「IT需要のわりに、エンジニアの供給が追いついてない」ことをあらわしています。
たしかに追いついてはいませんが、エンジニア人口は右肩上がりですよね。
それに現代では、エンジニアの供給を増やすべく下のような対策もあります。
- プログラミングの義務教育化
- プログラミングスクールの充実
- 学習サービス、ネット情報の充実
このういった対策の影響で、エンジニア転職のハードルは下がっている現状です。
そのため、未経験者でもエンジニア転職は十分に可能です。
「実務経験を積むにはポートフォリオ」はわかったけど
実務経験を積むために必要なのは、ハイレベルなポートフォリオを作りきること
…という話は、耳にタコができるほど、聞いてきたと思います。
しかし残念ながら、これに尽きます。
企業にやる気とスキルをアピールする方法として、これ以外の方法はありません。
たとえ専門学校でプログラミングをしてた新卒でも、ポートフォリオがないと面接で落ちます。
企業が求めているポートフォリオってどんなもの?
企業が未経験エンジニアに求めるポートフォリオとは、以下です。
その①:問題解決を意識して作ったもの
その②:オリジナリティがあるもの
その③:需要のある技術が用いられてるもの
それぞれ、解説します。
その①:問題解決を意識して作ったもの
企業が求めるポートフォリオは、「問題解決を意識して作ったもの」です。
この「問題」を提起するのが、初心者にはとくに難しいです。
たしかに電卓や家計簿やゲームなどもいいでしょう。
なにも作らないよりマシです。
しかしそういったものは、物理的にもアプリとしても簡単に手に入ります。
そのため、作ったところでなんの問題解決にもならず、車輪の再構築にすぎません。
以下は、問題提起の一例です。
僕はスタバのコーヒーが大好きで、今まで色んな飲み物を飲みました。
ところが、飲んだものの種類や味を覚えていないことが多々あります。
もはや飲んだかどうかすら覚えていないこともあります。なので、スタバで飲んだものを記録できるアプリを調べました。
しかし現状、「食べログでレビューを書いて防備録代わりにする」しか方法はありません。食べログのレビューはどこかで誰かが見て参考にするものです。
なので言葉に気をつけたりする必要があり、忘備録としては面倒です。(←これが、問題)僕は「どこにも公開せずに自由な感想を書ける、記録アプリ」が欲しいと思いました。
なので、以下の機能を持ったアプリを自作しました。・飲んだメニューを一覧から選んで
・誰にも公開しない自分なりのレビュー書けて
・星1~5段階で評価できて
・その時つけたトッピングも選択肢から選べて
・飲んだメニューは五十音順で検索できて
・ついでに「次に飲んでみたいメニュー」もストックできるその結果「言葉に気をつけ面倒な忘備録を書く手間」を解決できました。
このように、とにかくニッチなものでもかまいません。
まずは自分なりに問題を決め、解決させるために作るのが大切です。
その②:オリジナリティがあるもの
2つ目は、オリジナリティがあるものです。
スクールの教材をそのままポートフォリオとして提出する方が跡を絶たないという話を聞きます。
スクールの教材は、面接官をゲンナリさせます。
IT業界の人なら、オリジナルか教材か、見分けもつきます。
なのでせめて、オリジナルのものを自分で考えて作るようにしましょう。
それがたとえ不格好でも、スクールの教材よりはマシです。
その③:需要のある技術が用いられてるもの
3つ目は、需要のある技術が用いられてるものです。
東京でも使う場所が限られるニッチな技術で作っても、面接には受かりません。
なので、一つ決めた言語にこだわらず
- 今どんな技術が主流で、需要があるのか。
- 今も根強く残ってて、今後も廃れなさそうな言語は何か。
きちんとリサーチし、ポートフォリオに取り入れることが大切です。
そのためにも、現代のトレンドや動向は常にチェックしておくのがいいでしょう。
- プログラミングスクールのブログ
- 転職サイト
- クラウドソーシングサイト
などを定期的にチェックすることをおすすめします。
高望みすると、実務経験は遠のきます
実務経験を積むためには、高望みしないことも大切です。
まずは会社を選ばず、エンジニアとして会社で働く経験をした方がいいです。
最初から高望みしているようでは、実務未経験から脱却できなくなります。
例えるなら、家で練習はしてるけど仕事で寿司握ったことがない寿司ビギナーが、
まずは高級な寿司屋さんで、職人として働きたい!
と言ってるようなもの。
「だったらまず小さなお店でもいいから、実務で寿司握ろうぜ」となりますよね。
エンジニアもそれと同じ。
まずは段階を踏むことです。
キラキラでイケイケのIT企業で働きたい。
それなら、まずエンジニアとして働いた肩書きが必要です。
なので理想どおりでなくても、まずエンジニアとして働くことが第一ステップ。
年齢が年齢なら、なおさら第一ステップをいち早く踏むことに注力した方がいいでしょう。
- TechAcademy:規模・知名度No1。転職保証はJava限定で32歳まで。
- TECH CAMP:転職保証に年齢制限なし。最短10週間で転職できるスピードがウリ。
- TECH BOOST:「挫折させないサポート体制」が特徴。完全未経験向け。
- DMM WEBCAMP:大手DMMグループ運営・提供。未経験者向けのスクールでNo1。
- ポテパンキャンプ:提携企業は「Web系自社開発」がメイン。カリキュラムもRuby。
まとめ
以上、実務経験を積めないというのは思い込みであることをご紹介しました。
実務未経験でも、努力次第で十分エンジニアになれます。
求人にある経験者という文字に悲観せず、胸を張って行動しましょう。
本記事の筆者であるわたくしモリですが、この度プログラミング情報メディア「プログラミング副業の教科書」の以下記事で、コメントをさせていただきました。
よろしければ併せてご覧ください。
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1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。