【失敗談】株初心者の僕が株で35,000円損した話

タイトルの通り、今回は株初心者の僕が株で35,000円損した話です。

初心者の割には本や雑誌で事前知識を詰め込んだ方だし「ビギナーズラックがあるんじゃないか」と淡い期待を抱いていたのですが、ありませんでした。

そんな甘い世界ではありませんでした。

35,000円負けるだけなら別にいいのですが、しかし、それ以上に悔しかったのが、

買ったら下がって、売った翌日上がる

という典型的なパターンでした。

この記事では、実際僕がどこの株を買い、どういう反省を得たのか、といった部分をまとめます。

目次

選び方

選び方

初めて買ったのは、”トヨクモ”という銘柄(4058)でした。

こちらはサイボウズの子会社で、主に安否確認サービスと、業務効率化アプリを軸にしているIT企業です。

選ぶ時に注意した点として、僕は遠藤洋さんの本で株の選び方を理解し、下記をチェックしながら選びました。

参考:お金知識ゼロ! 普通の会社員でも株で1億円つくる方法をイチから教えてください!

  • 上場から5年以内の会社か
  • 時価総額が300億円以内か
  • 誰もが「いい」と思うものを提供しているか
  • 1ヶ月の移動平均線が右肩上がりになっているか
  • 創業社長が現役かどうか
  • 社長はもちろん、経営幹部たちが大株主か
  • 高学歴の新卒社員はいるか
  • 社員の平均年齢は30代か

トヨクモはこれらに当てはまっていた上、業務効率化アプリは非常に分かりやすいデザインで、僕も使ってみたいと思いました(安否確認アプリは実際、緊急時に役立つかは微妙だと思いましたが)。

トヨクモの他にもグッドパッチ(3751)やギークス(7060)、チャットワークやクラウドワークスなども面白そうで、魅力的な企業は沢山ありましたが「誰でも分かりやすく、使いやすい」という部分に注力している部分を良心的に感じ、トヨクモを選びました。

高い時に買って、安い時に売った。

高い時に買って、安い時に売った。

僕が買ったのが2021年6月16日(水)の午前中。成行で2,302円で100株購入。

あとはもう見守るしかない、そんな状況になった矢先の1~2日後、価格が2,021円まで下落。

でも「とりあえず1ヶ月くらいは放置したほうがいい」という情報も見ていたので、この時は”果報は寝て待て”の精神でドンと構えようと思ってました。

しかし、しばらく待っても下落は止まらない。7月12日(月)には直近で最低の1,960円代まで下落。それに並行し僕の精神も下落。

ズルズル決断を先に延ばし、7月13日(火)の昼、しびれを切らし成行で売りました。結果、230,200円で買ったものを、196,000円で売り、34,200円の損となりました。

「もっと早くに損切りしてれば別の銘柄買えたな」という後悔もありました。ただそれ以上に「もう少し待てば上がるかも」という期待が邪魔をし、中々損切りを決断する事が出来ませんでした。

頭では分かっているものの、いざ自分ごとになると難しい。これが皆苦しむ”損切り”というもの。

様々な本や雑誌で紹介されている”潔く損切りする大切さ”を身を持って痛感しました。

売った翌日、株価がググッと上昇

売った翌日、株価がググッと上昇

しかし、上述した 「もう少し待てば上がるかも」 がまさに的中しました。

7月14日の午前中、2,273円までググッと上昇。怒涛のおよそ15%アップとなり、おまけにヤフーのニュースを見ると14日午前中付けて「トヨクモ、売上絶好調」みたいな記事も出てました。

昨日の昼まであれだけ低迷していて、ニュース記事なんて全く出てなかったじゃん…。

「そんな事ある?」と本気で思い、僕の運のなさを痛感しました。

反省

反省

今回の失敗を踏まえて、学んだことが以下の3つです。

その①:安い時に買って、高い時に売る
その②:購入前に、板を確認する
その③:手放した株の事は考えない

それぞれ解説します。

その①:安い時に買って、高い時に売る

その①:安い時に買って、高い時に売る

これはもう株の基本中の基本。

株価が上昇中の株は、そのまま上昇するより、売りトレンドに変わってガクッと下がる可能性が大いにある。

つまり、逆に下落中の株は買いトレンドに変わる可能性もある。あえて株価が下落気味で、今安いものを選ぶのもひとつなのかな、と思いました。

直近で最低レベルの株価を行き来している銘柄を、すぐに手に入るよう指値で買うってのもいいかもしれない。

その②:購入前に、板を確認する

その②:購入前に、板を確認する

板をよく見て今度の流れを読むことも大切。いくらで売買したい人がどれくらいいるのか、ちゃんと確認する。

また、株を手放す時も板を確認する。もしかしたら、売ろうとしている金額のすぐそばで、大量の買い注文が入っている事もあるかもしれない。

また、OVERよりもUNDERの数字が大きければ、その銘柄は上昇トレンドの傾向が強い(一般的には)。

その③:手放した株の事は考えない

その③:手放した株の事は考えない

手放した株について記事を書いている僕が言うのもだが、一度手放した株の事はもう忘れる。

書い直しのために売ったのであれば話は別だが、普通に損切りをしたのであれば、その後の株価の推移を気にするより、次の銘柄選びに時間とエネルギーを使ったほうが効率がいい。

目次