【金融用語まとめ】よく聞く金融用語を”一言で”解説!

金融とか経済に関する話は、どうしても専門的な説明が必要になったりするので、とっつきづらさを感じている方もいることと思います。

そこでこの記事では、金融とか経済に関する様々な用語を、かなりわかりやすく、なるべく短く一言で説明してみました。

この記事を読むメリット

・金融や経済の話で出てくる用語の意味が、かなりざっくりですが分かります。

本記事は金融について「超初心者」の方々に向けた記事になります。
より専門的な説明を求めている方は、参考にならない場合もあります。

出典:図解即戦力 金融のしくみがこれ1冊でしっかりわかる教科書 |伊藤 亮太 (著)|技術評論社

目次

金融ってなに?

お金が流れるしくみのこと。
お金余ってる人から、お金を欲している人に、お金を移動させること。

銀行とかが「金融機関」と呼ばれる理由は、みんなから預かったお金を、企業とかに貸してるから。

利子と利息って?

どっちも要は「手数料」。
借りたお金を返す時、支払うのが「利子」。
貸したお金を返して貰う時、受け取るのが「利息」。
つまり、
払う側にとっては「利子」
貰う側にとっては「利息」。

通帳によく「リソク」なんて書かれてませんか?

あれは、まず銀行は、みんなから借りた(預かった)お金を企業とかに貸しますよね。

で、その企業は、借りたお金を銀行に「利子と一緒に」返します(銀行側から見ると「利息」を受け取ります)。

んで銀行は、借りたお金をみんなに「利子と一緒に」返します (みんなから見ると「利息」を受け取ります) 。

インフレとデフレって?

インフレーションとデフレーションの略。
インフレは「物価が上がる」こと。
デフレは「物価が下がる」こと。

「どっちがいいの?悪いの?」

消費者的には、デフレのほう嬉しい。ものを安く買えるから。

でも、世の中的にはインフレのほう嬉しい。デフレ=景気の悪化だから。

中央銀行って?

各国に1つしかない銀行。
我が国日本の中央銀行は「日本銀行」。

普通の銀行と比べ、大きく3つの役割があります。

発券銀行。紙幣を発行する。
銀行の銀行。民間の銀行に、お金を貸したり、借りたり。
政府の銀行。国のお金を管理している。

インサイダー取引って?

わるいこと。
会社Aの社員が、会社Aの「ウラ情報」をもとに、株の売買をすること。
また、そのウラ情報を知り合い等に教え、買うor売るのを勧めたりすること。

「田中くん、俺の会社さ、来年の3月に〇〇っていう商品を発売するんだ。もしかしたら世の中を変えるかもしれない、ものすごい商品なんだ。多分うちの会社の株価ドカンと上がるよ。これまだ世に出回ってない情報だからさ、株買うなら今のうちだよ。」

これがまさにインサイダー取引。上記がたとえ家族でも犯罪です。要は「株の取引は、みんな公平であるべき」ってことです。

金利って?

お金を貸してくれた人への見返り。
「お金貸してくれてありがとう」って言って払うお金。

前述した「利子と利息」も、金利に該当します。

債券って?

お金の貸し借りの「証拠」になるもの。

国とか企業は、お金が必要な時「誰か金貸してー。絶対利子つけて返すから。」というお願いをします。

でもお願いだけでは信用に欠けるので、その証明として「債券」を販売します。

投資家は債券を買うことで、安心してお金を貸せる。同時に利息ももらえるので嬉しいわけです。

為替って?

現金以外の決済方法の総称。

ドルと円の関係やらをイメージしがちですが「為替」という言葉自体の意味は「現金以外の決済方法の総称」です。

ニュースではよく「内国為替」と「外国為替」という言葉が出てきます。

内国為替は「国内の為替の取引」のこと。
銀行への振り込みやクレカ払いなど「国内で、現金を使わずに決済する方法」です。

外国為替は「外国との為替の取引」のこと。大きく2つの意味があります。
輸入や輸出に関する金融業務とか、外国送金業務のことをいいます。
為替レートのことをいいます。為替レートとは「海外通貨との交換比率」です。

GDPって?

数字。
国内で、年間で生産されたモノやサービスのもうけ(付加価値)の合計。

この「国内で」ってのがポイント。

たとえば日本で1000円のピザを売ってます。

そのピザ、材料のパンやサラミなど全部国産ですが、唯一チーズだけはアメリカから仕入れたものを使っています。ピザ1枚に、200円分のチーズを使っています。

この1000円のピザが1枚売れたら、日本のGDPは800円としてカウントされます。チーズの200円分は日本のものじゃないからカウントされません。

つまりGDPの数字が大きいほど、その国の景気がいい、ってことです。

株式って?

「ある会社に金を払った(投じた)」ことの証明として発行されるもの。

株式を発行し、その株式をたくさん買ってもらって、お金を集める会社のことを「株式会社」という。

時価総額って?

会社のレベル。数字が大きいほど規模もでかいし、価値も高い。

ちなみに時価総額は「株価×発行株式数」で計算されています。

日経平均株価(日経225)って?

東証1部のなかの225銘柄」の株価の平均。

東証1部には、2189社もの企業が存在します(2021年9月2日現在)。

つまり日経平均株価は、東証1部の数ある企業の中の、ほんの一部「選ばれし企業」の株価の平均なのです。

株価の高い銘柄に影響を受けやすい、という特徴があります。

東証株価指数(TOPIX)って?

東証1部のぜんぶの銘柄」の時価総額の平均。

日経225とは違い、こちらは「東証1部全ての銘柄」の「時価総額」の平均。

時価総額の高い銘柄に影響を受けやすい、という特徴があります。

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