人に気を使いすぎて、疲れる。
なんでこんなに気を使ってしまうんだろう?
性格だし、直しようがないのかな。
と悩んでいる「気使い魔」の方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
僕はいわゆる「気遣い魔」なのですが、あんまいいことじゃないな、と最近思う
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) February 3, 2022
気遣いも一定レベルを超えると、むしろしばしば迷惑をかけたり、デメリットもあって
気遣いできるのはいいこと、とかって言われるけど実際そうでもない
「気を遣わず、自分の意見をズバッと言える人」の方が希少価値ある
僕はいわゆる「気遣い魔」なのですが、あんまいいことじゃないな、と最近思う
気遣いも一定レベルを超えると、むしろしばしば迷惑をかけたり、デメリットもあって
気遣いできるのはいいこと、とかって言われるけど実際そうでもない
「気を遣わず、自分の意見をズバッと言える人」の方が希少価値ある
- 気使い魔になってしまう原因がわかります
- 気使い魔を改善するための方法がわかります
- 他人ともっと上手に付き合えるようになります
気を使いすぎる人は「むしろ迷惑」になってしまう理由
他人にひたすら気を使って尽くしてしまう、いわゆる「気使い魔」。
とくにイヤな印象はないように思えますが、時として気使いは「むしろ迷惑」になります。
その理由は、主に以下の2つ。
理由①:相手が疲れるから
理由②:見返りを求めてしまうから
それぞれ解説します。
理由①:相手が疲れるから
理由1つ目は、相手が疲れるからです。
人には返報性の原理があるので、「自分もなんか気を使わなきゃ」と感じるためです。
どんなに相手の仕事をラクにしようと気使っても、
どんなに相手の時短に繋がるようにと気使っても、
相手から「必ずしも感謝される」とは限りません。
むしろ、いわゆる「ありがた迷惑で終わる」場合もあります。
理由②:見返りを求めてしまうから
理由2つ目は、「見返りを求めてしまうから」です。
他人に気を使いまくる気使い魔は、以下のような心境になります。
「こんだけ気使ってるんだから、もっと優しくしてほしい。」
「嫌いにならないでほしい。」
これらは心の奥底で無意識レベルで感じていること。
そのため、気使い魔の本人も自覚はなかったりします。
しかし見返りを求めるあまり、思い通りにならないとイライラして悩みやすくなります。
そうなると他人からも「何考えてるかわからない」などと思われ、むしろ距離を置かれることも。
気を使いすぎる人の共通点3つ
気を使いすぎてしまう人の共通点は、以下の3つがあります。
共通点①:嫌われたくない
共通点②:過去の体験がそうさせてる
共通点③:相手の心を深読みしすぎる
それぞれ解説します。
共通点①:嫌われたくない
もっともよくある共通点が、「嫌われたくない」です。
とにかく嫌われること、陰口を言われることを極端に恐れています。
常に「相手にいい印象を持ってもらう」ことにこだわるので、相手から感謝の言葉(口だけでも)をもらえると、それが快楽となります。
そうして自分の意見を殺し、相手に気を使い続けます。
見方を変えると、「自分に自信がない」ことの表れともいえます。
共通点②:過去の体験がそうさせてる
「過去の体験がそうさせてる」のも、共通点のひとつです。
過去の体験とはさまざまな要素がありますが、具体的に以下のようなもの。
- 育った家庭環境
- 学生時代のできごと
- 辛い失恋
気使い魔の方々は、過去にさまざまな失敗をし、痛い目をみている傾向にあります。
その原因を、「自分の意見を貫き、したいようにやってきた結果だ」と思いこんでいる方もいます。
または育った環境によって「人に気を使うことこそが美徳」みたいな精神が頭に刷り込まれている方もいるでしょう。
このような「過去の体験」も、気使いしすぎてしまう原因となっています。
共通点③:相手の心を深読みしすぎる
3つ目の共通点が、相手の心を深読みしすぎること。
「自分の意見や発言、行動によって相手がどう思うか」を、いちいち考えてしまう傾向です。
何か言う前に、まず以下を勘ぐりします。
〇〇を言うと多分〇〇って思われるよな…。
口ではあぁ言ってるけど、心の中では〇〇とか思ってるんだろうな…。
そのうえで、なるべく相手にいい印象を持ってもらうため、過剰に気を使ってしまいます。
気を使いすぎる人が心得ておくべきこと3つ
気を使いすぎないための心得として、以下の3つがあります。
心得①:嫌われることを受け入れよう
心得②:自己チューになろう
心得③:他人は「自分と違う生き物」だと自覚しよう
それぞれ解説します。
心得①:嫌われることを受け入れよう
気使いしすぎないための心得1つ目は、「嫌われることを受け入れよう」です。
よく言われることですが、素の自分を封じたお付き合いには、いずれ限界がきます。
それより「素の自分を受け入れてくれる人」をより大事にしたほうがいいです。
どうしても嫌われるのを受け入れられない方は、
- 気を使うことでメリットはあるか
- 相手に嫌われることでデメリットはあるか
以上2点を、考えてみてください。
相手に懸命に気を使っても、メリットはたかが知れています。
心得②:自己チューになろう
気使いしすぎないための心得2つ目は、「自己チューになろう」です。
自己チューという言葉に、いい印象を感じない方もいるでしょう。
しかし気使い魔の方にとっては、そのくらいが丁度いいです。
- これは好き、これは嫌い
- やりたい、やりたくない
- 行きたい、行きたくない
みたいな感じで自己チューになって、自分の意見をハッキリ言い切ること。
大事なのはまず他人より、「自分がどうしたいか」です。
大体のケースにおいて、誰かが言い出さないと始まりません。
それに言い出しっぺはなんだかんだで感謝され、逆に好かれる傾向です。
心得③:他人は「自分と違う生き物」だと自覚しよう
心得3つ目は、「他人は『自分と違う生き物』だと自覚しよう」です。
他人に気を使うことの本質は、「他人に喜んでもらうこと」。
しかし気使いしても、相手は大して喜ばないケースがしばしばあります。
それでも苦し紛れの「ありがとう」はもらえるものの、内心は大して感謝されてない、なんてことも。
場合にもよりますが、気使いはあなたの価値観の押し付けでもあります。
その気使いは自分がされて嬉しくても、他人にとって必ずしも嬉しいとは限りません。
「他人は自分とは違う生き物だ」ということを自覚しましょう。
気を使うことは素晴らしい…とも限らない
気を使うことによるデメリットや、相手に気を使わないための心得を紹介してきました。
気遣いができることは悪いことではありませんが、それが良いとも限りません。
いまや若い人をはじめ、気使いな人のほうが多いからです。
むしろ「他人に気を使わず、自信を持って自分の意見をズバッと言える人」の方が少ないので、希少価値が高いです。
常に「上手な気使い」ができればいいですが、それは深く相手を理解してても難しいもの。
分かりあえない部分もかならず出てきては、不満も生まれがちです。
なので、人への気使いなんて「ごくごくたまに」くらいが丁度いいです。
まとめ:自分にいちばん気を使おう
以上「気使いしすぎると、時に「むしろ迷惑」になる話」でした。
他人に気使いしすぎても、自分への利益はほとんどありません。
なので、自分に一番気を使ってあげましょう。
- 自分に気を使って
- 自分ファーストで
- 自分に自信を持ち
- 自己肯定感を向上させる
これらができると、「気使いすぎて疲れる」ことは自然と減っていくはずです。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。