フリーランスの方に仕事を依頼したい。
でもバックレられないか不安。
バックレる人は稀かもしれないけど、怖くて発注に踏み出せない。
と、悩んでいる発注者の方々へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
仕事を外注する際、バックレられないため有効な事前対策
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) February 28, 2022
・簡単な案件から発注する
・電子契約書を交わす
・事前に「バックレたら損害賠償」を匂わせとく
プロジェクト最中のバックレとは、損害が大きい
バックレられてから訴訟とか、相談も正直面倒
受注者同様、発注者側も必死の思いで選定してる
仕事を外注する際、バックレられないため有効な事前対策
・簡単な案件から発注する
・電子契約書を交わす
・事前に「バックレたら損害賠償」を匂わせとくプロジェクト最中のバックレとは、損害が大きい
バックレられてから訴訟とか、相談も正直面倒受注者同様、発注者側も必死の思いで選定してる
- フリーランスに安心して仕事を発注できるようになります。
- もしバックレられても、冷静に適切な対応ができるようになります。
バックレフリーランスへの対策と発生時の対処法を紹介
残念ながら、バックレるフリーランスは珍しくありません。
パターンは実にさまざまですが、王道パターンは
「状況が変わったのでキャンセルさせてほしい」
「体調不良となり、仕事を続けることが困難になった」
といった、いわゆるドタキャンです。
中にはある日突然、完全に音信不通になるという恐ろしいケースも。
とはいえ、「発注した側はおとなしく泣き寝入りするしかないのか」と諦めるのは早計。
そうならないためにも、仕事を発注する際の事前対策が重要です。
本記事では
- 具体的に、どのような事前対策があるのか
- バックレられてしまった際、どうしたらいいのか
について、詳しく解説します。
バックレフリーランスへの事前対策
バックレフリーランスへの事前対策は主に以下の3つです。
対策①:簡単な案件から発注する
対策②:契約書を作っておく
対策③:損害賠償を請求することを事前に伝える
それぞれ解説します。
対策①:簡単な案件から発注する
事前対策1つ目は、簡単な案件から発注すること。
バックレる人かどうか見極めるには、一緒に仕事をしてみるしかないからです。
実際に面談や仕事を通じて、初めてその人がどういう人かがわかってくるものです。
最初の印象がいいからと、すぐ信用してはいけません。
なので「まずは人柄を見る」目的で仕事を任せることです。
いわゆる事前テストなので、受注者からのウケはあまりよくありません。
しかし、後でバックレられるよりはマシです。
まずは「バックレられても痛くも痒くもないような簡単な案件」を低単価で依頼してみましょう。
それすらこなせない人は、それまでの人です。
対策②:契約書を作っておく
事前対策2つ目は、契約書を作っておくこと。
もしバックレられた際、訴訟で役に立つからです。
ここで契約書もかわさず、あいまいな口約束だけだと、もしバックレられたとき何も残りません。
あとで「言った言わない問題」などが発生する原因にもなります。
加えて、契約書を交わすことでフリーランスの方は
契約書まで交わして、バックレたら多分やばいよな…。
と身が締まります。
つまり、ある意味でプレッシャーを与えることにつながり、強力なバックレ対策になります。
クラウドサインを使えば、面倒な書面の郵送の必要もなく、全てWeb上で完結します。
信頼担保のためにも使ったほうがいいでしょう。
対策③:損害賠償を請求することを事前に伝える
事前対策3つ目は、損害賠償を請求することを事前に伝えること。
実際、バックレるフリーランスが最も恐れているのは「損害賠償」です。
言い方はよくありませんが、つまるところ「脅し」です。
でも、大切な財産を守るためには必要なことです。
ポイントとしては、
万が一、納品前に音信不通とかになった際、最悪「損害賠償」ってこともあるので…ハハハ。
といった感じで、なるべくサラッと伝えること。
あまり威圧的に伝えると、フリーランスの方に怖い印象を与えてしまいます。
怖い印象を持たれると依頼できる仕事もできなくなります。
もし提携できたとしても、お互いいい仕事はできません。
バックレられた時の対処法
実際にバックレられてしまった時の対処法としては、以下です。
無料の相談窓口へ相談すること
これに尽きます。
詳しく解説します。
無料の相談窓口へ相談すること
バックレられた時の対処法としては、無料の相談窓口に相談することです。
自力で損害賠償を請求したり訴訟すると、膨大な時間や労力がかかります。
それに専門知識も必要になるため、対応しきれない部分も出てきます。
そのため、弱い立場である「個人」を守る無料相談窓口は、ちゃんとあります。
具体的には、以下のような機関です。
- フリーランストラブル110番:厚生労働省や各省庁と、第二東京弁護士会が共同で結成した相談窓口。
- 法テラス:法制度に関する情報提供が無料。また無料の法律相談、弁護士費用の立替も行う。
受注者or発注者どちらであろうと、「個人で仕事している」以上、相談の対象です。
お金もかからないので使わない手はありません。
信頼性も担保されています。
上記は厚生労働省やその他各省庁と、弁護士が共同で設立しているためです。
困ったときは無料の相談窓口がある、頭に入れておきましょう。
発注側が個人ではなく「法人」だった場合は?
ただ発注側が法人だった場合、上記で紹介した相談窓口は相談対象外です。
上記で紹介した機関は、あくまで個人という弱い立場を守るための機関です。
なのでバックレ被害を受けたのが法人なら、以下の対策が一番手っ取り早いでしょう。
- 窓口でなく、訴訟提起を視野に入れ、顧問弁護士に直接交渉する
法人ならではの力を最大限に使いましょう。
バックレフリーランスを恨むよりまず対策を
バックレでプロジェクトに支障が出ると、怒りや恨みから穏やかではいられないでしょう。
しかし、そこで取り乱してしまっては本末転倒です。
冷静にプロジェクトの進捗を見て対策を考えることが大切です。
- 他の受注者を高単価で急募する
- なんなら自分も業務へ参加する
など、できることはあるはず。
裏切られてしまったものは、もう仕方ありません。
恨めばその人から連絡が返ってくるわけでもありません。
プロジェクトの最中にバックレるなんて、どう考えても非常識極まりないです。
でも、残念ながら実際そのような人がいるのが現実です。
会社の看板を背負ってない「個人」という立場である以上、万が一もある
あまり考えたくはないですが、常に最悪のケースも想定し、対策しておくことが大切です。
最悪のケースになっても、被害が小さく済むよう冷静に振る舞えるかどうかがカギです。
まとめ
以上、「バックレフリーランスへの対策と、バックレ発生時の対処法を紹介」でした。
バックレられて泣き寝入りしないよう、事前にできる対策は万全にしておきましょう。
万が一バックレられた際は1人で悩まず、無料の相談窓口があります。
まずは相談しましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。