フリーランスって単価どうやって決めてるの?
どのくらいなら盛ってもいいもんなの?
といった疑問をもつ方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
フリーランスの単価の決め方
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) August 20, 2022
①職種・居住地・年齢・経験年数とか実績から、適性相場を算出
②その相場に、1.5~2割くらい上乗せ
実績が少ないからと、自分を安売りするのはNG
ジリ貧になるし、仕事もテキトーになりがち
ちょっと高いかな?くらいでOK
これも値付け#フリーランスと繋がりたい
フリーランスの単価の決め方
①職種・居住地・年齢・経験年数とか実績から、適性相場を算出
②その相場に、1.5~2割くらい上乗せ実績が少ないからと、自分を安売りするのはNG
ジリ貧になるし、仕事もテキトーになりがちちょっと高いかな?くらいでOK
これも値付け
- 上手な単価の決め方がわかり、より稼げるフリーランスになれます。
稼ぐフリーランスの単価の決め方は?単価を上げる方法も紹介!
本記事を書いている僕は、現在2年目の現役フリーランスです。
単価の決め方がわからない。
みんなどうやって決めているの?
このように悩むフリーランス初心者の方は多いかと思います。
本記事で言いたいことは、以下になります。
単価は「高すぎるかな?」くらいの金額でOK。
稼ぐフリーランスは、単価の決め方も上手です。
本記事では、
- フリーランスの単価の決め方
- 単価を上げるための方法
- 値切られたときの対策
などについてまとめています。
フリーランスとして単価の決め方に困っている方は、ぜひ参考にしてください。
フリーランス案件の単価の決め方
フリーランス案件の単価の決め方は、以下のとおりです。
その①:単価相場を調べる
その②:時給で計算する
その③:その相場の1.5~2割ほど上乗せ
その①:単価相場を調べる
まずは単価相場を調べることです。
ひとえに相場といっても、以下の条件によって金額は異なります。
- 職種・業種
- 年齢
- 住んでいる場所
- 経験年数・実績
これらの条件をしっかり考慮のうえ、まずは平均的な単価を知りましょう。
その②:時給で計算する
単価そのものだけでなく、時給で計算することも大切です。
いくら単価が高くても、時間がかかるほど時給は下がります。
たとえば単価が1万円の仕事があったとします。
2時間で納品できれば、時給5000円です。
しかし10時間かかれば、時給1000円です。
このように単価や内容から、何時間で終わるか?を考えることが大切です。
もし時給1000円を切るなら、低すぎです。
その③:単価相場に1.5~2割ほど上乗せ
適正な単価を算出できたら、それに1.5~2割ほど上乗せしましょう。
理由は以下です。
- フリーランスは会社員の1.5~2倍稼ぐ必要があるから
- ある程度の「値付け」も大切だから
フリーランスなら、会社員時代の1.5~2倍稼ぐことが理想です。
収入が会社員時代と同じでも、生活はできるでしょう。
しかしフリーランスは税金や老後を考えると、会社員にくらべて不安要素が残ります。
またフリーランスとして稼ぐなら、一定の値付けも考えなければなりません。
詳しくは後述します。
単価の決め方のコツ:高すぎるかな?くらいでOK
単価の決め方のコツは、高すぎるかな?と思うくらいでOKです。
大きく提示することで、相手の基準も大きくなる可能性があるからです。
たとえば、希望単価が30万だとします。
正直に提示した場合と、盛った場合で以下のように異なります。
- 自分「希望単価は30万です」 → 企業側「25万になりませんか?」
- 自分「希望単価は50万です」 → 企業側「高すぎ。35万になりませんか?」
極端な例ですが、これにはドア・イン・ザ・フェイスという心理効果が働いています。
気になる方は調べてみてください。
要するに、
これくらいもらいたいけど…ちょっと高すぎるかな?
と思うくらいの金額で提示することも大切、ということです。
こういった値付けを学ぶのにおすすめの書籍がありますので、以下に記します。
フリーランスとして単価を上げていく方法4つ
フリーランスとして単価を上げていく方法4つとは、以下のとおりです。
その①:実績を増やす
その②:クライアントとの関係を良好にする
その③:交渉は小さくこまめに行う
その④:初めはフリーランスエージェントを利用する
その①:実績を増やす
単価を上げたいなら、まずは実績を増やしましょう。
実績は信頼につながるからです。
人は信頼したものにお金を払います。
実績がないと、単価が上がることはありません。
また実績は単価を上げるだけでなく、再就職などにも役立ちます。
まったく同じスキルセットでも、実績の有無で印象は大きく変わります。
フリーランスが転職で不利とされる理由
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) August 17, 2022
・まじめにやってたかわからないから
・周りと協調できないと思われるから
でも実績あればコロッと有利になる
・まじめで自発的な姿勢が評価されるから
・円滑に周りと強調できると思われるから
ここでも結局、実績
実績は偉大#フリーランスと繋がりたい
フリーランスが転職で不利とされる理由
・まじめにやってたかわからないから
・周りと協調できないと思われるからでも実績あればコロッと有利になる
・まじめで自発的な姿勢が評価されるから
・円滑に周りと強調できると思われるからここでも結局、実績
実績は偉大
その②:クライアントとの関係を良好にする
単価を上げる方法2つ目は、クライアントとの関係を良好にすることです。
理由はシンプルで、関係が良好でない人に単価を上げるわけないからです。
単価を上げるかどうかは、人が決めることです。
人は論理や事実よりも、感情で動きます。
単価を上げたければ、クライアントとの関係を良好にするのは必須といえます。
その③:交渉は小さくこまめに行う
単価を上げる際の交渉は、小さくこまめに行うことがコツです。
たとえば、単価30万円の継続案件があったとします。
ここで単価を上げてほしい場合、以下のように交渉します。
NG:6ヶ月続けて、単価10万円アップを交渉する
OK:1ヶ月毎に、単価1万円アップを交渉する
突然10万円アップを頼まれても、クライアントはためらいます。
挙げ句、「5万円なら可能です」などと、条件を下げたりします。
一方で1万円アップくらいなら、承諾してくれる可能性が高いです。
このように単価の交渉は、こまめにジワジワやるのがコツです。
その④:初めはフリーランスエージェントを利用する
初心者のうちは、フリーランスエージェントの活用をおすすめします。
理由は以下です。
- 案件数が豊富で、希望の条件に沿った仕事が見つかるから
- 営業しなくていいため、案件やスキルアップに時間を投下できるから
営業を代行してくれるため、営業に不慣れなフリーランス初心者でも安心。
担当に相談し、「実績になる仕事」限定で探してもらうのもいいでしょう。
初心者におすすめのフリーランスエージェントを以下に記します。
レバテックフリーランス:登録者数、業界認知度はNo1。満足度90%以上。
ポテパンフリーランス:スキルや経験が少ない人も紹介可能な案件が多い。
MidWorks:会社員なみの福利厚生。サポートも丁寧で手厚い。
フリーランスが単価を上げるにあたっての注意点
フリーランスが単価を上げる際の注意点は以下です。
その①:実績ゼロのときだけは、低単価を覚悟する
その②:スキルアップばかりに逃げない
その③:フリーランスエージェントからは早めに脱却する
その①:実績ゼロのときだけは、低単価を覚悟する
単価の決め方として、以下のように前述しました。
- 「高すぎるかな?」と思うくらいで設定する
- 適正相場の1.5~2割増しくらいで設定する
しかし実績ゼロの状態でこれをやっても逆効果。
ただのボッタクリとなってしまいます。
なので実績を0→1にするときだけは、低単価は覚悟しましょう。
以前の記事、実績は0→1にできる?【余裕です】作り方やポイントを解説!でもご紹介しています。
その②:スキルアップばかりに逃げない
たしかに単価を上げるために、スキルアップは有効です。
しかし大切なのは、スキルアップ後の行動です。
スキルアップはあくまで手段です。
本質は、以下のはずです。
- 生産性を高めて、時給を上げるため
- 新たな案件を、高単価で獲得するため
- 再就職する際、年収を高くしてもらうため
スキルアップのための勉強をして満足している方は意外と多いです。
手段を目的化しないよう、注意です。
その③:フリーランスエージェントからは早めに脱却する
単価を上げるには、フリーランスエージェントの利用を早めにやめることです。
フリーランスエージェントには、案件ごとにマージンが発生するためです。
いわゆる仲介手数料。
エージェントは仕事探しや営業を代行するため。
たとえば100万円の案件から10%マージンが引かれると、フリーランスは手取り90万円。
基本的にエージェントはマージン率を公開していませんが、相場は10%です。
中にはそれ以上とるエージェントもあります。
一方の直営業なら、当然マージンは発生しません。
実績が積み上がったなら、企業に直接営業して仕事をとるのが理想です。
エージェントを使い続けると、あなたのタダ働きの時間も積み上がります。
以前の記事、フリーランスエージェントは必須なの?←使わないに越したことはないでも紹介しています。
単価を値切られた場合の対処法
フリーランスとして単価を決めても、値切られるときがあります。
僕が値切られた時やっている対処法としては、以下のとおりです。
その①:基本的には応じない
その②:メリットがあれば、応じる
その①:基本的には応じない
基本は応じないスタンスでいいでしょう。
経験上、単価を下げてやる仕事は気分がいいものではないからです。
仕事やお金に困っているフリーランスは、そういう根切りに応じてしまいがちです。
しかしそうなると「いかにラクするか」など考えるようになってしまいます。
本来より単価が下がっているためです。
お互いに納得の金額で、気持ちよく仕事するために
基本的に交渉には一切応じておりません
とハッキリ伝えましょう。
その②:メリットがあれば、応じる
根切り交渉には基本的には応じなくてもいいと前述しました。
しかし以下のような、金額以上のメリットがあれば応じてもいいでしょう。
- 大手企業やメディアの案件など、学びになりそうなもの
- 自身の大きな実績として使えそうなもの
- 継続的に仕事を与えてもらえそうなもの
- クライアントからの紹介など、コネにつながりそうなもの
金額を下げること以上のメリットかどうか見極め、柔軟に応じることです。
まとめ
以上、フリーランスの単価の決め方について紹介しました。
内容をまとめると以下のとおりです。
- 単価は「高すぎるかな?」くらいの金額を設定する
- 単価のみならず、時給に換算する
- 単価は小さく少しずつ交渉する
- フリーランスエージェントは最初のみ、徐々に利用をやめる
- 値切られても基本応じなくていいが、条件次第で柔軟に
上手に単価を設定し、稼げるフリーランスになりましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。