フリーランスが年取ったらどうなる?不安の原因とその対策

悩む人

今は若いから何とかフリーランスやっている。
でも年とっても、今のままでいいものか…。
フリーランスは、何歳くらいまで続けるべき?
年を取ったら、どんな問題がある?

このようなお悩みをもった方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

フリーランスが老後に向けやるべき対策
不労所得を増やす
資産形成を始める
日頃から健康に気遣う

でもそれ以前に、大前提
もっと稼ぐ

お金あれば、老後の心配は消える
稼ぎが少ないから、老後が不安になる

性悪ですいませんが、事実

この記事を読むメリット
  • フリーランスとして、漠然とした老後への不安が減ります。
  • フリーランスとして、老後に向けて備えるべきことがわかります。
  • 対策することで、安心して年を重ねられます。
目次

フリーランスが年取ったらどうなる?不安の原因とその対策

フリーランスが年取ったらどうなる?不安の原因とその対策

フリーランスとして年を重ねることに、不安を感じる方は多いと思います。

その不安の原因は、9割がお金です。
いわゆる、よく耳にする老後資金です。

本記事で言いたいことは、以下です。

今よりもっと稼ぎ、出費を極限まで削れば、不安は軽減される。

ただこれはあくまで、超大前提です。

この他にも老後に向けて小さく実践できる、具体的な対策があります。

本記事で詳しく紹介しますので、フリーランスの方はぜひ参考にしてください。

【現実】フリーランスが、年取ることに不安を感じる原因

【現実】フリーランスが、年取ることに不安を感じる原因

フリーランスが感じる、老後への漠然とした不安。
まずは、これらの原因を明確にすることです。

フリーランスが将来に不安を感じる原因は、大きく以下です。

その①:会社員に比べ、年金や保険の内容が薄いから
その②:退職金がなく、積み立てているお金がないから
その③:病気で働けなくなる可能性が高くなるから
その④:体力や行動力が低下するから
その⑤:知識の吸収力、創造力が低下するから

その①:会社員に比べ、年金や保険の内容が薄いから

その①:会社員に比べ、年金や保険の内容が薄いから

フリーランスは会社員に比べ、年金や保険料の内容が薄いからです。

具体的には、以下のような違いがあります。

年金について
会社員

国民年金+厚生年金

フリーランス

国民年金 のみ

厚生年金のメリットは、老後にもらえる金額が増えること。
また、病気やケガなどに対する保証も手厚い。

保険について
会社員

社会保険(健康保険ともいう)

フリーランス

国民健康保険

社会保険の方が保険料が少し安いうえに、内容も優れている。

※しかし会社員は上記、厚生年金の支払いもある。
そのためトータルの出費だと、フリーランスより高くなる。

比べてみると会社員は、老後にも強い働き方であることがわかります。
だからといって会社員なら一生安泰、とも限りません

しかし、フリーランスの保証はそれ以下なので、不安要素になります。

その②:退職金がなく、積み立てているお金がないから

その②:退職金がなく、積み立てているお金がないから

多くの会社員の場合、退職金という制度があります。

イヤでも給料から差し引かれ、数十年にわたって積み立てることになります。

一方フリーランスの場合、定年がありません。
そのため当然、退職金もありません。

対策としてはご自身で、何かしらの形でお金の積み立てを始めることです。

詳しくは後述します。

その③:病気で働けなくなる可能性が高くなるから

その③:病気で働けなくなる可能性が高くなるから

こちらは、健康面における不安の原因です。
年を取ると、病気で働けなくなる可能性は高くなります。

どうしても人間である以上、加齢とともに病気のリスクが大きくなるためです。

今は若いため、勢いと根性でなんとかなっているかもしれません。

しかし将来も、今とまったく同じ働き方ができているとは、考え難いです。

病気リスクが少しづつ現実的になる将来は、日々ジワジワと迫ります。
それが、不安要素につながります。

その④:体力や行動力が低下するから

その④:体力や行動力が低下するから

年を取ると、どうしても体力が衰えるため、行動力も低下します。

行動力が低下すると、労働や挑戦の数が減少します。
そうなると、ご自身の報酬の額にも直結するでしょう。

行動力の低下は、フリーランスとして働いていく以上、致命傷ともいえます。

なるべく若いうちから、行動量がものをいう労働からは脱却したいものです。

その⑤:知識の吸収力、創造力が低下するから

その⑤:知識の吸収力、創造力が低下するから

年を取ると、仕事のパフォーマンスの面にも影響がでます。
知識の吸収力や創造力は低下します。

50~60歳になっても勉強を続け、0→1のクリエイティブな仕事をこなす人もいます。

しかし知識の吸収スピードや、斬新なアイデアを生み出す創造力。
これらはやはり、傾向として若い人の方が長けています。

そのため「若い人が先を行き、自分は置いてかれる」といった思考になり、不安が生まれます。

フリーランスはいつまで続けられる?

フリーランスはいつまで続けられる?

フリーランスはやる気さえあれば、何歳まででも労働を続けられます。

フリーランスには定年がないからです。
現役バリバリの80代女性エンジニアも、現に存在します。

いつまでも続けられますが、年齢による問題もあります。
その問題とは、仕事を取りづらくなることです。

案件や職種によっては、若い人が優遇されます。

例えば、今どきのWebデザインを考える仕事を募集しました。
それに応募してきたのが60代では、少し不安を覚えます。
デザイン職となると、イメージ的には20~30代の傾向が強いからです。

フリーランスは定年がないとはいえ、このように仕事は取りづらくなります。

そもそもフリーランスなら、なるべく早く労働からリタイアする。
これが理想ではないでしょうか。

フリーランスの10年後の生存率は?【たった1割】

フリーランスの10年後の生存率は、たったの1割と言われています。

2021年3月、中小企業白書が統計を行っています。
個人事業主と法人で、結果は以下のとおりです。

個人事業主の廃業率
1年で廃業

37.7%

3年で廃業

62.4%

10年で廃業

88.4%

法人の廃業率
1年で廃業

20.4%

3年で廃業

37.3%

10年で廃業

64.0%

つまり個人事業主の10年後の生存率は11.6%、たった1割程度です。

気持ち次第ではフリーランスを続けられます。
しかし金銭面などから、長きにわたる継続は簡単ではないことがわかります。

年取っても不安なく、フリーランスを続けるための対策

年取っても不安なく、フリーランスを続けるための対策
悩む人

じゃフリーランスやめて、会社員として働くほういいの?

ここまで記事を読んだ方は、そう思うかもしれません。

しかし正しく対策すれば、年を取っても不安なくフリーランスを続けられます。

その対策とは大きく、以下の5つです。

その①:なるべく若くから、不労所得をコツコツ増やす
その②:なるべく若くから、資産形成を始める
その③:心身ともに健康に気を遣う
その④:実績を重ね、信頼を積み上げる
その⑤:新しいことを始める好奇心をもつ

その①:なるべく若くから、不労所得をコツコツ増やす

その①:なるべく若くから、不労所得をコツコツ増やす

フリーランスに定年はありませんが、年齢によって仕事が取りづらくなります。

対策として、若いうちから不労所得をコツコツ増やすことです。

不労所得とは具体的に、以下のようなものです、

  • ブログによるアフィリエイト収入
  • YouTubeで動画による広告収入
  • 教材や書籍など、コンテンツ販売による印税
  • その他ご自身のサービスやメディアによる印税
  • 株式投資による配当金収入

これらの収入が生活費を上回れば経済的自由(FIRE)となり、早期リタイアも可能になります。

しかしこれらの収入は、すぐには得られません
若いうちから地道に、コツコツ継続が求められます。

以前の記事、つらいクライアントワークから脱却!本当の自由を手に入れるには?も参考にどうぞ。

その②:なるべく若くから、資産形成を始める

その②:なるべく若くから、資産形成を始める

フリーランスは会社員に比べ、年金や保険の条件面で劣ります。
また、退職金などといった積み立て制度もありません。

なら対策はシンプルで、会社員と同等になるよう資産形成や積み立てを始めればOK

具体的には、以下のような方法があります。

  • 株式や投資信託を始めてみる
  • つみたてNISAやiDeCoを始めてみる
  • 小規模企業共済などを始めてみる

初めての投資は怖いし、抵抗があるものです。
しかし現代日本は不景気でして、そうも言ってられないのが現状です。
いまや投資は資産を増やす方法として、もはや国が推奨しています。

資産形成を始めるには、まず証券会社で、口座を開設する必要があります。

証券会社はいろいろありますが、個人的には楽天証券がオススメです。
僕自身も利用してますが、UIがわかりやすく、初心者にも優しいと思うからです。

またその他、いい評判が目立つ証券会社を以下に記します。

いい評判の目立つ証券会社

その③:心身ともに健康に気を遣う

その③:心身ともに健康に気を遣う

フリーランスは年を取ると、健康面の不安もつきまといます。

対策としては日々、心身ともに健康に気を遣うことです。

健康に支障が出ると、会社員以上に医療費がかかるからです。
そのためフリーランスなら、人一倍健康には気を遣いたいところです。

健康は、お金ですぐ簡単に手に入るものではありません。
日々の積み重ねによって、維持できるものです。

また食生活や睡眠はもちろん、精神的なケアも大切です。
日頃からなるべく、ストレスを貯めない生活を心がけることです。

その④:実績と信頼を積み上げる

その④:実績と信頼を積み上げる

フリーランスは年を取ると、仕事が取りづらくなります。
対策として、実績と信頼を積み上げることです。

たとえば、同じ60代男性でも、

  • 実績がまったくない60代男性
  • 大きな実績が豊富な60代男性

では、印象は大きく違います。

フリーランスが仕事を取るには、実績がすべてです。
実績さえあれば年取って行動力が低下しても、仕事を取るのはイージーモードです

そのため、実績と信頼は日々積み上げる努力をしましょう。
優秀なフリーランスほど、日々の信頼獲得のための活動を怠りません。

その⑤:新しいことを始める好奇心をもつ

その⑤:新しいことを始める好奇心をもつ

フリーランスは年を取ると、知識の吸収力、創造力がどうしても衰えます。

その原因のひとつは、新しいことをやらなくなるからです。

なので対策として、新しいことを始める好奇心をもつことです。
これを忘れてはなりません。

年齢を気にせず、何歳でも、好奇心をもって新しいことに挑戦する。
若々しさは、これによって保たれるのではないかな、と思います。

大前提:あとはもっと稼ぎ、かつ出費を減らすこと

大前提:あとはもっと稼ぎ、かつ出費を減らすこと

冒頭で述べた大前提を深掘りします。

フリーランスが不安になる原因は、9割がお金です。

対策として積み立てなど、資産を増やす行動は有効です。

しかしそれ以前にやるべき対策があります。
その対策とは、もっと稼ぎを増やし、出費を減らすことです。

結局、お金があれば老後の心配は消えます。
稼ぎが少ないから、老後が心配になるのです。

健康に支障のない程度に、稼ぐフェースにさらに本腰を入れましょう。

かつ、出費は最小限に抑えましょう。

収入が増えても生活レベルは上げないことです。
稼いだだけ使うようでは、手元にお金は残らず、本末転倒です。

まとめ

まとめ

フリーランスが年を取ることに不安になる原因や、その対策をご紹介しました。

フリーランスは会社員に比べ、保険や年金の保証が薄く、不安になる方もいるでしょう。

しかし正しく対策を行うことで、会社員以上の安心だって手に入ります

現状も大切ですが、将来にも目を向け、有効な対策を行うようにしてください。

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