Web制作の独学にかかる期間はどれくらい?【←3~6ヶ月】効率化のためには?

悩む人

Web制作って、独学だとどのくらい時間かかるの?
いちおう独学でやってるけど、人一倍時間がかってる気がする。
みんなどのくらいのペース感でやってるんだろう?
やっぱりスクールとか使ったほうが早いのかな。

このようなお悩みを持った方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

Web制作にかかる期間

ニートの場合→3~6ヶ月
会社員の場合→5~10ヶ月

おおよそこれくらい
もちろんその人の能力とか状況でも異なる

とはいえ、かかる期間とか気にしてもあんまり意味ない

他人や平均なんて気にせず、過去の自分と比較することが大事

この記事を読むメリット
  • Web制作の独学にかかる平均の期間がわかります。
  • 独学の期間を短縮するための具体的な対策がわかります。
  • 習得スピードを周りと比較しなくなるので、稼げるWeb制作エンジニアになれます。
目次

Web制作の独学にかかる期間はどれくらい?【←3~6ヶ月】効率化のためには?

Web制作の独学にかかる期間はどれくらい?【←3~6ヶ月】効率化のためには?

タイトルにもありますが、Web制作の独学にかかる期間は、一般的に3~6ヶ月です。

僕はニートの状態で0からWeb制作を独学しましたが、それでも5ヶ月かかりました。

かといって、6ヶ月以上かかれば遅いというわけではありません。

あくまで「一般的に3~6ヶ月」という話です。
人それぞれに事情があり、自分なりのペースがあります。

会社員なら5ヶ月~10ヶ月。しかし焦らなくてOK。

Web制作の独学にかかる期間は、一般的に3~6ヶ月と前述しました。

しかし、会社員として毎日忙しく働いている方であれば、5~10ヶ月ほどかかると見込んでいいと思います。

朝早くから出社し夜遅くに帰宅、それからご飯やお風呂を済ませ、余った体力でやる勉強はかなり大変だからです。

よほど効率よく勉強するか、よほど強い精神力でストイックにやらないと、5、6ヶ月での習得はまず不可能です。

とはいえ、焦らなくてOKです。
焦って習得を急いでも、知識が定着せず、出戻りすることになるからです。

そうなると結果的に「習得スピードは変わらない」状態になってしまいます。

誰もが同じペースで、同じ速度で習得はできません。
SNSにどんな猛者がいても、他人と比較するのは絶対NGです。

自分のペースを大切に焦らずじっくり、学習をすすめましょう。

Web制作の独学から営業までの7ステップ

Web制作の独学から営業までの7ステップ

Web制作を仕事にするには、「勉強してスキルを身に着けてから、営業する」というステップを踏みます。

この章では、独学開始から営業までのステップを以下の7つに分けてご紹介します。

独学開始から営業までのステップ
  • ステップ①:
    Progateにて、HTML/CSSを学ぶ(5~10日間)
  • ステップ②:
    Progateにて、JavaScript(Jquery)を学ぶ(5~10日間)
  • ステップ③:
    コーディング実績を作る(15~20日間)
  • ステップ④:
    Progateにて、PHPを学ぶ(5~10日間)
  • ステップ⑤:
    書籍や動画で、WordPressを学ぶ(15~20日間)
  • ステップ⑥:
    WordPressの実績を作る(15~20日間)
  • ステップ⑦:
    ポートフォリオを用意し、営業する

ステップ①:Progateにて、HTML/CSSを学ぶ(5~10日間)

ステップ①:Progateにて、HTML、CSSを学ぶ(5~10日間)

これから始める初心者であれば、まずはプログラミング学習サイト「Progate」にて、HTML/CSSを学びましょう。

Web制作を仕事にするなら、HTML/CSSでコーディングできるスキルは必須だからです。

書籍で学習するのもオススメですが、僕個人的にはProgateで理解できた点の方が多かったです。
そのため、できる限り最初からProgateで学習するのがおすすめです。

Progateには課金しましょう。
無料で学べる範囲だけでは、勉強になりません。

日数としては、できるだけ5~10日間で終わらせましょう。

学習する人

なるほど、HTML/CSSってこういうものなんだな。

くらいの理解で、次のステップに進みましょう。
プログラミング学習は、「短期集中」での習得が基本です。

ステップ②:Progateにて、JavaScript(Jquery)を学ぶ(5~10日間)

ステップ②:Progateにて、JavaScriptを学ぶ(5~10日間)

HTML/CSSをひととおり学習したら、次にJavaScript(Jquery)の学習です。

JavaScript(Jquery)は、サイトに動きをつけるために必須の技術だからです。

こちらもHTML/CSS同様、Progateで学習する方が効率がいいでしょう。

悩む人

「JavaScript(Jquery)」と書いてるけど、どっちをやればいいの?

と思う方もいると思いますが、どっちもやりましょう。

近年のWeb制作では、JavaScriptが主流となっています。
処理速度の観点から、Jqueryを禁止している企業もあります。

しかしJqueryの方が、よりシンプルで短いコードでサイトに動きをつけられます。
そのため、Jqueryの利用が認められた案件を行う場合、時短になります

HTML/CSSと比較すると難易度は高いです。
とはいえ、全て完璧に覚えたり理解する必要はありません。

学習する人

なるほど、JavaScript(Jquery)ってこういうものなんだな。

このくらいの理解ができたら、テンポよく次に進みましょう。

ステップ③:コーディング実績を作る(15~20日間)

ステップ③:コーディング実績を作る(15~20日間)

ステップ①と②で学習した内容を踏まえて、コーディングの実績を作りましょう。

これまでの学習内容のアウトプットなので、初心者にとって大変なフェーズとなります。

すでにあるサイトをまるっとコーディングする「模写」を行うのもいいでしょう。
しかし要素同士の幅の間隔が分かりづらく、著作権の問題から実績として使えない、といったデメリットがあります。

そこで現代では「コーディング用のデザインカンプ(無料)」がネット上で配布されています。

「コーディング用のデザインカンプ(無料)」を使えば、作ったサイトは自分の実績として使用できます。
また、要素の間隔もピクセル単位でわかります。

とはいえ大体のケースにおいて、いちばん最初のヘッダーの段階でつまづき、手が止まります

しかしここで、

悩む人

おれ、たぶん才能ないな。

と思ってはいけません。

最初のうちはまったく手が動かないのは当たり前です。
とにかく調べつつ、とことん時間をかけてじっくりコーディングを進めましょう。

ステップ④:Progateにて、PHPを学ぶ(5~10日間)

ステップ④:Progateにて、PHPを学ぶ(5~10日間)

ステップ③を経てコーディングの実績ができたら、次に学習するのは「PHP」です。

Web制作の仕事に携わるには、WordPressの知識が必要不可欠になります。
そのWordPressはPHPで作られています
そのためWordPressのカスタマイズには、PHPの知識が必要です。

ステップ①②同様、Progateでの学習がおすすめです。

ただ注意点があります。

ProgateでのPHP学習には、レッスンⅠ~Ⅳまであります。
レッスンⅠのみ学習したら、次のステップに進みましょう

レッスンⅡ~Ⅳには「オブジェクト指向」や「コンストラクタ」などの難しい概念が登場します。
難しい内容のわりに、Web制作ではあまり使わないからです。

WordPressは独自の関数を使うため、使うのはレッスンⅠの基礎的な内容のみです。
そのため、5~10日間くらいの短期間でさらっと学習を終わらせましょう。

レッスンⅡ~Ⅳは興味のある方はやってみてもいいでしょう。

ちなみに僕自身はしっかりレッスンⅣまでやりました。
しかしその知識は使うこともなく、すでに忘れてしまい、ムダだったなと思ってます。

ステップ⑤:書籍や動画で、WordPressを学ぶ(20~30日間)

ステップ⑤:書籍や動画で、WordPressを学ぶ(15~20日間)

ステップ⑤では、WordPressを学習します。

これまで使った学習サイトProgate」にはWordPressのレッスンはありません(2022年6月現在)。
そのため、書籍や動画で学習する必要があります。

まずは「WordPressとは何か?」という概念を触りながら学んでいくことになります。
そのため期間は20日~30日、もしくはそれ以上かかることもあります。

WordPressはサーバー契約が必要で、座敷が高く感じる人もいるでしょう。
しかしWordPressは、サーバーと契約しなくても、無料で触ることができます

その方法は、【サーバー契約の前に】WordPressは、お金をかけずに練習出来ますで紹介してます。
ぜひ参考にしてください。

また、「WordPressの学習におすすめの書籍と動画」を、それぞれ以下のとおり紹介します。

おすすめ書籍

まず紹介するのは、「仕事の現場でサッと使える!デザイン教科書」です。

これ一冊で、WordPressの簡単なカスタマイズから、応用的な使い方までマスターできます。
しかし、WordPressを始めるための環境構築の部分は端折られているのが難点です。


次に紹介するのが、WordPressの教科書」です。

こちらの書籍ではWordPress環境に「KUSANAGI for Vagrant」を用いています。
より本格的な現場さながらの環境で学習できる一方で、難易度は高くこの環境構築でつまづく人も多いでしょう。

環境構築を除けばやってることは同じです。
そのため上記の「サッと使える」の方が個人的にはおすすめです。

おすすめ動画

以下、たにぐちまことさんの「WordPress開発講座」というYouTube動画の再生リストです。

WordPress開発講座|たにぐち まことのプログラミング学習チャンネル

この再生リストでは11本の動画に分け、WordPressのカスタマイズ方法について解説しています。

内容としては、有料の動画商材に匹敵するクオリティとなっています。
この動画をマネして学習するだけで、書籍1冊分の学習ができるといっても過言ではありません。

僕自身は書籍でWordPress学習をした後、この動画の存在を知りました。
8~9割が書籍でやっていることと同じだったので、「最初から動画で学習すればよかった」と思いました。

ステップ⑥:WordPressの実績を作る(15~20日間)

ステップ⑥:ポートフォリオを作成する(15~20日間)

WordPressの概念やカスタマイズについて学習できたら、その実績を作りましょう。

ステップ③で作成したコーディング実績を、実際にWordPress化してみるのがいいでしょう。
もしくは、すでにコーディングが済んでいるサイトをWordPress化してもいいかもしれません。

WordPressの実績を作ることの本質としては、

アピールする人

WordPressのカスタマイズはできますよ!
これが証拠です!

自信をもってアピールできるようになることです。

仕事を取るための営業では、何かしらの制作実績が求められます。

実績を見せてと言われても、臆することなくドヤ顔で見せられる状態を作りましょう。

ステップ⑦:ポートフォリオを用意し、営業する

ステップ⑦:営業する

ポートフォリオとは、「入れ物」のことです。

これまで作成した実績をひとまとめにしたポートフォリオを作成しましょう。

WordPressの既存テーマの機能を使うもよし、0から完全オリジナルのサイトを構築してもよし、です。

ただ注意点として、ポートフォリオはあくまで「入れ物」です。
仕事を獲得するためには当然、入れ物より「中身」の方が大切になります。

きれいでかっこいいポートフォリオを作りたくなる気持ちは、とてもわかります。
たしかにある程度の見た目は大切ですが、あまり時間をかけないことがポイントです。

そこで、以下の無料ポートフォリオサービスを利用することがおすすめです。

おすすめの無料ポートフォリオサービス

ポートフォリオにこれらのものを使っているからといって、評価が下がることは特にありません。
どちらかというと、発注者が気にしているのは「中身」です。


ポートフォリオが完成したら、ポートフォリオのURLを実績とし、営業を行いましょう。

最初のうちはとにかく数を打つことです。

僕は最初の頃、1日30~50件ほどの営業をしていました。
これを1週間繰り返した結果、返事が来たのは2~3件ほどでした。

そのため最初のうちは「無視されて当然」くらいの精神で、複数の企業に営業しましょう。

独学のメリット・デメリット

独学のメリット・デメリット

Web制作の独学にはメリットもありますが、デメリットもあります。

それぞれご紹介します。

メリット

メリット

メリットは以下のとおりです。

Web制作独学のメリット
  • お金がかからない
  • 自分で調べて解決する力が身に付く

まず最大のメリットとして挙げられるのが、お金がかからないことです。

まったくかからないわけではありませんが、スクールに通うことと比較すれば、その差は歴然です。

また、自分で調べて解決する力が身に付くこともメリットです。

Web制作の仕事をしていると、ググって解決しなければならない場面が出てきます。
「わからないことは聞く」ことしかできないのは、他人の時間を奪うことにもなります。

それに、苦労して自分の力でググって解決した方が、しっかり知識も定着するでしょう。

デメリット

デメリット

一方でデメリットは以下のとおりです。

Web制作独学のデメリット
  • 時間がかかる
  • 知識に偏りが生じる

独学はお金がかからない分、時間がかかります。

スクールを利用した場合、独学の半分以下の時間で「稼ぐフェーズ」に入れるとも言われます。
それもそのはず、講師がいるため、わからなくてストップしてる時間を大幅に短縮できるためです。

加えて独学の場合、知識に偏りが生まれがちです。

かなり大切な技術であっても、大切な知識と気付かずにスルー。
実際に案件を受注してから、わからなくて焦る。

といったことも、ないとはいえません。

Web制作の独学の期間を短縮するためには?

Web制作の独学の期間を短縮するためには?

Web制作の独学の期間を短縮するためには、いくつかのコツや考え方があります。

以下のとおり、3つご紹介します。

Web制作の独学の期間を短縮するために
  • その①:目的やゴールを明確にする
  • その②:基礎学習を繰り返さない
  • その③:お金をかけてスクールを利用する

その①:目的やゴールを明確にする

目的やゴールを明確にする

独学の時間を短縮するためには、目的やゴールを明確にすることです。

Web制作に限った話ではありませんが、勉強や行動はすべて、何かしらの目的があって成り立つものです。

燃える人

フルリモートで働けるフリーランスのになりたい!
Web制作で月5万円稼げるようになりたい!

まずは上記のような、明確な目的を決めましょう。
そうすることで、それに必要な勉強量や、行動の方向性も変わってきます

目的を決めないと、ムダな学習を何度も繰り返すことになります。

「目的があるから、弾丸は速く飛ぶ」という言葉もあります。
まずは目的を明確に決めましょう。

その②:基礎学習を繰り返さない

基礎学習を繰り返さない インプット2割、アウトプット8割を意識する

前述でも少し触れましたが、基礎学習を繰り返さないことが大切です。

たまにSNSで、Progateを何周もしている人を見かけます。
しかし、それは時間のムダといえます
Progateの内容を完璧にしたところで、実際の業務で手が止まり、ググることになるからです。

そのため、「インプット2割、アウトプット8割」を意識しましょう。

わからなくてもインプットを終え、アウトプットしてみる。
わからない部分のみインプットする。

このような姿勢が理想です。

その③:お金をかけてスクールを利用する

お金をかけてスクールを利用する

お金はかかりますが、独学の時間を短縮するならスクールを利用するのも一つです。

独学ではわからないところに直面した時、進捗がストップします。
それも相まって、モチベーションの維持も大変だからです。

スクールに投資することで、損はできない気分になり、挫折対策にもなります。
またバランスよく学習できる点もメリットです。

まとめ

まとめ

以上、Web制作の独学にかかる期間をはじめ、営業までのステップ、独学の期間短縮の方法についてご紹介してきました。

Web制作の独学にかかる時間は、人それぞれです。
早い遅いはあまり気にせずに、自分のペースを大切に、学習に励むのがいいと思います。

SNSで他人と比較すると、自己肯定感が下がって挫折に繋がります
なので、過去の自分と比較しながらがんばりましょう

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