これまで正社員として働いてきたけど、派遣として働くべきか不安…
派遣社員って、世間的にどうなんだろう…
派遣切りっていう言葉もあるし、怖いな…
派遣社員なんて、モテないよな…
といったお悩みを持った方へ向けた記事になります。
先日このようなツイートをしました。
何事も一番怖いのは、「決断する瞬間」ですよね
僕自身も正社員をやめ派遣社員に転職する時かなり怖かったその後アルバイターになり、ニートになり、フリーランスになった
ぶっちゃけ大金は稼げてないけど、生活はできるくなった「エイヤッと動き出し、そこからいかに軌道修正するか」が大事です
僕自身、8年間正社員として勤めたサービス系の会社を退職したあと、「派遣会社の正社員」として1年半働きました。
「正社員という肩書を捨てる勇気」や「派遣社員になる際の不安や葛藤」は痛いほどわかりますので、これについて語る資格はあると思っています。
本記事はタイトルどおり、過去の僕がもっと早く知りたかったことを、実体験をもとにまとめました。
- 実体験をもとにしているので、派遣社員がどのような扱いをされているかわかります。
- これまで正社員として勤めてきた方が、派遣社員になる際のメリットとデメリットがわかります。
- 現在の自分と向き合い、ベストな選択を行うための一つの参考になります。
派遣社員になってよかったこと
「大企業での仕事」を経験できたこと
これまで勤めていた企業が小さく狭い会社だったので、大きな企業で仕事ができたのは大きな経験になりました。
僕が勤めたのは電子部品製造の大手だったのですが、「お客さんに良質な部品を納品する」ために、様々な人が色んな場所で、色んな仕事をしていることを肌で感じ、刺激を受けました。
グローバルな会社なので英語が話せる人も普通に隣にいたし、「ラダープログラム」を用いて部品製造の機械を自ら作り上げる凄腕のエンジニアもいました。
話を聞いたり映像を見てもざっくりイメージはつくかもですが、実際にその場で働いて肌で感じることで、これまで全く見えなかった実態を垣間見ることができました。
もちろん派遣なので、まるっきり正社員と同じ責任の大きな仕事はできませんでしたが、独特の社風、融通がきかない部分も含め、自分に大きな影響を与えた経験でした。
派遣社員同士で人脈ができた
就業先にはもちろん、派遣で勤めている人が僕以外にもたくさんいます。
その就業先に派遣で10年勤めているベテラン。
別の派遣会社から来ている同年代くらいの人。
また県外から来ている人も多かったので、けっこうみんな仲良くしてくれました。
また「僕と同じ就業先で働く、同じ派遣会社の同期」が一人いました。
立場も入社日も就業開始日も一緒だったことと、人柄もあって、その人とはすぐに仲良くなれました。
同じ就業先で同じ仕事をする仲間として、仲良くしてくれた派遣のみんなが本当に心強かったです。
一部の人とは、今でもたまに連絡を取り合う関係が続いています。「類は友を呼ぶ」とはよく言ったものです。
給料は上がった
派遣社員は比較的給料が高いことが多いようです。僕が勤めていた会社も例外ではありませんでした。
なんならその就業先の正社員より、僕の年収の方が高かったケースもありました(もちろん人によりますけどね)。
また当時は家賃8万円の3LDK(会社指定)に一人で住んでいたのですが、派遣会社が7割負担してくれたので、家賃は25,000円くらい。
それに加えて支払いは水道光熱費と生活費だけだったので、ぶっちゃけお金はなかなか貯まりましたね。
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人間関係は変わらない
派遣とはいえど、労働者としてお金をもらっていることには変わりありません。
ゆえに就業先には言い方が容赦ない社員さんももちろんいらっしゃいます。
派遣社員のメリデメの記事を見ていると「責任が少ないので人間関係が楽になった」という意見も見られますが、これは完全に会社と人によります。
僕の場合は、人間関係についてはどこも一緒だなと感じました。結局、どこに行っても理不尽な人や、やたら怒る人はいるものです。
なので、これまでの人間関係に疲れて派遣を選ぶのであれば、期待はしない方いいですよ。
世間体は気になる
転職を考えているあなた自身もかなり気になっているのではないでしょうか。正社員をやめて、派遣になるって…ましてや男の人が…と。
親世代なんかは特に不安になるので、当然反対の声も飛んでくることでしょう。
僕自身も当時27歳の男性。それまで正社員として8年働いていたので、僕自身が思っている世間体+親からの反対でかなり苦しみました。
でもこれについては「気は持ちよう」かなと。
僕の場合「派遣会社の正社員」だったので一応正社員として名乗ることはできてたし、給料的にもまずまずだったのでヨシとしてました。
後述しますが、手に入れたいものも明確にあったので、なんとか説得して了承を得ました。
派遣さん扱い
会社によりますが、派遣社員は作業着や帽子もしくはネームなど、正社員とは異なるものを着用して差別化するケースが大半。
周りの社員からパッと見ても派遣とわかるので「派遣さん」と呼ばれることもしばしばです。
気にならない人は別に気になりませんが、これまで正社員として可愛がられてきた身としては、ちょっとだけ切ないかもです。
あと会社によるかもですが、社員と派遣の間に謎の壁があります。
特に食堂とか喫煙所では、社員は社員でグループを作り、派遣は派遣でグループを作るみたいな感じで、きれいに分かれます。
過去の自分への質疑応答
学歴がなくてもOK【未経験ナビ】目的がはっきりしているのであれば、派遣に転職はあり
「何かを得るために派遣になる」のはありかなと思います。
逆に「嫌なことから逃げるために派遣になる」のはオススメしません。
嫌なことってたぶん、人間関係とかですよね。それって派遣になったところで改善しないからです。
僕の場合、下記の目的がありました。
・エンジニアとして就業するため、まずは少しでも「周りにIT人間がいる環境」が欲しかった。
・決まった時間の労働と、土日祝の休日が欲しかった(これまでは不定休で時間もバラバラ)。
・もう少し、収入を上げたかった。
就業先でも人間関係の悩みはありました。
ですが上記の目的が明確だったし、達成できたので、なんとか割り切ることができました。
なので周りの友人や親がああだこうだ言おうが、結局は自分が何を求め、欲しているかです。
自分の目的をはっきりさせて、それを達成するために淡々と行動していきましょう。
余談:ちなみに、派遣を1年半でやめた理由
地元の小さなIT企業から、アルバイトで内定をもらったからです。
アルバイトとはいえ、業務内容は「システム開発業務」でした。
前述したように僕の目的はエンジニアになることだったので、すぐにでも経験を積みたかったので、派遣会社をやめる決断をしました。
まとめ
以上、「【経験談】正社員やめて派遣会社に転職したけど、もっと早く知りたかったこと」でした。
ただの転職とはまた違ったプレッシャーのある「正社員→派遣」の決断。
かなり勇気は必要になるし、不安でいっぱいになる気持ちは痛いほどわかります。
しかし、最も勇気がいるのはその「決断の瞬間」だけです。
重い腰をエイヤッと上げて、行動しましょう。
あとはよりよい未来に向けて軌道修正していけばOKです。
この記事が、派遣への転職で悩む方にとって少しでも参考になれば幸いです。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。