【解説】どこまで独学できればプログラミングスクールは不要?

悩む人

独学でどこまでのレベルになれば、プログラミングスクールは不要なの?
今の自分のレベル感で、スクールは必要なんだろうか?

と疑問をもった方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

以下ができれば、プログラミングスクールは不要
・共通の基礎文法が理解できる
・SQLひととおり書ける
・なんとか調べながら環境構築できる
・自力でCRUDの実装ができる

逆に以下の人は、スクール要検討
・基礎学習で三日坊主
・エラーで5~6日進捗が止まってる

この記事を読むメリット
  • プログラミングスクールにお金をかけずに、プログラミングを習得できます。
  • プログラミングスクールに投資する適切なタイミングがわかり、後悔をなくせます。
目次

【解説】どこまで独学できればプログラミングスクールは不要?

【解説】どこまで独学できればプログラミングスクールは不要?

どのレベルの人がプログラミングスクールに行くべきで、逆にどのレベルの人なら独学でいいのか。

また自分はスクールに行くべきなのか、迷っている方も多いかと思います。

本記事では、どこまで独学できればプログラミングスクールは不要なのかについて解説します。

スクールを検討している方、またはなんとか独学で済ませたい方は参考にしてください。

プログラミングスクールが不要な人

プログラミングスクールが不要な人

以下すべて該当すれば、プログラミングスクールは不要です。

それぞれ解説します。

その①:基礎文法がだいたい理解できる
その②:SQLがひととおり書ける
その③:なんとか調べながら環境構築ができる
その④:CRUD機能のついた成果物を自作できる
その⑤:現場で使われる環境やツールがわかる

その①:基礎文法がだいたい理解できる

基礎文法がだいたい理解できる

スクールが必要な人の条件1つ目は、基礎文法がだいたい理解できる人。

基礎文法とは、どのプログラミング言語にも共通する文法のことです。
具体的には、以下のようなものです。

  • if(条件分岐)
  • for・while(繰り返し)
  • 関数
  • 変数
  • 配列
  • データ型

これらがどんなものか理解し、難なく書けるようになるといいでしょう。

かといってすべてを完璧にする必要はありません。
プログラミングは6割程度の理解で次に進むことも大切です。

その②:SQLがひととおり書ける

SQLがひととおり書ける

スクールが不要な人の条件2つ目は、SQLがひととおり書ける人。
データベースはどの現場でも、必ず使うからです。

最低限、以下が把握できていると、現場でも役に立ちます。

  • 基本的な記述ルール
  • カラム・レコードなどの概念
  • 各種データ型
  • 登録(INSERT)
  • 抽出(SELECT)
  • 変更(UPDATE)
  • 削除(DELETE)

その③:なんとか調べながら環境構築ができる

なんとか調べながら環境構築ができる

プログラミングで何かを作る際、開発環境の構築が必要です。

この環境を自分で調べながらなんとか構築できる人も、スクールが不要な人の条件のひとつです。

環境構築は、プログラミングの基礎学習に比べてハードルが高いです。
プログラミングの基礎に比べ、情報が圧倒的に少ないためです。

この環境構築の段階で、すでに

  • ITに乏しく、検索ができない
  • そもそも自分で調べたり、やろうとしない

このような状態の方は、スクールの力を借りたほうがいいです。

その④:CRUD機能のついた成果物を自作できる

その④:CRUD機能のついた成果物を自作できる

CRUD機能のついたシステムやアプリを自作できる人は、ほぼ間違いなくスクールは不要です。

CRUDとは?

データ操作で必ず求められる4つの機能の頭文字を並べた造語です。

  • Create(登録)
  • Read(読み込み)
  • Update(更新)
  • Delete(削除)

CRUD機能のついたシステムやアプリとは、具体的に以下のようなものです。

  • 家計簿アプリ
  • 2ちゃんねるのような掲示板
  • TwitterのようなSNS
  • WordPressのようなCMS

その⑤:現場で使われる環境やツールがわかる

その⑤:現場で使われる環境やツールがわかる

上記で紹介した①~④に加え、現場で使われる環境やツールがわかっていれば、なおスクールは不要です。

現場によって使われる環境やツールはさまざまです。
すべてを理解するのはムリなので、概要くらいは広く浅く知っておく姿勢が大切です。

TwitterやQiita、もしくはYouTubeなどで普段から情報を集めましょう。
わからない用語があれば、すぐ検索するクセをつけることをおすすめします。

プログラミングスクールを検討した方がいい人

プログラミングスクールを検討した方がいい人

一方で、プログラミングスクールを検討したほうがいい人は以下です。

その①:基礎学習で三日坊主になっている人
その②:ひととおり学習を終えた後、何したらいいかわからない人
その③:ひとつのエラーで5~6日止まっている人

その①:基礎学習で三日坊主になっている人

その①:基礎学習で三日坊主になっている人

プログラミング基礎を独学で学び始めたものの、三日坊主になっている人です。

現代において、プログラミング学習のハードルは下がっています。
超初心者でも、楽しく学習ができるサービスも充実しています。

にも関わらず継続できないのは、意思が弱いためです。
環境を変える必要があります。

その②:ひととおり学習を終えた後、何したらいいかわからない人

その①:ひととおり学習を終えた後、何したらいいかわからない人

基礎学習を終えた後、何したらいいかわからない人も、スクールを検討した方がいいです。
何したらいいかわからない=目的が曖昧ということだからです。

その状態でムリに目的を決め、なにか成果物作成に励んでもおそらく捗りません。

であればスクールでポートフォリオ作成支援を受けつつ、何かを作るほうが圧倒的に早いでしょう。

その③:ひとつのエラーで5~6日止まっている人

その②:ひとつのエラーで5~6日止まっている人

自分でなにか成果物を作っていると、必ず何かしらのエラーに出会います。

そのエラーで5~6日進捗が止まっている人は、スクールを検討しましょう。
時間がもったいないからです。

スクールならエラーは講師に聞けば解決するし、原因も明確にわかります。

わからないまま独学を続けても、解決せず時間だけが過ぎます。
さらに、挫折の原因にもなってしまいます。

一般的なプログラミングスクールのカリキュラム

一般的なプログラミングスクールのカリキュラム

カリキュラム内容はスクールによって多少異なりますが、一般的には以下です。

  • 環境構築を学ぶ
  • プログラミングの基礎文法を学ぶ
  • フレームワークや開発ツールを学ぶ
  • 実際にゲームやアプリを開発する

プラスアルファでスクール各社ごと、以下のようなサービスがくっつく形です。

  • メンターによるフィードバック
  • アドバイザーによるIT面接指導
  • 転職支援・保証

カリキュラム内容だけで見ると、インターネットの情報で十分こと足りるのは事実です。

しかしスクールのメリットは、カリキュラムとは別のところにあります。
次章で紹介します。

プログラミングスクールを利用するメリットは?

プログラミングスクールを利用するメリットは?

プログラミングスクールを利用するメリットは、以下のとおりです。

その①:学習時間が短縮できる
その②:挫折しにくくなる
その③:ポートフォリオが作れる

その①:学習時間が短縮できる

学習時間の短縮

メリット1つ目は、学習時間の短縮です。

独学でエラーに躓くと3~4日もしくはそれ以上、解決できないことがザラです。
スクールなら、講師に聞けばすぐに解決でき、原因も明確にわかります。

このようなことからスクールの学習時間は、独学に比べて半分以下で済みます。
独学で1年かかる勉強も、スクールなら3~4ヶ月で済みます。

その分早くプログラマーとして稼ぐフェーズに入れるため、時間軸で考えて大きなメリットです。

その②:挫折しにくくなる

その②:挫折しにくくなる

メリット2つ目が、挫折対策に有効な点です。

理由はお金をかけているからです。

決して安くはないお金をかけることで、損失回避の心理が働きます。
そのため、最後まで学習できる環境に自分を追い込めます。

挫折すればそれこそ、その分の学習時間がムダとなってしまいます。
その後悔を防げるのは大きなメリットといえるでしょう。

その③:ポートフォリオが作れる

その③:ポートフォリオが作れる

メリット3つ目は、ポートフォリオ作成支援があることです。

プログラミングスクールを卒業しても、面接の際ポートフォリオは求められるからです。
このポートフォリオ作成を一人でやっていると、心が折れがちです。

スクールの転職保証を使っても、理想の企業が紹介されない場合もあります。
その際もポートフォリオを武器に、自分で就活できます。

以前の記事、【注意】プログラミングスクール卒業後はSES一直線?←対策ありも参考にどうぞ。

スクールによっては、0から完全オリジナルのポートフォリオの作成を支援してくれます(カリキュラム内容にちょっと手を加えたようなものではなく)。

ポートフォリオ作成支援がついたスクール
  • TechAcademy:規模・知名度No1。オリジナルポートフォリオの作成支援も定評。

まとめ

以上、どこまでプログラミングスクールが不要なレベル感や、スクールのメリットについて解説しました。

内容をまとめると、以下のようになります。

本記事のまとめ
  • 基礎文法、SQL、環境構築、CRUD実装ができればスクール不要
  • 独学三日坊主や、エラーで5~6日止まってる人は、スクール検討
  • スクールのカリキュラム内容は、どこもだいたい似通い、ネットでも十分
  • スクールのメリットは学習時間の短縮と、ポートフォリオ作成支援

スクールが必要か不要かをしっかり見極め、後悔のない選択をするようにしてください。

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