独学でどこまでのレベルになれば、プログラミングスクールは不要なの?
今の自分のレベル感で、スクールは必要なんだろうか?
と疑問をもった方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
以下ができれば、プログラミングスクールは不要
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) September 6, 2022
・共通の基礎文法が理解できる
・SQLひととおり書ける
・なんとか調べながら環境構築できる
・自力でCRUDの実装ができる
逆に以下の人は、スクール要検討
・基礎学習で三日坊主
・エラーで5~6日進捗が止まってる#駆け出しエンジニアと繋がりたい
以下ができれば、プログラミングスクールは不要
・共通の基礎文法が理解できる
・SQLひととおり書ける
・なんとか調べながら環境構築できる
・自力でCRUDの実装ができる逆に以下の人は、スクール要検討
・基礎学習で三日坊主
・エラーで5~6日進捗が止まってる
- プログラミングスクールにお金をかけずに、プログラミングを習得できます。
- プログラミングスクールに投資する適切なタイミングがわかり、後悔をなくせます。
【解説】どこまで独学できればプログラミングスクールは不要?
どのレベルの人がプログラミングスクールに行くべきで、逆にどのレベルの人なら独学でいいのか。
また自分はスクールに行くべきなのか、迷っている方も多いかと思います。
本記事では、どこまで独学できればプログラミングスクールは不要なのかについて解説します。
スクールを検討している方、またはなんとか独学で済ませたい方は参考にしてください。
プログラミングスクールが不要な人
以下すべて該当すれば、プログラミングスクールは不要です。
それぞれ解説します。
その①:基礎文法がだいたい理解できる
その②:SQLがひととおり書ける
その③:なんとか調べながら環境構築ができる
その④:CRUD機能のついた成果物を自作できる
その⑤:現場で使われる環境やツールがわかる
その①:基礎文法がだいたい理解できる
スクールが必要な人の条件1つ目は、基礎文法がだいたい理解できる人。
基礎文法とは、どのプログラミング言語にも共通する文法のことです。
具体的には、以下のようなものです。
- if(条件分岐)
- for・while(繰り返し)
- 関数
- 変数
- 配列
- データ型
これらがどんなものか理解し、難なく書けるようになるといいでしょう。
かといってすべてを完璧にする必要はありません。
プログラミングは6割程度の理解で次に進むことも大切です。
その②:SQLがひととおり書ける
スクールが不要な人の条件2つ目は、SQLがひととおり書ける人。
データベースはどの現場でも、必ず使うからです。
最低限、以下が把握できていると、現場でも役に立ちます。
- 基本的な記述ルール
- カラム・レコードなどの概念
- 各種データ型
- 登録(INSERT)
- 抽出(SELECT)
- 変更(UPDATE)
- 削除(DELETE)
その③:なんとか調べながら環境構築ができる
プログラミングで何かを作る際、開発環境の構築が必要です。
この環境を自分で調べながらなんとか構築できる人も、スクールが不要な人の条件のひとつです。
環境構築は、プログラミングの基礎学習に比べてハードルが高いです。
プログラミングの基礎に比べ、情報が圧倒的に少ないためです。
この環境構築の段階で、すでに
- ITに乏しく、検索ができない
- そもそも自分で調べたり、やろうとしない
このような状態の方は、スクールの力を借りたほうがいいです。
その④:CRUD機能のついた成果物を自作できる
CRUD機能のついたシステムやアプリを自作できる人は、ほぼ間違いなくスクールは不要です。
データ操作で必ず求められる4つの機能の頭文字を並べた造語です。
- Create(登録)
- Read(読み込み)
- Update(更新)
- Delete(削除)
CRUD機能のついたシステムやアプリとは、具体的に以下のようなものです。
- 家計簿アプリ
- 2ちゃんねるのような掲示板
- TwitterのようなSNS
- WordPressのようなCMS
その⑤:現場で使われる環境やツールがわかる
上記で紹介した①~④に加え、現場で使われる環境やツールがわかっていれば、なおスクールは不要です。
現場によって使われる環境やツールはさまざまです。
すべてを理解するのはムリなので、概要くらいは広く浅く知っておく姿勢が大切です。
TwitterやQiita、もしくはYouTubeなどで普段から情報を集めましょう。
わからない用語があれば、すぐ検索するクセをつけることをおすすめします。
プログラミングスクールを検討した方がいい人
一方で、プログラミングスクールを検討したほうがいい人は以下です。
その①:基礎学習で三日坊主になっている人
その②:ひととおり学習を終えた後、何したらいいかわからない人
その③:ひとつのエラーで5~6日止まっている人
その①:基礎学習で三日坊主になっている人
プログラミング基礎を独学で学び始めたものの、三日坊主になっている人です。
現代において、プログラミング学習のハードルは下がっています。
超初心者でも、楽しく学習ができるサービスも充実しています。
にも関わらず継続できないのは、意思が弱いためです。
環境を変える必要があります。
その②:ひととおり学習を終えた後、何したらいいかわからない人
基礎学習を終えた後、何したらいいかわからない人も、スクールを検討した方がいいです。
何したらいいかわからない=目的が曖昧ということだからです。
その状態でムリに目的を決め、なにか成果物作成に励んでもおそらく捗りません。
であればスクールでポートフォリオ作成支援を受けつつ、何かを作るほうが圧倒的に早いでしょう。
その③:ひとつのエラーで5~6日止まっている人
自分でなにか成果物を作っていると、必ず何かしらのエラーに出会います。
そのエラーで5~6日進捗が止まっている人は、スクールを検討しましょう。
時間がもったいないからです。
スクールならエラーは講師に聞けば解決するし、原因も明確にわかります。
わからないまま独学を続けても、解決せず時間だけが過ぎます。
さらに、挫折の原因にもなってしまいます。
一般的なプログラミングスクールのカリキュラム
カリキュラム内容はスクールによって多少異なりますが、一般的には以下です。
- 環境構築を学ぶ
- プログラミングの基礎文法を学ぶ
- フレームワークや開発ツールを学ぶ
- 実際にゲームやアプリを開発する
プラスアルファでスクール各社ごと、以下のようなサービスがくっつく形です。
- メンターによるフィードバック
- アドバイザーによるIT面接指導
- 転職支援・保証
カリキュラム内容だけで見ると、インターネットの情報で十分こと足りるのは事実です。
しかしスクールのメリットは、カリキュラムとは別のところにあります。
次章で紹介します。
プログラミングスクールを利用するメリットは?
プログラミングスクールを利用するメリットは、以下のとおりです。
その①:学習時間が短縮できる
その②:挫折しにくくなる
その③:ポートフォリオが作れる
その①:学習時間が短縮できる
メリット1つ目は、学習時間の短縮です。
独学でエラーに躓くと3~4日もしくはそれ以上、解決できないことがザラです。
スクールなら、講師に聞けばすぐに解決でき、原因も明確にわかります。
このようなことからスクールの学習時間は、独学に比べて半分以下で済みます。
独学で1年かかる勉強も、スクールなら3~4ヶ月で済みます。
その分早くプログラマーとして稼ぐフェーズに入れるため、時間軸で考えて大きなメリットです。
その②:挫折しにくくなる
メリット2つ目が、挫折対策に有効な点です。
理由はお金をかけているからです。
決して安くはないお金をかけることで、損失回避の心理が働きます。
そのため、最後まで学習できる環境に自分を追い込めます。
挫折すればそれこそ、その分の学習時間がムダとなってしまいます。
その後悔を防げるのは大きなメリットといえるでしょう。
その③:ポートフォリオが作れる
メリット3つ目は、ポートフォリオ作成支援があることです。
プログラミングスクールを卒業しても、面接の際ポートフォリオは求められるからです。
このポートフォリオ作成を一人でやっていると、心が折れがちです。
スクールの転職保証を使っても、理想の企業が紹介されない場合もあります。
その際もポートフォリオを武器に、自分で就活できます。
以前の記事、【注意】プログラミングスクール卒業後はSES一直線?←対策ありも参考にどうぞ。
スクールによっては、0から完全オリジナルのポートフォリオの作成を支援してくれます(カリキュラム内容にちょっと手を加えたようなものではなく)。
まとめ
以上、どこまでプログラミングスクールが不要なレベル感や、スクールのメリットについて解説しました。
内容をまとめると、以下のようになります。
- 基礎文法、SQL、環境構築、CRUD実装ができればスクール不要
- 独学三日坊主や、エラーで5~6日止まってる人は、スクール検討
- スクールのカリキュラム内容は、どこもだいたい似通い、ネットでも十分
- スクールのメリットは学習時間の短縮と、ポートフォリオ作成支援
スクールが必要か不要かをしっかり見極め、後悔のない選択をするようにしてください。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。