「プログラミングは誰でもできる」とかよく言われるけど…僕自身はホントにプログラミングに向いてるのかな。
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
「プログラミングは誰でもできる」は嘘
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) November 21, 2022
実際むずかしいし、挫折率も9割
できない人のほう多い
でもそれは向き不向きの問題じゃない
「継続できるか否か」がものをいう
あんまりナメてかからず、泥臭い努力と継続を覚悟しつつ、挑戦すべし#駆け出しエンジニアと繋がりたい #プログラミング勉強中
「プログラミングは誰でもできる」は嘘
実際むずかしいし、挫折率も9割
できない人のほう多いでもそれは向き不向きの問題じゃない
「継続できるか否か」がものをいうあんまりナメてかからず、泥臭い努力と継続を覚悟しつつ、挑戦すべし
- よく「誰でもできる」と言われる理由がわかり、騙されなくなります。
- 向き不向きを気にせず、プログラミングに挑戦できるようになります。
プログラミングは誰でもできるは嘘【向き不向きよりも継続】
「プログラミングは誰でもできる」、ネット上ではこのような言葉がはびこっています。
しかし「プログラミングは誰でもできる」は、残念ながら嘘です。
たとえば挫折した人が「僕できませんでした」って言えば、その時点で嘘が証明できるからです。
実際、プログラミングは挫折率9割とも言われ、挫折する人のほうが多いです。
とはいえ、
じゃあプログラミングは、限られた天才しかできないの?
と言われると、それもまた間違い。
プログラミングは天才とか向き不向きよりも、継続できるか否かが重要です。
本記事でいいたいことは、以下のとおりです。
・プログラミングは「才能」と「継続」の総量でできるようになる。
・プログラミングができるか否かの定義も人による。
・向き不向きより「継続できるか」が重要なので、気にせずやってみよう。
この他にも、本記事では
- 誰でもできるとよく言われる理由
- プログラミングをやっても続かない人の特徴
- プログラミングの向き不向きの判別方法
などまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
よく「プログラミングは誰でもできる」と言われる理由
よく「プログラミングは誰でもできる!」と言われる理由は、大きく以下のどちらかです。
理由①:発信者がお金を稼ぎたいから
理由②:いいねや拡散が狙いだから
それぞれ解説します。
理由①:発信者がお金を稼ぎたいから
理由1つめは、発信者がお金を稼ぎたいからです。
要するに、アフィリエイトが目的。
自分の紹介で、初心者のだれかがプログラミングを始めてくれれば、儲かるからです。
だれかにプログラミングを始めてほしいのに、
- プログラミングは誰でもできる、ってのは嘘ですよ
- 難しいうえに泥臭い継続が必要だから、挫折する人の方が多いよ
なんて言うわけがありません。
ポジティブなことをいうのが当たり前です。
理由②:いいねや拡散が狙いだから
理由2つめは、いいねや拡散が狙いだからです。
この手の方々は、どちらかというと「承認欲求を満たすこと」が目的です。
とくにTwitterには、かの有名なハッシュタグ「駆け出しエンジニアとつながりたい」があります。
このハッシュタグでポジティブなツイートをすると、いいねがたくさん付き、ときに拡散されます。
それが「気持ちいい」と感じているため、駆け出しや初心者を元気づけるような発信をします。
以前の記事、【現実】駆け出しエンジニアと繋がりたいに隠れた意外な落とし穴も参考にどうぞ。
前提:そもそも「最初から簡単にプログラミングできる人」はいない
駆け出しの方や、これからプログラミングを始めようとしている方の中には、
プログラミングができない人ってどんな人?
向いてなさすぎてやらない方がいい人はいる?
と疑問を抱く人がいます。
しかし「世の中の8~9割の方は、プログラミングができない人」と考えていいでしょう。
実際、プログラミングの挫折率は9割とも言われており、けっして簡単ではありません。
最初からプログラミングを簡単にこなせる天才なんて、1割以下です。
よく「プログラミングができない人の特徴」として
- 論理的思考力がない
- 問題解決能力がない
- 疑問を持たない
などが挙げられています。
しかしこれらは、世の中の8~9割の人が該当すると思っていいでしょう。
論理的思考力や問題解決能力は、プログラミングを続けていけば徐々に身につくものです。
エンジニアの適性診断を久々にやってみた
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) January 31, 2022
プログラミング始めたての頃に比べ、かなりできるようになってた
たぶん、プログラミングやってきたおかげで、論理的思考力ついたのが原因
って考えると、適正とかって別に後からでもいくらでも身につけられるなと
適正がない=勉強が足りてないだけ かも
エンジニアの適性診断を久々にやってみた
プログラミング始めたての頃に比べ、かなりできるようになってたたぶん、プログラミングやってきたおかげで、論理的思考力ついたのが原因
って考えると、適正とかって別に後からでもいくらでも身につけられるなと
適正がない=勉強が足りてないだけ かも
できるか否かの基準も人による
「プログラミングができるか否か」の定義も、人によって異なります。
たとえば、
プロゲートで初心者コース卒業できた!
もう「できる」って言っていいでしょ!
という人もいれば、
いや、実際のIT現場で一人前にならない限り「できる」とは言えないんじゃないかな。
という方もいます。
極端な方だと、
いまやプログラミングなんて小学生でもできるよ!
義務教育になってるからね~!
という方もいます。
つまり「プログラミングは誰でもできる」は、漠然としすぎています。
惑わされてはいけません。
プログラミングをやっても続かない人の特徴
最初からかんたんにプログラミングをこなす人はほとんどいません。
プログラミングは、粘り強く継続することで習得できるものです。
プログラミングの向き不向きではなく、やっても続かない人の特徴は以下です。
その①:プログラミングは誰でもすぐ習得できると思っている人
その②:自分で調べようとしない人
それぞれ解説します。
その①:プログラミングは誰でもすぐ習得できると思っている人
「プログラミングは誰でもすぐ習得できる」とナメている人は、だいたいやっても続きません。
プログラミングは簡単ではないし、習得までに時間もかかります。
人は想像と現実のギャップに、嫌気が差すものです。
人によっては、「ナメてかかるくらいの方がいい」などと言います。
しかしナメてかかって苦しいとわかったとき、そこから続けられる人は少数派。
だったら最初から「プログラミングは難しいし泥臭く継続しなきゃいけないものだ」と腹くくってから始めたほうが、続くと思います。
ナメてかかる人は、痛い目にあってやめてしまう傾向です。
その②:自分で調べようとしない人
自分で調べようとしない他力本願な人も、プログラミングが続かない傾向です。
プログラミングは、「自分で問題を解決しようとする姿勢」が必須。
とくにIT現場では、場合によっては誰かに聞くと嫌な顔をされます。
たとえばエラーなどで躓いたとき「自分で調べる」という選択肢なしで、まず他人に聞きたがる人。
このような人がもし独学でプログラミングを始めても、苦労するでしょう。
まず自分で考えて試せない人は、すぐやめてしまう傾向にあるといえます。
自分がプログラミングに向いているか否かの判別方法
始めたばかりで最初からプログラミングをかんたんにこなせる人はいません。
とはいえ、ある程度「自分がプログラミングに向いているか否か」は気になるものです。
その判別方法は、以下です。
その①:やっていて苦痛かどうか
その②:強い目的意識があるかどうか
それぞれ見ていきましょう。
その①:やっていて苦痛かどうか
レベル的なところは別として、やっていて苦じゃないなら向いているといえます。
逆に苦痛を感じるなら、向いていないと判断していいでしょう。
とはいえプログラミングは慣れるまでが難しく、苦痛を伴います。
慣れてくるまでの過程で
「あ、これムリなやつだ」
となるか、
「これを乗り越えれば、楽しいって感じられるぞ!」
となるかが分かれ目になりそうです。
いくらプログラマーに憧れてても、苦痛なことを生業にするのはおすすめできません。
その②:強い目的意識があるかどうか
強い目的意識がある人は、プログラミングに向いているといえます。
プログラミングはあくまで手段なので、目的がないと成立しないからです。
理想としては、
- 〇〇みたいなサービスを作りたい!
- 〇〇が不便だし面倒だから、自動化したい!
のような目的からプログラミング学習に励むことです。
しかし、逆に
- とりあえずプログラミングをやってみたい!
のように目的が曖昧だと、習得に時間がかかります。
学ぶ方向がぶれ、結果的にどこに向かってるかわからなくなるためです。
とはいえ、始めるきっかけは人それぞれ。
僕自身も「ただの憧れ」からプログラミングを始めています。
効率よくプログラミングを習得するには、目的意識をはっきりさせることが大切。
まず成し遂げたいゴールを明確にしましょう。
向いてない人でもプログラミングを習得する方法
たとえプログラミングに向いてなくても、習得は可能です。
習得のための方法は、以下が挙げられます。
その①:諦めず継続する(最重要)
その②:プログラミングスクールを利用する
それぞれご紹介します。
その①:諦めず継続する(最重要)
プログラミングに不向きでも、諦めず継続すれば、プログラミングはできます。
プログラミングは、才能と根性の総量でできるようになります。
たしかに才能があれば、それほど根性がなくても、人より早く習得できるかもしれません。
ただ才能がなくても、根性が人一倍あって継続さえできれば、習得できます。
プログラミングは向き不向きではなく、継続できるかどうかが勝負です。
その②:プログラミングスクールを利用する
プログラミングスクールを利用すれば、プログラミングはできるようになります。
理由は以下のとおりです。
- わからないところを人に聞ける環境が手に入るから
- 高いお金を払っているため、挫折しなくなるから
一般的に「すぐ他人に聞く人」はプログラミングに向いてないと言われます。
しかしすぐ聞くことが許される環境であればそれは強みになり、早く習得できるでしょう。
またプログラミングスクールに高額なお金を払うことで、損失回避の心理が働きます。
もし高いお金を払って挫折すれば、スクール代は無駄になります。
そのため「スクールを無駄にするもんか!」と、意地でも継続します。
「不向きかも」と思うなら、スクールの検討もひとつの手段です。
- TechAcademy:規模・知名度No1。転職保証はJava限定で32歳まで。
- TECH CAMP:転職保証に年齢制限なし。最短10週間で転職できるスピードがウリ。
- TECH BOOST:「挫折させないサポート体制」が特徴。完全未経験向け。
- DMM WEBCAMP:大手DMMグループ運営・提供。未経験者向けのスクールでNo1。
- ポテパンキャンプ:提携企業は「Web系自社開発」がメイン。カリキュラムもRuby。
まとめ
以上、プログラミングは「誰でもできる」は嘘、という話でした。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- 「誰でもできる」は、お金または承認欲求が狙いで言っている。
- プログラミングが最初から簡単にできる人は、ごく少数。
- 「できる」の定義も人によってまったく違う。
- 向き不向きではなく、「継続できるか」が分かれ目。
プログラミングは誰でもできるものではありません。
やはり難しいし、習得まで時間もかかるので、泥臭い努力と継続は必要です。
そこで諦めず、粘り強く継続できるかが、プログラマーになれる人となれない人の違いです。
向き不向きなど気にせず、地道な努力を覚悟のうえ、プログラミングに挑戦してみるのもいいかもしれません。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。