【明日から実践】新人が仕事でうまくいかない理由は”インプット”と”アウトプット”にあった

仕事出来なすぎて、中々”新人”から脱却出来ない…

どうしたら早く仕事に慣れるだろう。仕事できる新人ってどんなことしてんのかな。

仕事が出来る新人は、”インプット”と”アウトプット”の両方を効果的に行うことが出来ています。

この記事では、仕事が出来る新人がやっている、効果的な”インプット”と”アウトプット”をご紹介します。

明日から意識できる内容のものばかりなので、参考にしてください。

出典:社会人1年目からの読む・書く・考える・伝える技術|ディスカヴァー・トゥエンティワン

目次

効率的なインプット

”読む”編

何を言いたい文章なのか明確にする

伝えたいことがあっての文章です。まずは”その文章は何を伝えたいものなのか”、骨格の部分を明確にすることが大切です。

  • もくじで全体を把握する
  • 5W1Hを意識して読む

仕事ができる人はこれを気にするので、文章の本質を効率よく理解出来ます。

急いで全部読もうとしない

文章全てをインプットしようと、焦って急いで読むのはよくありません。文字を全て早く読むのは至難の技です。

重要な部分だけを見つけ、拾っていく感覚で読み進めていく意識で読むのがコツです。

目的と興味を持つ

その文章を読んでどうするか、どうなりたいか。このような目的を持つと、自然と文章に対して興味が湧いてきます。

例えば

  • このマニュアルを見たら、誰にも何も聞かなくていいような状態にしよう。
  • この議事録を読んだら、全く知らない誰かに説明できるようにしよう。

文章を読む目的を無理にでも何か作りましょう。

目的を持てば興味も生まれます。”興味を持つ”のも読解力の向上に大変重要なので、一石二鳥です。

”聞く”編

コミュニケーションコストをかけない努力を

コミュニケーションコストがかかると誰しも疲れます。教わったことを一度で理解出来れば、それに越したことはありません。最低でも同じことを聞く回数は2回程度にとどめたいものです。

そのために効率的なメモをとることが重要です。メモする内容は主に、”キーワード”、”数字”、”期限”、”固有名詞”です。メモするのは要点のみ。簡潔にメモをし、あとはコミュニケーションに集中しましょう。

教えてもらったことは絶対に1回で理解する!という強い気持ちを持って、集中して話を聞きましょう。

早く会話に慣れるための努力を

新人だと、会社で使用する用語や、話のテンポに慣れていないので、最初のうちはついていけません。まるで別の国に来たような感覚に陥ります。

これに関しては、その環境に慣れるしかありません。とにかくその用語を毎日聞くことで、自然と身につけていくことです。

しかし「そのうち慣れるっしょ」という気持ちで思考停止していてはいけません。慣れの問題とはいえ、”積極的に注意深く話を聞く姿勢”が大切です。

ニュースや時事ネタに敏感になる

コミュニケーションは人間関係を円滑にします。なので社員とのコミュニケーションは避けて通れない場面も出てきます。

会話のネタとして頻出するのが、ニュースなどの時事ネタ。あまりについていけないと、

この人、ニュース見ないんだな。世の中に関心ないんだな。

と思われ少々面倒です。テレビでもネットでも何でもいいのでニュースを見ましょう。

仕事のできる人は「知ってる」で満足せず「話せるようになる」つもりでインプットしています。

効果的なアウトプット

”話す”編

何を言いたいのか明確にする

何か発信する際も「自分は何を言いたいのか」を明確にすること。

プレゼンや会議で発言する機会がある際は、発言する前に伝えたい内容を考え直してみましょう。

PREP法で話すことが大切です(分からない方は検索して下さい)。

自分の声を録音する

話す時に大切なのは、話す内容がスッと頭に入ってくる話し方です。

話が上手い人は、一定のリズムとテンポを保っています。それを鍛えるためには、自分の声を録音して、実際に客観的に聞くのがおすすめ。

最初は違和感で絶望すると思います。ですが自分の声のトーンや話し方を把握するのは、会議やプレゼンで上手に話すために大切なステップです。

”書く”編

文章は、推敲

推敲(すいこう)とは、文章をより良いものにするために、何度も修正して書き直すことです。

”書く”は”話す”と違って、何度でも修正し作り直すことが前提です。綺麗で完璧な文章を一発で書くのはプロでも無理です。

じっくり時間をかけて何度も読み直し、書き直し、いい文章が出来上がっていきます。

文章は短ければ短いほどいい

まずは100書いて、60削る。この感覚で書くのがおすすめです。

基本的に文章は、短く正確であることが求められるからです。

  • 何をいいたいのかを明確にする
  • 無駄な言葉(”というものは~”や”ということは~”等)は削る

「そっけない」と思われるくらいの、簡潔な文章を心がけて下さい。

無意味な形容詞を使わない

無意味な形容詞とは、下記のようなものです。

  • とても
  • すごく
  • ものすごく
  • どんどん
  • とにかく

仕事ができる人は、客観的な数字で文章を作成することを得意としています。

まとめ

  • (読む)何を言いたい文章なのか、明確に。
  • (読む)焦って全部早く読むのは無理。重要な部分を見つけよう。
  • (読む)この文章を読んで何をするか、どうなりたいか、目的を持とう。
  • (聞く)言われたことは、一度で理解する努力を。メモをとろう。
  • (聞く)結局会話は慣れだが、注意深く聞く姿勢が大事。
  • (聞く)ニュースは見るだけでなく、話せるようになること。
  • (話す)伝えたいことを明確に。発言の前に、主張は何かを考える。
  • (話す)自分の声を録音し、修正する。絶望しても、這い上がろう。
  • (書く)文章は、地道な修正を何度も繰り返す事で徐々に完成するもの。
  • (書く)文章は短く簡潔に。削れる所はとことん削る。
  • (書く)曖昧な表現、無意味な形容詞を使わない。数字で書こう。

以上、仕事ができる人がやっている、効果的な”インプット”と”アウトプット”でした。

仕事ができる人は、インプットとアウトプットが良質で効果的。真似できる部分は真似し、仕事を円滑に行うためのエッセンスとして取り入れたいものです。

本記事が、仕事がうまくいかなくて悩んでいる方にとって、一皮むけるきっかけになれば幸いです。

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