エンジニアになりたいけど、高卒でもなれるの?
今から大学は行くのは時間的にも金銭的にも厳しい。
まぁとはいえ、大卒のほう有利なんだろうな…。
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
高卒でエンジニアは厳しい言われるけど、実際そうでもない
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) February 9, 2022
コロナもあってIT需要が増え、文系エンジニアも増えている
・プログラミング勉強する
・良質な成果物作って、実力と人柄をアピールする
・大手や自社開発ばっか狙わない
実務経験積んで、知識と経験磨けば、学歴関係なくステップアップ可能
高卒でエンジニアは厳しい言われるけど、実際そうでもない
コロナもあってIT需要が増え、文系エンジニアも増えている・プログラミング勉強する
・良質な成果物作って、実力と人柄をアピールする
・大手や自社開発ばっか狙わない実務経験積んで、知識と経験磨けば、学歴関係なくステップアップ可能
- 高卒でも自信をもってエンジニアを目指せます。
- 高卒でエンジニアを目指すにあたって、やるべきことがわかります。
実際、高卒でエンジニアになるのは厳しい。でも不可能ではない話。
タイトルで謳っているとおりですが、高卒でエンジニアになるのは厳しいです。
ですが、決して不可能ではありません。
本記事では、
- なぜ「高卒でエンジニアになるのが厳しい」と言われるのか。
- また、高卒でエンジニアになるためにはどうすればいいのか。
をまとめました。
「エンジニアを目指して勉強しているけど、もしかしたら高卒ではムリなんじゃないか?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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高卒でエンジニアになるのが厳しいと言われる理由
高卒でエンジニアになるのが難しいと言われる理由として、以下3つが挙げられます。
理由①:学歴社会のイメージは根強いから
理由②:学歴不問でないとNGだから
理由③:大手企業を目指す人が多すぎるから
それぞれ解説します。
理由①:学歴社会のイメージは根強いから
高卒でエンジニアになるのが難しいと言われる理由1つ目は、「学歴社会のイメージは根強いから」です。
やはり募集の際、
履歴書を手に取る
↓
顔写真を見る
↓
学歴を見る
↓
ごめんなさい
ってなる企業はいまだに多いのが現実です。
そうなるのも大卒は高卒に比べ、高校の教育だけではなかなか身につかないような
- 論理的思考力
- 問題解決能力
- 分析力
といった能力に長けている人が、どうしても「傾向として」多いためです。
理由②:学歴不問でないとNGだから
高卒でエンジニアになるのが難しいと言われる理由2つ目は、「学歴不問でないとNGだから」です。
IT業界の求人を見ていると、よく学歴の覧に「大卒以上」という文字を見かけます。
言わずもがな「高卒はお断り」、俗に言う「学歴フィルター」です。
こうなると、高卒の方は「学歴不問」や「高卒以上」の求人を探さなければなりません。
しかし、「学歴不問=高卒の人たち同士の戦い」ではありません。
学歴「不問」なので、条件によっては大卒勢も応募する可能性はあります。
で、もしスキルや人柄に大差がなければ、学歴がある人に軍配があがる可能性は高くなります。
理由③:大手企業を目指す人が多すぎるから
高卒でエンジニアになるのが難しいと言われる理由3つ目は、「大手企業を目指す人が多すぎるから」です。
- キラキラのオフィスで働きたい!
- Web系自社開発企業じゃないと意味ない!
みたいに、最初から高望みしている方が多い印象です。
キラキラしていたり、Web系自社開発となると、比較的大きな企業になります。
大きな企業となると人気も高く、応募者数も多いです。
そのため、ほぼ間違いなく学歴フィルターにかけられます。
しかし、高卒でもエンジニアにはなれます
高卒でエンジニアになるのは「難しい」理由を前述してきましたが、決して「不可能」ではありません。
高卒でもエンジニアになれるし、実際に、高卒でエンジニアとして活躍している人もたくさんいます。
その理由としては、大きく以下の2つがあります。
その①:将来的にエンジニア不足が見込まれているから
その②:世界のIT業界は、学歴よりスキルだから
それぞれ解説します。
その①:将来的にエンジニア不足が見込まれているから
高卒でもエンジニアになれる理由1つ目は、「将来的にエンジニア不足が見込まれているから」です。
以下のグラフは2019年3月に経済産業省が、IT人材の推移について発表したもの。
「IT市場が拡大してる割には、人の供給が追いついてないよ」ということを言いたいグラフです。
具体的には、2030年にはIT人材が45万人ほど不足すると見込まれています。
そのため、現代では以下のような対策がとられています。
- プログラミングの義務教育化
- プログラミングスクールの充実
- 学習サービス、ネット情報の充実
もちろん「簡単に転職できる」ほど甘くはないですが、こういった対策の影響もあり、学歴や経験のフィルターは以前に比べて緩和されているのが現状です。
その②:世界のIT業界は、学歴よりスキルだから
高卒でもエンジニアになれる理由2つ目は、「世界のIT業界は、学歴よりスキルだから」です。
アメリカの「Make It」という情報サイトが、「学歴を重視しない15の大企業リスト」を作成し公開しました。
学歴を重視しない15の大企業リスト|Make It – CNBC
見てみるとわかるのですが、Google、Apple、その他世界を代表するような大手企業が入っています。
IT業界のお手本となるような企業がこういう方針になると、全体的に「その方針がスタンダードになっていく」ことも否めません。
「学歴以上にスキルが優先される未来」はそう遠くないかもしれません。
ただしかし、これはあくまで世界を代表する大手企業の一例。今後の日本のIT業界が、前ならえでこのような方針に変化していくか、相変わらず学歴ファーストを貫くのかは正直わかりません。
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高卒でエンジニアになる方法は?
高卒でエンジニアになるための具体的な方法として、以下の3つがあります。
方法①:良質なポートフォリオを作成する
方法②:高望みしない
方法③:スクールに通う
それぞれ解説します。
方法①:良質な成果物を作成する
高卒でエンジニアになるための方法1つ目は、「良質な成果物を作成する」です。
シンプルに、学歴がないならスキルで補うしかありません。
そのスキルを証明するため、「自分で何か成果物を作って見せる」ことは必須です(もはや成果物は高卒のみならず、大卒でも必要です)。
その「良質な成果物」とはどんなものかというと、「問題解決を意識したもの」です。
よくあるゲームや電卓、家計簿を作成してもいいのですが、オリジナリティに欠けるし、物理でもアプリでも簡単に手に入ります。
なので、「自分or誰かの問題を提起し、それを解決するために成果物を作る」ことを意識することが大切です。
僕自身、〇〇を使っているうえで、「もっと〇〇だったらいいのに」という悩みを抱えていました。
それの解決のために「〇〇という機能を備えたアプリ」を作りました。
それによって、その悩みを解決させることができました。
こういった「問題を提起し、解決に向けてポートフォリオを作り、見事解決した」エピソードを面接で話せるようになると、かなり強いです。
エンジニア成果物は「問題意識」が大事
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) February 5, 2022
「僕にとって〇〇が問題で、解決のためにアプリを開発した」ってのが、理想
かなりニッチで細かすぎて伝わらない自分だけの問題であるほど、独自性でる
電卓、家計簿、ゲーム…もいいけど、モノもアプリも簡単に手に入るので、車輪の再構築って見なされるかも
エンジニア成果物は「問題意識」が大事
「僕にとって〇〇が問題で、解決のためにアプリを開発した」ってのが、理想
かなりニッチで細かすぎて伝わらない自分だけの問題であるほど、独自性でる電卓、家計簿、ゲーム…もいいけど、モノもアプリも簡単に手に入るので、車輪の再構築って見なされるかも
方法②:高望みしない
高卒でエンジニアになるための方法2つ目は、「高望みしない」です。
高望みしていると「エンジニアとしての実務経験を積む」ことが難しくなるからです。
「高卒でエンジニアになるのが厳しい理由③」でも述べましたが、高卒で未経験にも関わらず、キラキラのオフィスや、Web系自社開発企業といったこだわりが強い方がいます。
それって例えるなら、「家で練習はしてるけど仕事で寿司握ったことがない寿司ビギナー」が、「まずは高級寿司屋さんで職人として働きたい」って言ってるようなもの。
「イヤ、せめて職人として◯年くらいは寿司握ろうよ」という話になります。
エンジニアも同様です。高卒で未経験なら「段階」を踏むことからです。
なのでとにかくどんな形であれ、まず「IT業界に飛び込んで、そこで働く」こと。
- SES
- ベンチャー企業
- なんなら営業
まずは飛び込んで、自ら努力を周りにアピールしていけば、思いがけない形でエンジニアとして一歩を踏み出せるかもしれません。
高望みするより、まず「IT業界に飛び込んでそこで働く」という第一ステップをいち早く踏んだ方が早いです。
方法③:スクールに通う
高卒でエンジニアになるための方法3つ目は、「スクールに通う」です。
スクールは独学に比べて、幅広く網羅的に学習ができるからです。
「独学でも十分」という声もありますが、独学だと自分が興味のある部分に偏った勉強になってしまったり、本来学ばなくてはならない技術に気付かないことも珍しくありません。
実際僕も独学でエンジニアとして転職しましたが、成果物に必要な部分しか学んでなかったため「え、こんなことも知らないの?」みたいな目で見られた事があります。
また
- わからなかったら聞ける
- 周りに仲間がいる
- 挫折したらお金がムダになる
といった「環境の力」も相まって、独学に比べて学習スピードややる気に雲泥の差が出てきます。
スクールはお金はかかりますが、エンジニアになれれば十分に回収することは可能だし、実務経験までの時間を大幅に短縮できるため費用対効果は高いです。
僕が今からスクールに通うなら、テックアカデミーにすると思います。大手のプログラミングスクールゆえの安心感と、個人的に厚切りジェイソンが好きだからです。
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番外編:基本情報系技術者試験を勉強する
番外編ですが、高卒でエンジニアになるための方法として「基本情報系技術者試験を勉強する」こともおすすめです。
ぶっちゃけエンジニアを目指すために「資格」は絶対に必要なものではありません。
しかし基本情報技術者試験を勉強すれば、IT業界の基盤となる部分を網羅的に学習できます。
僕自身「全くのIT未経験で高卒」の状態で基本情報技術者試験を勉強し、実際に試験も受けました。
結果落ちたのですが、IT業界に関する幅広い知識を体系的に学ぶことができました。
- PCは論理演算で動いている
- PCの容量の数字は、2進数でキリのいい数字
- エクセルとは商品名で、「表計算(ひょうけいさん)ソフト」と呼ばれるもののひとつ
- ネットワークを通じたやり取りは7階層のプロトコルから成り立っている
- フローチャートの見方
- データベース(SQL)の知識
- システム開発手法(プロトタイプやスパイラル 等)
この他にも直接業務で使わないにせよ、「知識として知っておいてよかった」と思えるものは多岐にわたります。
また技術系、工業系の大学ではこの資格を取ることを推奨しているところもあるので、「こういうことを学習しているんだな」という勉強にもなります。
難易度は高いですが、高卒で未経験であれば、かなりいい勉強になります。
とはいえ大学は出てるに越したことはない
ここまで、高卒でもエンジニアになれる理由や、高卒でエンジニアに転職する方法を紹介してきました。
とはいえですが、「大学に行く必要はない」のかといえばまたそれは別の話です。
大学は、卒業しているに越したことはありません。
- 高校を卒業してもなお、また4年間、勉強することを選ぶ姿勢
- インターンなどを通じて身につけた経験
- 大学授業で学ぶ論理的思考力や、問題解決能力
高校では学べない勉強量や体験は、やはり評価に繋がります。
またエンジニア転職に限らず、もしエンジニアをやめて異業種に転職する際も「大卒」という肩書は強く、高卒に比べて様々な状況でつぶしが利くのは事実。
もしこれから進路を選ぶという若い方は、高卒でエンジニアにはなれるものの、大学は卒業しておくことをおすすめします。
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まとめ
以上、「実際、高卒でエンジニアになるのは厳しい。でも不可能ではない話。」でした。
エンジニアという職業は高卒であっても、実務経験を積み、知識と技術を身につければ、学歴に関係なくステップアップしていくことは可能です。
周りのネガティブな意見に一喜一憂せず、自信を持って学習に励みましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。