最近フリーランス増えすぎじゃない?
実績のある人に仕事取られそう。
フリーランスは飽和するのかな。
この先戦っていけるのかな。
とお悩みの方へ向けた記事です。
先日ツイートです。
「フリーランス増えすぎ。自分の存在が埋もれる。仕事の受注率に影響する。」
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) April 17, 2022
と悩む方がいますが、案件の数も年々増加してるから大丈夫
仕事の受注率に影響するのは自らの「実績や信頼不足」
人口とか大して影響しない
周りと比較しても不幸しか生まれない
コツコツ自らの実績や信頼を構築するのみ
「フリーランス増えすぎ。自分の存在が埋もれる。仕事の受注率に影響する。」
と悩む方がいますが、案件の数も年々増加してるから大丈夫
仕事の受注率に影響するのは自らの「実績や信頼不足」
人口とか大して影響しない周りと比較しても不幸しか生まれない
コツコツ自らの実績や信頼を構築するのみ
現状フリーランスは増えすぎです。そんな中で差別化を図るには?
フリーランスが増えたと感じ、焦っている方も多いのではないでしょうか。
たしかに年々フリーランスは増加傾向にあります。
そして、さらに今後も増えると予想されています。
本記事では、
- フリーランス市場で生き残るためにやること
- 生き残るために意識すること
について解説しています。
フリーランスとしての不安を軽減するためにも、参考にしてください。
- フリーランス市場の現状を理解できます。
- 正しく対策することで、仕事が途切れないフリーランスになれます。
実際、フリーランスは増えすぎている?←はい
フリーランスは増えすぎとは言うものの、
実際それは本当なの?
どの程度増えているの?
と気になる方もいると思います。
フリーランスの人口は年々増えていることは事実です。
どの程度増えているかというと、以下のとおり。
上記は、2021年11月にランサーズが発表したものです。
調査開始の2015年から、人口は68.3%(640万人)、経済規模は62.7%(9.2兆円)増加しています。
さらに今後自営業や副業を含め、フリーランスの増加はより進むとされています。
フリーランスが増えすぎている理由
フリーランスが増えすぎている理由は以下です。
その①:現代人の「働き方への価値観」が変化してるから
その②:フリーランス向けのサービスが充実しているから
その①:現代人の「働き方への価値観」が変化してるから
理由1つ目が、現代人の働き方への価値化が変化しているから。
フリーランスは会社員と比較し、労働時間や場所が自由です。
その自由さに価値観を感じる人が増加したことが理由です。
価値観が変化した原因は、大きく以下3つです。
- 働き方改革
- 新型コロナウイルス
- ワークライフバランス
まず働き方改革です。
- 日本政府が働き方改革を推進している
- 副業を解禁している企業が増加している
- 同一賃金同一労働などが導入されている
このような背景から、フリーランスという働き方に注目が集まりました。
また今でこそ馴染んだリモートワークは、コロナの影響で拡大した言葉。
政府によるリモートワーク推奨もあり、出勤という常識を見直す人が急増しました。
あとはワークライフバランスです。
会社員として働くことが当たり前という、日本特有の文化に疑問を抱く人が増えました。
- 会社で働くことが全てじゃない
- 自分の時間を大切に、やりたいことを優先したい
こう考える人が増えたことが、価値観の変化につながっています。
その②:フリーランス向けのサービスが充実しているから
理由2つ目が、フリーランス向けサービスの充実です。
具体的には、以下のようなサービスです。
- クラウドソーシングサイト
- フリーランスエージェント
- SNS
- フリマアプリ
このような会社員じゃなくても稼げる環境が整ってきています。
つまり、会社を辞めるハードルが下がっているということ。
僕自身もクラウドソーシングで案件を眺めていた時
これなら自分で仕事とって食べていけるかも。
と思いました。
それが退職の後押しになったことは事実です。
今後とくにIT需要は、間違いなく拡大します。
それにともない、フリーランス向けサービスの市場も、拡大するでしょう。
フリーランスが増え過ぎると仕事がなくなる?【いいえ】
フリーランスが増えすぎると、仕事がなくなるんじゃ…?
と心配する方もいるかと思います。
たしかにフリーランス人口は増えていますが、フリーランスの仕事がなくなることはありません。
フリーランスの人口増加にともない、案件も増えているからです。
以下、2021年5月にギークス株式会社が発表したデータです。
案件数が、2021年3月で過去最大となっています。
フリーランスの人数より、大きく上回っていることがわかります。
とはいえ、同ジャンルの競合があまりに増えると供給過多となります。
その影響として、単価が下がるデメリットは考えられます。
フリーランスが増えすぎることによる一部の影響
フリーランスが増えすぎても、仕事がなくなる心配はほとんどありません。
発注量が上回っているためです。
とはいえ、フリーランスが増え過ぎることによって、一部に影響はあります。
具体的には以下とおりです。
その①:供給過多になれば、単価は下がる
その②:仕事が取れないと、収入が安定しない
その①:供給過多になれば、単価は下がる
同ジャンルの競合があまりに増えると、供給過多となり単価は下がります。
具体例を挙げるなら、クラウドソーシング。
クラウドソーシングは、フリーランスが実績を0→1にするのに向いています。
そのため、駆け出しフリーランスが次々と参入します。
ジャンルは主にWeb制作と、Webライティングが多いです。
そのためレッドオーシャンで、ワーカーの報酬単価は下がっています。
フリーランスの案件は無数で、仕事自体はなくなりません。
しかし職種やジャンルを限定すると、競合の増加による影響はあります。
対策は、ひとつのスキルに固執しないこと。
複数のスキルをかけ合わせ、確実に勝てる土俵を見つけることです。
その②:仕事が取れないと、収入が安定しない
フリーランスは仕事が取れないと、収入がありません。
もし継続依頼を獲得しても、ずっと途切れないとは限りません。
そのため決まった報酬が確約された会社員と比べ、収入は安定しません。
フリーランスは働く時間も場所も自由ですが、収入も自己責任。
対策として自らの実績にならない仕事はなるべく受けないことです。
また、ひとつのクライアントに固執しないことも重要です。
以前の記事、つらいクライアントワークから脱却!本当の自由を手に入れるには?も参考にどうぞ。
そもそも、周りと比較しても意味がない
フリーランス増えすぎて、自分の存在が埋もれるのが不安。
という方もいるかと思います。
しかし、そもそも周りとの比較は意味はなく、むしろマイナスです。
周りと比較すると、自分のパフォーマンスや能力が低下するからです。
フリーランスは、他人の肩書きや成功報告に劣等感を感じやすいです。
なので他人より、過去の自分との比較が特に重要です。
またフリーランス人口の増加は、仕事の受注率にあまり影響しません。
仕事の受注率に影響するのは、自らの実績・スキル・信頼です。
あなたよりすごい人なんて世の中たくさんいます。
いちいち比較していては、精神がもちません。
自分のペースでコツコツ、信頼や実績を積み上げることが大切です。
フリーランスになるには?
フリーランスになる方法は、以前の記事フリーランスになるにはどうすればいい?【手続きや事前準備も解説】でご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
また、フリーランスの仕事の取り方とは?仕事が取れない原因・対策も解説。では、仕事のとり方に特化してまとめています。
こちらも参考にどうぞ。
周りのフリーランスと差別化するためにやること
周りのフリーランスとの差別化を図るためにやるべきことは、以下のとおりです。
その①:小さな実績を積み上げる
その②:価格を下げず、価値を上げる
その③:人脈を大切にする
その①:小さな実績を積み上げる
やること1つ目は、小さな実績を積み上げることです。
駆け出しの場合、自分の無力さを実感します。
そんな時こそ小さな実績をたくさん積み上げることです。
フリーランスとして活躍する人は、小さな実績の地道な積み重ねで大きくなっています。
できる範囲で仕事を受注し、少しづつ実績を積んでいきましょう。
みんな、今さら始めても遅いと諦めます。
その中でいかに踏ん張れるかが、差別化のカギです。
その②:価格を下げず価値を上げる
2つ目は、価格を下げず価値を上げるです。
フリーランスの差別化に必要なのは、セルフブランディングです。
価格を下げることは誰にでもできます。
しかし基本的に価格を下げても、クライアントは喜びません。
安い金額で済むため、継続受注もあるかもしれません。
しかしその後、収入を上げることは困難。
都合よく低単価で利用されて終わりです。
なので理想は適正な金額で受注し、金額以上のクオリティーの仕事をすること。
価格を下げて仕事を受注するのは、最初の4~5件で十分です。
あとは価格は下げず、付加価値の質の向上に注力すべきです。
以前の記事、フリーランスがまず最初にやるべきは「セルフブランディング」な話も参考にどうぞ。
その③:人脈を大切にする
やること3つ目は、人脈を大切にすること。
仕事で関わった人への礼儀、感謝の気持ちは忘れないようにしましょう。
フリーランスは、一緒に働く人を選ぶことができます。
そのせいか、他人への礼儀や感謝の気持ちが薄れ、忘れている方が多いです。
大きく稼いでいるフリーランスは、つながりや信頼を大切にします。
お金持ちは、人持ちです。
幸福やチャンスは人が運んできてくれるものです。
しかし、クライアントに媚びを売りましょうと言っているわけではありません。
いちいち媚を売ったり、好かれるように気を遣う必要はありません。
無理に好かれるよう振る舞う必要もありません。
しかし丁寧に対応することは意識しましょう。
おすすめのフリーランスエージェント3選
フリーランスエージェントへ登録すると、安定的な仕事の受注が可能です。
案件数も豊富で、自分のレベルや条件にあった仕事が効率よく見つかります。
おすすめのエージェントは、以下のとおりです。
1. レバテックフリーランス
2. ポテパンフリーランス
3. クラウドテック
1. レバテックフリーランス
- 登録者数、業界認知度ともにNo.1
- サポート体制も定評があり、満足度は90%以上
2022年4月段階で案件数は約36,000件を超えています。
取引企業数は4,000社以上と、業界屈指の規模です。
ユーザーと定期的な近況ヒアリングを行うなど、サポート体制も充実。
規模や知名度から、フリーランスとしてまず検討したいエージェントです。
運営会社 | 株式会社レバテック |
設立 | 2017年8月 |
拠点 | 東京・大阪・愛知・福岡 |
公開案件数 | 約36,000件 |
おすすめ度 |
2. ポテパンフリーランス
- Web業界、Webサービス案件が中心
- 税金や保険関連のサポートもある
ポテパンフリーランスはWeb業界やWebサービス案件が中心のエージェントです。
一見Web業界となると、専門的な知識が必要なイメージがあります。
その点ポテパンフリーランスは、経験が浅くても紹介できる案件が多いです。
また、税金や保険面のサポートがあります。
フリーランスは避けて通れない知識なので、サポートによって大幅な時間短縮になります。
運営会社 | 株式会社ポテパン |
設立 | 2014年9月 |
拠点 | 東京・大阪 |
公開案件数 | 約470件 |
おすすめ度 |
3. クラウドテック
- 案件数が豊富で、登録企業は14万社
- 案件の約35%がリモート
クラウドテックは、クラウドワークスが運営するエージェントです。
クラウドソーシングサイトでの圧倒的なシェアもあり、登録企業数は14万社で案件数も豊富です。
また公開案件のおよそ35%がリモート案件です。
僕のようなフルリモート限定の地方在住フリーランスにも向いています。
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
設立 | 2011年11月 |
拠点 | 東京・大阪・福岡 |
公開案件数 | 約7,000件 |
おすすめ度 |
まとめ
以上、フリーランス増加の原因、影響、差別化の方法について解説しました。
フリーランスの人口が増えていても、仕事がなくなるわけではありません。
世の中ではそれ以上に、案件の数が増えているのが現状です。
人口増加など周りの存在は、気にしてもキリがありません。
自身の実績・スキル・信頼を積み上げ、仕事の途切れないフリーランスを目指しましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。