単価の関係で、フリーランスと揉めてる。
わがままなフリーランスには、どう対処するべき?
とお悩みの発注者の方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
「単価交渉に応じてくれないなら、プロジェクト抜けます」
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) October 23, 2022
みたいな、わがままフリーランスはたまにいる
プロジェクト的にも困るし単価もムリなら、顧問弁護士に相談あるのみ
かつ未然対策として、テスト発注とか契約書をちゃんと設けるべし#クラウドソーシング#駆け出しエンジニアと繋がりたい
「単価交渉に応じてくれないなら、プロジェクト抜けます」
みたいな、わがままフリーランスはたまにいるプロジェクト的にも困るし単価もムリなら、顧問弁護士に相談あるのみ
かつ未然対策として、テスト発注とか契約書をちゃんと設けるべし
- わがままなフリーランスに振り回されなくなります。
- 良質なフリーランスとの関係を構築できます。
わがままフリーランスはどう対処するべき?未然対策もご紹介!
「フリーランスを雇ったものの、わがまま過ぎて振り回されている」
とお困りの発注者の方も多いのではないでしょうか。
フリーランスには誠実に仕事をしてくれる方もいれば、逆にわがままで自分中心的な人もいるもの。
本記事では、わがままフリーランスの特徴や対策、また未然に防ぐための方法について解説しています。
わがままフリーランスを避けるため、ぜひ参考にしてください。
よくあるわがままフリーランスの特徴
わがままフリーランスのよくある特徴として、以下が挙げられます。
その①:プロジェクトの途中で報酬額の交渉をしてくる
その②:納期をやたら先延ばしにしたがる
その③:ドタキャンおよび音信不通になる
その①:プロジェクトの途中で報酬額の交渉をしてくる
プロジェクトの途中で報酬額の交渉をするのは、わがままフリーランスの特徴です。
具体的には、
単価を◯円に上げてください。
上げてくれないなら、プロジェクトは離脱させていただきます。
といった具合です。
発注側としても、プロジェクトの途中でフリーランスに抜けられてしまっては非常に困ります。
とはいえそのような予算もないため、対応に困ってしまいます。
その②:納期をやたら先延ばしにしたがる
納期をやたら先延ばしにしたがるのも、わがままフリーランスの特徴です。
具体的には、
納期ですが、余裕をもって◯月◯日でお願いします。
といった具合で、やたら先の日程を提案してきます。
たとえば2~3日以内に設定しているものを、2~3週間の納期に変更したがるような方もいます。
事情や理由によりますが、それが受注前や納期前なら仕方ないでしょう。
ひどい方だと、納期当日にこのような申告をする方もいます。
その③:ドタキャンおよび音信不通になる
最悪のケースだと、ドタキャンおよび音信不通もあります。
ドタキャンや音信不通となってしまった場合、発注側としても大きなストレスを抱えます。
そのうえ、新たな人材探しに時間と労力を使うことを余儀なくされます。
これは「わがまま」というより、常識がないフリーランスの特徴です。
しかし残念ながら、このようなフリーランスは実在します。
以前の記事、バックレフリーランスへの対策と、バックレ発生時の対処法を紹介も参考にどうぞ。
わがままフリーランスに仕事を任せるデメリット
わがままフリーランスに仕事を任せてしまうと、以下のようなデメリットがあります。
その①:プロジェクトに支障が出る
その②:お金や時間を搾取される
その①:プロジェクトに支障が出る
上記で紹介したようなわがままフリーランスへ仕事を任せると、当然プロジェクトに支障が出ます。
具体的には、
- ムリな単価交渉をされたら、プロジェクトの予算を調整しなければならない
- 音信不通になったら、その人の担当部分が虫食い状態になる
といった感じです。
もし大切なクライアントが絡んでいる案件であった場合、発注している人の信頼にも響いてしまいます。
その②:お金や時間を搾取される
わがままフリーランスに仕事を依頼してしまうと、お金や時間を搾取されます。
たとえばプロジェクト途中で単価交渉され「承諾しないならプロジェクト抜ける」と言われた場合。
その単価を用意しなければならない上、プロジェクトの予算も上げなければなりません。
また場合によっては最悪、他の人の単価を削る必要も出てきます。
また、わがままフリーランスとの契約を打ち切りにしても、次の人材を探す手間が生まれます。
わがままなフリーランスは時間やお金のみならず、労力までも搾取されてしまいます。
わがままフリーランスを雇ってしまったときの対策
もしわがままフリーランスを雇ってしまった場合、とるべき対策は以下です。
その①:顧問弁護士に相談する
その②:別の発注者を探す
その①:顧問弁護士に相談する
わがままフリーランスの「プロジェクト途中の単価交渉」などは、なかなか決断に困るもの。
あまりにひどい場合は訴訟提起を視野に入れつつ、企業の顧問弁護士に相談しましょう。
理想としては、発注者と受注者、お互いに対等な立場で仕事ができること。
とはいえフリーランスの立場は、実際それほど強くないのが現状です。
あまりにわがままで矛盾していた場合、弁護士を召喚するのもひとつです。
その②:別の発注者を探す
超正攻法ですが、別の発注者を探しましょう。
わがままフリーランスと仕事を続けても、今後どんなムチャな要求をされるかわかりません。
新たな人材を探すのも面倒なのはわかります。
しかし良質な仕事相手を見つけるためには、ある程度時間を投資する必要があります。
これは受注者でも発注者でもおなじです。
わがままフリーランスを見極め未然に防ぐ方法
わがままフリーランスを見極めて、未然に防ぐ方法は以下です。
その①:簡単なテスト案件を安価で発注する
その②:事前にしっかり契約をかわす
その③:損害賠償の旨を話しておく
その①:簡単なテスト案件を安価で発注する
わがままフリーランスを未然に防ぐために、簡単なテスト案件を安価で発注しましょう。
テスト案件を設けることで、フリーランスがどのような方かを見極められるからです。
フリーランスの中には、テストがあるだけで契約を拒む方もいます。
しかし、簡単なテスト案件すらこなせないフリーランスは、それまでの人です。
ただ注意点として、テスト案件でも報酬は用意しなければなりません。
テストで報酬がないと、「間違いなくブラック」と判断されてしまいます。
その②:事前にしっかり契約をかわす
フリーランスに仕事を受注する際は、事前にしっかり契約を交わしましょう。
しっかり契約を交わすことで、フリーランスがわがままに豹変することを避けられます。
契約をあいまいにしていたり、Web面談で口頭で説明しているようでは、甘いです。
明確な契約内容がないから、フリーランスはわがままになるのです。
後で言った言わない問題にもなりかねません。
面倒でも契約書は用意し、承諾をもらってから受注してください。
その③:損害賠償の旨を話しておく
事前に「損害賠償」について話しておくことも、わがままフリーランスへの未然対策として有効です。
言い方はよくないですが、要は「おどし」です。
面談や契約書にて「損害賠償」という言葉を含ませておくと、フリーランスは身が締まります。
とはいえこれも程度問題です。
あまりに威圧的、かつ高圧的な態度では「ただの悪質なクライアント」と思われて終わりです。
あくまで常識の範囲内で、サラッと伝えることをおすすめします。
良質なフリーランスを見つけるためのサイト
「わがままなフリーランスを避け、良質なフリーランスを見つけたい」という方に向け、この章ではおすすめの案件サイトをご紹介します。
実は以下のサービスはどちらかというと、フリーランスより発注者向けのサービスなのです。
良質なフリーランスを見つけるため、ぜひ参考にしてください。
その①:ココナラ
その②:クラウドワークス
その①:ココナラ
- スキルをもった発注者に声をかける、一風変わったクラウドソーシングサイト。
- デザインやイラスト、コピーライティングなどクリエイティブ寄りなフリーランスが多い。
従来のクラウドソーシングは、発注者が案件を提示し、受注者がリアクションするのが一般的。
その点ココナラは、受注者がスキルを提示し、それを見た発注者がリアクションする形式です。
発注者がクライアントを一から選ぶため、「信頼できそうなフリーランス」をじっくり探せます。
そのため、お互いに納得のいく成約につながりやすいです。
その②:クラウドワークス
- クラウドソーシングでは登録者数、市場規模、知名度いずれもNo.1。
- 登録者数が圧倒的に多い。
クラウドワークスは業界No1の登録者数を誇るクラウドソーシングサイト。
圧倒的な規模と登録者数が特徴のため、分母が多いことが特徴です。
「豊富な実務経験があるが、独立して間もないため、安価で仕事させてください」
といったフリーランスの方も稀にいるため、良質なフリーランスとの出会いも期待できます。
しかしデタラメなフリーランスが多いこともまた事実です。
事前にテストをしたり、契約をしっかり交わし、見極めましょう。
フリーランスを恨むよりまず冷静な対策を
わがままフリーランスのせいでプロジェクトに支障が出ると、怒りや恨みが生まれます。
そのため、穏やかでいることはむずかしくなるでしょう。
しかし、そこで取り乱してしまっては本末転倒。
冷静にプロジェクトの進捗を見て対策を考えることが大切です。
- 他の受注者を高単価で急募する
- なんなら自分も業務へ参加する
など、誰かが欠けてもできることはあるはずです。
裏切られてしまったものは、もう仕方ありません。
恨むほどわがままが改善するわけでもありません。
プロジェクト途中でわがままをかますなんて、非常識です。
でも、残念ながら実際そのようなフリーランスがいるのが現実です。
会社の看板を背負ってない「個人」という立場である以上、万が一ということもあるのです。
あまり考えたくはないですが、常に最悪のケースも想定し、対策しておくことが大切です。
最悪のケースになっても、被害が小さく済むよう冷静に振る舞えるかどうかがカギです。
まとめ
以上、わがままフリーランスの特徴や対策、未然に防ぐ方法についてご紹介しました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- あまりにひどいなら顧問弁護士に相談するか、諦めて別の発注者さがしに時間を使おう。
- 未然に防ぐには、面倒でも安価なテスト案件を設け、契約書を交わすこと。
- わがままフリーランスを恨んでも結果は変わらないので、次の対策を冷静に打つことが大切。
わがままフリーランスに仕事を任せると、時間とお金、さらに労力を搾取されます。
時間をかけて、信頼できるフリーランスを見つけることが大切です。
また万が一に備え、なるべくフリーランスに依存しなくても済むよう対策をとるの有効です。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。