出典:初対面も、電話も、苦手な人も どんな人の前でもあがらない話し方|麻生 けんたろう (著)|秀和システム
- 初対面の人と円滑な会話ができ、いい印象を与えることができます。
- 初対面の人に対して、緊張であがってアタフタすることを軽減できます。
- 別に初対面じゃなくでも、ふだんの雑談でも使えるテクニックです。
初対面の人との会話で役立つテクニック6つとは、下記の通りです。
- 振り
- 同調・共感
- おどろき
- ボケ
- ツッコミ
- 着地寸前のワード
①振り
超大基本ですが、これがたぶん一番むずかしい。「話を振ること」です。
話を振るとは「相手が話したいことを、話しやすいように、話すきっかけを作ってあげる」ことです。
ニュースの情報を得るなり、話す相手の情報を予習なりして、少しでも話題にできそうなネタがあれば必ず活用し、話を振りましょう。
ぶっちゃけ話し上手は「聞き上手」じゃなくて、「振り上手」だと僕は思います。ウンウン聞いてるだけなら誰でもできますからね。
②同調・共感
例えば、相手の
最近はサイクリングにハマってるんだ。
これに対して、言葉だけでなく「感情レベル」で同調しているか。
同調のリアクションが大きいと話す側も気持ちがいいので、この「同調」に力を入れるのは効果大です。
「感情レベル」とは言ったものの、共感しかねる過激な発言には、表現を柔らかくして同調する。否定はしないようにしましょう。
(例)
NG
「早く帰りたいなー。会社にミサイルでも落ちてこないかな。」
「ですね。でも可能性低いんで、爆弾でもしかけましょうかね。」
OK
「早く帰りたいなー。会社にミサイルでも落ちてこないかな。」
「あはは。でも、それくらい帰りたい日って、ありますよね。」
③おどろき
例えば、相手の
先日、福岡まで行ってきたんですよ。
に対しての反応。
(例)
NG
「そうなんですね!出張ですか?」
OK
「えっ!福岡まで行ったんですか!」
微妙な違いだけど、「おどろき」の反応を見せると、相手の受け取り方は結構変わります。話す側としては「話したかい」が出てきます。
「わざわざ相手がそんな話をするってことは、おどろいた反応をして欲しいんだろうな」という察知力を身に着け、ちゃんとおどろきを示すことが大切です。
④ボケ
好意を感じ取れる人だったり、またユーモアに対して理解のある人でない限り、かますには中々勇気のいる「ボケ」。
初対面ではなおさらタイミングに気を遣うけど、心のバリアを壊すのにこれほど有効な手はない。なんとなく会話がはずみ「冗談が通じるかも」というタイミングで思いきって使いたいものです。
難易度は高めですが「笑い」に勝るものはないです。
とはいえ相手はしっかり選ぶこと。
⑤ツッコミ
前述のボケに対し、ツッコミがあるかないかでは、天と地ほどの差が出ます。
ボケに対してツッコミがないと、ボケた方は「冗談が通じなかった」と内心がっかりします。それどころか恥ずかしい思いに繋がる場合も。
ボケることに比べれば難易度は圧倒的に低め。
「『あ、これはわざとボケているな』と、すぐに気付ける察知力」を磨くべし。
⑥着地寸前のワード
話がいくら盛り上がっても、どこかで話を着地させるタイミングがきます。
そんなとき「着地を匂わせつつ、少し横にずれたキーワードを口にする」テクニックが役立ちます。
例えば、相手の
新しくできたカフェのパンケーキが美味しかったんですよ。
に対しての反応。
(例)
OK
「いや~美味しそうですね。今度ぜひ行ってみます。パンケーキ以外の料理も美味しそうですもんね。」
「いや~美味しそうですね。今度ぜひ行ってみます。甘党なのでスイーツ店には目がないんですよ。」
「いや~美味しそうですね。今度ぜひ行ってみます。あ、でも自分で作ってみても楽しいかもなー…。」
ポイントは、「自分もやってみます」「自分も気を付けます」「早速今度からやってみます」といった、いかにも着地ニュアンス言葉の「後」。
感想や質問、独り言でもなんでも、何かキーワードを付け加えてみることです。
そうすることで「あっ、お菓子とか作るんですか?」みたいに、自然に次の会話に繋がることもあります。
まとめ
- 相手への優しさ、思いやりを持って、話を振る。
- 同調のリアクションを大きく。感情レベルで。
- えっ!とおどろいた反応をすると、話す側も気持ちいい。
- 上手にボケをかませれば、相手との距離はグッと縮まる。
- ボケに対してツッコミは超重要。ボケに気付く察知力を。
- 話の終わりに、ちょっと横にすれたキーワードを足す。
以上、「初対面の人との会話で役立つテクニック6つ」でした。
どちらかというと、リアクション系のテクニックが多い印象でした。
初対面の人との会話は緊張するし、あがり症も顕著に出てくるもの。本記事にあるテクニックを「自然に」使いこなし、初対面コミュニケーションを無双していきましょう。おわりです。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。