フリーランスって、なんかうざい。
少し稼げるようになるとすぐマウント。
会社員とは世界線が違うのかな。
と思っている方へ向けた記事になります。
先日、以下のようなツイートをしました。
フリーランスはたまにウザがられる。
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) November 30, 2021
原因はだいたい下記。
・過剰なマウンティング
・会社員へのリスペクト、ゼロ
僕は今フリーですが、これまで会社員をガッツリ9年経験した身分。なので会社員へのリスペクトはちゃんともって発信しなきゃな、と思う🙄
フリーランスはたまにウザがられる。
原因はだいたい下記。・過剰なマウンティング
・会社員へのリスペクト、ゼロ僕は今フリーですが、これまで会社員をガッツリ9年経験した身分。なので会社員へのリスペクトはちゃんともって発信しなきゃな、と思う
僕はこれまで、いろんなフリーランスの発信を参考にしてきました。
しかし、中には「これはちょっとよくないな」と思う発信も見かけます。
この記事を書いている僕は現在フリーランスですが、2011~2020年の9年間はがっつり会社員でした。
そんな僕の観点で、うざいと思われるフリーランスの特徴と対策をまとめています。
情報発信系フリーランスの方々も、ぜひ参考にしてください。
- 好かれるフリーランスになれます
- フリーランスがうざがられる具体的な理由がわかります
- フリーランスと会社員、双方の良し悪しを理解できます
【気をつけろ!】うざいフリーランスの特徴&うざいと思われない対策
うざいフリーランスの特徴は、以下のとおりです。
- 過剰なマウンティング
- 会社員へのリスペクト、ゼロ
- お金なんていらない発言
一方で、うざいと思われない対策は以下のとおりです。
- 初心を思い出すこと
- フリーランスと会社員、どちらも良し悪しと心得る
- 会社員へのリスペクトを持つ
次章では、以上2点をそれぞれ深堀りします。
うざいと思われる原因
うざいと思われる原因は主に下記の3つです。
その①:過剰なマウンティング
その②:会社員へのリスペクト、ゼロ
その③:お金なんて必要ない発言
その④:単なる嫉妬
それぞれ見ていきます。
その①:過剰なマウンティング
とにかくフリーランス最高!系の方々です。
- 人間関係の悩みゼロ!
- 毎日ノンストレス!
- 寝たい時に寝れる!
- お金も余裕で稼げます!
- もう天国のよう!
- フリーランスになって本当によかった!
フリーランスのメリットだけ永遠と語り続ける、もはやセールスと言わんばかりの自慢話が特徴。
スルーすればいい話なのですが、見る人によっては「おもしろくない」と感じる方もいるでしょう。
むしろ「不快」と感じる人すらいます。
その②:会社員へのリスペクト、ゼロ
フリーランス最高!と言っているだけならスルーでいいでしょう。
しかし、たまに会社員をディスる方がいます。
僕が見たことあるのは、下記のようなもの。
- 会社員は鳥かごの中で飼われてるのと同じ。自由とはほど遠い。
- 会社員として働いている人は、もはや思考停止。
かなり軽率かつ上から目線だな、という印象です。
会社員の方がこれを見ていい気分になるわけがなく、うざがられるのも納得です。
フリーランスが最高ならそれで構いません。
しかし会社員としてがんばる方々を見下し、バカにする発言は嫌われます。
その③:お金なんて必要ない発言
たまに、お金を稼げるようになるなり
お金を稼いでも、別に意味ない。
お金なんかどうでもいい。
といった発言をする方がいます。
こう発言する人はだいたい、努力してちゃんと結果を出した人です。
それ自体は心から尊敬するし、リスペクトに値します。
しかしこのお金論については、僕個人的には肯定できません。
理由はシンプルで、お金がないと生活できないからです。
さらにいうと人間にとって、お金こそが最強の精神安定剤だからです。
実際そんな使わないのかもしれませんが、それをわざわざ言う必要ないと思います。
世の中はお金が足りず、もっと欲しい人のほうが多いです。
そのため嫌味っぽく聞こえ、いい印象にはなりづらいです。
激しく同意
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) November 14, 2021
「お金がなくても幸せ」は、お金に余裕ある人しか言わない
お金があるから精神も安定する
結局、本当の自由はお金でしか手に入らない
だからお金は大事
…といったことを素直に言える人じゃないと、なんか好感が持てないんですよね僕は🙄 https://t.co/FdT0gHHSTP
激しく同意
「お金がなくても幸せ」は、お金に余裕ある人しか言わないお金があるから精神も安定する
結局、本当の自由はお金でしか手に入らない
だからお金は大事…といったことを素直に言える人じゃないと、なんか好感が持てないんですよね僕は
その④:単なる嫉妬
会社員がフリーランスに対し、嫉妬の感情を抱くことも、うざいと思われる原因です。
フリーランスは会社員に比べて、マウントをとりがちな人が多い傾向にあります。
たとえば時間の融通がきくとか、満員電車に乗らずに済むとか、人間関係からの開放…といった具合です。
こういったマウントを見ていると、会社員は少なからず妬みの感情が生まれてしまうものです。
うざいフリーランスが生まれる理由【たぶん満たされていない】
フリーランスがマウントを取ったり、メリットばかりを提示する理由は、主に以下のとおり。
- 稼ぎたいから
- 認められたいから
自分の勧めで誰かがフリーランスになってくれれば(厳密にはエージェント等のサービスに登録してくれれば)、儲かるからです。
またこういったマウンティングは、周りから承認されたい気持ちのあらわれでもあります。
本当に稼いでいて幸福度に満たされているフリーランスなら、マウンティングしたり、会社員をバカにする発言などしないためです。
したがってうざいフリーランスは、実際のところ金銭的にも精神的にも満たされていない可能性は否めません。
うざいと思われないための対策
うざいと思われないための対策は、以下3つです。
その①:初心を思い出す
その②:どちらも良し悪しと心得る
その③:会社員へのリスペクトを持つ
それぞれ解説します。
その①:初心を思い出す
初心を振り返って、発信内容を見返すor改善しましょう。
今どんなに稼いでいるフリーランスの方でも、最初は不安で仕方なかったと思います。
- 不安ながら会社員を辞める決断のとき
- 独立直後の立ち回りがわからなかったとき
- フリーランスとして芽が出なかったとき
当時の自分の気持ちを覚えているほど、いい発信ができます。
でも、9割の人は忘れます。
立場が変わると、人はどうしても変わるからです。
人間は忘れる生き物なので、初心を100%覚えているのはムリでしょう。
なので、せめて発信前にちょっとだけ、初心を思い出してみましょう。
これだけでも、見る側の印象は変わってくるはずです。
フリーランスに限りませんが、本当に初心忘るべからずです。
その②:どちらも良し悪しと心得る
結局、会社員とフリーランスはどちらも良し悪しです。
会社員のほうがメリットが大きい点も、たくさんあります。
一方で、「この辺はフリーランスのメリットだよな」と思うこともたくさんあります。
なので、結局
実際フリーランスになって、僕はこういうところに苦労した。
みたいに、メリデメ両方を正直に明かせるようになりたいものです。
それぞれのメリデメは、次章でくわしく解説します。
その③:会社員へのリスペクトをもつ
僕は会社員としてうまくやっていける人は、とても優秀です。
- 毎日朝早く起きて、夜遅くまで働く
- 他人からあれこれ言われても、我慢できる(我慢の度合いが高い)
- 家族のために、自分の身を削って働く
これらにストレスを感じていない人は、いないでしょう。
それでも自分の中で気持ちを整理して割り切ることは、そう誰でもできることではありません。
だからフリーランスを選ぶ人が増えているんだと思います。
それに社会的地位、保険や年金の待遇。
どれをとってもフリーランスは、会社員にはかないません。
もちろん、フリーランスが肌に合っている人もたくさんいます。
でもそんな中で、会社員へのリスペクトをもつフリーランスを目指すのが理想。
そうすれば今よりもっと仕事が絶えない人材になれるはずです。
以前の記事フリーランスの仕事の取り方とは?仕事が取れない原因・対策も解説。も参考にどうぞ。
フリーランスのメリット
フリーランスの良し悪しを知るため、筆者の僕が実際に身をもって痛感しているメリットとデメリットをご紹介します。
まず、メリットは次のとおりです。
- その①:時間の融通がきく
- その②:人間関係の悩みが激減する
- その③:軌道に乗れば収入はどんどん伸びる
それぞれ解説します。
その①:時間の融通がきく
時間の融通がきくことは、フリーランスの大きなメリットです。
やるべき作業が終わったら自分の好きなことに時間を使えます。
また、フルリモートのフリーランスなら、通勤の必要もありません。
しっかり「決まった時間」で拘束されている会社員に比べれば、時間の融通がきくのは事実です。
その②:人間関係の悩みが激減する
フリーランスは、毎日決まった人と顔を合わせることがほとんどありません。
一緒に仕事をする相手も、ある程度選ぶことができます。
なので、「気が合わない人とイヤでも会う」こともなくなるので、人間関係の悩みの解消につながります。
その③:軌道に乗れば収入はどんどん伸びる
軌道に乗ることができれば、収入はどんどん伸ばしていくことが可能です。
フリーランスは、自分の作業単価を自分で設定できるためです。
アピールに足る実績や経験などが積み重なれば、強気の金額提示ができる点は強みとなります。
しかし会社員の場合、自力で収入を上げていくことは難しいのが現実です。
フリーランスのデメリット
もちろんフリーランスは、良いことばかりではありません。
筆者がフリーランスになってとくに感じているデメリットは、以下のとおり。
- その①:収入の安定には程遠い
- その②:完全自己責任によるプレッシャーが重い
- その③:信用や人脈を作るのが大変
それぞれ解説します。
その①:収入の安定には程遠い
筆者は2020年10月からフリーランスとして活動していますが、未だに収入は一定ではありません。
比較的稼げる月もあれば、極端に収入が少ない月もあります。
「フリーランスは収入がどんどん伸びる」と前述しましたが、逆にゼロになる可能性も否めません。
「安定した一定の収入」を求めるなら、やはり会社員は強いといえます。
その②:完全自己責任によるプレッシャーが重い
フリーランスはいかなる場合でも、自己責任です。
たとえば体調を崩したり、怪我をして収入がゼロになっても、有給や保証など使えません。
自分でスケジュールを調整のうえ、無収入で治療する必要があります。
だれも守ってくれないので、自分の身体は自分で守る、自己管理のプレッシャーは重くのしかかります。
その③:信用や人脈を作るのが大変
フリーランスとして、信用や人脈をつくるのは、とても大変です。
たとえば会社員は「〇〇社の田中です」といった感じで、会社の看板を使って自分をアピールできるので、信用を生みやすいメリットがあります。
しかしフリーランスは、まったく無名の「自分の名前」だけで、相手を信用させなければなりません。
すべてのビジネスは「信頼」によって成り立つので、この信頼と人脈をいかに地道に積むかが、フリーランスの成否を分けます。
信頼は地道にコツコツ積み上げるものですが、崩れるときは一瞬なので、ほぼ確実に苦労します。
フリーランスという立場だからこそ心得ておきたいこと
フリーランスという立場だからこそ心得ておきたいことは、
フリーランスと会社員は、それぞれにメリット・デメリットがある。
どちらが正しいなど、正解は存在しない。
ということです。
会社員として働いている人は、収入の安定や国からの保証を優先しようと、堅実に考えているのかもしれません。
また、信頼構築や自己管理の大変さのデメリットを考慮し、会社員を好んで選んでいる人もいます。
フリーランスだから優れているとか、会社員だから劣っているとか、正解はありません。
なのでフリーランスとして成果が出ても、自慢したい気持ちはグッとこらえましょう。
人それぞれにものさしがあり、合う・合わないもまったく異なるので、お互いのスタイルを尊重し合うことが大切です。
まとめ
フリーランスになると、会社員の気持ちを忘れてしまいがちです。
フリーランスも会社員も良し悪し。
どちらにもメリット・デメリットがあります。
自分の立場を活かしたポジショントークだけではいけません。
どちらのメリデメも尊重した発信を心がけるよう、僕自身も気を付けたいと思います。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。