会社での嫌なことが頭から離れない。
「嫌なことは忘れろ」なんて言うけど、無理じゃない?
どうやったら忘れられるの?
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
嫌なことを忘れるとは、「考えないようにする」という意味
— モリ|フリーランスWebライター (@MockRoll) August 30, 2023
いくら楽しいことで発散しても、意図的に思い出してしまっては、防ぎようがない
嫌なことが起きた以上、頭から完全に消し去ることは不可能
大切なのは、いかに「考えない力」を養うか
要は気の持ちよう#駆け出しエンジニアと繋がりたい
嫌なことを忘れるとは、「考えないようにする」という意味
いくら楽しいことで発散しても、意図的に思い出してしまっては、防ぎようがない
嫌なことが起きた以上、頭から完全に消し去ることは不可能
大切なのは、いかに「考えない力」を養うか
要は気の持ちよう
- 嫌なことを忘れられるようになります。
- 貴重な時間とエネルギーを、重要なところに費やせるようになります。
嫌なことを忘れる方法8つとは?【原因・やめるべき行動も】
「プライベートでは、嫌なことなんて忘れよう!」
とはよく言いますが、実際のところ
- 忘れることなんて出来ない
- いつ何をしていても、嫌なことが頭をよぎる
という方は、少なくないのではないでしょうか。
本記事を書いている僕自身も、嫌なことをずっと悶々と考えるタイプなので、この苦悩は痛いほどわかります。
そのような方に向け、今回は嫌なことを忘れられない原因、忘れる方法や心構え、NG行動を紹介します。
嫌なことが忘れられない原因5つ
嫌なことを忘れるには、まず原因を正しく把握することが大切。
嫌なことを忘れられない原因は、主に以下が挙げられます。
- その①:ヒマだから
- その②:忘れようと思っているから
- その③:心配性だから
- その④:ネガティブ思考だから
- その⑤:反復して思い出しているから
それぞれご紹介します。
その①:ヒマだから
嫌なことを考えてしまうということは、それを考えるだけのヒマがあるということです
毎日バタバタ忙しく、常に「次のタスク」を片付けることに追われている人は、それほど嫌なことに悩んだりしません。
嫌なことを考えてあれこれ悩む人は、「有り余っている時間が多い」という共通点があるものです。
その②:忘れようと思っているから
忘れたいものごとであればあるほど、しっかり覚えてしまうのが人間の脳というものです。
たとえば「ピンクの象を絶対に想像しないでください」と言われても、絶対想像しますよね。
心理学でも、脳は「~~するな」「~~を考えるな」と言われるほど、それをやりたくなってしまう性質があることがわかっています。
その③:心配性が過ぎるから
心配性が過ぎることも、嫌なことを忘れられない原因として挙げられます。
人間の脳はもともと生存本能として、新たな失敗や恐怖を避けるために、嫌なことを思い出すようにできています。
ただ、その度合いは人それぞれで、心配性が過ぎる人ほど嫌なことを思い出しやすい傾向です。
その④:ネガティブ思考だから
嬉しかったことや楽しかったことがあるにも関わらず、嫌なことばかりを先に考えてしまう「ネガティブ」も原因のひとつです。
ポジティブ思考な人は、いいことも悪いことも受け入れ、「次回は気をつけてがんばろう」と切り替えることができます。
一方でネガティブ思考な人は悪いことばかり考え続けるので、他の悪いことも芋づる式に出てきて、負のループに陥ってしまいます。
その⑤:反復して思い出しているから
これは、試験対策によく用いられる勉強法です。
忘れたころにもう一度学び直し、反復して「思い出す」ことで、記憶を定着させます。
これと同じで、嫌なことを何度も繰り返し考えてしまうので、なかなか頭から離れない現象が起きます。
嫌なことを完全に忘れるのは不可能【考えないこと】
前提として「嫌なことを忘れる」とは、「考えないようにする」ということです。
「嫌なことを忘れる」=「完全に頭から消し去る」と勘違いしている人は多いです。
完全に頭から消し去るのは不可能で、起きてしまった以上、なかったことにはできません。
どんなに楽しいことで発散しても、意図的に考えてしまえば防ぎようがないためです。
「嫌なことを忘れる」には鍛錬が必要
「忘れる」とは、「考えないようにする」ことであると前述しました。
ただ、嫌なことを考えないためには、鍛錬が必要です。
考えないよう意識しつつ、適切な対策をとることで、「考えない力」は身につきます。
「ネガティブな性格だから…」といって、諦める必要はありません。
嫌なことを忘れるための方法7つ
嫌なことを忘れるための方法8つとは、大きく以下のとおりです。
- その①:睡眠をとる
- その②:予定を詰め込む
- その③:事実だけに着目する
- その④:マインドフルネス・瞑想
- その⑤:運動する
- その⑥:紙に書いて言語化する
- その⑦:SNSを見ない
それぞれ解説します。
その①:睡眠をとる
嫌なことを考えない、および忘れるための方法としてもっとも重要なのが「寝ること」です。
寝ている間は、嫌なことを考えることはできないので、強制的な脳のリフレッシュが期待できます。
また睡眠はメンタルや体力の回復はもちろん、自律神経の調整など、あらゆる効果をもたらします。
考えても変わらないなら、いったん寝ましょう。
次の日、起きたらどうでもよく感じていることも多々あります。
その②:予定を詰め込む
あれこれ予定を詰め込むことは、嫌なことを考えない対策として有効です。
前述のように、嫌なことを考えてしまうのは、それだけ時間に余裕があるということです。
やらなければならないことを詰め込むと、嫌なことを考えたり、悩むヒマはなくなります。
その③:事実だけに着目する
事実だけに着目することも、嫌なことを忘れるための方法として有効です。
たとえば、会社で上司に怒鳴られたなら、「上司から大きな声で怒鳴られて動揺した」ことが事実です。
しかし「嫌なこと」となると、
- あんなことで怒鳴る必要があったのか疑問だ
- 同僚の〇〇さんには優しいのになんで俺だけ
- 上司と仲良くしている〇〇さんも憎い
など、怒りや不満として芋づる式に膨らんでいきます。
なので「起きた事実」だけに着目し、あとは深く考えないことです。
その④:マインドフルネス・瞑想
マインドフルネスや瞑想も、嫌なことを考えないための手段のひとつ。
マインドフルネスおよび瞑想は、精神を集中させ、メンタルを安定させるためのトレーニングのことです。
過去に起きた嫌なことも、これからの未来で起こりうるさまざまな心配も考えず、「今」に集中します。
こうすることでストレス緩和、また集中力や自己肯定感アップなど、あらゆる効果を得ることができます。
その⑤:運動する
運動で身体を動かすことによって、心身を安定させるホルモン「セロトニン」が分泌されます。
セロトニンが多いと自己肯定感や集中力がアップするので、精神の安定にも役立ちます。
たとえばガッツリ運動を行ってシャワーを浴びた後、なんだかスッキリして前向きな気分になった経験はないでしょうか。これがセロトニンの効果です。
さらに運動は身体の健康を保つうえでも欠かせないので、時間を投資する価値は大いにあります。
その⑥:紙に書いて言語化する
紙に書いてみることも、嫌なことを忘れるための方法として挙げられます。
具体的には、
- どんなことが理由で
- どんなことが起きて
- どんなことが不満で
- どうしたら満足なのか
- そのためにどうするのか
といったことを、こと細かに言語化しましょう。
思いつくことをありのままに書くとスッキリするし、「たかがこんなことで悩んでいたのか」などといった気づきを得られることもあります。
その⑦:SNSを見ない
SNSは、嫌なことによるネガティブ思考をより増幅させる効果があります。
基本的にSNSは自慢大会なので、「他人の芝は青く見える現象」を起こすものだからです。
リア充な人の投稿を見て羨ましくなり、それに比べて自分が嫌になり、自己嫌悪になります。
嫌なことが頭から離れないときこそSNSは中断して、はやく寝ましょう。
嫌なことを忘れられないときのNG行動4つ
嫌なことを忘れたいなら、逆にやらないほうがいいNG行動もあります。
- その①:暴飲・暴食
- その②:悪口ばかり話す
- その③:過去に起きたことの後悔ばかりする
- その④:復讐する
それぞれ見ていきましょう。
その①:暴飲・暴食
ほどほどに好きなものを食べて気分転換を図るのは、決して悪いことではありません。
しかし嫌なことが起きた後は、人はたいがい「暴飲暴食」に走ります。
暴飲暴食は言わずもがな身体によくないし、余計なお金もかかります。
さらに食べ終わった後の罪悪感で自己肯定感も下がるうえ、そもそも根本的な解決にもつながりません。
その②:悪口ばかり話す
他人に相談したり、話を聞いてもらうことは、決して悪いことではありません。
だからといって悪口ばかりを話しているようでは、聞き手もネガティブになるし、疲れてしまいます。
とはいえ「嫌なこと」の原因の9割は、人間関係です。
人の愚痴はけっこうセンシティブな問題なので、心から信頼に足る先輩や家族など、話す人はしっかり人を選びましょう。
その③:過去に起きたことの後悔ばかりする
過去に起きた嫌なことの原因を分析し、同じことが起きないようにするのは大切です。
しかし過去を振り返るなり、「あの時〇〇してれば…」など後悔ばかりする人がいます。
この状態では、余計にネガティブが加速し、
- なんで自分はそういう選択をするのだろう
- 前もそうだったし…なんで自分はいつもこうなんだろう
など、自己否定に陥ります。
過去の振り返りはポジティブかつ前向きに、サラッと行うことが大切です。
その④:復讐する
これは、嫌なことの原因が人間関係だった場合のNG行動です。
よく言われることですが、やはり復讐は何も生みません。
お灸をすえるつもりでやり返しても、必ずしも相手がそこから学ぶとは限りません。
逆にあなたへの風当たりが強くなって、むしろ逆効果になることもあります。
基本的に、復讐はしないほうが賢明です。
どうしても嫌なことが忘れられないなら
上記のことを試しても、どうしても嫌なことを考えてしまう場合は、次の行動がおすすめです。
- 対策①:転職して環境を変える
- 対策②:時間が解決してくれるのを待つ
それぞれ解説します。
対策①:転職して環境を変える
どうしても嫌なことを忘れるのが難しいなら、転職して環境を変えましょう。
大きな勇気と決断力が必要になりますが、もっとも手っ取り早く、かつ確実に原因の根幹を断つことができます。
最終手段ではありますが、いまや転職はカジュアルに行う時代でもあります。
転職エージェントに無料で登録し、とりあえず求人を眺めてみるのもおすすめです。
- リクルートエージェント:求人数や知名度、規模感でNo.1。
- マイナビジョブ20’s:20代、第二新卒向け。アドバイザーの質も高い。
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対策②:時間が解決してくれるのを待つ
時間が解決してくれるのを待つという選択です。
言い換えれるなら、「あえて何もしない」ともいえます。
ムダな対策や余計な浪費をして抗うよりも、じっと大人しく構えることも選択肢でしょう。
ただやはりストレスは溜まるので、自分のメンタルと相談しながら、行ってください。
嫌なことは忘れられなくても大丈夫!
嫌なことは、無理に忘れようとしなくて大丈夫です。
無理に忘れようとしても、逆に思い出してしまうのがオチ。
その結果的として、自己嫌悪に陥ってしまうほうがよくありません。
思い出してしまうことは仕方ないので、思い出してしまったあと、すぐ前向きな気持ちに切り替えることを意識するのがいいでしょう。
まとめ
以上、嫌なことを忘れられない原因、忘れるための方法、NG行動などを紹介しました。
嫌なことを忘れるのは不可能で、「いかに考えないようにするか」がキモです。
自分に合った気分転換やリフレッシュ方法を見つけ、本当に大切なことに脳みそを使うようにしましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。