AIが急激に伸びているから、AIエンジニアになりたい!
そのために、Pythonでポートフォリオを作りたい!
…でも、どんなものがいいんだろう?
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
初心者がPythonでAIポートフォリオを作るのはカンタン
— モリ|フリーランスWebライター (@MockRoll) May 12, 2023
Pythonには、標準でライブラリが充実している
さらにフレームワークの種類もたくさんあるから
書籍やネット教材でひととおり使い方を学んでポートフォリオを作れば、PythonやAIエンジニアも夢じゃない#駆け出しエンジニアと繋がりたい
初心者がPythonでAIポートフォリオを作るのはカンタン
Pythonには、標準でライブラリが充実している
さらにフレームワークの種類もたくさんあるから
書籍やネット教材でひととおり使い方を学んでポートフォリオを作れば、PythonやAIエンジニアも夢じゃない
- Pythonポートフォリオの例と作成手順がわかり、AIエンジニアへの一歩を踏み出せます。
Pythonポートフォリオの具体例は?ゼロからの作成手順を紹介
近年、急激に需要の高まりを見せている「AI」。
今後の将来性を信じてAIエンジニアを目指すものの、
どんなポートフォリオを作ったらいいのかわからない…。
と悩む方は多いのではないでしょうか。
今回の記事では、Pythonポートフォリオの具体例とともに、作成手順や作り方のコツも紹介します。
PythonでAIのポートフォリオはかんたんに作れる!
「AIのポートフォリオ」と聞くと、
- 「なんだか難しそう…。」
- 「初心者がつくれるものではないよね。」
という第一印象を抱く人も多いでしょう。
しかしこれからPythonを学ぶ初心者でも、AIのポートフォリオは意外とかんたんに作れます。
Pythonには、AIをつくるための「ライブラリ」や「フレームワーク」が充実しているためです。
- ライブラリ とは
-
かんたんに言うと「Pythonが標準装備している機能のかたまり」です。
たとえばライブラリの中には、
- Tensorflow(機械学習機能)
- OpenCV(画像処理、判定機能)
- OpenPyXL(Excelの読み書き機能)
- Pandas(データ分析機能)
- Beautiful Soup(スクレイピング機能)
- ほか
など、ほかにもたくさんの種類の機能があります。
ライブラリを使うことで、よりかんたんにプログラムを作れます。
- フレームワーク とは
-
「よく使う機能をあらかじめ用意した骨格、枠組み」のことです。
たとえるならケーキのスポンジ部分。
スポンジという土台さえあれば、あとは自分好みに装飾するだけでケーキが完成します。
このようにフレームワークを使うと圧倒的な時短になるので、いまやフレームワークを使わない企業はありません。
なお、有名なPythonのフレームワークには、
- Django
- Flask
- Bottle
などがあります。
ライブラリとフレームワークの違いは、ケーキに例えると
- ライブラリ → クリームや果物などの「具材」
- フレームワーク → スポンジなどの「土台」
といった認識で差し支えありません。
これらをうまく駆使することで、初心者でもAIポートフォリオを作成することは、十分に現実的になります。
Pythonでポートフォリオをつくる手順
Pythonポートフォリオの作成手順としては、主に以下のとおりです。
手順①:Pythonの基礎を書籍やネットで学ぶ
手順②:完成したものをGitHubにて公開する
手順③:Web上で動くものならURLで公開する
それぞれ解説します。
手順①:Pythonの基礎を書籍やネットで学ぶ
まずはPythonの基礎を学ぶことから始めましょう。
まず基礎がわからないことには、ポートフォリオを作ることはできないためです。
ネットや書籍、またプログラミングスクールを活用することで、
- Pythonのインストール
- データベースの準備
- 標準ライブラリの使い方
- フレームワークの使い方
といった基礎をひととおり学ぶことができます。
おすすめ書籍なら「スッキリわかるPython入門」、ネットで学習する方ならProgateやUdemyがいいでしょう。
またプログラミングスクールを検討している方は、AIをゼロからひととおり学べるテックブーストがおすすめです。
手順②:完成したものをGitHubにて公開する
基礎を学んで作りあげたポートフォリオは、GitHubにて公開しましょう。
ポートフォリオは「自分の実力を証明するもの」です。
コードが誰でも見れる状態になっていないと、ポートフォリオとしての意味がなくなってしまいます。
手順③:Web上で動くものならURLにして公開する
たとえばチャットボットなどといった、Web上で動くものであれば、URLでも公開しましょう。
URLで公開する場合、サーバーとドメインの契約が必要になります。
以前の記事、【初心者向け】作成したHTMLをサーバーにアップロードする方法も参考にどうぞ。
Pythonでつくれるポートフォリオの具体例
初心者がPythonでつくれるポートフォリオには、以下のようなものがあります。
その①:画像認識プログラム
その②:Web情報の自動収集プログラム
その③:Excel自動化プログラム
それぞれ見ていきましょう。
その①:画像認識プログラム
初心者がPythonで作れるポートフォリオに、画像認識プログラムが挙げられます。
Pythonの標準ライブラリである「OpenCV」を活用することで、
- 画像内の人の顔を認識
- 建物や物体の認識
- 画像内の文字の認識
- 検出した要素の自動編集(色などの変更)
などができるプログラムをつくることができます
これらの実現には、いくつもの画像データを読み込ませる「機械学習」を行う必要があります。
そのため、AIのポートフォリオとして有効でしょう。
その②:Web情報の自動収集プログラム
Web情報の自動収集プログラムも、初心者がPythonで作れるポートフォリオのひとつ。
わかりやすくいうと、
- Web上から文章や画像といった情報を自動で集める
- 集めた情報の中から、特定の条件で絞り込みを行う
などの機能をもったプログラムを指します。
こちらのプログラムを作ることで、たとえば、
- 家電製品の型番と価格を絞り込む
- 自分が気になる不動産の情報を絞り込む
といったことが可能となるでしょう。
こちらもPythonの標準ライブラリ「Beautiful Soup」を用いることで、かんたんに実装できます。
ちなみに、このデータ情報の収集は「クローリング」、絞り込みは「スクレイピング」という名称で呼ばれることが多いです。
その③:Excel自動化プログラム
初心者がPythonでつくるポートフォリオに、Excelの自動化プログラムもあります。
AIとは関係ないと思われがちですが、Pythonを用いればExcel上で
- グラフの自動生成
- 複数ファイルのデータの自動計算
- WebデータとExcelの連携
などの処理が可能になります。
使用できる標準ライブラリは、「OpenPyXL」です。
ExcelといえばVBAですが、「VBAにはできないけどPythonにはできる」機能もあります。
またPythonは、VBAよりも処理スピードが早いこともメリットです。
IT業界のみならずExcelを使用する企業は多いため、Excel自動化をポートフォリオとして作ることで、汎用性の高いスキルをアピールできます。
Pythonで効果のあるポートフォリオに仕上げるコツ
Pythonで、より効果のあるポートフォリオに仕上げるコツは、以下のとおり。
その①:はじめに目的やゴールを明確にする
その②:なるべく「問題解決」をテーマにする
その③:「採用したくなるもの」を意識する
その④:スクールのポートフォリオ支援を利用する
それぞれ解説します。
その①:はじめに目的やゴールを明確にする
そもそもPythonの学習に取り組む前に、目的やゴールを明確にしましょう。
- Pythonを使えるようになって何がしたいのか
- そのために、どんなポートフォリオが必要なのか
これらが明確になっていないと、勉強の方向性も途中でぶれてしまいやすく、非効率です。
まずは目指すべきゴールと、ポートフォリオの完成像をはっきりさせたうえで、行動にうつすことが大切となります。
その②:なるべく「問題解決」をテーマにする
ポートフォリオは、「問題解決」をテーマにしたものにしましょう。
たとえば面接で
このポートフォリオを作ったことにより、〇〇という問題を解決できました!
ということをアピールできると、有利になるからです。
そもそも、すべてのIT業界は「問題解決」のために動いています。
すでに世の中にありふれているものではなく、なるべく「自分だけのニッチな悩みを解決するオリジナルのもの」を作ることが重要です。
その③:「採用したくなるもの」を意識する
精神論のようになりますが、ポートフォリオを作るときは「見た人が思わず採用したくなるもの」に仕上げるよう意識しましょう。
そもそも、なぜポートフォリオを作るのかを突き詰めると、「AIエンジニアになるため」ではないでしょうか。
ポートフォリオを作っていくうち、だんだん目的が見えなくなり、自己満足に走ってしまう方も少なくありません。
「見る側がどう思うか」という意識を忘れず作ることが、目的の達成のために大切となります。
その④:スクールのポートフォリオ支援を利用する
どうしても自分ひとりで作るのが難しい場合、「ポートフォリオ支援」のついたプログラミングスクールを検討するのもひとつです。
「ポートフォリオ支援」とはスクールのカリキュラムとは別に、受講者自身が作りたいと思うポートフォリオ作成を支援してくれるサービスです。
プロの講師に支援してもらいつつ、オリジナルのポートフォリオの作成が可能になるので、AIエンジニアへの合格率も飛躍的に向上するでしょう。
- TechAcademy:規模・知名度ともにNo1。AI・機械学習・データ分析コースも定評。
- TECH BOOST:「挫折させないサポート体制」が特徴。AIコースは完全初心者向けで安心。
- DMM WEBCAMP:大手DMMグループ。すべてのコースでポートフォリオ支援つき。
まとめ
以上、Pythonポートフォリオの具体例、作成手順や作り方について紹介しました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- PythonによるAIプログラムのポートフォリオは、初心者でもかんたんに作れる。
- 書籍やネットで、PythonのインストールからDBの準備、ライブラリまで学ぶ。
- 完成したものを、GithubやURLで公開する。
- AIポートフォリオとしては、画像認識やWeb情報の自動収集、Excel自動化プログラムなどがある。
- 目的やゴールを明確にし、「問題解決」と「見る側の印象」を意識しつつ作ること。
Pythonは、標準ライブラリやフレームワークが充実しています。
他の言語に比べて文法もシンプルなので、初心者にもおすすめです。
ぜひPythonでサクッとAITポートフォリオを作成し、AIエンジニアとしてデビューしましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。