【プログラミング】作りたいものが思い浮かばない原因と対処法

悩む人

プログラミングで作りたいものが思い浮かばない。
仮に思いついても、だいたいすでにある。
頼まれたもの作れればよくない?
自分で作りたいものとかないよ…。

とお悩みの方へ向けた記事です。

先日のツイートです。

プログラミングで作りたいものなかった過去の自分へ

・「自分or誰かのお悩み」解決を意識しろ
・ハードルは下げろ
・できること増やす目的で家計簿作れ

小さくニッチで細かすぎる悩みを提起するほど、オリジナリティが生まれる

で「この成果物で〇〇の悩みを解決した」ってのを面接で言えると強い

この記事を読むメリット
  • プログラミングで作りたいものが見つかります。
  • 転職で有利になるポートフォリオを作れます。
目次

【プログラミング】作りたいものが思い浮かばない原因と対処法

【プログラミング】作りたいものが思い浮かばない原因と対処法

プログラミング学習やエンジニア転職において、自分で何かを作ることは重要です。

自分で考え何かを作ることこそが、最大の勉強だからです。

そもそもプログラミングは、何かを作るための手段です。
作りたいものがないなら、プログラミングをやる必要はありません

とはいえ最初から目的があってプログラミングを始める人は少数派
そのため初心者は高確率で、「何か作ってみましょう」の壁にぶち当たります。

本記事では、それの原因と対処法をご紹介します。

作りたいものが思い浮かばない原因

作りたいものが思い浮かばない原因

作りたいものが思い浮かばない原因は以下です。

原因①:プログラミング自体を目的にしてたから
原因②:できることが少ないから
原因③:現状をあまり疑わないから

それぞれ解説します。

原因①:プログラミング自体を目的にしてたから

原因①:プログラミング自体を目的にしてたから

原因1つ目は、プログラミング自体を目的にしてたからです。

作りたいものが思い浮かぶ人とそうでない人で、以下の違いがあります。

「作りたいものがある人」の動機
  • 〇〇みたいなアプリを作りたい
  • 〇〇ができるサービスを作りたい
「作りたいものが思い浮かばない人」の動機
  • 今後の時代を考えて、ひとまずプログラミングやってみたい
  • 自分には何もないから、とりあえず手に職をつけたい

目的がある人は、最初からすでに作りたいものが決まっています。
そのため、作りたいものが思い浮かばないという状況にはなりません。

一方で作りたいものが思い浮かばない人は、プログラミングを学ぶことをゴールにしています

そのため学習を終えた段階でゴールしてしまい、次やることが見つからなくなります。

原因②:できることが少ないから

原因②:できることが少ないから

原因2つ目は、できることが少ないからです。

例えば、包丁の性能や使い方は、だいたいの人がわかると思います。

  • どんな用途に使うか
  • どんな用途に使ってはいけないか
  • どんなものが切れるか、切れないか
  • どんな切り方のテクニックがあるか
  • どんなメンテナンスの方法があるか

わかっているからこそ、いろんな場面で応用的な使い方ができます。

プログラミングも同じです。
性能や使い方を理解するから、いろんな用途に応用できるもの。

その使い方にまだ慣れていないため、作りたいものが浮かばないのです。

原因③:現状をあまり疑わないから

原因③:現状をあまり疑わないから

原因3つ目は、現状をあまり疑わないからです。

アプリやサービスを開発する企業や人は、以下のように常に現状を疑います

  • もっと便利にならない?
  • もっとどうらくできない?
  • このアプリ、ここ不便じゃない?

自分しか悩まないような、かなり細かいことにも着目し、思考します。

一方作りたいものが思い浮かばない人は、現状をあまり疑いません

  • いまの現状に満足し、疑わない
  • 不便を感じても、仕方ないといって片付ける

いいアイデアは、疑いや疑問から生まれます。

そのため疑わない人にとって、自分で作りたいものを考えるのは難しいといえます。

思い浮かばない時の対処法6つ

思い浮かばない時の対処法

作りたいものが思い浮かばない時の対処法は以下の6つです。

対処法①:できることを増やす
対処法②:自分が感じた不満に注目する
対処法③:ハードルを下げる
対処法④:マネをかけ合わせる
対処法⑤:友人に悩みや不満を聞く
対処法⑥:ポートフォリオ支援を利用する

それぞれ見ていきましょう。

対処法①:できることを増やす

対処法①:できることを増やす

対処法1つ目は、できることを増やすこと。

できることを増やさないと、作りたいもののバリエーションも増えないからです。

悩む人

じゃあできることを増やすにはどうするの?

と気になる方もいると思います。

そのような方は、まずCRUD機能がついた家計簿アプリを作るのがおすすめです。

CRUDとは?

データ操作の際、最低限必要になる4つの機能の頭文字を並べた言葉。

  • Create(登録)
  • Read(読み込み)
  • Update(更新)
  • Delete(削除)

最初のうちは家計簿の作成も、かなり苦労します。

しかしCRUDは、どんなサービスにも必ず使われます。
いい勉強になるし、できることも確実に増えます

とはいえ家計簿アプリやサービスは、すでに良質なものがたくさんあります。
あくまで、「できることを増やす」目的で作るのがいいでしょう。

対処法②:自分が感じた不満に注目する

対処法②:自分だけの問題を見つける

対処法2つ目は、自分が感じた不満に注目すること。

つまり、

あなた自身が少しでも感じた「〇〇だったらいいのに」をキャッチアップしよう

ということです。

例えば、

  • 食べたラーメンの情報とか感想を記録できるアプリないかな。
  • このアプリなんで削除するまでこんな大変なんだろ。普通に削除ボタンつければいいのに。

あなた自身もこのように、小さな不便や不満を感じたことがあるはずです。

自分しか悩んでなさそうなニッチなもの
細かすぎて誰にも伝わらないようなもの
ここにこそ、独自性やオリジナリティがあります。

自分が感じた不満にもっと注目しましょう。
それを解決する術を考えると、作りたいものが生まれます。

対処法③:ハードルを下げる

対処法③:ハードルを下げる

対処法3つ目は、ハードルを下げるです。

初心者が作るポートフォリオのレベルは、たかが知れているからです。

面接用の成果物、ハイレベルなポートフォリオ…。
このように聞くとハードルが高く聞こえがちです。

しかし、転職ではそれほど高レベルのものは求められません。
どちらかというと、重視されるのは以下です。

  • 独自性があるか
  • そのポートフォリオでどんな問題を解決できたのか

必ずしも世の中に存在しないものを0から作る必要はありません。
オリジナリティがあり、自分or誰かの小さな悩みを解決できればOKです。

悩む人

でも、どうせ作るなら立派なものがいい。

と思う気持ちもわかります。

しかし、レベル低いものをたくさん作るほうが上達は早いです

それに最初から立派なものを目指すと時間もかかり、挫折の原因になります。

初心者にそれほど立派なものは求められてません。
プライドは捨てて、ハードルを下げましょう。

対処法④:マネをかけ合わせる

対処法④:マネをかけ合わせる

対処法4つ目は、マネをかけ合わせることです。

例えば、以下のような感じです。

  • 「大手企業の有名サービスの要素」×「Qiitaで見つけたポートフォリオ」
  • 「Web家計簿」×「プロゲートのような見た目」
  • 「某大手質問サイトの要素」×「某大手掲示板の要素」
  • 「プロデザイナー自己紹介サイトデザイン」×「簡単なシューティングゲーム」

色んなサイトやサービスをたくさん見ること。
そのうえで、いいと思った要素をかけ合わせてみること。

かけ合わせるものは何でも構いません
あなたが好きなもの、気になるもの、なんでも取り入れましょう。

かけ合わせるものが増えれば増えるほど、オリジナリティや独自性は増します。

ひとつを丸パクリするのはNGです。
パクるなら、複数をかけ合わせることです。

発信のアイデア浮かばない時は「マネ×マネ×マネ×マネ」を試してみては。

ひとつのコンテンツを丸っとマネするのはNG。
4~5つくらいはかけ合わせる。多いほどオリジナリティが増す。

実際のところインスタのストーリー機能ってスナチャの丸パクリ。
世界の巨大企業ですら、よそをパクってる。

対処法⑤:友人に悩みや不満を聞く

対処法⑤:友人に悩みや不満を聞く

対処法5つ目は、友人に悩みや不満を聞くことです。

自分では絶対に思い浮かばないような斬新なアイデアや視点が手に入るからです。

あなたの身近な人や友人、家族でもいいでしょう。

  • 何かアプリやサービスを使っていて、少しでも不便だなと思うこと
  • 〇〇だったらいいのに、みたいな不満点
  • 〇〇みたいなサービスあればいいのに、みたいな理想

などがないか聞いてみましょう。

その友人から得た悩みや不満を、ポートフォリオに落とし込むのもいいでしょう。
もしくはその悩みを解決するために、アプリを作ってみるのもいいでしょう。

プログラミングの本質は、お悩み解決
誰かの意見はとても貴重です。

対処法⑥:スクールでポートフォリオ作成支援を利用する

対処法⑥:ポートフォリオ支援を利用する

上記で紹介したことを意識しても、どうしても思いつかない場合もあるでしょう。

その場合は、スクールのポートフォリオ作成支援を利用するのがおすすめ。
現役エンジニアの講師が、

  • 面接で初心者に求められる技術やニーズ
  • ポートフォリオで評価につながるアピールポイント

を教えてくれるからです。

ポートフォリオ作成支援サービスを導入しているスクールは以下です。

ポートフォリオ作成支援がついたスクール
  • TechAcademy:規模・知名度No1。ポートフォリオ作成支援も定評。
  • ポテパンキャンプ:Web系ポートフォリオを作るならここ。提携企業も自社開発がメイン。

しかしポートフォリオの作成をスクールに丸投げ、というスタンスではいけません。

スクールの支援はあくまで補助輪。
ペダルを漕ぐのは、自分自身です。

オリジナルのものを作るために、必要な努力はすべてやりきる。
こういった覚悟は忘れないようにしましょう。

たとえショボくても、全く問題なし

たとえショボくても、全く問題なしです
悩む人

ポートフォリオや成果物で作るものが思い浮かばない

と悩む方は、おそらく転職も視野に入れていることと思います。

エンジニア転職の際のポートフォリオですが、ハイレベルなものでなくてもOKです

面接官を「おぉこれはすごい!」と言わせられるなら、それに越したことはありません。
しかし、実務未経験の状態でそれを成し遂げるのはかなり難しいです

前述しましたが、エンジニア転職で必要なのは、以下です。

  • 独自性があるか。
  • そのポートフォリオでどんな問題を解決できたのか。
  • 人柄。一緒に働いてて楽しそうか。

求められるものはポートフォリオの出来栄えより、オリジナリティです。
そして「その成果物で、自分or誰かの悩みを解決できた」というエピソードです。

言わずもがな、プログラミングスクールの教材をポートフォリオにするのは論外。
不恰好なオリジナルのポートフォリオの方が、まだ評価は高いです。

まとめ

まとめ

以上、プログラミングで作りたい者が思い浮かばない原因や対策を紹介しました。

プログラミングの本質は、お悩み解決です。

ニッチで細かすぎるものでも構いません。
自分もしくは誰かの悩みを解決する、そのような成果物を意識してみてください。

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