もうIT業界に疲れた。
どうしたらいいだろう?
やめるべきか否か、どう見極めるといい?
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
IT業界に漠然と疲れることは、誰にでもある
— モリ|フリーランスWebライター (@MockRoll) June 4, 2023
そうなったら、まずは原因究明が大切
・IT業界に原因があるのか
・今いる企業に原因があるのか
・単なる気分の問題なのか
これらを明確にしたうえで、他業界に転職なり、独立なり、様子見なり、対策をとろう#駆け出しエンジニアと繋がりたい
IT業界に漠然と疲れることは、誰にでもある
そうなったら、まずは原因究明が大切
・IT業界に原因があるのか
・今いる企業に原因があるのか
・単なる気分の問題なのかこれらを明確にしたうえで、他業界に転職なり、独立なり、様子見なり、対策をとろう
- IT業界に疲れたときの適切な対処法がわかります。
- やめるべきか否かの適切な判断ができ、後悔を防げます。
【IT業界に疲れた】その原因は会社?見極めと対策を紹介
IT業界で働いているものの、疲れて「辞めたい」と感じてしまう方も多いでしょう。
本記事で言いたいことは、以下のとおりです。
IT業界に疲れたなら、まずはその原因がIT業界か会社かを見極めよう。
本記事を書いている僕は、以前エンジニアとして業務システム開発会社で働いていました。
現在フリーランスですが、疲れてやめたい方の気持ちは痛いほどわかります。
そんな僕の観点と経験から、見極め方法と具体的な対策も紹介していますので、参考にしてください。
IT業界自体をやめたほうがいいケース
以下に該当するなら、IT業界そのものに疲れています。
その①:勉強量が多くて疲れた
その②:納期など期限に追われる仕事に疲れた
その③:機械を相手にする仕事が疲れた
その④:会話が少なくて苦痛を感じる
他の業種に転職するなど、対策したほうがいいでしょう。
それぞれご紹介します。
その①:勉強量が多くて疲れた
勉強量の多さに疲れているなら、IT業界自体をやめたほういいです。
IT業界で働く以上、どうしても勉強は避けてとおれません。
新しい技術や言語が次から次へと生まれ、その都度知識のアップデートを強いられるからです。
勉強することや新しいことが嫌いなら、IT業界から退いたほうが賢明でしょう。
その②:納期など期限に追われる仕事に疲れた
納期に追われる仕事に疲弊しているなら、IT業界自体をやめたほうがよさそうです。
IT業界にいる以上、納期や期限から逃れることは基本的にできません。
これはITのみならず、世の中のほとんどの仕事がそうです。
納期に迫られるプレッシャーを避けたいなら、何かしら自分でサービスを作るのがいいでしょう。
その③:機械を相手にする仕事が疲れた
IT業界はPCやタブレット、スマホなど、機械を相手にする仕事。
コミュニケーションが必要な場面はたしかに多いですが、やはり機械と接している時間のほうが圧倒的に長いです。
IT業界で活躍する人は、「機械が好きで1日中触ってられる」という人が多い傾向にあります。
機械相手の仕事に嫌気が差すなら、IT業界は合ってないかもしれません。
その④:会話が少なくて苦痛を感じる
会話の少なさに苦痛を感じている人も、IT業界自体をやめたほうがいいです。
職種によりますが、たとえばエンジニアだと裏方業務なので、人と話す機会は少ない傾向にあります。
「もっと外に出て、人と会話がしたい」という方なら、IT業界以外にうつったほうが成功の可能性は高いでしょう。
もしくはプロジェクトマネージャーなど、上流工程を目指すことをおすすめします。
IT業界のままでいいから会社を変えたほういいケース
以下に該当するなら、IT業界ではなく会社に疲れています。
その①:人間関係が悪くて疲れた
その②:時間外労働が多くて疲れた
その③:給料が思ったより低くて不満
その④:スキルアップができない
IT業界のままでいいから、会社を変えたほうがいいでしょう。
それぞれご紹介します。
その①:人間関係が悪くて疲れた
人間関係に疲れているなら、それは会社側に問題があります。
IT業界というより、会社を変えれば改善する可能性が高いです。
ただIT業界は専門職なので、傾向としてどの会社もクセモノは多いです。
人間関係そのものを絶ちたいなら、独立してフリーランスのエンジニアになることをおすすめします。
以前の記事、たしかにエンジニアって、性格悪い人多いかも【理由&対策】も参考にどうぞ。
その②:時間外労働が多くて疲れた
時間外労働の多さに疲れているなら、会社を変えたほうがいいです。
たしかにIT業界は傾向として、全体的に残業や休日出勤が多いです。
とはいえそれは企業によりけりで、現代では時間外労働を減らす企業も増えています。
時間外労働が常態化していて、改善の余地もないなら、すぐにやめたほうがいいです。
その③:給料が思ったより低くて不満
給料が低くて不満を感じているなら、IT業界のまま会社を変えましょう。
いまの会社でがんばり続けるより、今より高い給料を支払ってくれる会社に行くほうが、手っ取り早く年収を上げられます。
参考として、以前の記事、エンジニアは転職して当たり前だけど、繰り返せば不利になるもご覧ください。
その④:スキルアップができない
スキルアップできない環境に悩んでいるときも、会社を変えたほうがいいです。
単純なExcelなどの打ち込み作業、テスト業務など、いわゆる「雑用」ばかり任せる企業は少なくありません。
手に職がつきスキルアップできることが、IT業界のメリットです。
そのメリットを求めるなら、すぐにでも他のIT企業にうつりましょう。
以前の記事、エンジニアなのにエクセル作業ばかり…?原因と対策をご紹介!も参考にどうぞ。
IT業界に疲れたときの選択肢
IT業界に疲れたときの選択肢としては、以下のようなものがあります。
その①:まったくの他業種に転職する
その②:おなじIT業界のまま会社を変える
その③:フリーランスとして独立する
それぞれ解説します。
その①:まったくの他業種に転職する
IT業界そのものから退き、まったくの他業種に転職する方法です。
いまや「IT業界は将来性が高い」などと言われますが、もちろんIT業界がすべてではありません。
IT業界以外でも、将来性の高い業界は存在します(記事後半で紹介しています)。
「せっかくIT業界にいるから…」と、我慢して続けるのは、時間がもったいないです。
その②:おなじIT業界のまま会社を変える
おなじIT業界のまま、会社を変えるという選択肢です。
人間関係や給料といった「会社を変えれば解決する問題」なら、必ずしもIT業界から退く必要はありません。
その③:フリーランスとして独立する
IT業界で培った知識を活かし、フリーランスとして独立するという選択肢です。
人間関係から開放され、時間にも縛られない、いわゆる「自由な働き方」が実現できるメリットがあります。
しかし実績や経験が浅いと仕事が途切れやすく、収入が安定しないデメリットもあります。
筆者の僕は現在フリーランスですが、なりたての頃はクラウドワークスやレバテックフリーランスで、安定収入を得ることができました。
原因がわかったら早めに行動しよう!
疲れた原因がIT業界なのか、それとも会社なのか。
それがわかったら、なるべく早めに行動することが大切です。
転職は渋れば渋るほど、どんどん行動にうつすことが難しくなるからです。
たとえば年齢を重ねるほど、転職の成功率は下がります。
それだけでなく自身の行動力も低下していくため、だんだん動くのが億劫にもなるでしょう。
原因がIT業界か会社か、どちらにせよ今よりもいい環境は世の中にたくさんあります。
失敗を恐れずにまずは決断し、その後どう動いていくかが大切です。
- リクルートエージェント:求人数や知名度、規模感でNo.1。
- マイナビジョブ20’s:20代、第二新卒向け。アドバイザーの質も高い。
- doda:使い勝手のよさに定評。案件数豊富で、IT求人も盛りだくさん。
IT業界に疲れやすい人の特徴
IT業界に疲れやすい人には、以下のような特徴があります。
その①:新しいことを勉強するのが苦痛
その②:残業はせずに効率よく稼ぎたい
その③:そもそもITにそれほど興味がない
それぞれ解説します。
その①:新しいことを勉強するのが苦痛
新しいことの勉強、知識のアップデートが苦痛な人は、IT業界に疲れやすいです。
IT業界で活躍したり、大きく稼ぐには、新しい技術の勉強は必要不可欠だからです。
「IT業界は、勉強嫌いには向かない業界」ということは、念頭に置いておく必要があります。
その②:残業はせずに効率よく稼ぎたい
「残業はせずに、短い時間で効率よく稼ぎたい」という方も、IT業界では消耗しやすいです。
企業によりますが「IT業界は残業が多い」のは、事実としてあるからです。
残業が多いうえ、休日出勤を強いられたり、クライアントの理不尽な要望で時間がとられたり…。
このようなこともたくさんあります。
余計な時間を削って効率よく稼ぎたいなら、フリーランスとして独立するのもひとつです。
その③:そもそもITにそれほど興味がない
言わずもがなですが、ITに興味がない人は、IT業界で疲れやすいです。
IT業界で活躍する人の多くは、ITに強い興味をもっていたり、PCなどの機械が大好きな方ばかりです。
ある意味、「好きでないと成り立たない仕事」といっても過言ではありません。
IT業界から他業界に転職するのは難しい?
IT業界は専門職だから、他の業界に転職するのは難しいんじゃ…?
と考える人は少なくありません。
しかしIT業界からまったくの他業界に転職することは、十分に可能です。
IT業界で培った強みは、他の業界でも高く評価されるからです。
たとえばIT業界にて、専門知識を習得し、IT業界で貢献してきただけのち的好奇心や行動力は、存分にアピールできます。
たとえIT業界から離れても、その経験は必ず別の分野で活かせます。
自分の可能性に蓋をすることなく、胸を張って積極的に他の業界に挑戦しましょう。
「IT業界をやめてよかった」という人の体験談
この章では、「IT業界をやめてよかった」という方の体験談をご紹介します。
エンジニアをやめてよかった理由
- 定年まで働く姿をイメージできるようになった
- 地元で働くことができた
- 向いてないと思って辞めた、SEの経験が活きた
『SEを辞めてよかった』と言っている人に共通して言えることは、SEとしてのキャリアが浅かった、というのが挙げられます。
何が言いたいかと言うと、SE・IT業界を完全に辞めるような転職は社会人3年未満まで、ということです。これ以上、社会人としての経験を積んでしまうと、転職成功率はぐっと下がります。
その理由は、企業はある程度の年齢の人には即戦力を求めるためです。個人的には『ゼロからスタートさせてください!』と思っているかもしれませんが、企業は社員を管理職にさせていきたいと考えています。
管理職になるためのキャリアプランを考えた時、それなりの年齢をした人を新卒と同じスタートラインに置くと、管理職にさせるためのキャリアプランが描けないんです。
SE自体を辞めたいなら、SEを辞めてよかったと思いたいなら、できるだけ早い段階で行動しましょう。SEを10年続けてみた結果!転職したくてもできなくなった…
IT業界をやめてしまったとしても、趣味や副業でエンジニアとしてパソコンと向き合う方も多いようです。
正社員エンジニアとして業務学んだことを生かして、納期に終われずに楽しくプログラミングをする生活は有意義な時間になりそうですね!やまやまブログ
SEの方が辞めてよかった理由は以下の8つ。
- 自社サービスの開発ができるようになった
- 休日出勤がなくなった
- 客先常駐がなくなった
- 残業が減って働きやすくなった
- 女性のライフイベントに考慮されるようになった
- 給料が上がった
- 人間関係の悩みから解放された
- 心の平穏を取り戻せた
IT業界はたしかに、需要も高く将来性もある業界です。
しかし、IT業界から離れることでプラスに転じている人もいます。
IT業界をやめるデメリットばかり考えるより、成功イメージを想像しつつ行動しましょう。
我慢して続けるのはNG【意味ない】
「IT業界に疲れた」と言いつつ、我慢して続けることはおすすめしません。
IT業界で我慢して続けても、改善する可能性は極めて低いからです。
それに精神衛生上、決していいことではないため、人生における幸福度も下がります。
我慢しても誰の得にもならず、自分の心身を削る結果となってしまいます。
我慢するくらいなら、重い腰を上げて行動することが大切です。
IT業界以外でこれから必要とされる業種は?
IT業界以外で、これから必要とされる業種を、以下のとおり紹介します。
その①:電子部品・半導体関連
その②:倉庫・物流関連
その③:農業関連
その①:電子部品・半導体関連
電子部品や半導体関連は、IT需要の拡大に伴って、これから必須とされる業界といえます。
PC、スマホ、タブレットなどのデジタルデバイス、また自動車、家電製品全般において、必ず必要となるものだからです。
現にコロナ禍による生産ラインの減少、またウクライナ侵攻の影響によって、半導体の供給不足は改善されていません。
そのような影響もあって、今後の著しい成長に期待がかかっています。
その②:倉庫・物流関連
倉庫や物流系業界も、今後必ず必要とされていくでしょう。
現代の倉庫・物流業界は、IT技術の導入により、現在進行系で成長を続けているためです。
EC業界の盛り上がりに伴い、
- 物流数の増加
- IT技術による生産性向上
の観点で、需要はさらなる拡大を見せるでしょう。
その③:農業関連
農業も、これから必要とされる業界のひとつです。
人の生命の源である「食」に直接かかわるもので、安定した需要があるからです。
それだけでなく、近年の農業はAIやドローンなどのIT技術による技術をふんだんに盛り込むことで、「生産性」と「品質」、両方を向上させています。
まとめ
以上、IT業界に疲れてしまう原因の見極め方と対策を紹介しました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- IT業界に疲れたと感じたら、IT業界と会社、どちらが原因か見極める。
- 勉強嫌いや納期に追われる苦痛なら、IT業界を退くのがおすすめ。
- 人間関係や給料面なら、会社をやめよう。
- 年齢とともに転職は難しくなるので、早めの行動がおすすめ。
- 選択肢として、フリーランスとして独立するという手段もある。
- IT業界から退いて、プラスに転じる人もたくさんいる。
漠然とIT業界に対し、疲れてしまうことは誰にでもあります。
そこでしっかり原因を突き詰め、
- IT業界から離れる
- IT業界のまま、会社を変える
- フリーランスとして独立する
- 気分の問題だから様子見する
など、早い段階で適切な対策をとるのが、成功への近道でしょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。