フリーランスの大変なところ10選と対処法【現役フリーランス体験談】

悩む人

フリーランスってどんなところが大変?
リアルな経験談が知りたい。

とお悩みの方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

フリーランスになって大変と思うこと
・収入が不安定
・実績と経験ないと見向きもされない
・体調崩したらダイレクトに収入に響く
・確定申告が面倒
・自宅以外で作業がはかどらない

とくに経験と実績
大変でも、なるべく独立前に用意を

この記事を読むメリット
  • フリーランスは何が大変なのかわかり、対策ができます。
  • フリーランスになってから後悔することを避けられます。
目次

フリーランスの大変なところ10選と対処法【現役フリーランス体験談】

フリーランスの大変なところ10選と対処法【現役フリーランス体験談】

フリーランスになりたいけど、どんなところが大変で、どんな対策をしたらいいのか、不安に思う方は少なくないでしょう。

今回の記事では、2020年10月からフリーランスとして活動を続けている筆者が、

  • フリーランスの大変なところ10選
  • フリーランスの大変さを軽減するための対策3つ
  • 独立前にやって欲しいこと3つ

を、実体験ベースで紹介します。

独立前の不安を解消し、失敗や公開を避けるためにも、参考にしてください。

フリーランスになって大変と思ったこと10選

フリーランスになって大変と思ったこと10選

フリーランスになって大変と思ったこと10選は、以下のとおりです。

  • その①:収入が安定しない
  • その②:税金の支払いがきつい
  • その③:実績と経験がないと仕事を取れない
  • その④:競合が多い
  • その⑤:確定申告が面倒
  • その⑥:自宅以外での作業がはかどらない
  • その⑦:不明点をクライアントに聞きにくい
  • その⑧:体調を崩したらダイレクトに収入に響く
  • その⑨:意図的に休むのは意外と難しい
  • その⑩:他人と話さないため孤独を感じる

それぞれ解説します。

その①:収入が安定しない

その①:収入が安定しない

収入の不安定は、8~9割のフリーランスが実感している大変さといっていいでしょう。

主な理由は、仕事が途切れることが珍しくないからです。

フリーランスは会社員のように、雇用契約を結ぶわけではありません。

なのでクライアント都合(予算や人員)や、もしくはフリーランスのスキル不足などが原因で、依頼が途切れることはザラです。

その②:税金の支払いがきつい

その②:税金の支払いがきつい

税金の支払いも、フリーランスの大変な点といえます。

フリーランスに限らず、会社員も同じように税金は払うわけですが、

  • 会社員=税金が自動で引かれた状態で、給料をもらえる
  • フリーランス=税金は納付書が家に届き次第、自分で支払う

という違いがあるので、感じ方としてフリーランスのほうが大変です。

その③:実績と経験がないと仕事を取れない

その③:実績と経験がないと仕事を取れない

フリーランスは「実績および経験」がないと、仕事を取れないどころか、見向きもされません。

発注する側の立場で考えるとわかりますが、実績も経験もないような人に、大切なお金を払いたいと思う人はいないからです。

実績と経験がゼロの状態でフリーランスになった筆者は、この点は本当に大変でした。

その④:競合が多い

その④:競合が多い

クラウドソーシングサイトを眺めていると分かりますが、フリーランスは競合が多いです。

ちょっといい条件の仕事となると、一つの案件に50~100件の応募が殺到していたりします

ほとんどが駆け出しフリーランスですが、中には立派な実績と経験をもった玄人もいます。

「こういった方々と戦っていかなければならない」と感じてしまうため、大変です。

その⑤:確定申告が面倒

その⑤:確定申告が面倒

確定申告は専門的な経理やお金の知識が必要になるので、とくに初めてだとかなり大変です。

会計ソフトを使えばだいぶラクになるものの、大まかな経理の概念などを理解していないと、使い方に慣れるまで時間がかかります

この確定申告をしたくないがために、会社員を選ぶ方もいるくらいです。

その⑥:自宅以外での作業がはかどらない

その⑥:自宅以外での作業がはかどらない

カフェや山奥など、場所を問わず働くフリーランスを見て、羨ましいと思う方もいるでしょう。

もちろん人にもよりますが、自宅以外での作業はイマイチはかどりません

たとえば「生産性アップのために自宅の作業環境をしっかり整えている人」とかだと、その傾向が顕著に出ます。

その⑦:不明点をクライアントに聞きにくい

その⑦:不明点をクライアントに聞きにくい

リモートワークがメインのフリーランスは、不明点をクライアントに聞きにくいのが大変です。

会社員の場合、不明点は担当の人や隣の人に、サッと聞くことができます。

しかしリモートワークのフリーランスの場合、基本的に仕事の内容は、テキストやマニュアルで理解することになります。

どうしても理解できない点があった場合、チャットや文章で教えてもらうか、オンライン面談の時間を作ってもらわなければなりません。

その⑧:体調を崩したらダイレクトに収入に響く

その⑧:体調を崩したらダイレクトに収入に響く

体調を崩したらダイレクトに収入に響くことも、フリーランスの大変なところです。

会社員の場合、体調を崩して休んでも、有給を当てれば収入には響きません。

しかしフリーランスには有給などないので、体調を崩してダウンしている間は無収入です。

その⑨:意図的に休むのは意外と難しい

その⑨:意図的に休むのは意外と難しい

こちらも人によりますが、休むことに罪悪感を感じてしまうのも、フリーランスの大変な点です。

フリーランスは資産収入でもない限り、休んでいる間は収入が発生しないからです。

こういった背景からうまく休みを取り入れられず、セルフブラック状態になる方もいます。

以前の記事、フリーランスが休むことに罪悪感を感じる理由は?対策も紹介も参考にどうぞ。

その⑩:他人と話さないため孤独を感じる

その⑩:他人と話さないため孤独を感じる

フリーランスは会社員と比べると、他人と会話する機会が少ないです。

そのため孤独を感じてしまうのも、フリーランスの大変な点といえます。

人と会話はオキシトシンという幸せホルモンを分泌させるので、ストレス緩和に役立ちます。

なのでコミュニケーションを完全に断つのは、あまり好ましくはありません。

フリーランスの大変さを軽減させるための方法5つ

フリーランスの大変さを軽減させるための方法5つ

フリーランスの大変さを減らずための方法は、大きく次の5つになります。

  • その①:健康意識を高くもつ
  • その②:収入源は分散させる
  • その③:会計ソフトを有効活用する
  • その④:フリーランスエージェントやクラウドソーシングを活用する
  • その⑤:フリーランスのコミュニティに参加する

それぞれご紹介します。

その①:健康意識を高くもつ

その①:健康意識を高くもつ

フリーランスは仕事面はもちろん、体調管理も自己責任です。

もし体調を崩してしまった場合、有給などもなければ、誰かがサポートしてくれるということもありません

逆に身体さえ健康なら、新しいことに挑戦することも、お金を稼ぐことも可能

フリーランスはすべて自己責任なので、健康意識は高くもちましょう。

なにごとも身体が資本です。

その②:収入源は分散させる

その②:収入源は分散させる

収入源は分散させることも、フリーランスとしては大事なことです。

たとえば収入源がひとつしかないと、それが途切れたとき、収入はゼロです。

しかし分散していれば、ひとつの案件が途切れても、他のクライアントからの収入は残ります

マルチタスクは苦手でも、できる範囲で複数のクライアントからの収入源を確保しましょう。

その③:会計ソフトを有効活用する

その③:会計ソフトを有効活用する

会計ソフトを有効活用することで、確定申告がグッとラクになります。

筆者はフリーランスになってから最初の2年、会計ソフトを使わずに確定申告をしていました。

3年目からようやく会計ソフトのFreeeをまともに使い始めたのですが、確定申告にかかる時間に天と地ほどの差がありました

なのでフリーランスとして独立したらすぐFreeeに登録し、収支の入力や使い方を把握しておくのが賢明です。

その④:フリーランスエージェントやクラウドソーシングを活用する

その④:フリーランスエージェントやクラウドソーシングを活用する

フリーランスの収入源探しとして、エージェント、およびクラウドソーシングは活用しましょう。

独立当初はとくに、自力で営業してもなかなか仕事をとることは困難です。

フリーランスエージェントとクラウドソーシングは、独立したてのフリーランスが収入源を得るための、もっとも効率のいい手段といっていいでしょう。

筆者が実際に使ったサイト

クラウドワークス:クラウドソーシングサイトでは、知名度・案件数ともにNo1。

レバテックフリーランス:登録者数・知名度でNo1。担当者も丁寧で優しい。

MidWorks:会社員なみの福利厚生。サポートも丁寧で手厚い。

その⑤:フリーランスのコミュニティに参加する

その⑤:フリーランスのコミュニティに参加する

フリーランスのコミュニティに積極的に参加し、情報交換や交流を図るのも、大変さを減らずうえで有効です。

おなじ経験をし、おなじ悩みを抱えている人どうしで会話をすることは、ストレス緩和に大きく貢献します。

また、人脈形成の意味合いでも有効なので、仕事に直結する可能性も上がります。

フリーランスになってよかったと思うこと3つ

フリーランスになってよかったと思うこと3つ

フリーランスの大変な点を紹介してきましたが、「フリーランスになってよかった」と思うことももちろんあります。

それは大きく次の3つです。

  • その①:人間関係の悩みから開放された
  • その②:仕事を自由に選べるようになった
  • その③:余った時間を自分のために使えるようになった

それぞれ見ていきます。

その①:人間関係の悩みから開放された

その①:人間関係の悩みから開放された

やはり人間関係の悩みからの開放は、もっとも大きなメリットでした。

嫌いな人、合わない人と毎日顔を合わせる必要がないのは、ストレスが大きく減ります。

その②:仕事を自由に選べるようになった

その②:仕事を自由に選べるようになった

やりたい仕事に挑戦、逆にやりたくない仕事は断れることも、よかったと思う点です。

会社員の場合、やりたくないこともある程度引き受けないと、角が立つもの。

仕事を自由に選べるのは、フリーランスの特権です。

その③:余った時間を自分のために使えるようになった

その③:余った時間を自分のために使えるようになった

会社員の場合、早く作業を終えてもその時間で早く帰ったり、自分のために使うことはできません

なので「余った時間なにしよう」と考える必要があり、仕事を思いつかないと周りからの目線も気になります。

フリーランスは早く作業を終えるほど、自分が自由に使える時間が増えます

勉強するも昼寝するもよし、外出してリフレッシュするのも自由です。

そのため時間を有効に使えるようになった点は、よかったと思っています。

フリーランスになる前にやって欲しいこと3つ

フリーランスになる前にやって欲しいこと3つ

現役フリーランスの僕の経験上、独立する前にやって欲しいことは、次の3つです。

  • その①:貯金は十分に貯めておく
  • その②:あらかじめ経験と実績を作っておく
  • その③:作業環境を充実させる

それぞれご紹介します。

その①:貯金は十分に貯めておく

その①:貯金は十分に貯めておく

独立するなら、貯金は十分に貯めておきましょう

会社員をやめた(国民健康保険に切り替えた)あと、間もなく、高い税金の請求書が自宅に届くからです。

その他にも、最初の数ヶ月なかなか仕事が取れなかったり、収入が不安定な時期が続くこともあります。

「十分」というのは、1年間、無収入でも生活できるくらいの金額と考えてください。

その②:あらかじめ経験と実績を作っておく

その②:あらかじめ経験と実績を作っておく

独立する前、会社員時代のうちに、あらかじめ経験と実績は作っておくことをおすすめします。

アピールできる実績と経験があれば、フリーランスとして仕事をとることは簡単になるからです。

クラウドワークスなら行った仕事の内容と件数がしっかり記録されるので、プロフィールページが立派なアピール材料になります。

合間を縫って、副業として始めてみるのがいいでしょう。

その③:作業環境を充実させる

その③:作業環境を充実させる

自宅の作業環境を整えることも、フリーランス独立の前にやっておきたいことのひとつです。

作業環境が整っていないと自宅の誘惑に負け、作業に着手できなかったり、集中することが難しくなるからです。

ちなみに「作業はカフェなど屋外でやる」「自宅は息抜きの場所」と考えている人は、こちらはとくに必要ありません。

まとめ

まとめ

以上、フリーランスになって大変と思ったことや、大変さを減らす対策、独立前にやるべきことなどを紹介しました。

フリーランスは自由だし、スキル次第では高収入も狙える、メリットの多い働き方です。

しかしメリットもあればデメリットも当然あるので、しっかり把握のうえ、事前対策しておくことが大切です。

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