フリーランスってどんなところが大変?
リアルな経験談が知りたい。
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
フリーランスになって大変と思うこと
— モリ|フリーランスWebライター (@MockRoll) September 5, 2023
・収入が不安定
・実績と経験ないと見向きもされない
・体調崩したらダイレクトに収入に響く
・確定申告が面倒
・自宅以外で作業がはかどらない
とくに経験と実績
大変でも、なるべく独立前に用意を#駆け出しエンジニアと繋がりたい #フリーランスになりたい
フリーランスになって大変と思うこと
・収入が不安定
・実績と経験ないと見向きもされない
・体調崩したらダイレクトに収入に響く
・確定申告が面倒
・自宅以外で作業がはかどらないとくに経験と実績
大変でも、なるべく独立前に用意を
- フリーランスは何が大変なのかわかり、対策ができます。
- フリーランスになってから後悔することを避けられます。
フリーランスの大変なところ10選と対処法【現役フリーランス体験談】
フリーランスになりたいけど、どんなところが大変で、どんな対策をしたらいいのか、不安に思う方は少なくないでしょう。
今回の記事では、2020年10月からフリーランスとして活動を続けている筆者が、
- フリーランスの大変なところ10選
- フリーランスの大変さを軽減するための対策3つ
- 独立前にやって欲しいこと3つ
を、実体験ベースで紹介します。
独立前の不安を解消し、失敗や公開を避けるためにも、参考にしてください。
フリーランスになって大変と思ったこと10選
フリーランスになって大変と思ったこと10選は、以下のとおりです。
- その①:収入が安定しない
- その②:税金の支払いがきつい
- その③:実績と経験がないと仕事を取れない
- その④:競合が多い
- その⑤:確定申告が面倒
- その⑥:自宅以外での作業がはかどらない
- その⑦:不明点をクライアントに聞きにくい
- その⑧:体調を崩したらダイレクトに収入に響く
- その⑨:意図的に休むのは意外と難しい
- その⑩:他人と話さないため孤独を感じる
それぞれ解説します。
その①:収入が安定しない
収入の不安定は、8~9割のフリーランスが実感している大変さといっていいでしょう。
主な理由は、仕事が途切れることが珍しくないからです。
フリーランスは会社員のように、雇用契約を結ぶわけではありません。
なのでクライアント都合(予算や人員)や、もしくはフリーランスのスキル不足などが原因で、依頼が途切れることはザラです。
その②:税金の支払いがきつい
税金の支払いも、フリーランスの大変な点といえます。
フリーランスに限らず、会社員も同じように税金は払うわけですが、
- 会社員=税金が自動で引かれた状態で、給料をもらえる
- フリーランス=税金は納付書が家に届き次第、自分で支払う
という違いがあるので、感じ方としてフリーランスのほうが大変です。
その③:実績と経験がないと仕事を取れない
フリーランスは「実績および経験」がないと、仕事を取れないどころか、見向きもされません。
発注する側の立場で考えるとわかりますが、実績も経験もないような人に、大切なお金を払いたいと思う人はいないからです。
実績と経験がゼロの状態でフリーランスになった筆者は、この点は本当に大変でした。
その④:競合が多い
クラウドソーシングサイトを眺めていると分かりますが、フリーランスは競合が多いです。
ちょっといい条件の仕事となると、一つの案件に50~100件の応募が殺到していたりします。
ほとんどが駆け出しフリーランスですが、中には立派な実績と経験をもった玄人もいます。
「こういった方々と戦っていかなければならない」と感じてしまうため、大変です。
その⑤:確定申告が面倒
確定申告は専門的な経理やお金の知識が必要になるので、とくに初めてだとかなり大変です。
会計ソフトを使えばだいぶラクになるものの、大まかな経理の概念などを理解していないと、使い方に慣れるまで時間がかかります。
この確定申告をしたくないがために、会社員を選ぶ方もいるくらいです。
その⑥:自宅以外での作業がはかどらない
カフェや山奥など、場所を問わず働くフリーランスを見て、羨ましいと思う方もいるでしょう。
もちろん人にもよりますが、自宅以外での作業はイマイチはかどりません。
たとえば「生産性アップのために自宅の作業環境をしっかり整えている人」とかだと、その傾向が顕著に出ます。
その⑦:不明点をクライアントに聞きにくい
リモートワークがメインのフリーランスは、不明点をクライアントに聞きにくいのが大変です。
会社員の場合、不明点は担当の人や隣の人に、サッと聞くことができます。
しかしリモートワークのフリーランスの場合、基本的に仕事の内容は、テキストやマニュアルで理解することになります。
どうしても理解できない点があった場合、チャットや文章で教えてもらうか、オンライン面談の時間を作ってもらわなければなりません。
その⑧:体調を崩したらダイレクトに収入に響く
体調を崩したらダイレクトに収入に響くことも、フリーランスの大変なところです。
会社員の場合、体調を崩して休んでも、有給を当てれば収入には響きません。
しかしフリーランスには有給などないので、体調を崩してダウンしている間は無収入です。
その⑨:意図的に休むのは意外と難しい
こちらも人によりますが、休むことに罪悪感を感じてしまうのも、フリーランスの大変な点です。
フリーランスは資産収入でもない限り、休んでいる間は収入が発生しないからです。
こういった背景からうまく休みを取り入れられず、セルフブラック状態になる方もいます。
以前の記事、フリーランスが休むことに罪悪感を感じる理由は?対策も紹介も参考にどうぞ。
その⑩:他人と話さないため孤独を感じる
フリーランスは会社員と比べると、他人と会話する機会が少ないです。
そのため孤独を感じてしまうのも、フリーランスの大変な点といえます。
人と会話はオキシトシンという幸せホルモンを分泌させるので、ストレス緩和に役立ちます。
なのでコミュニケーションを完全に断つのは、あまり好ましくはありません。
フリーランスの大変さを軽減させるための方法5つ
フリーランスの大変さを減らずための方法は、大きく次の5つになります。
- その①:健康意識を高くもつ
- その②:収入源は分散させる
- その③:会計ソフトを有効活用する
- その④:フリーランスエージェントやクラウドソーシングを活用する
- その⑤:フリーランスのコミュニティに参加する
それぞれご紹介します。
その①:健康意識を高くもつ
フリーランスは仕事面はもちろん、体調管理も自己責任です。
もし体調を崩してしまった場合、有給などもなければ、誰かがサポートしてくれるということもありません。
逆に身体さえ健康なら、新しいことに挑戦することも、お金を稼ぐことも可能。
フリーランスはすべて自己責任なので、健康意識は高くもちましょう。
なにごとも身体が資本です。
その②:収入源は分散させる
収入源は分散させることも、フリーランスとしては大事なことです。
たとえば収入源がひとつしかないと、それが途切れたとき、収入はゼロです。
しかし分散していれば、ひとつの案件が途切れても、他のクライアントからの収入は残ります。
マルチタスクは苦手でも、できる範囲で複数のクライアントからの収入源を確保しましょう。
その③:会計ソフトを有効活用する
会計ソフトを有効活用することで、確定申告がグッとラクになります。
筆者はフリーランスになってから最初の2年、会計ソフトを使わずに確定申告をしていました。
3年目からようやく会計ソフトのFreeeをまともに使い始めたのですが、確定申告にかかる時間に天と地ほどの差がありました。
なのでフリーランスとして独立したらすぐFreeeに登録し、収支の入力や使い方を把握しておくのが賢明です。
その④:フリーランスエージェントやクラウドソーシングを活用する
フリーランスの収入源探しとして、エージェント、およびクラウドソーシングは活用しましょう。
独立当初はとくに、自力で営業してもなかなか仕事をとることは困難です。
フリーランスエージェントとクラウドソーシングは、独立したてのフリーランスが収入源を得るための、もっとも効率のいい手段といっていいでしょう。
クラウドワークス:クラウドソーシングサイトでは、知名度・案件数ともにNo1。
レバテックフリーランス:登録者数・知名度でNo1。担当者も丁寧で優しい。
MidWorks:会社員なみの福利厚生。サポートも丁寧で手厚い。
その⑤:フリーランスのコミュニティに参加する
フリーランスのコミュニティに積極的に参加し、情報交換や交流を図るのも、大変さを減らずうえで有効です。
おなじ経験をし、おなじ悩みを抱えている人どうしで会話をすることは、ストレス緩和に大きく貢献します。
また、人脈形成の意味合いでも有効なので、仕事に直結する可能性も上がります。
フリーランスになってよかったと思うこと3つ
フリーランスの大変な点を紹介してきましたが、「フリーランスになってよかった」と思うことももちろんあります。
それは大きく次の3つです。
- その①:人間関係の悩みから開放された
- その②:仕事を自由に選べるようになった
- その③:余った時間を自分のために使えるようになった
それぞれ見ていきます。
その①:人間関係の悩みから開放された
やはり人間関係の悩みからの開放は、もっとも大きなメリットでした。
嫌いな人、合わない人と毎日顔を合わせる必要がないのは、ストレスが大きく減ります。
その②:仕事を自由に選べるようになった
やりたい仕事に挑戦、逆にやりたくない仕事は断れることも、よかったと思う点です。
会社員の場合、やりたくないこともある程度引き受けないと、角が立つもの。
仕事を自由に選べるのは、フリーランスの特権です。
その③:余った時間を自分のために使えるようになった
会社員の場合、早く作業を終えてもその時間で早く帰ったり、自分のために使うことはできません。
なので「余った時間なにしよう」と考える必要があり、仕事を思いつかないと周りからの目線も気になります。
フリーランスは早く作業を終えるほど、自分が自由に使える時間が増えます。
勉強するも昼寝するもよし、外出してリフレッシュするのも自由です。
そのため時間を有効に使えるようになった点は、よかったと思っています。
フリーランスになる前にやって欲しいこと3つ
現役フリーランスの僕の経験上、独立する前にやって欲しいことは、次の3つです。
- その①:貯金は十分に貯めておく
- その②:あらかじめ経験と実績を作っておく
- その③:作業環境を充実させる
それぞれご紹介します。
その①:貯金は十分に貯めておく
独立するなら、貯金は十分に貯めておきましょう。
会社員をやめた(国民健康保険に切り替えた)あと、間もなく、高い税金の請求書が自宅に届くからです。
その他にも、最初の数ヶ月なかなか仕事が取れなかったり、収入が不安定な時期が続くこともあります。
「十分」というのは、1年間、無収入でも生活できるくらいの金額と考えてください。
その②:あらかじめ経験と実績を作っておく
独立する前、会社員時代のうちに、あらかじめ経験と実績は作っておくことをおすすめします。
アピールできる実績と経験があれば、フリーランスとして仕事をとることは簡単になるからです。
クラウドワークスなら行った仕事の内容と件数がしっかり記録されるので、プロフィールページが立派なアピール材料になります。
合間を縫って、副業として始めてみるのがいいでしょう。
その③:作業環境を充実させる
自宅の作業環境を整えることも、フリーランス独立の前にやっておきたいことのひとつです。
作業環境が整っていないと自宅の誘惑に負け、作業に着手できなかったり、集中することが難しくなるからです。
ちなみに「作業はカフェなど屋外でやる」「自宅は息抜きの場所」と考えている人は、こちらはとくに必要ありません。
まとめ
以上、フリーランスになって大変と思ったことや、大変さを減らす対策、独立前にやるべきことなどを紹介しました。
フリーランスは自由だし、スキル次第では高収入も狙える、メリットの多い働き方です。
しかしメリットもあればデメリットも当然あるので、しっかり把握のうえ、事前対策しておくことが大切です。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。