【要チェック】起業したい!そのために事前に知っておきたいこと

起業したい!

と思っている方に向けて、事前に知っておきたい事をまとめました。

出典:誰でも年収1000万円を実現できる“ひとり起業術”|中尾隼人|アルファポリス

目次

起業前に確認しておきたいこと

起業の前に抑えておきたい項目です。

  • 起業時にかかる費用を把握し、払える状態にする
  • 自分の「強み」や「魅力」を活かしたビジネスを考える
  • 自分が参入する市場の情報を調べる
  • 競合になりそうな企業や人について調べる
  • サービスを提供するターゲットについて調べる
  • ターゲットが「お金を払ってでも手に入れたい」と思えるサービスを考える
  • サービスを売るための集客の計画を練る

下記で詳しく説明します。

起業時にかかる費用を把握し、払える状態にする

個人事業と法人化ではかかってくる金額も変わってくるし、場所、インフラ、なども必要になってくる可能性もあります。言うまでもないですが、その費用をしっかり把握し、払える状態にしておかないと間違いなく破綻します。

自分の「強み」や「魅力」を活かしたビジネスを考える

仕事もしくは趣味でも、人よりも出来ると思うこと、周囲からよく任されることを把握しましょう。そして、それを最大限に活かしたビジネスを考えましょう。

自分の強みを活かしたビジネスでないと、競合に抜かれる可能性が高いです。まずは自分の強みや魅力を探してみるといいかもしれません。

自分が参入する市場の情報を調べる

需要がほとんどないような市場に参入すると、いわゆる”負け戦”を繰り返す事になります。

自分が参入する業界は成長期か熟成期か、需要と供給のバランスはどんなものか等、自分が参入する業界の市場は念入りに調べましょう。

競合になりそうな企業や人について調べる

今後ライバルになりそうな企業や相手が「どんな商品」を「いくらで」「どのように売ってるか」などを把握しておくことが重要です。それを把握しておくと、「自分が参入できそうか」「どんな商品をどう売れば勝てるか」という戦略を立てることが出来ます。

サービスを提供するターゲットについて調べる

お客さんがどんな悩みを抱え、どんな商品を欲しがっているのか。サービスを買うことで、どんな結果になることを期待しているのか。深く調べれば調べるほど、かゆいところに手が届く魅力的なサービスを作ることが出来ます。

ターゲットが「お金を払ってでも手に入れたい」と思えるサービスを考える

ターゲットについて調べたら、そのターゲットが求めているサービスが他にあるかを調べます。

そして「自分だからこそ提供できる商品」を考えます。競合他社に勝つためには、お客さんが「わざわざお金を払ってでも買いたい」と思わせる理由が必要です。競合他社には真似できない部分を考えてみましょう。

サービスを売るための集客の計画を練る

集客は最初の難関です。大変だからこそ後回しにしてしまいがちですが、しっかり事前に準備し計画して、やりながら分析、改善のサイクルを回していくことが重要になります。

”知り合いとの起業”には注意が必要

知り合いとの起業には、注意が必要です。仕事内容や金銭面での意見の衝突や、ズレが少なからずあるからです。

知り合いと起業する際には、以下の項目をお互いがしっかり認識し、共有しておくことが重要です。

スタートの際の共有事項

  • なぜ始めるのか?(起業の動機)
  • 誰と始めるのか?(起業のメンバー)
  • いつ始めるのか?(事業開始の時期)
  • どこで始めるのか?(事業の拠点)
  • 何を始めるのか?(最初に提供するサービス)
  • いくらで始めるのか?(お互いが出す資金)

これらはどれも超基本的な内容です。この段階でもめているようであれば、そもそも一緒に起業するのは辞めたほうがいいでしょう。

ゴールの際の共有事項

スタートの際の共有事項が確認できたら、次は”何を事業のゴール地点の目安とするか”、を共有することが大切です。

自分はお店の年間売上を1千万円を本気で目指していたのに、相方は月収20万貰えればいいという考えだったら、遅かれ早かれやる気の部分でギャップが出始めます。

起業の前にお互いのゴールの目安を共有しておかないと、後々でトラブルが起きてしまいます。

通るルートを共有する

通るルートとは、売り方のことです。売り方とは大きく”役割””在り方”に大別されます。

役割

お互いの仕事で責任を負う役割です。その役割を明確にし、それぞれが自分の責任をしっかり果たさないと、「なんか俺だけ大変…」といった感じで、後で不満が出てくることになります。

在り方

言葉遣いやテキスト遣いです。これまでは普通に友人、知人の関係でのコミュニケーションが出来ていても、いざ売上や接客というプレッシャーがある環境では、これまでと同じ話し方では通用しない場合もあります。

初期費用に関して

初期費用を事前に以下に計算するかで、起業直後から赤字スタート、もしくは1年で廃業になることを回避できます。

避けられる失敗は事前に避けるために、付きまとう費用や疑問を潰しておきましょう。

起業の際に付きまとう費用の種類

活動拠点に関する費用

自宅または事務所、バーチャルオフィス、シェアオフィス、店舗などです。自宅の場合はゼロ円になります。

今ではバーチャルオフィスやシェアオフィスのような、住所貸しのサービスも充実しています。新たに店舗を設立する際は、敷金や礼金、水道光熱費なども必要になってきます。

オフィス什器に関する費用

オフィスや店舗家具、OA機器、商品やサービスに必要な備品などがあります。

場所を借りたあとは、机や椅子、パソコンやタブレット、印刷機、照明器具など、仕事を快適に行うための道具が必要ですよね。また飲食店をやる際は食器や調理道具も必要になります。

広告に関する費用

名刺やチラシ、パンフレット、ホームページなど、起業後もサービスを広く知ってもらううえで欠かせない費用になります。

ちなみにチラシは自作して印刷してもいいですが、100枚を超えるようであれば、印刷業者に依頼したほうが圧倒的に安く済む事もあります。

貯金がなくても起業は出来るのか

ゼロ円起業という言葉も一時期流行りましたが、自宅でPC1台で出来るホームページ制作などの仕事であっても、名刺を印刷したり、自分のホームページを公開するためにサーバーと契約したり、少なくとも費用は必要になります。美容室や飲食店を始めるとなると、50万円以上のお金が一気に必要になることもあります。

貯金がなくても業種によっては安く起業できる事もありますが、基本的にゼロ円では起業は出来ないと考えていいでしょう。

お金を融資してもらうとか、借金をして起業するのはアリか

結論、なしです。まずは自分のお金だけで始めてみることをおすすめします。

美容室や治療院のような、需要が期待できる地域ビジネスならありですが、それ以外はおすすめしません。

事業がうまくいくかは確実とは言えないからです。そんな中で借金してしまうと、たとえ成果が出なくても毎月の仕払いが発生してしまい、破綻に繋がります。

今の仕事を辞めるタイミング

「あれこれ悩むより、まず行動してみる」というのがいいという話はよく聞きますが、それは起業までに準備すべきこと、やるべきことが明確になっている場合だけ。それも考えずにとりあえず動くとあっという間に廃業という可能性がグッと高まってしまいます

なので勢いで辞めるのではなく、企業に向けた準備ややることをしっかり行った上で、決断するのが大切。

仕事を辞める際は「立つ鳥跡を濁さず」の精神で

辞め方については、立つ鳥跡を濁さずの精神で円満退社することがいちばん

世の中は自分が思っているより狭いものなので、あえて敵を作る真似はしない方が懸命です。ネガティブな感情を撒き散らすと、回り回って思いもよらぬ角度から自分に返ってくることになるからです。

円満退社する方法をよく調べ、もめないベストなやり方で退職しましょう。

仕事を辞めるタイミング

仕事を辞めるタイミングは、ビジネスプランが出来上がった時です。

端的に言うと、誰に、何を、どのように提供するか、を明確に出来たタイミングです。今までと全く違う世界に飛び込むわけなので、準備と計画は念入りに行いたいものです。

まとめ

以上、”起業の際に事前に知っておきたいこと”でした。

これから起業をする方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

目次