会社員に戻るフリーランスってどう思われる?【←実績次第】

悩む人

フリーランスやってるけど、会社員に戻りたい。
でも会社員に戻るフリーランスってどうなんだろう。
世間とか企業からは、どう思われるかな。

とお悩みの方へ向けた記事になります。

先日のツイートです。

個人事業主の廃業率

1年のうち廃業→37.7%
3年のうち廃業→62.4%
10年のうち廃業→88.4%
※2021年3月 中小企業白書調べ

つまりフリーランスの10年後の生存率は、たった11.6%

どうせ会社員復帰するなら、今のうち実績たくさん作っておくと有利

この記事を読むメリット
  • 抵抗なくフリーランスをやめる決断ができます。
  • 企業が懸念してる点がわかり、面接で有利になります。
  • 会社員復帰の際の懸念点を把握することで、後からの後悔を避けられます。
目次

会社員に戻るフリーランスはどう思われる?【←実績次第】

会社員に戻るフリーランスはどう思われる?【←実績次第】

会社員に戻るフリーランスがどう思われるかは、実績次第です。

実績があれば、以下のように思われます。

採用担当者

フリーランス時代、ちゃんと努力してきた人なんだな。
その経験を活かして、この会社でも活躍してくれるかも。

しかし実績がないと、以下のように思われます。

採用担当者

フリーランス時代、なにしてきたんだろう?
空白でお金なくて応募してきたのかな…。

そのため企業からよく思われたいなら、何かしら実績を作りましょう。

なかなか実績を0→1にできなくて困っているなら、会社員復帰はなるべく早いほうがいいです。

時間が経つほど、空白期間が長い人と思われるからです。

以前の記事、実績は0→1にできる?【余裕です】作り方やポイントを解説!も参考にどうぞ。

会社側がフリーランスに対して心配してること

会社側がフリーランスに対して心配してること

会社側がフリーランスに対して心配してることは、ズバリ以下です。

周りの人とうまく強調してやっていけるのかな?

フリーランスは個人で、会社は組織。

「周りと協調できないからフリーランスになったのでは?」
という懸念はつきものです。


しかし、これも実績で解決します。
実績を見せた上で、

フリーランス

クライアントとのコミュニケーションを大切にしてました。

などと言えば、すんなり企業側の不安は消えます。

コミュニケーション能力に長け、周りとうまくやっていけることを、実績が証明してくれるからです。

フリーランスが転職で不利とされる理由
・まじめにやってたかわからないから
・周りと協調できないと思われるから

でも実績あればコロッと有利になる
・まじめで自発的な姿勢が評価されるから
・円滑に周りと強調できると思われるから

ここでも結局、実績
実績は偉大

フリーランスが会社員に戻ること自体は、まったく問題ない

フリーランスが会社員に戻ること自体は、まったく問題ない

会社員復帰のときの企業からの印象は、実績の有無で大きく左右されるのは事実。

とはいえ、フリーランスが会社員に戻ること自体はまったく問題ありません。

実際、いろんな事情で会社員に戻る人はたくさんいます。

会社員に戻るフリーランスはたくさんいる

実際に10年フリーランスを続けられている人は、たった10%です。

2021年3月、中小企業白書が統計を行っています。
個人事業主の廃業率は以下のとおり。

個人事業主の廃業率
1年のうちに廃業

37.7%

3年のうちに廃業

62.4%

10年のうちに廃業

88.4%

つまり個人事業主の10年後の生存率は、たった11.6%ということ。
約90%が、個人事業主を諦めているのです。

フリーランスになるのは簡単です。
しかし続けていくことは、簡単ではないのです。

フリーランスが会社員に戻るよくある理由

フリーランスが会社員に戻るよくある理由

フリーランスが会社員に戻るよくある理由は主に以下の3つです。

第1位:お金
第2位:社会的信用
第3位:孤独

第1位:お金

第1位:お金

もっともよくある理由が、やはりお金です。

お金さえ安定して稼げれば、まず会社員に戻ろうなどと考えないと思います。

第2位:社会的信用

第2位:社会的信用

いわゆる世間体です。

  • 結婚対象から外されるかも
  • 近所の人からニートと思われてるかも

このように、周りからの目線を気にして会社員になる方も多いです。

またフリーランスとして順調でも、歳を重ねれば結婚などライフスタイルの変化もあります。

  • 住宅ローンの審査
  • クレジットカード作成
  • 出産手当金
  • 傷病手当金

これらの事情で、会社員を選択する方もいます。

第3位:孤独

第3位:孤独

フルリモートのフリーランスの場合、他人との会話が激減します。

そのため孤独を感じ、鬱のような状態になり、会社員復帰を検討します。

さんざん人間関係に苦しんでフリーランスを選んでも、いざ会話がなくなると孤独です。

「他人との会話」は思っている以上に、ストレス解消に効果があります。

フリーランスが会社員に戻る際に覚悟しておくこと

フリーランスが会社員に戻る際に覚悟しておくこと

フリーランスが会社員に戻る際、覚悟しておいた方がいいこともあります。

以下のとおりです。

その①:人間関係の悩みは復活する
その②:時間の自由は激減する

その①:人間関係の悩みは復活する

その①:人間関係の悩みは復活する

人間関係ゆえにフリーランスになった方も多いでしょう。

しかしどんな事情であれ、会社員に戻れば100%合わない人がいます。

その人と毎日顔を合わせ、一緒に仕事をしなければなりません。

一時的な孤独感だけで会社員へ復帰するのは、やめたほうがいいです。

その②:時間の自由は激減する

その②:時間の自由は激減する

会社員になると、時間の自由は激減します。

具体的には、以下のような縛りが生じます。

  • 毎日、出勤・退勤しなければならない
  • 気分転換のため、中断して散歩もできない
  • 業務が早く終わっても帰ることはできない
  • 残業しなければならない時もある

フリーランスに比べて、自分のために使える時間は間違いなく減ります。

フリーランスが会社員に戻るための手段

フリーランスが会社員に戻るための手段

フリーランスが会社員に戻る手段として、以下が挙げられます。

その①:クライアントからのオファーに承諾する
その②:SNSを活用する
その③:転職エージェントを使う

その①:クライアントからのオファーに承諾する

その①:クライアントからのオファーに承諾する

フリーランス時代、仕事を依頼されていたクライアントからの

クライアント

ウチで正社員として働きませんか?

というオファーに、承諾するという手段です。

お互いに信頼関係もあり仕事内容もわかるため、スムーズな復帰の手段といえます。

しかし正社員となれば、間違いなく仕事は増えるでしょう。
興味のない仕事を投げられたり、雑用をする必要も出てきます。

これまでやってきた業務だけというわけにはいかないので、慎重になる必要があります。

その②:SNSを活用する

その②:SNSを活用する

いまや就職活動は、SNSで行われる時代です。
理由は企業にとって、以下のメリットがあるからです。

  • 採用活動にかかるコストの削減ができる
  • 求職者の日頃の発信内容から、人柄や性格を見極められる

また求職者側としても、企業のアカウントから新鮮な情報を得られます。

そのため、双方にとってメリットがあります。

このような背景から、実にさまざまな企業がアカウントを持っています。

その③:転職エージェントを使う

その③:転職エージェントを使う

フリーランスから会社員になる場合、転職エージェントを使うのもいいでしょう。

豊富な求人数の中から仕事を選べるうえ、専任のアドバイザーのサポートもつくからです。

エージェントの利用は、優良企業に出会える確率がもっとも高い手段といえます。
数ある転職エージェントのの中でも、とくにおすすめのものは以下です。

おすすめ転職エージェント
  • doda:豊富な求人数。急かされることなくマイペースに求人を探せる。

フリーランスが会社員に戻る際に必要な書類2つ

フリーランスが会社員に戻る際に必要な書類

フリーランスが会社員に戻る際、必要になる書類は主に以下2点です。

会社員に戻る時に必要な書類
  1. 個人事業の開業・廃業等届出書
  2. 所得税の青色申告の取りやめ届出書(※青色申告している方のみ)

どちらもインターネットからダウンロードできます。
記入したら最寄りの税務署に直接提出するか、郵送しましょう。

開業Freeeを使えば、インターネットからでも提出できます。

期限は、それぞれ以下のとおりです。

個人事業の開業・廃業等届出書

→会社員復帰が決定してから1か月以内

所得税の青色申告の取りやめ届出書

→青色申告を取りやめようとする年の翌年3月15日まで

まとめ

まとめ

以上、フリーランスが会社員に戻ることがどう思われるかについてご紹介しました。

内容をまとめると、以下のとおりです。

本記事のまとめ
  • フリーランスは実績次第で、企業からの印象は変わる。
  • 企業側はとくに、周りと強調できるかを心配している。
  • 復帰自体は問題なし。10年以内に会社員になるフリーランスが9割。
  • 会社員復帰には、人間関係や、自由時間の減少に対する覚悟が必要。

フリーランスをやめて会社員になることは、まったく問題ではありません。

ただ実績があれば企業側からの印象はよくなり、就活で有利になります。

しかし、そもそも「誰からどう思われるか」はコントロールできません。

会社員復帰の目的を明確にし、実績があってもなくても、臆することなく堂々と行動するのが大切です。

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