【すぐ真似できる!】頭がいい人は、物事をこう考える【考え方のコツ】

おれ、頭わるいなぁ。

頭いい人って、いいなぁ。

頭いい人は、頭の作りがそもそも違うんだろうなぁ。

自分も真似できるような、頭のいい人の考え方とかって、ないのかな。

といった悩みの方に向けて書きました。頭がいい人は、頭の作りが大きく異なるわけではありません。考え方にちょっとした違いがあるだけです。

この記事では頭がいい人が考える7つの考え方のコツを紹介しています。すぐに真似できるものが多いので、ぜひ明日から意識してみてください。

この記事を読むメリット
  • 頭がいい人の考え方のコツ、またはクセがわかります。
  • あまり小難しいものはないので、明日から意識し活かすことが出来ます。

出典:グロービス流 「あの人、頭がいい! 」と思われる「考え方」のコツ33|ダイヤモンド社

目次

ネットの情報を疑う

頭のいい人は、ネットで得た情報に対し「これは本当だろうか?」と調べるクセがあります。

出典がちゃんと書いてある情報、または国や政府関連が出している情報は、比較的信憑性は高いです。

しかし、「誰々がこう言った」というタイプの情報には少々注意が必要です。言った本人が事実を曲げていることもあるし、聞いた本人しか知りようがない情報だと、確認しようがないからです。特に”成功者のインタビュー”なんかは、割と美化されがちです(※これを知って、本ブログでも出典をちゃんと書くようにしました。)。

たとえ根拠を示しているものでも、誤った情報である可能性はゼロではありません。しかも、その誤った情報もツイッターなどで一瞬で拡散されるのが現代です。

なので日常的にテレビや新聞、信頼性のあるサイトから、バランスよく情報収集を行うことが大切です。そして、自分の頭で「本当だろうか?」と疑い、調べることが大切です。

前提を変えて考える

人間は暗黙の前提を置いて考える生き物です。

ダイソンの羽なし扇風機なんかがそうです。それまでの前提は「扇風機は、羽を回して風を作るもの」でした。

しかしダイソン株式会社は、その前提を変え、”羽のない扇風機”を発売しました。発売当時は信じられなかったですが、今では扇風機購入の際の選択肢として定着しています。

このように、これまでの前提や常識を変えて考えることができれば、差別化に繋がります。

そのために「若者、よそ者、バカ者」の意見に、真摯に耳を傾けることが大切です(”バカ者”は直接的で申し訳ない)。若者、よそ者、バカ者なりの意見を決して侮ってはいけません。思いがけない発想やアイデアの宝庫だからです。

筆者が10代の若者と話していた時、「なぜ多くの雑誌や本は縦書きなのか?特に文庫は縦書きばかりだ。」と言われたことがあります。「その方が読みやすいでしょ。」と私は答えたのですが、「自分たちはスマホで文章を読むことに慣れているから、横書きのほうがいいんだけど。」と答えてました。これは筆者のような50代には思いつかない発想です。

グロービス流 「あの人、頭がいい! 」と思われる「考え方」のコツ33

「そもそも、扇風機に羽って必要?」と前提を捨て、”そもそも思考”で自分に問いかけてみましょう。

視点を変えて考える

頭のいい人は、視点を変えて考えることが出来ます。

視点を変えるコツとしては、”表現の仕方を変える”ことです。例えば「まだ半分残っている」と、「もう半分終わった」では印象が違ってきますよね。

また下記のように、様々な物事を、少し視点を変えて見ることで、全く違った印象のものになります。

・サッカーとは、足でボールを蹴りながら、手で相手のユニフォームを引っ張り合う、紳士の国発祥のスポーツ。

・天気予報とは、「世の中に絶対はない」ことを教えるために、毎日発表する空模様。

・一身上の都合とは、会社を退職する際、本当の理由を言うと面倒なことになるから、考案された言葉。

・ダイエットとは、”飢え”という生物共通の病を克服した現代人の遊び。

・食べ放題とは、定額を支払い時間とノルマに追われながら食事を摂る胃袋への拷問。

悪魔の辞典| 遊泳舎

頭のいい人は、時と場合に合わせて表現の仕方を変えることが出来ます。つまり、視点を変えて考えることが出来ている、というわけです。

これが出来ると様々な場面で便利に伝えることが出来るし、またユーモアのある人になれます。普段目にしているものを、普段と違う視点で表現してみると、新たな発見があるかもしれません。

ゴールから逆算する

頭のいい人は何かに取り組む際、明確なゴール(目標)を定め、それに向かって一直線に向かいます。

一方そうでない人は、目的を達成するための”手段”に時間を使いがちです。

何事も一筋縄ではいきませんが、なるべく無駄を省いて最短で結果を出すには、ゴールを明確にし、かつゴールを見失わないようにすることが大切です。

これについては、以前も記事にしています。

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比較して考える

頭のいい人は、あらゆるものと比較します。例えば、

日本一の自動車メーカーのトヨタの時価総額は29兆円か、へぇー!

で終わりではなく、

じゃあ世界一の自動車メーカーの時価総額ってどんなもんなんだろう。テスラか、76兆円か!倍以上じゃないか。じゃあGAFAと比較するとどうだろう。アップルは266兆円、アマゾンが177兆円!桁が違うな。日本のトップ企業でも、世界と比べると、まだまだこれからって感じだな。

といった感じで比較対象を作ることで、トヨタの時価総額についてより深いところまで知ることが出来ます。

一つの事象でも、様々なものを比較することで、だんだん立体化出来てくるものです。

家電なんかを買う時かならず比較はすると思いますが、比較はそれ以外にも勉強だったり、様々なところで重宝します。

※ここで書いた時価総額は、2021年8月現在

確率で考える

頭のいい人は、確率と期待値をすぐに計算します。

自分にどのようなリターンが、どのくらいの確率で得られるか、ということです。実はこれ、下記のように、多くの人が無意識にやっていることでもあります。

洪水確率が40%の日に、傘を持っていくかいかないか。


傘を持っていった場合の効用(雨が降った場合は濡れずに済むが、降らない場合は無駄な荷物を持つことになる)

と、

傘を持っていかなかった場合の効用(雨が降ると濡れるもしくは、新しい傘を買う必要があるが、雨が降らなければ余計な荷物がない)


を自分なりに設定し、期待値を比較して意思決定しているのです。

グロービス流 「あの人、頭がいい! 」と思われる「考え方」のコツ33

自分にとっていかに高い期待値の出来事が、どのくらいの確率で起こるか、ということを計算し、最良の選択が出来る人は、スポーツやビジネス、その他の様々なシーンにおいて、良質なリターンを得ることが出来ています。

すぐにアウトプットする

頭がいい人は、アウトプットありきでインプットを行います。

そうでない人は、インプットを一生懸命に行い、アウトプットしません。

アウトプットすることは、自分の理解度を確認する上で、とてもいい方法になります。上手くアウトプット出来なければ課題が生まれますし、上手にアウトプットするためにどうするか、思考することにも繋がります。

そのためには、ブログとかYouTubeで発信する、人に教える、自分の頭以外の部分に出すという行動が重要になります。

インプット3割、アウトプット7割という言葉もあるように、アウトプット中心の学習にシフトすると、効率が一気に上がります。

疑問を放置しない

ある事柄について疑問に思っても、調べることまではしなかったり、スマホで検索して出てこなければ諦める、という人が大半ではないでしょうか。

頭のいい人は、疑問に思ったことを放置しません。疑問が生まれたらとことん検索し、なければ図書館などに足を運び参考となる本を探します。あくなき知識欲を持っていて、解決するまで気が済みません。

少しでも疑問が生まれたら、まずはすぐに検索してみる。それで求めている情報が見つからなければ、「どうしたらこの疑問を解決できるだろう」と考え、どこまでも行動に移してみることがおすすめです。

まとめ

  • ネット情報を疑う。”話7分程度”にとどめる。
  • 前提に縛られない。そもそも、そうである必要があるか?
  • 異なる視点を。表現を変えると視点が変わる。
  • ゴールから逆算。ゴールが明確でないと、効率は下がる。
  • 様々なものと比較する。比較によって物事が立体的になる。
  • 確率で考える。良質なリターンには、確率での計算が必須。
  • 何事もインプットはほどほどにして、アウトプット中心に。
  • 疑問に思ったら調べる。解決するまで諦めない。

以上、”頭がいい人は物事をこう考える”、でした。

明日から意識して生活すると、これまでとは違う新しい発見があるかもしれません。

ぜひ、出来るところから積極的に取り入れてみてください。おわりです。

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