文章が書けなさすぎて辛い
文章を書いたのに全く読まれなくて辛い
読まれる文章と、読まれない文章の違いはなに?
といったことでお悩みの方へ向けた記事になります。
- 文章が書けない原因、読まれない原因がわかります。
- 「読まれる文章」を書くためのコツや考え方がわかります。
- 仕事だけでなく、ブログやnoteを執筆するうえでも参考になります。
①現代では「基本的に文章は読まれない」と心得る
いきなり酷な話ですが、文章を書く方はみんな「読んでもらえる」と思いすぎです。
「基本的に文章は読まれない」。これを心得ましょう。
現代では動画や音声でのコンテンツが充実しています。そんな中でユーザーがわざわざ「文章」というコンテンツを選んでくれる可能性は低いのです。
とはいえ、文章は今後なくなっていくものではありません。文章で戦っていくためには「文章に興味がない人でも自然にクリックしちゃう」ような文章を書くことが求められます。
それに「基本的に読まれない」という意識をもって書くことができれば、きっと周りとの差別化を図れます。
②「他人ごと」ではなく「自分ごと」を書く
「みんなこういうの好きでしょ?」
「まぁ、誰かにとっては有益でしょ」
みたいな気持ちで書いた文章はたいてい読まれません。
それより「1人に刺さる文章」を意識して書きましょう。ニッチなユーザーに焦点を当てたほうが、結果的に多くの人に読んでもらえる可能性が上がります。
コツは「自分に刺さる文章」を書くこと。「自分が読者だったら、これは刺さるなぁ~。」と自画自賛してしまう文章を書くこと。
もしくは「たった1人の読者に向けて書く」。親友や兄弟など身近な誰かを「1人」想像し、ピンポイントでその人に向けて記事を書きましょう。
「虫めがねと太陽光で火をおこす実験」と同じ。光がぼんやりしてると火はつきませんが、光を一点集中させると火が付いて燃え広がりますよね。
このように文章も「1人」のターゲットに刺さると、結果として拡散される、というわけです。
③言いたいことは明確にする
ひとつの文章で、言いたいことは1つに絞る。これが基本です。
言いたいことが曖昧だったり、複数あったりする文章をたまに見かけます。それだと言うまでもなく、読む側は混乱します。混乱した結果、その地点で離脱されるのがオチです。
なので「いちばん言いたいことはなにか」を一つ明確にして、それを常に意識しながら執筆しましょう。
例えるなら、卓球ボールは重心がないので遠くまで飛びませんが、ゴルフボールはしっかり重心があるので遠くまで飛びます。
文章も同じで、重心(言いたいこと)がない文章は遠くまで飛びません。なので書くときは「この記事は結局、何が言いたいのかな?」と重心を意識しましょう。
④読みやすい文章の正体
読みやすい文章の正体は「読む速度と理解する速度が一致する文章」です。
読む速度に対して、内容が自然にスラスラと頭に入ってくるのが理想です。
読む速度に対して理解が追いつかないと、繰り返し読まなきゃいけませんよね。
しかし、理解するまで繰り返し読んでもらえることはほぼありません。理解が追いつかない地点ですぐ離脱されるのがオチです。
なので「漢字を連続させない」「一文一文を短く区切る」というテクニックが有効です。
漢字を連続させると、理解のスピードが落ちます。
漢字が連続していると感じたら言い回しを変えたり、ひらがなに直す等の対策をしましょう。
NG「一定時間経過後に有効期限切れとなる場合があります。」
OK「しばらく経つと、期限が切れてしまうことがあります。」
一文が長い文章だと、読者はもれなく「ちょっと何言ってるかわかんない」状態になります。
なので一文は短く区切ってシンプルにしましょう。すると圧倒的にわかりやすい文章に早変わりします。
NG
本契約は、コンテンツ、App (以下に定義)、その他の App 内サービス (以下、総称して「本コンテンツ」という) の購入、取得、使用許諾、レンタル、サブスクリプションに使えるお客様による Apple のサービス (以下「本サービス」といい、その例としては、利用できる地域において、App Store、Apple Arcade、Apple Books、Apple Fitness+、Apple Music、Apple News、Apple News+、Apple One、Apple Podcast、Apple Podcast のサブスクリプション、Apple TV、Apple TV+、Apple TV チャンネル、Game Center、iTunes などがあります) の利用に適用されます。
OK
本契約は、下記7つの利用に適用されます。
・コンテンツ
・App
・その他の App 内サービスの購入(※1)
・取得
・使用許諾
・レンタル
・サブスクリプションに使えるお客様による Apple のサービス(※2)
(※1)ここから先「本コンテンツ」と記載します。
(※2)ここから先「本サービス」と記載します。例として下記のサービスがあります。
App Store/Apple Arcade/Apple Books/Apple Fitness+/Apple Music/Apple News/Apple News+/Apple One/Apple Podcast/Apple Podcast のサブスクリプション/Apple TV/Apple TV+/Apple TV チャンネル/Game Center/iTunes
⑤書けない理由は、インプット不足
「文章を書けない」人は、インプットが不足しています。
なのでそんな人こそ、PCから離れて行動しましょう。
外に出て行動すると、何かと感性が刺激されます。それを文章に乗せることで、いい文章が生まれます。
例えるなら小学生の夏休みの日記。一日ずっと思考停止でYouTubeを見る子どもと、元気に外で遊ぶ子ども。日記を書かせた場合、後者のほうがネタの量が豊富で濃い内容の日記を書きます。
また実際、有名なブロガーやライター、著者の方々は、みんな文章を書くよりもアクティブに行動しています。
もっと行動して様々な経験をして、自分の感性を刺激しましょう。
その中で思ったことや感じたことをすぐにメモに残しましょう。そうすれば魅力的な文章を書けるようになります。
⑥話と一緒。文章も「短く」が大基本
文章は「短く」が常識です。
なので削れる所はひたすら削る。「1万字書いたら8000字削る」くらいの大胆さを持ちましょう。
- 「前置き」や「説明しなくていい部分」は削る。
- 「という」「といった」みたいな、ぜい肉ことばも削る。
- 「~だと思います」「~だと考えられます」じゃなくて「です」。
余計なぜい肉ことばを削ることで、筋肉質な文章に仕上がります。
「せっかく書いたのにもったいない」という気持ちも痛いほどわかりますが、いらぬ部分を残して結果的に読まれないと、それこそ「もったいない」です。
⑦意地悪な編集者になりきる
書くときはとことん無邪気に主観的に、ありのままのびのびと。
書き終わったら「意地悪な編集者」になりきって、とことん訂正しましょう。
ポイントは「意地悪」です。
「読んでるうちに飽きてくるな…」と思ったら、飽きないように訂正する。「これ、つまんねぇんじゃねぇの?」と思ったら、原因を突き詰めて訂正する。
このように性悪な視点で訂正すると、文章はおもしろいものに変わっていきます。
しかし書くときは、「意地悪」な思考ではいけません。100%手が止まってしまうからです。
「こんな文章考えられるなんて、俺すごいんじゃね?天才じゃね?」と褒めて、ありのままのびのびと書きましょう。
書くときはありのまま、訂正は意地悪に。
まとめ
- 「基本、文章は読まれない」を心得る。
- 万人に受けるものでなく、自分に刺さる記事を書く。
- 「これ、何が言いたい文章なんだろう?」を意識。
- 読む速度と理解する速度が一致する文章が理想。
- 書けないなら、インプットのためにPCから離れる。
- 文章は短く。とにかく「削る」。
- 書くときはありのまま。訂正は意地悪に。
以上「7つのコツで読まれる文章に早変わり!」でした。
文章はノウハウを読んだだけで上達するものではありません。ノウハウをもとに何度も書くことで、徐々に「読まれる文章」を書けるようになります。
優れたライティングスキルは、これからの時代も様々な場面で重宝します。ぜひコツを掴んで「読まれる文章」を生み出せるスキルを身に着けていきましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。