Web制作勉強中だけど、SNSでオワコンオワコン言われてて不安。
今後Web制作の仕事はなくなるのかな。
せっかく勉強したのに、時間とお金ムダだったかな。
このようなお悩みを持った方へ向けた記事になります。
先日このようなツイートをしました。
Web制作はオワコンオワコン言われてます
Web制作=コーディングと定義するなら、確かにコーディングオンリーの人は今後シンドイかも
なので「Web制作+a」で、ノーコード、デザイン、マーケティング、ライティング等の知見があると重宝されます
腰を軽くして、新たな知見をインプットするのが◎
今回はこれについて深堀りしていきます。
- 「Web制作をこれから始めるかどうか」の判断材料として参考になります。
- Web制作の今後のトレンドを理解でき、正しい努力ができるようになります。
本記事では「Web制作」=「コーディング+WordPress」と定義します。
Web制作はもうオワコンなのか。Web制作の今後【+aのスキルを】
結論ですが、Web制作はオワコンじゃありません。
まだ数年はなくならないので、むしろ前のめりで勉強すべきです。
しかし、これまでと同じやり方では稼ぎづらくなります。
そのため、新しい知識と組み合わせるのがベストです。
なお、この記事を書いている僕はWeb制作メインの現役フリーランスとして2年活動しています。
これまでクラウドソーシングや制作会社営業を経て、
- コーディング
- デザイン制作
- WordPress案件
などを多数手がけてきました。
そんな僕なり独自の視点で執筆しています。
Web制作を勉強中の方にとって、ひとつの参考になれば幸いです。
Web制作がオワコンじゃないと思う理由
Web制作がオワコンじゃないと思う理由は以下の3つです。
①WordPressのシェアは世界で40%以上だから
②けっこう前からオワコンオワコン言われてるから
③凝ったデザインには「まだ」コーディングが必要
それぞれ解説します。
①WordPressのシェアは世界で40%以上だから
こちらは聞いたことがある方も多いかと思います。
世界のWebサイトの40%は、WordPressで作られていると言われています。
参考サイトは下記です。
また以下のグラフは「世界中のWebサイト中、WordPressのシェアはどれくらいか」を表した推移です。
WordPressは毎年2.5%ほどのペースで増加しています。
そのうえ、2021年11月現在もなお増加を続けています。
それだけWordPressは世界的にも圧倒的なシェアを誇っています。
世界中のWebサイトの40%というのは、ものすごい数字です。
したがって近い将来でWeb制作の仕事がポンとなくなることは考えがたいです。
②けっこう前からオワコンオワコン言われてるから
Web制作は、実はけっこう前からオワコンオワコン言われています。
参考までに、2014年12月13日に公開されたホリエモンのYouTube動画があります。
以下、ご覧ください。
- 「もう儲からない」
- 「Web制作は誰でもできる時代になっている」
- 「言われたように作るだけではもうダメ」
- 「Web制作はやめた方が良いかも」
などのグサグサ来る言葉は、もうすでにこの頃から言われ続けています。
しかし、いまだに終わってないのが現状です。
クラウドソーシングなどで検索してみても、Web制作案件は普通にあります。
このような背景もあり、Web制作はオワコンオワコン言われながら、今後も残るでしょう。
③凝ったデザインには「まだ」コーディングが必要
凝ったデザインの再現には、「まだ」コーディングの知識は必要です。
ノーコードツールも使い方次第でデザイン性の高いサイトを作れます。
しかし「デザインの自由度」では、HTML・CSSでの制作に劣ります。
WordPressも2022年1月、バージョン5.9にてノーコードに近い機能を搭載しました。
しかしHTML・CSSの知識は完全に不要ではありません。
そのため、HTML・CSSの需要はまだ消えていません。
「ノーコードツールにより完全に仕事がなくなった」とはまだ言い難いです。
ただ今後、ノーコードツールがどの程度進化するかによります。
「ノーコードでできないことはない」ほど進化を遂げるかもしれません。
以前の記事、今後、コーディングはなくなる?←可能性は大ですも参考にどうぞ。
「作れるだけ」では今後は厳しいかも
これまではコーディング専門でも、ポジションを得ることができました。
LPなど制作の際、コードを書くしかなかったからです。
しかし今後、コーディング専門の人は淘汰されます。
「ノーコードツール」が次々と新しく出てきているからです。
これまではノーコードツールなんてありませんでした。
そのため仕事はあったし、稼げました。
しかしノーコードツールの登場・拡大により、オワコンがより現実的になっています。
要するに「コーダーいなくてもサイトが作れる」状況なのです。
ノーコードツールは、具体的に下記のようなサービスがあります。
- Shopify
- bubble
- STUDIO
- ペライチ
- WIX
この他にも、さまざまなサービスが日に日にリリースされているようです。
気になる方は「ノーコード webサイト おすすめ」などで検索してみてください。
なので今後は、Web制作+aでスキルを身につけた方がいいでしょう。
身につけるべきスキルは、次章にて紹介します。
Web制作+aで勉強したほうがいいこと
Web制作+aで勉強したほうがいいのは、下記の4つです。
①ノーコードツール
②マーケティング
③デザイン
④バックエンドの知識
それぞれご紹介します。
①ノーコードツール
現代ではさまざまなノーコードサービスが充実しています。
浅くてもいいので、最新のものには積極的に触れましょう。
IT業界は、変化が激しく、非常に早いです。
「とりあえず触ってみる」姿勢はもつことです。
好奇心旺盛な「新しいもの好き」はいつの時代も強いです。
②マーケティング
マーケティングのスキルはあって損はありません。
そもそもWeb制作の本質は、売上を伸ばすことだからです。
Web制作とかデザインは、売上を伸ばすための「手段」でしかありません。
マーケティングスキルは汎用性が高いです。
そのためWeb制作に限らず、さまざまなところで役に立ちます。
もちろんWeb制作との相性も抜群です。
クライアントを数字で喜ばせられるよう、身につけておきたいスキルです。
③デザイン
デザインも機械に代替されづらく、安定した需要がある仕事の代表格です。
デザインはプログラミングと違い絶対的な正解がありません。
「人の感性」によるところが大きい職業だからです。
実際クラウドソーシングのLP制作などの案件を見て、察している人も多いと思います。
結局、Web制作はデザインありきです。
「クライアントの思いを汲み取り、売上に繋がるデザインを生み出せるスキル」。
これはどこに行っても重宝します。
なのでデザインのスキルはぜひ、Web制作とともに身につけておきたいところです。
④バックエンドの知識
バックエンドエンジニアのスキルを勉強してみるのもひとつです。
- お客さんから見えない部分(サーバーとかデータベース)の部分のこと。
逆にフロントエンドのエンジニアが、お客さんから見える部分(Webサイトのデザインなど)を作る人です。
いわゆる「コーダー」もフロントエンドに分類されます。
バックエンドの知見も習得すれば、できる仕事の範囲がグッと広がります。
また、クライアントからの急な要望にも柔軟に対応できます。
また、活躍できるフィールドも広がります。
「フルスタックエンジニア(どっちもできる人)」として名乗れるメリットもあります。
Web制作とかけ合わせてもよし、バックエンドエンジニアとして仕事を探してもよし。
汎用性の高いスキルです。
ピンチはチャンス
これから衰退する分野なのに、そんなにたくさんスキルなんてつけれないよ。
と思う方もいるかもしれません。
しかし、「世間的にオワコンと言われている」=「自動的に競合は減る」ということです。
先日のツイートです。
ブログはオワコン
ウェブ制作はオワコンそう騒がれると「そっか…今から始めてもな…」となりますよね
でもそうなると、自動的に「競合」はどんどん減っていきますよね
なんでも捉え方ですね
「ピンチがチャンス」という言葉もあります。
- Web制作は稼げない
- もうオワコンでしょ
これは実際、Web制作で稼げてない人が発する言葉です。
その傍らで「Web制作で人一倍稼げている人」がいることも事実なのです。
誰を信じ、自分がどうするか
いろいろ書いてきましたが、人それぞれ思うことがあり、意見があります。
結局誰を信じ、自分がどう行動するかです。
Web制作オワコン説についてはさまざまな人が意見を述べています。
しかし、結局みんなポジショントークです。
僕を含めみんな「ポジションを確立するため、自分の意見を思い思いに述べている」だけに過ぎません。
誰がどんな意見を述べていても、最終的に決めるのはあなた自身です。
「あなた自身のためだけに書いているネット記事」なんてありません。
そのつもりで距離を置きつつ、ひとつの参考程度に情報を集めること。
そして、自分の頭で考えて行動することが大切です。
まとめ:挑戦に遅いも早いもない
記事の内容をまとめます。
- WordPressのシェアは現在進行系で拡大している
- 2014年くらいから、Web制作はオワコンと言われている
- 細かな凝ったデザインは、まだノーコードでは厳しい
- 作れるだけでなく、Web制作+何かのスキルをかけ合わせる
- オワコン=競合が減っている。なんでも捉え方
- 結局僕含めみんなポジショントーク。誰を信じて、自分がどうするか
Web制作のオワコン説については、「最終的に誰を信じ、自分がどうしたいか」です。
ただ、Web制作をこれから勉強するのは大いにありです。
かつ、現在勉強中の方も安心して勉強を続けるべきです。
僕自身もWeb制作の勉強を始めたのが2020年12月くらいでした。
その頃にはもうすでに色んな人がオワコンオワコン言ってました。
そのため、かなり不安になりながら勉強しました。
でも僕自身バックエンドより向いていたし、楽しかったので続けました。
結果、現在もWeb制作を仕事として続けてます。
挑戦に遅いということはありません。
まずは積極的に挑戦あるのみです。
結局続かなくても、失うものは少ないです。
焦ることなく、マイペースで無理なく学習しましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。