「言い方、気をつけろ」って先輩に言われた。
自分のものの言い方、あんまよくないかも?
やっぱり職場では、嫌われるよりは好かれたい。
今回はこのようなことでお悩みの方へ向けた記事です。
職場では時に、ものの言い方や頼み方で嫌われることがあります。気を付けていても、無意識で「損している」ことも。
この記事では「嫌われる人の言い方」として、実際に使いがちなNGフレーズを紹介します。また対策として「OKフレーズ」も書いてますので、是非参考にしてみて下さい。
出典:損する言い方 得する言い方|谷 厚志(著)|日本実業出版社
先輩へのNGフレーズ編
できません・できないです
否定の言葉は、思っている以上に相手に不安で嫌な印象を与えます。
ストレートに「できない」「分からない」じゃなくて、例え難しくても自分にできることを見つけて提案しましょう。
NG
「できません。」
「できないです。」
OK
「〇〇はできないですが、〇〇でしたらできます。」
大丈夫です。自分でやります。
周りに気を遣ってぜんぶ自分で抱え込み、その結果仕事が遅いとなると逆に迷惑です。
「本当に強いのは『助けて』を言える人」という言葉もあるくらいです。上手に人を頼りましょう。
NG
「大丈夫です。自分でやります。」
「なんとかします。」
OK
「お力を貸していただけませんか?」
「わからないので、教えて下さい。」
以後気をつけます。
怒られている時につい言いたくなる言葉。「この状況から早く逃れたい」という心境から、その場限りの言い方と捉えられてしまうことも。
相手の話を決してさえぎらずに最後の最後まで聞き、その話を理解したこと、そして具体的な今後の対策を伝えるといいでしょう。
NG
「以後、気をつけたいと思います。」
「再発防止に努めます。」
OK
「お話いただいたこと、よくわかりました。」
「よく理解できました。次回は〇〇~のように対策したいと思います。」
一応、気を付けてはいたんですけど。
言い訳や、自分を守るプライド言葉。これらは嫌われるうえ信用を失うことにも繋がります。
どんな場面でも言い訳せず、まずは自分の非を認めて謝罪する。その後、初めて「なぜそんな結果になったか」を話しましょう。「言い訳」と「理由」は別物です。
NG
「一応、気を付けてはいたんですけど。」
「最近、立て込んでバタバタしてまして。」
OK
「私の段取りがわるかったです。」
「きちんと準備ができていませんでした。」
すみませんでした…。 (と、落ちこむ様子を見せる)
叱る側は、落ち込んでほしくて叱るのではありません。あまりに悲しそうにしてると、叱る側も逆にイライラします。
辛いのは痛いほどわかりますが、ぐっとこらえて「感謝の言葉」を伝えましょう。「感謝」と「謝罪」を堂々と言葉にできる人は一流です。
NG
「すみませんでした……。」(と、落ちこむ様子を見せる)
「本当に、申し訳ございません……。」(と、涙ぐむ)
OK
「ご指摘いただき、ありがとうございました。」
「様々なことに気付くことができました。」
後輩へのNGフレーズ編
こんなの簡単だよ?
こういうマウントをとる言い方では、言われた側はもれなく反抗的な態度になってしまいます。
上から目線で押し付ける感じではなく「納得してもらうこと」「行動してもらうこと」を意識しましょう。
NG
「こんなの簡単じゃん。」
「なんでできないの?」
OK
「どのあたりで困ってる?」
「んじゃ〇〇を〇〇すれば、改善出来ると思うけど、どうかな?」
自分はそうは思わない
基本、否定の言葉はいい印象を与えません。
このような言い方になるのは「自分が正しい」という思い込みがあるから。良好な人間関係の構築に必要なのは「自分と違う考え方や価値観を受け入れ、尊重する姿勢」です。
NG
「自分はそうは思わない。その考えは邪道だ。」
「それは間違った考えだと思うよ。」
OK
「そんな考え方は思いつかなかった。」
「そういうふうに考える人もいるのか。」
よくやってるよ・中々やるじゃん
かなり上から目線な印象です。たとえ後輩でもこのご時世、気を付けたいもの。
褒めるのであれば、相手への敬意もプラスすること。
NG
「よくやってるよ。」
「中々やるじゃん。」
OK
「ほんとに助かるよ。」
「俺も〇〇くんを見習わないとね。」
ちなみに、褒めるのであれば「自分が受けた影響」も一緒に伝えるとGood。
「〇〇くんの挨拶、いつも明るくていいね」
↓
「〇〇くんの挨拶がいつも明るいおかげで、僕まで元気を貰っているよ」
同期へのNGフレーズ編
めんどくさい
ついつい言ってしまいがちな「めんどくさい」。決して気分のいい言葉ではありません。
しかし「楽な仕事」と「面倒な仕事」では、後者を選ぶほうが後で自分の貴重な経験になることが多いです。「めんどくさい」をもっとポジティブにとらえましょう。
NG
「めんどくさい。」
「やっても意味ない。」
OK
「逆にオイシイ体験かも。」
「あとでなんだかんだ役に立つさ。」
自分はいつも運がない・ツイてない
ネガティブな言葉は人の気持ちを暗くします。それだけでなく、ネガティブな事象にしか意識が向かなくなって、いい結果にも繋がりません。
「自分はいつも運がいい」と考えるだけで、毎日を上機嫌で過ごすことができます。辛くても、ネガティブな感情は表に出さない方が賢明です。「幸運は人が引き寄せてくれる」ものです。
NG
「自分はいつも運がない。」
「なんでいつも自分だけ」
OK
「自分はいつもツイてる。ラッキー!」
「いつか自分にもチャンスは来るよ。」
忙しい・疲れた
仕事を「やらされている」と思っていると、よく出てしまう言葉です。
しかし逆に、お客さんに喜んでもらえる仕事をしていると「疲れる」よりも「充実している」や「喜んでもらえて嬉しい。」といったポジティブな言い方が自然に出てくるものです。
NG
「忙しい。」
「疲れた。」
OK
「充実してる。」
「喜んでもらえて嬉しい。」
まとめ
以上、「職場で嫌われる人の『言い方』」でした。
当てはまるものもあったのではないでしょうか。
無意識で使う言葉や態度は、知らずしらずのうちに「損をしている」可能性もあります。
自分が発した言葉や態度を客観的に意識し、改善していきましょう。おわりです。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。