エンジニア転職のために資格を取りたいけど、資格って意味ないの?
「資格をアピールするとむしろ悪印象」とか本当?
とお悩みの方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
【転職にはIT資格は必要ない】
— モリ|フリーランスWebライター (@MockRoll) January 23, 2023
企業が欲しがるのは、技術力&コミュ力
この2つのアピールに効果的なのは、自作のポートフォリオ
資格はないよりマシだけど、大きなリターンは得られない
資格に使う時間を、ポートフォリオへ当てよう#駆け出しエンジニアと繋がりたい #プログラミング初学者
【転職にはIT資格は必要ない】
企業が欲しがるのは、技術力&コミュ力
この2つのアピールに効果的なのは、自作のポートフォリオ資格はないよりマシだけど、大きなリターンは得られない
資格に使う時間を、ポートフォリオへ当てよう
- 正しいエンジニア転職の対策がわかります。
- IT転職成功率を上げることができます。
エンジニア転職でIT資格は意味ない【アピールすべきは〇〇】
本記事で言いたいことは、以下のとおりです。
転職においてIT資格は意味ない。
アピールすべきは、「自作のポートフォリオ」。
「エンジニアとして未経験からIT業界に転職したい」。
このような場合、IT資格はあまり大きな効果をもたらしてくれません。
「実際に自分でコードを書いて作ったポートフォリオ」をアピールするほう、はるかに面接官に響きます。
転職においてIT資格が必要ない理由2つ
IT業界への転職において資格が必要ない理由は、主に以下の2点。
その①:IT業界では資格が役立つ場面が少ないから
その②:求められるのは技術力とコミュニケーション能力だから
その①:IT業界では資格が役立つ場面が少ないから
IT業界では、資格が役に立つ場面が少ないです。
IT業界やエンジニアは、「業務独占資格」が不要なためです。
業務独占資格とは、「資格がないとできない仕事を独占して行えるようになる資格」のこと。
たとえば労務士や電気工事士、医療従事者が挙げられます。
エンジニアはこういった資格がなくてもできるため、一般的に「資格はいらない」と言われます。
その②:求められるのは経験とコミュニケーション能力だから
面接時、ITエンジニアが求められるのは、資格ではありません。
「経験」と「コミュニケーション能力」です。
しかしIT未経験の場合、もちろん経験なんてありません。
そのため、それを「技術力」と「やる気」でカバーする必要があります。
その技術力とやる気をアピールするために効果が高いのは、ポートフォリオです。
資格はあくまで「ないよりはマシ」くらいに考えて差し支えありません。
IT資格をとったほうがいい人3選
転職においてIT資格は必要ないと前述しました。
しかし場合によっては以下のように、「IT資格をとったほうがいい方」もいます。
その①:資格取得で優遇される会社に務めている人
その②:資格保持が必須の会社を目指している人
その③:専門的な部分をより深く学習したい人
その①:資格取得で優遇される会社に務めている人
資格の取得で優遇される環境にいる方は、資格をとったほうがいいでしょう。
たとえば「資格保持者は収入○%アップ」のような具合です。
大手のIT企業や、SESなどに多い印象です。
「資格がもたらす自分へのリターンが大きい」と判断した場合は、資格に時間を費やすのもありでしょう。
その②:資格保持が必須の会社を目指している人
資格保持が必須の会社を目指している方も、もちろん資格をとらなければいけません。
ひとえにIT業界といっても、その種類はさまざまです。
たとえばインフラやプロジェクトマネージャー、コンサル系の求人だと、ごくたまに「〇〇資格保持者は優遇or必須」のような条件があります。
ただ上記は、ごくごく稀。
実際のエンジニア求人を見ていると、「実務経験」を求めている企業が9割以上を占めます。
その③:専門的な部分をより深く学習したい人
「専門的な部分をより深く学習したい」といった意識の高い方は、IT資格を取得するのもいいでしょう。
資格を取得すれば、「誰にも奪われない自分のステータス」になります。
所有欲も満たされるため、自分がレベルアップしたような感覚にもなるでしょう。
趣味や娯楽のような感覚で資格の勉強に励むことは、「素晴らしい」以外の何でもありません。
とはいえ資格の勉強は必ずしもムダではない
資格の勉強は、必ずしもムダではありません。
IT転職においても、「ないよりは有利」になることは間違いありません。
たとえばあなたが、とある企業の面接官だったとします。
おなじ大学を卒業している、同じような実力の応募者が2人いました。
しかし片方は資格をもっていて、片方は無資格。
この場合、「資格もってるってことは、ちゃんと勉強できるってことだな。資格もってるほうを採用しよう。」という気にならないでしょうか?
また資格取得に向けた勉強は、紛れもなく「知識」になります。
まったくの未経験からIT業界に転職する場合、「ITの基礎を叩き込む」という観点では有効です。
資格なしでもIT業界へ転職するための対策
資格がなくても、IT業界に転職することは十分に可能です。
そのための主な方法は、以下のとおりです。
その①:自作のポートフォリオを作ってアピールする
その②:高望みしない
その①:自作のポートフォリオを作ってアピールする
資格なしでIT業界へ転職するには、自作のポートフォリオがもっとも効果的。
自作のポートフォリオは、その人の「技術レベル」や「やる気」がはっきりわかるからです。
一般的にIT企業が求めているのは、
コードがきれいでなくとも、とりあえず自力でいろんな機能を幅広く実装できる人
です。
「資格で得られるようなゴリゴリの専門知識」ではないのです。
そのためネットにあるコードをコピペするのではなく、「自分でコードを書いて、自分の手で作ったポートフォリオ」をアピールしましょう。
そうすれば、どの部分に苦労したかも話せるため、面接官と会話できる可能性も高まります。
その②:高望みしない
資格なしでエンジニア転職するには、高望みをやめることです。
まったくの未経験でありながら、
Web系自社開発でないとイヤだ!
どうせIT企業を目指すならキラキラオフィスだよね!
といったように、いわゆる「高望み」をしている方も多く見受けられます。
理想を高くもつことはいいことなのですが、それだと再現性が下がることも事実です。
まったくの未経験の場合、まず「エンジニアとして企業で仕事する」という経験をすることが第一。
高望みはやめ、少しづつステップアップしていくことをおすすめします。
- リクルートエージェント:案件数・知名度はNo1。未経験に絞ってもIT求人は2万件超え。
- ウズカレIT:未経験からITエンジニアを目指す方の特化型就職サポートを提供。
- doda:使い勝手のよさに定評。案件数豊富で、IT求人も盛りだくさん。
まとめ
以上、転職においてIT資格は必要ない理由や、転職する際の対策をご紹介しました。
記事の内容をまとめると、以下のとおりです。
- 転職においてアピールすべきは、資格ではなく「自作のポートフォリオ」。
- IT業界では資格が役立つ場面が少なく、技術力やコミュニケーション能力が重視される。
- 資格取得で優遇される環境にいる方は、資格をとってもいいかも。
- とはいえ資格はムダではない。ないよりは多少有利になるし、知識にもなる。
- 面接では自作ポートフォリオをアピールし、高望みをやめること。
未経験からエンジニアとして転職するなら、資格に時間をかけるのは非効率といえます。
自分でコードを書いてポートフォリオを作ったほうが、技術力とやる気のアピールにおいて効果的だからです。
あとは高望みをやめ、泥臭く数を打つのが得策となります。
資格が必要かどうかをもう一度見極め、本当に必要なタスクに時間を割くようにしましょう。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。