プログラミングスクールの闇ってなに?
どんな闇?なにか対策はあるの?
と不安な方へ向けた記事になります。
先日のツイートです。
よくあるスクールの闇
— モリ|Web系フリーランス (@MockRoll) August 24, 2022
卒業後すぐ月収60万円はムリ
転職保証でキラキラ自社開発はムリ
転職成功率の母数は利用者の一部
転職できなきゃ返金は基本ウソ
とはいえスクールが全て悪ではない
運営会社が知名度あって
金額が妥当で
悪評の少ない
スクールを選ぶこと#駆け出しエンジニアと繋がりたい
よくあるスクールの闇
卒業後すぐ月収60万円はムリ
転職保証でキラキラ自社開発はムリ
転職成功率の母数は利用者の一部
転職できなきゃ返金は基本ウソとはいえスクールが全て悪ではない
運営会社が知名度あって
金額が妥当で
悪評の少ない
スクールを選ぶこと
- プログラミングスクールの闇がわかります。
- 現実と対策を事前に知ることで、失敗と後悔を避けられます。
【やばい現実】知っておくべきプログラミングスクールの闇とは?
世間では、プログラミングスクールは闇深いと言われています。
しかし具体的にどんな闇があるのかを網羅した記事が少ないため、本記事でまとめました。
プログラミングスクール検討の際、参考にしていただければと思います。
利用の前に知っておくべき!プログラミングスクールの闇7つ
プログラミングスクールの闇7つとは、以下です。
利用の前に、現実として知っておきましょう。
その①:広告で見る「未経験で月収100万」はかなり難しい
その②:転職保証を使っても理想の企業には行けない
その③:転職成功率◯%はだいたい盛っている
その④:「転職できなきゃ返金」は9割ウソ
その⑤:カリキュラムの内容がネットで調べればわかることばかり
その⑥:やたら高額なスクールが存在する
その⑦:無料のスクールには必ず裏がある
その①:広告で見る「未経験で月収100万」はかなり難しい
プログラミングスクールの広告で、よく以下のようなものを見かけます。
- 未経験でも3ヶ月で月収80万!!
- 初心者→年収1000万円のエンジニアへ。
しかしこれらは、かなり盛った広告です。
未経験から数ヶ月でそんなに簡単に稼げません。
職種にもよりますが、相場としては、
東京で5年エンジニア経験を積んで、年収650~800万円くらい
が妥当です。
その②:転職保証を使っても理想の企業には行けない
転職保証を使っても、理想の企業に行ける可能性は限りなく低いです。
スクール側は、提携を交わしている企業を優先して紹介するためです。
それどころか、基本的に提携企業以外を紹介することはありません。
スクールと提携を交わす企業は、小規模もしくは枯れた技術を使ってるケースが大半。
中にはメガベンチャーなどもありますが、ごく稀です。
少なくともキラキラオフィスの自社開発企業には行けません。
その③:転職成功率◯%はだいたい盛っている
プログラミングスクールの公式サイトにありがちな、転職成功率。
しかし、この数字はだいたい盛っています。
カウントの対象になるのは、スクール利用者全員の数ではありません。
カリキュラムを最後までやり抜き、指示どおり就活した人の数です。
※スクールによって多少異なります。
そのため、
- カリキュラムを最後までできず挫折した人
- スクールは卒業したけど就活は自分でやった人
はカウントしていないことが大半です。
スクール利用者全員をカウントすれば、転職成功率はもっと下がります。
その④:「転職できなきゃ返金」は9割ウソ
転職できない場合は全額返金!という広告もよく見ます。
しかしその返金に必要な条件は、かなり細かいです。
具体的には以下のようなものです。
- カリキュラムを期間内にすべて修了させた場合
- スクールが提示した最終課題もクリアしていた場合
- 転職支援を使ってなお、1社も内定が出なかった場合
- ◯営業日以内に返金の申請を済ませていた場合
これらはほんの一部です。
それに転職支援を使えば、スクール提携のどこかしらの企業から内定は出ます。
そうなれば、返金保証の対象外です。
スクールも商売です。
なんだかんだ返金とならないようロジックが組まれているものです。
その⑤:カリキュラムの内容がネットで調べればわかることばかり
ネットで調べればわかる内容をカリキュラムに盛り込むスクールもあります。
以前、以下のようなニュースがありました。
あるスクールが、プログラミング学習サービス「Progate」の内容をそのままカリキュラムに盛り込み炎上
現在では改善されているようです。
しかし現在でも無料スクールを中心に、似たようなものは存在します。
その⑥:やたら高額なスクールが存在する
以前、以下の料金システムのスクールが話題となりました。
スクール入会費は無料。
就職後、額面上の月収の10%を30ヶ月支払う。
上記の場合、仮に額面上で20万円の月収でも、トータルで60万円です。
後払いシステムでおトク感を出してるけど、トータルは高い。
このようなスクールもあるので、要注意です。
その⑦:無料のスクールには必ず裏がある
べらぼうに高いスクールがある中で、無料を謳うスクールもあります。
しかし無料のスクールは、だいたい裏があります。
裏とはどのようなものかというと、以下です。
- 提携企業に半強制的に入社を勧める
- その提携企業にブラック企業が多い
- なんだかんだ追加料金がある
- スクール講師のレベルがまるで大学生のバイト
- カリキュラム内容が薄っぺらい
タダより高いものはありません。
自分の財産を守るため、まず疑う姿勢をもちましょう。
プログラミングスクールの闇に騙されやすい人の特徴
プログラミングスクールの闇に騙されやすい人は以下です。
その①:完全受け身の教えてクン
その②:お金に余裕がないor貪欲な人
その①:完全受け身の教えてクン
完全受け身の教えてクンでは、スクールの闇に騙されます。
自分の頭で考えられず、スクールの商売に流される可能性があるためです。
スクールの転職支援使えば、転職できるんでしょ?
という考えは、すぐ捨てるべきです。
エンジニア転職するために、必要な努力はすべて自分でやりきる。
そういう覚悟がない限り、スクールの闇に飲まれるだけです。
その②:お金に余裕がないor貪欲な人
お金に余裕のない人、また貪欲な人も注意が必要です。
お金の誘惑に引っかかりやすいからです。
スクールの広告は以下のように、お金で釣るケースが多いです。
- 未経験でも3ヶ月で月収80万!!
- 初心者→年収1000万円のエンジニアへ。
お金がカツカツなら、スクールの利用はやめましょう。
スクール卒業だけで、月収80万円も稼げません。
闇深いプログラミングスクールに騙されないための対策
闇深いプログラミングスクールに騙されないための対策は以下です。
その①:まず目的を明確にする
その②:プログラミングを独学してみる
その③:スクールの適正相場をあらかじめ調べる
その④:運営会社の規模・知名度から選ぶ
その⑤:スクールの無料体験を利用する
その①:まず目的を明確にする
プログラミングによって何を成し遂げたいか、目的を決めましょう。
プログラミングはあくまで手段です。
最終的にどうなりたいかビジョンが見えていないと、スクールの闇に飲まれます。
以前の記事「目的」がないと、もれなくプログラミングスクールからカモられますでも紹介しています。
その②:プログラミングを独学してみる
闇深いスクールを避けるため、いったん学習サービスや動画で独学してみましょう。
意外とはかどり、そもそもスクールが必要ない、なんてこともあるからです。
その際も作りたいものなど、まずゴールを決めて取り組むことをおすすめします。
自分でやってみて「絶対ムリ」と判断したら、スクールを検討しましょう。
その③:スクールの適正相場をあらかじめ調べる
当たり前ですが、スクールの適正相場はあらかじめ調べておきましょう。
スクールによって異なりますが、おおよそ25~40万円が適正相場です。
これ以上となると、闇の可能性があります。
その④:運営会社の規模・知名度から選ぶ
プログラミングスクールの運営会社の規模・知名度は大事です。
聞いたことのない無名の企業よりは安心だからです。
知名度の高い企業は大きな看板を背負っています。
そのため、いい加減な内容を提供していることは少ない傾向です。
闇を避けるなら、まず運営会社は要チェックです。
その⑤:スクールの無料体験を利用する
スクールは基本的に、無料体験やカウンセリングを設けています。
これを利用しない手はありません。
実際に体験したり話を聞くことで、内容や雰囲気がわかります。
闇を避けるためにも、無料で使えるものは使ったほうがいいです。
とはいえ無料体験やカウンセリングは、スクール側にとって利益の一歩手前。
スクール側がもっとも気合を入れる瞬間だということを忘れずに。
優良のプログラミングスクールがあるのも事実
プログラミングスクールの闇についていろいろ記述しました。
しかしプログラミングスクールすべてが悪、といいたいわけではありません。
優良なプログラミングスクールが存在することも事実です。
闇の少ないスクールの条件として、
- 妥当な金額
- 運営会社の規模・知名度が高い
- 提携企業もブラック企業が少ない
- 悪評も少ない
これらを満たしているスクールは以下になります。
- TechAcademy:規模・知名度No1。転職保証はJava限定で32歳まで。
- TECH BOOST:挫折させないサポートが特徴。完全未経験向け。
- DMM WEBCAMP:かのDMMグループ。卒業後の即戦力にこだわる。
- ポテパンキャンプ:カリキュラムはWeb系、提携企業も自社開発がメイン。
まとめ
以上、プログラミングスクールの闇や対策についてまとめてきました。
記事を要約すると以下のとおりです。
- スクール卒業だけでは、大きく稼げない
- 転職保証でも、理想どおりの企業には行けない
- 返金制度は、基本ウソと考える
- 受け身でなく、自分で努力する姿勢が大事
- スクールは、相場や知名度から選ぶのが賢明
- 無料の体験やカウンセリングは使う
後で後悔しないよう、プログラミングスクールの闇を正しく理解のうえ、選んでほしいと思います。
1992年生まれ|2020年10月フリーランスとして独立|Web制作、SEOライティングを軸に活動中|接客→生産管理→システム開発会社→現在|モリブログ運営。Web制作、フリーランスジャンルを中心に更新中。PV数は年間14万人以上||温泉、旅行、甘いものが好き。